公開講座「視覚障害を考える」を開催しました 2015.8.18 参加者 16 名 教育関係者や福祉関係者、ご家族の方など視覚に障害がある方と日ごろ関わりがある 16 名の方が、視覚障害 について理解を深めたいという思いで参加していただきました。当日は、実際に見えないとはどういうことかを、 シミュレーション体験を通して考えていただきました。 ≪ワークショップの様子≫ ① テーブルオリエンテーション →定位の確認、テーブル上の探索方法、クロックポジションについ て説明がありました。自分の位置(基点)に、テーブル上の探索 技術を使い、テーブルに置かれたアイマスクを探す体験から実習 が始められました。 ② アイマスクをして食器を配置する。 →アイマスクをしてテーブ ル上に置かれた食器を自 分の前に配置している実 習の様子です。 自分で配置すると、比較 的イメージと一致しやす いようでしたが、依頼し て他者に置いてもらうと、 イメージとのずれが大きく、説明の難しさを体感されたようです。 ③ アイマスクをして水(お茶)をコップに注ぐ。 →視覚以外の感覚を活用して適量をコップに注ぐ方法について、グ ループ毎に討論したあと、実際に注いでみま した。いきなりドバーっと注ぐ人や、恐る恐 る注ぐ人など様々でした。体験の後の感想で は、視覚以外の感覚でコップに適量入ったこ とを確認するには、重さや温感、音の違いな どがあることが多くの方から意見として出 されました。 視覚以外の感覚の活用は可能ではあるが、練習を繰り返すことでコツをつかめると いう側面があることも実習を通して感じ取っていただけました。 参加者アンケートより ・普段何気なくやっている動作が、見えないことでこんなに大変だったんだということに気づかされました。 ・見えないことの難しさや大変さを知ったと同時に、可能性も強く感じました。 ・上手に伝えることとフィードバックの大切さを考えました。 ・体験をしてみてわかることがたくさんあった。ワークショップ形式は理解を進める上で有意義だと思います。 ・グループで活動することで、いろいろな意見や考え方を知ることもでき、充実した時間がもてた気がします。
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