通建連合 NDS労働組合 2015秋年末闘争方針

通建連合
NDS労働組合
2015秋年末闘争方針
【スローガン 】 安全安心な職場環境をめざすとともに、年末一時金の確保・諸課題の前進に向けて力を結集しよう!!
私たちを取り巻く情勢
NDSグループの取り組み
【経済情勢】10月の月例経済報告では、「景気は、このところ一部に弱さもみられるが、緩やかな回
復基調が続いている」とする一方、先行きについては中国をはじめとするアジア新興国等の景気が下
振れし、日本の景気を下押しするリスクがあることから、金融資本市場の変動が長期化した場合の影
響に留意する必要があるとしている。
★ NTT設備事業
フレッツ光開局工事 H27計画:2ビル(静岡、7月完了)
管理CP更改工事 10,600本(昨年比1,400本減)※H29完了
保守等(アクセス・ユーザ・所内JP) 売上45億(昨年比11億増)※H28.1完了
ネットワーク(所内)工事 売上14.8億(昨年実績と同じ計画)
設備110番 H27目標84,000件(昨年比1.5倍、上期実績約88%)
東海北陸エリア外での受注拡大 北海道エリア H27上期55百万円(前年31百万円)
★ モバイル設備事業
ドコモ・JMCIA 売上33億(昨年比2億増)
ドコモ 3.5GHz帯新基地局折衝、アオドオンセル工事対応(1.7GHz工程)、
JMCIA 地下鉄品質改善・名鉄ずい道工事、首都圏・関西圏での営業継続
SB、UQC、au等 売上27億(昨年比4億減)
ソフトバンク・ワイモバイル 工事量減少、リバースオークションによる単価切下げ→対策検討中
UQC 地下鉄 WiMAX2+工事ほぼ完了
au・UQC関連シンクロ発注の受注に向けた提案営業(東海・関東・関西・北陸)
★ 総合設備事業
公共民需系事業 公共施設設備、建物内線・音響、ETC・道路情報板・放送設備、
省エネ関連設備(太陽光発電設備工事、スマートメーター 等)
固定系通信設備事業 ctc、KDDI、SBT、ARTERIA、NCV 等
エンジニアリング系グループ会社 通信設備(同業他社工事・CATV設備)、土木工事、
★ ICT事業
電気設備工事 等
NDS ソリューション営業、ベースロード業務(業務受託・ストック型サービス)の拡大→利益確保
法人SOL 売上18.9億(昨年比1.2億減)※首都圏5.5億を含む
オフィスSOL 売上14.2億(昨年比0.1億減)※カスタマサービス8.5億を含む
ソフトウェア・AP開発事業 等 NDSインフォス 売上35.0億(昨年比4.2億増)
エヌサイト 売上 6.2億(昨年比1.2億増)
その他 東名通信工業 BMT NDSアイコス NDS.TS
★ビジネスサポート事業
NDSリース リース事業(機器リース・車両リース)、レンタル事業(器工具レンタル他)、
車両事業(メンテナンス、レンタル)、保険事業(保険代理店)
NDSソリューション FE事業(半導体・液晶製造装置保守)、
HS事業(人材派遣・アウトソーシング)、IT(システム開発、NW構築等)
★住宅不動産事業 分譲住宅・賃貸事業 NDSメンテ 住宅アフターサービス・リフォーム、ビル管理
【雇用情勢】8月の完全失業率は全体で3.4%、15~24歳層の完全失業率は5.6%となり、月
例経済報告では「雇用情勢は、改善傾向にある」としているものの、224万人もの完全失業者がい
ること、また、8月の有効求人倍率(季節調整値)は1.23倍と高水準に見えるものの、正社員有
効求人倍率(季節調整値)は0.76倍に過ぎず、求人統計を押し上げているのもパートなどの非正
規雇用であることなどから、依然として厳しい現状であると判断できる。
【政治情勢】9月11日「改正労働派遣法」が、また、同月19日「安全保障関連法」が可決成立した。
政府は、説明や国民の理解が不足しているとされる中、圧倒的な数の力を背景に成立させた。また、
10月7日、第3次安倍改造内閣が発足し、経済最優先で取り組むとともに、少子高齢化に歯止めを
かけ50年後も人口1億人を維持するとし、一億総活躍社会の実現に向けて、年内にも緊急に実施す
べき対策を取りまとめる方針を示した。政府の今後の動向には注視が必要であるが、「数の論理」や
働く者の犠牲の上に成長戦略を描くことは決して容認できるものではない。来年7月の第24回参議
院議員選挙は、今の政治情勢を変えるためにも極めて重要な選挙であると判断する。
【情報通信】固定電話市場は減少傾向にあり、携帯電話市場も成熟化する中、通信業界には新たな波が
続々と押し寄せており、格安スマホやSIMロック解除、異業種からのMVNO参入、光回線のサー
ビス卸の提供開始とそれに伴うNTTドコモとのセット割の開始に加え、来年度からの電力自由化、
再来年度以降のガス自由化も予定されており、業種を超えたサービス提供による競争激化が予想され
ている。このように様々なサービスが急速に高度化・多様化していることから、分野を超えて対応で
きる専門的な知識や技能を有する人材育成が求められている。
【情報サービス産業】企業のIT投資回復で市場規模が拡大傾向にあり、2012年度以降成長を続け、
2014年度の売上高は、3期連続で前年度を上回り、10兆7047億円となった。ICT活用の
広がりやクラウドコンピューティングの急速な進展など、社会における情報サービス産業の重要性は
年々高まっている。とりわけ、2016年1月から社会保障・税番号(マイナンバー)制度の開始が
予定されていることや地方公共団体におけるクラウド利用促進、医療・農業・教育・環境等の分野に
おけるIT化、さらには、セキュリティ対策も含め、情報システムの改修・整備への対応が活発化し
ている。一方、新たなビジネスモデルや大型案件が創出されることにより、人材不足傾向はより強く
なってきており、人材の確保・育成が喫緊の課題となっている。
2015秋闘の課題
1. 年末一時金の取り組み
具 体 的 要 求 月 数
1)年末一時金は組合員の生活を守る重要な課題であることから、懸命な努力を重ねている組
合員の期待に応えるべく、要求額確保に向け粘り強く徹底した交渉を展開することとする。
2)NDSにおいては、年間一時金方式により支給月数は確定済であり、支給額の確認を先行
して行うこととする。
3)NDS以外の各交渉単位における要求月数は、従来の考え方を踏襲したものとし、交渉す
る中で年間一時金方式の導入についても再度労使論議を進めることとする。
NDSインフォス
NDSリース
NDSネットワーク
豊橋NDS
三通建設工事
浜松通信施設
基本給×2.5ヶ月
基本給×2.5ヶ月
基本給×2.5ヶ月
基本給×2.5ヶ月
基本給×2.5ヶ月
基本給×2.5ヶ月
2.雇用安定と事業構造改革の取り組み
1)雇用と労働条件を守る立場から、情報通信産業における構造変化および投資構造の変化を的確に捉えつつ、新規事業を含めた事業領域の拡大
並びに事業展望等について明らかにし、組合員の生活や働きがいの維持・向上に繋げていくこととする。
2)今年度より開始された中期経営計画「チャレンジ-2018」の達成に向けた各種施策に対しては、中央労務協議会や窓口において情報開示
を求めるとともに積極的な意見提起を行い、雇用創出、安定確保の観点に立ち前向きな対応をしていくこととする。
3)NTT設備事業における各種業務の集約化や官公庁や民間からの受注拡大等に伴う各種課題については、中央労務協議会を中心に要員の配置
計画を含めた情報開示を求め、職場意見の反映や改善に向けた労使論議を強化することとする。
4)NDSにおいては、拡大窓口の開催を要請し、NTT事業本部・モバイルネット事業本部・電設事業本部・ISB本部・東京支社・関西支社
およびグループ会社における上期総括および今後の取り組みについて説明を受け質疑を交わすとともに、各種課題については会社動向を踏ま
え、今後の方向性を注視しつつ、労使論議を強化していくこととする。
5)NDS以外の交渉単位においては、窓口交渉を中心に中間決算状況や各種施策の推進状況についての説明を受け必要な意見提起を行うととも
に、既存事業や新規事業に関わる中長期的展望や採用計画についても情報開示を求めていくこととする。
6)各企業の情報については、「書記長会議」「拡大闘争委員会」並びに「グループ会社代表者会議」を開催する中で共有することとする。また、
各種会議体にあわせて各支部・分会の状況把握を行い、各種課題についての組織内論議を深め本部・支部・分会の連携を強化することとする。
3.安全労働確立に向けた取り組み
1)人身・設備・交通事故、情報漏洩を含め、すべての事故撲滅に向けた安全施策の徹底が図られるよう労使一体での取り組みを求めるとともに、
再発防止に向けより一層取り組みを強化することとし、具体的な施策については各級安全衛生委員会等において論議を深めることとする。
2)安全施策の論議においては、これまでの施策について総括し、現場に根ざした実効性のあるものとなるよう積極的な意見提起を行うとともに、
グループ会社や協力会社を含めた現場第一線への展開を徹底することとする。
3)通建連合・一斉安全休工日(11月14日)、NDS労組・統一安全行動(12月1日)については継続して取り組むこととする。また、書
記長会議についても例年通り開催し、各支部における安全の取り組み状況および本部との認識合わせを行うこととする。
4)働く仲間の心の不調の未然防止と活力ある職場づくりを目指し、メンタルヘルスに関するセミナーなどへの参加、「メンタルヘルス・マネジ
メント検定試験」に向けた学習を通して、職場内での役割に応じたメンタルヘルスケアに関する知識や対処方法を習得していくこととする。
通 建 連 合
N D S 労 働 組 合
ホ ー ム ペ ー ジ (
h t t p : / / w w w . n d s - u n i o n . i n f o /
)
4.ワーク・ライフ・バランスの実現に向けた取り組み
1)総労働時間短縮に向けた各種施策や勤務間インタ-バル規制導入については継続的な取り組み課題と位置付け、労働時間等設定改善委員会や
労働時間等改善推進委員会を中心に、点検活動や具体的な改善策を論議し、課題解決に向け取り組むこととする。
2)ノー残業デー(ふれあいの日)の実施状況や時間外労働の実態、振替休日も含めた休日取得の状況把握を行い、労務管理の徹底を求めるとと
もに職場意見の反映を図り、年間総労働時間引き下げに繋がる論議を交わすこととする。
3)情報労連「中期時短目標」の達成に向け、自組織に見合った目標設定や工程表を作成するなど、早期達成をめざし労使論議を進めることとす
る。NDS・インフォスにおいては、休日労働の上限回数規制について上期総括および下期の取り組みについて論議することとする。
4)「特別条項付き36協定」についてはすべての交渉単位で締結していることから、加算可能時間を1ヶ月45時間・1年360時間以内、最
高限度時間を1ヶ月75時間・1年720時間以内とする締結をめざし論議することとする。
5.組織拡大・強化に向けた取り組み
1)各種会議を効率良く開催し、意識合わせと各社の課題、グループ全体での課題など論議していくこととする。
2)支部闘争委員会等へは本部から積極的に参加し、情報共有と連帯強化および活性化に繋げることとする。
3)女性委員会を12月中旬に開催し、女性の視点に立った職場環境の改善や支部青年女性担当との連携、組織外との交流等も含めた今年度の活
動計画を検討することとする。
4)共済秋の加入促進にあわせ、グループ会社の加入者拡大に取り組むこととする。火災・自然災害共済および年金共済はもとより、総合共済の
みの加入となっている若年層を中心に、電通共済生協「医療・傷害<Myセーフティ>」および生命共済の新規加入をめざし、当該支部と連
携しながら取り組みを進めることとする。なお、きらら保険サービス「団体傷害保険・さぽーとくん」( 2016年9月末制度収束)につい
ては、保障空白期間を防止すべく周知徹底に取り組むこととする。
6.2016春季生活闘争に向けた取り組み
1)連合は、第14回定期大会において「デフレ脱却と個人所得の増加を通じた経済の好循環を定着させ、全員参加型社会の実現に向けた政策を
実行していかなければならない。持続可能な社会のためにも、底上げ・底支え、格差是正は喫緊の課題であり、この間、連合は賃上げによる
個人所得の増加を起点とする好循環の確立を訴え、社会的にも合意形成が図られつつある。これを軌道に乗せるためにも、2016春闘は、
引き続き賃上げを求める方向で検討を深めるとともに、非正規労働者の処遇改善、企業間や男女間の賃金格差への取り組みもさらに推進する
必要がある。」としている。
2)通建連合は、今後明らかとなる連合並びに情報労連の2016春闘方針を踏まえ、すべての労働者の賃金引上げに向けて検討を開始すること
としており、NDS労組においては、その動向を注視しつつ、交渉各社の賃金改善に対する会社の考え方を明らかにしていくこととする。
2015年度 福利厚生のご案内
闘いの進め方
1.
要求書提出及び回答指定日
・各企業への要求書は11月11日~13日を基本に団体交渉の中で提出し、回答指定
日は11月24日とする。なお、NDSに対しては11月6日に要請書を提出する。
・支部要求についても、中央本部要求書提出時期に合わせて提出することとする。
2.
闘争体制の確立
・11月6日より執行委員会を闘争委員会に切り替え、闘争体制を確立するとともに、
本部・支部・分会の連帯強化を図ることとする。
・スト権確立の一票投票は、一時金対象で全組合員の無記名投票とし、中央本部集約を
11月6日とする。
3.
具体的な進め方
・闘争における具体的な進め方については、節々における闘争委員会・拡大闘争委員会
において意志統一を図ることとする。
4.
情報体制の確立
・交渉状況等の闘争報告については、「闘争連絡」を原則毎日発出し、周知徹底を図る
こととする。
・ホームページの更新をタイムリーに行い、福利厚生の周知等も含め、スピーディーな
情報公開に努めることとする。
通 建 連 合
N D S 労 働 組 合
ホ ー ム ペ ー ジ (
① リフレッシュサポート
1年間の利用について申請可能!
利用日:
2015年9月1日~
2016年8月31日
(※これ以降は次年度へ)
② みかん狩り
開催場所は「三ケ日」を継続!
キャッシュバック方式を継続!!
利用日:
2015年10月31日~
2015年11月29日
③ その他
いちご狩りや潮干狩り(友の会、退職者の
会と合同開催)も企画中です!
2015秋年末闘争方針
行 所 通建連合 NDS労働組合
名古屋市中区上前津2-7-5
リースビル3F
発行責任者 薮﨑 兼一
編集責任者 松本 佳典
発
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