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入所のご挨拶
弁護士 福井春菜
私は,司法修習期間中に当事務所の弁護士と接する機会が多数ありましたが,その際,当事務所の弁護士の熊本
で最も信頼される法的サービスを提供するという熱く堅い決意をうかがうとともに,企業向けセミナーや市と連携した消
費者問題への取り組み等積極的で幅広い活動を目にし,その姿勢に共感いたしました。
この度,ご縁あって入所がかない,皆様に対し責任感をもって法的サービスを提供できますよう,今後一層の研鑚に励
まなければならないと気を引き締めております。それと同時に,そのスタートラインに立つことができましたことを大変嬉
しく感じております。
”Think Global, Act Locally.”
私は,この言葉が好きです。
私は,県の立法・行政機関や農水省の実務に触れる機会があり,地域の発展がどのような活動に支えられているのか
を見てきました。その中で感じたことは,地域を発展させるのは,そこで日々働き生活しておられる皆様おひとりおひとり
だということです。そして,ひとつの活動が,場合によっては日本全国そして世界へと波及していく力を持っています。
熊本にいると,東京の会社や人やモノが実際以上に大きなものに見えがちです。確かに,東京にあって熊本にないも
のもあるのですが,私は,熊本にあるもの,熊本だからできることに非常に関心を持っております。そして,私は,熊本の
弁護士だからこそ熊本の皆様のニーズを的確に捉えられるはずである(捉えなくてはならない)と考えております。
法律は毎日のように変化していきます。常に知識をアップデートし,広い視野を持ちつつ,皆様のご依頼に真摯に全力
で対応してまいる所存です。皆様に法律の専門家として信頼して利用していただけるよう,日々精進してまいります。
分譲マンション所有者のための法律問題
弁護士 岡井将洋
1 第1回セミナー
第1回不動産セミナーでは,「賃貸借マンションオーナーのための法律問題」というテーマで,契約時の説明義
務を中心に講義を行いました。参加者から「このような場合はどうなるのか。」という質問もあり,判例の考え方
からすればどのような対応を取るべきか,といった議論も交わされました。
賃貸マンションについては,さらに第3回で賃貸借契約の特約条項に焦点をあてて,昨今の賃貸借契約の特約
にまつわる動静などを取り扱う予定です。
2 分譲マンションでの法的なトラブル
さて,第2回不動産セミナーでは,賃貸マンションから少し視点を変えて,分譲マンションの法的トラブルについ
て考えてみようと思います。
マンションが一般の不動産と大きく異なるのは,同一の建造物内に他の区分所有者が存在すること,それらの
人々が皆で共用部分を利用することです。区分所有法(「マンション法」とも言いますね。)では,その他の共用
部分の管理のために,管理組合を構成することになり,区分所有者は否応なしに管理組合の組合員となります。
実際にマンションの管理については,管理組合自ら行っている場合もありますが,管理会社に全部または一部
委託していることが多いと思われます。
分譲マンションでも,賃貸マンションと同様の近隣トラブルは生じますが,特有のトラブルといえば管理費等の
問題があります。
各区分所有者,管理費や修繕積立金などを負担することになりますが,これらの管理費等を滞納してしまう
オーナーも存在します。マンションの維持管理や,将来の修繕の為には,各区分所有者から管理費等を徴収す
ることが必要になります。
■ 弁護士 福井 春菜 ■
■ 略歴
熊本県立熊本高校卒業
熊本大学法学部卒業
早稲田大学法科大学院卒業
平成25年 最高裁判所第67期司法修習生
平成26年 弁護士登録(NO.50878)
管理費等は,法的には,先取特権という担保権が付された他の債権に優先して弁済してもらえる債権であり,
最終的には何らかの方法で回収できる可能性が高いものです。しかし,回収のためのコストや,マンション内と
いう狭いコミュニティでの問題でもあり,対応に苦慮する場合もあります。
実際の対応としては,最終的な法的手段を見据えながらも,滞納者と交渉したり,支払督促などの方法による
解決を図ったりするなど,段階的な対応が必要になるでしょう。
管理費等の回収のための手段,弁護士の関わり方などについて,第2回のセミナーでお話しできればと思って
おります。
退所のご挨拶
弁護士 新山奈津子
あけましておめでとうございます。
さて,私は平成24年12月の弁護士登録以来2年間,下山和也先生のもとでご指導を受けてまいりましたが,平成26年1
1月をもってアステル法律事務所を退所し,同年12月より,故郷である鹿児島県日置市において,独立開業することとな
りました。
鹿児島県日置市は人口約5万人を抱えながらも,法律事務所はなく,法的トラブルに対する相談窓口が十分といえない
状況にあります。今後は,アステル法律事務所で学んだことを活かしつつ,日々研鑽を重ね,地域の方々に適正かつ迅速
なリーガルサービスを提供していきたいと考えております。
在職中は皆様より格別のご厚情を賜りましたこと,心より感謝申し上げます。まだまだ未熟者ではございますが,様々な
事件に取り組ませていただく中で,弁護士として,また人間として,少しでも成長できたのではないかと考えております。こ
のたびの独立開業に至ったことは,ひとえに皆様方のお蔭であると深く感謝しております。
今後ともご愛顧お引立てを賜りますよう,何とぞ宜しくお願い申し上げます。
3 最後に,法律雑学を
「マンションの管理の適正化の推進に関する法律」によれば,「マンション」とは,「2以上の区分所有者が存す
る建物で人の居住の用に供する専有部分のあるもの並びにその敷地及び付属施設」をいいます。なので,単独
オーナーの賃貸マンションは,この法律上はマンションではないのですね。
THE ASTER TIMES
平成26年3月より,当事務所会議室にてセミナーを開催しています。
参加費は無料ですので,ご興味のある方は,ぜひお問い合わせください。
Contents
■ごあいさつ
■入所・退所あいさつ
■コラム
■セミナーのご案内
■事務局から
:新年のご挨拶
:入所のご挨拶
退所のご挨拶
:分譲マンション所有者のための法律問題
:第2回 実例から学ぶ!不動産法務セミナー
2015.01.vol.03
弁護士
弁護士
弁護士
弁護士
宮 﨑 耕 平
福 井 春 菜
新山奈津子
岡 井 将 洋
事務局一同
第2回 実例から学ぶ!不動産法務セミナー
日時
平成27年1月29日(木)18時30分~
≪分譲マンション所有者のための法律問題≫
前回のご案内から日程を変更しております。
※受付は18時10分~
不動産業の皆様が
抱えていらっしゃる法律問題に
会場
アステル法律事務所会議室
講師
弁護士 下山 和也
弁護士 岡井 将洋
参加申込・お問合先
対応できるように、法律実務の知識と
ノウハウをお伝えします。
096-352-0001(担当 立石)
新年のご挨拶
弁護士 宮﨑耕平
新年明けましておめでとうございます。
平成25年12月に移転開設しました当事務所は,昨年が事実上の開業初年度となりましたが,つつがなく1年を過
ごすことができました。移転前からの依頼者の皆様には事務所移転でご迷惑をおかけしたことをお詫びしますと共
に,依頼者・関係者の皆様の変わらぬご厚情を頂いたことに改めて感謝申し上げます。
さて,当事務所は,開設者である下山・宮﨑の両弁護士に新山奈津子弁護士の弁護士3名体制でスタートしまし
たが,昨年12月に新山弁護士は,郷里の鹿児島県日置市にて独立・開業(ひおき法律事務所)することになりまし
た。新山弁護士への皆様の変わらぬご支援をお願い申し上げます。
一方,昨年8月には岡井将洋弁護士,12月には福井春菜弁護士を迎えることにもなりました。岡井弁護士は既に
様々な分野で活躍している中での加入であり,福井弁護士は昨年12月に司法修習を終了した新進気鋭の弁護士
であり,良き法曹として,幅広い分野で研鑽を積む意欲に満ちています。この2名の弁護士への皆様のご支援もお
願い申し上げます。
ウニひつまぶし
さて,当事務所は,ご相談・ご依頼案件の業務に加え,昨年は,不動産法分野・債権回収・交通事故分野に関す
るセミナーの開催,ニュースレターの発行により当事務所からの情報発信にも取り組み始めました。当事務所の知
識・経験を皆様に還元する中で,当事務所の業務内容・弁護士を知って頂き,少しでも法律事務所の敷居が低くな
ればと思い始めたものです。
幸いにもご好評頂き,本年は,昨年以上にセミナー・ニュースレター等による情報発信に取り組みたいと考えてお
ります。
さっそく1月29日には,岡井弁護士を講師として不動産セミナーを開催しますので,ご興味のある方は是非,ご参
加頂くようお願いいたします。
海鮮丼
事務所の近くにある食事処。
新鮮な海鮮がたくさんあり,ランチメニューには
リーズナブルでボリュームのある海鮮丼が食
べられます。
最後になりますが,当事務所は弁護士4名体制となり,各弁護士が連携・切磋琢磨しながら,皆様の法的ニーズ
にお応えできるよう一層精進を重ねてまいりますので,本年もよろしくご指導・ご鞭撻のほどお願い申し上げます。
先日はここで,新山弁護士の送別会もしました。
写真右の「ウニひつまぶし」はおすすめです!
弁護士 下山和也 弁護士 宮﨑耕平
弁護士 岡井将洋 弁護士 福井春菜
事務局一同
本年もどうぞ
よろしくお願いいたします