通建連合 NDS労働組合 2014秋季年末闘争方針 【スローガン 】 安心安全な職場環境を目指すとともに、年末一時金の確保・諸課題の前進に向け全力で取り組もう!! NDSグループの取り組み 私たちを取り巻く情勢 【経済情勢】 10月の月例経済報告では、景気の基調判断を「このところ弱さがみられるが、緩やかな 回復基調が続いている」としている。しかし、「3本の矢」を基本方針としたアベノミクスにより、一 部の投資家等に期待は抱かせたものの、世論調査において実感に繋がっていないとする回答が8割を超 える状況にある。また、本年4月に消費税が8%へと増税され、更には2015年10月に「経済状況 などを勘案して判断する」と言った考えのもと消費税10%への引き上げが予定されており、経済の好 循環どころか消費低迷も懸念される。 ★ NTT設備事業 フレッツ光開局工事 13局(昨年比13局減) 管理CP更改工事 11,400本(昨年比200本減) 保守等(アクセス・ユーザ・所内JP) 売上33.5億(昨年比6.2億増) ネットワーク(所内)工事 売上15.4億(昨年比2.7億減) 設備110番 H26目標52,440件(上期実績約63%) 【雇用情勢】 8月の完全失業率は、全体で3.5%、15~24歳層の完全失業率は5.4%となり、 月例経済報告では「雇用情勢は着実に改善している」としているものの、230万人もの完全失業者が いること、また、7月の有効求人倍率は1.1倍と高水準に見えるものの、正規社員の求人倍率に限れ ば0.68倍に過ぎず、求人統計を押し上げているのもパートなどの非正規雇用であることなどから、 依然として厳しい現状であると判断できる。 ★ モバイル設備事業 ドコモ 売上31億(昨年比4億減)、LTE拡大工事 SB社 PB対応・LTE拡大工事 および ワイモバイル社 基地局工事 関東・東海・北陸・関西エリア合計売上18.5億(昨年比30億減) UQ社 WiMAX2+工事 au 関東エリアLTE工事 移動通信基盤整備協会(JMCIA) 名古屋市営地下鉄品質改善コンサル・工事、名鉄ずい道対策工事、 名駅地下街MIMO化工事 【政治情勢】 9月29日に開会した臨時国会は「地方創生国会」「女性の活躍促進」をキーワードに、 安倍総理は「災害に強い国づくり」「復興の加速化」「地方創生」「地球儀を俯瞰する外交」「成長戦 略の実行」を進めるとしている。さらに、先の通常国会で廃案となった労働者派遣法改正案をほぼ同内 容で再提出しており、圧倒的な数の力を背景に成立させようとしている。また、労働者保護ルールの改 悪に向けた議論も開始されるなど、働く者の犠牲の上に成長戦略を描くことは決して容認できるもので はない。来春の第18回統一地方選挙・2016年の第24回参議院議員選挙は、今の政治情勢を変え るためにも極めて重要な選挙であると判断する。 【情報通信】 固定通信関連工事は減少傾向となる一方、通信設備工事において、震災復興事業の進捗や モバイル分野における設備競争の進展、2020年開催の東京五輪を見据えた通信設備の高度化等への 対応が見込まれることから、工事稼働の増大や人材不足等が想定される。NTTより光コラボレーショ ンモデル(サービス卸)が発表され、光回線を中心とする様々なサービスの融合が検討されていること や、保守業務の動向など、多様なサービスや業務への対応に向け、専門的な知識や技能を有する人材育 成が求められている。 【情報サービス産業】 2014年度の全産業におけるソフトウェア投資額は前年度比1.5%増で計画 されている。企業における情報システムの位置づけは、グローバル展開支援など企業活動にとって重要 な経営インフラへと変化し、企業の競争力を高める戦略的なソフトウェア投資需要は益々高まっている。 また、2016年1月の社会保障・税番号(マイナンバー)制度の利用開始に向け、システム開発・改 修等の需要が高まると見込まれており、情報サービス企業における人材不足感が高まっている。 ★ 総合設備事業 電設 公共・民需系事業(電気設備、ITS設備、省エネルギー関連設備工事) CE 固定通信設備事業(ctc、KDDI、SBT、ARTERIA 等) エンジニアリング系グループ会社 通信設備工事(同業他社工事、土木・電力・弱電・ CATV設備) ★ ICT事業 法人 名古屋駅前再開発案件受注、テーマパーク再開発案件受注、斎場システム構築保守 首都圏 データセンタ構築保守、衆参議院NW・サーバ構築保守、SONET・FNETS オフィス ビジネスホン更改・周辺機器販売・保守・NTT東西光化サポート受託 成長ビジネス営業強化チーム(事業部横断) 文教/介護/画像・映像ソリューション ソフトウェア・AP開発事業 等 インフォス 売上34.4億 エヌサイト 売上7.0億 その他 東名通信工業 BMT アイコス NDS.TS ★ビジネスサポート事業 リース 車両、器工具、保険 ソリューション FE、BS、IT ★住宅不動産事業 分譲住宅(ナディス)販売 メンテ 住宅アフターサービス・リフォーム 2014秋闘の課題 1. 年末一時金の取り組み 1)年末一時金は組合員の生活を守る重要な課題であることから、懸命な努力を重ねている 組合員の期待に応えるべく、要求額確保に向け粘り強く徹底した交渉を展開する。 2)NDSにおいては、年間一時金方式により支給月数は確定済であり、支給額の確認を 先行して行うこととする。 3)NDS以外の各交渉単位における要求月数は、従来の考え方を踏襲したものとする。 また、年間一時金方式の導入についても再度労使論議を進めることとする。 具 体 的 要 NDSインフォス NDSリース 豊橋NDS 三通建設工事 浜松通信施設 NDSネットワーク 求 月 数 基本給×2.5ヶ月 基本給×2.5ヶ月 基本給×2.5ヶ月 基本給×2.5ヶ月 基本給×2.5ヶ月 基本給×2.5ヶ月 2.雇用確保と事業構造改革の取り組み 1)雇用と労働条件を守る立場から、情報通信産業における構造変化および投資構造の変化を的確に捉えつつ、新規事業を含めた事業領域の拡大 並びに事業展望等について明らかにし、組合員の生活や働きがいの維持・向上に繋げていくこととする。 2)多様化する社員組合員の業務形態や出向・派遣・赴任など事業構造改革に伴った各種課題については、窓口や労務協議会を中心に職場意見の 反映や改善に向けた労使論議を強化していくこととする。 3)次期中期経営計画「チャレンジ-2018」の策定に向けた各種プロジェクトに対しては、中央労務協議会等において情報開示を求めるとと もに積極的な意見提起を行い、雇用創出・安定確保の観点に立ち前向きな対応をしていくこととする。 4)NDSにおいては、拡大窓口を開催し、NTT事業本部・モバイルネット事業本部・電設事業本部・ISB本部・東京支社・関西支社および グループ会社における上期総括および今後の取り組みについて説明を受け質疑を交わすとともに、各種課題については会社動向を踏まえ今後 の方向性を注視しつつ、職場意見を反映させ、改善に向けた労使論議を強化していくこととする。 5)NDS以外の交渉単位においては、窓口交渉を中心に中間決算状況や各種施策の推進状況についての説明を受け必要な意見提起を行う。また、 既存事業や新規事業に関わる中長期的展望や採用計画・人員配置についても情報開示を求めていくこととする。 6)会社からの提供情報等については、「書記長会議」、「拡大闘争委員会」並びに「グループ会社代表者会議」等を開催する中で共有すること とする。また、各種会議体に合わせて、各支部の状況把握を行い、各種課題などについて論議し、本部と各支部間の連携を強めることとする。 3.労働安全衛生確立の取り組み 1)アクセス保守協業や所内ジャンパ業務など様々な事業構造で業務を実施していることから、協力会社も含めたすべての働く仲間の安全意識を 向上させるため、労使一体での取り組みを求めていくこととし、新たな問題が発生した場合には中央労務協議会等の開催を随時要請し、問題 解決に向け積極的に取り組むこととする。 2)交通事故を含めたすべての事故撲滅に向けた実効性のある安全施策の徹底が図られるよう取り組むこととし、各級安全衛生委員会等において 論議を深めることとします。 3)通建連合・一斉安全休工日(11月8日)、NDS労組・統一安全行動(12月1日)は継続して取り組むこととする。また、書記長会議に ついても例年通り開催し、各支部における安全の取り組み状況および本部との認識合わせを行うこととする。 4)働く仲間の心の不調の未然防止と活力ある職場づくりを目指し、メンタルヘルスに関するセミナーなどへの参加、「メンタルヘルス・マネジ メント検定試験」に向けた学習を通して、職場内での役割に応じたメンタルヘルスケアに関する知識や対処方法を習得していくこととする。 通 建 連 合 N D S 労 働 組 合 ホ ー ム ペ ー ジ ( h t t p : / / w w w . n d s - u n i o n . i n f o / ) 4.ワーク・ライフ・バランス実現の取り組み 1)総労働時間短縮に向けた各種施策や「勤務間インタ-バル規制」導入については、継続的な取り組み課題とし、労働時間等設定改善委員会や 労働時間等改善推進委員会を中心に、点検活動や具体的な改善策を論議し、課題解決に向け取り組むこととする。 2)ノー残業デー(ふれあいの日)の実施状況や時間外労働の実態、振替休日も含めた休日取得の状況把握を行い、労務管理の徹底を求めるとと もに職場意見の反映を図り、年間総労働時間引き下げに繋がる論議を交わすこととする。 3)新たな情報労連・中期時短目標の最低到達目標実現に向け、目標設定や工程表を作成するなど、早期達成を目指した論議を進めることとする。 4)長時間労働に一定の歯止めをかけることを目的とした「特別条項付き36協定」について、未締結である三通建設工事においては現状把握を 行い、締結に向けた論議を進めることとする。なお、締結済みの交渉単位においては、加算可能時間を1ヶ月45時間・1年360時間以内、 最高限度時間を1ヶ月75時間・1年720時間以内とする締結を目指して論議を進めることとする。 5.組織拡大・強化に向けた取り組み 1)各種会議を効率良く開催し、意識合わせと各社の課題、グループ全体での課題など論議していくこととする。 2)支部闘争委員会等へは本部から積極的に参加し、情報共有と連帯強化および活性化に繋げることとする。 3)女性委員会を12月上旬に開催し、女性の視点に立った職場環境の改善やレクリエーション企画等も含めた今年度の活動計画を検討する。 4)共済秋の加入促進にあわせ、相互扶助活動を中心に進めてきたグループ会社の加入者拡大に取り組むこととする。特に、台風や竜巻、巨大 地震などの被害を想定した火災・自然災害共済やワンストップで充実した保障を目指す電通共済生協「医療・傷害<Myセーフティ>」 、 若年層に対する生命共済・マイカー共済に重点を置き、当該支部と連携しながら加入者拡大の取り組みを進めることとする。 6.2015春季生活闘争に向けた取り組み 1)古賀連合会長は、2014春闘においてすべての組合が月例賃金の引き上げにこだわった取り組みにより賃金水準を引き上げたことは大きい としながらも、賃金格差の是正は道半ばであることから、2015春闘においては、経済の好循環のためにも月例賃金の継続的かつ安定的な 上昇が不可欠であり、非正規労働者等の「底上げ、底支え」「格差是正」をより一層重視した取り組みが必要であり、ワーク・ライフ・バラ ンス社会の実現に向けて、こだわりを持ち総労働時間の縮減に向けた取り組みを加速しなければならないとしている。 2)通建連合は、2015春闘に向け、すべての労働者の賃金引上げに向けて検討を開始することとしており、NDS労組においても交渉各社の 賃金改善に対する会社の考え方を明らかにしていくこととする。 闘いの進め方 2014年度 福利厚生のご案内 1. ① リフレッシュサポート 1年間の利用について申請可能! 利用日: 2014年9月1日~ 2015年8月31日 (※これ以降は次年度へ) 要求書提出及び回答指定日 ・各企業への要求書は11月11日~14日を基本に団体交渉の中で提出し、 回答指定日は11月26日とします。 ・支部要求についても、中央本部要求書提出時期に合わせて提出することとします。 2. 闘争体制の確立 ・11月7日より執行委員会を闘争委員会に切り替え、闘争体制を確立するとともに、 本部・支部・分会の連帯強化を図ることとします。 ・スト権確立の一票投票は、一時金対象で全組合員の無記名投票とし、中央本部集約を 11月7日とします。 3. 具体的な進め方 ・闘争における具体的な進め方については、節々における闘争委員会・拡大闘争委員会 において意志統一を図ることとします。 4. ② みかん狩り 開催場所を「三ケ日」に変更! キャッシュバック方式を継続!! 利用日: 2014年11月1日~ 2014年11月30日 ③ その他 いちご狩りや青空交流会(友の会、退職 者の会と合同開催)も企画中です! 2014秋季年末闘争方針 情報体制の確立 ・交渉状況等の闘争報告については、「闘争連絡」を原則毎日発出し、周知徹底を図る こととします。 ・ホームページの更新をタイムリーに行い、スピーディーな情報公開に努めることと します。 通 建 連 合 N D S 労 働 組 合 ホ ー ム ペ ー ジ ( 発 行 所 通建連合 NDS労働組合 名古屋市中区上前津2-7-5 リースビル3F 発行責任者 薮﨑 兼一 編集責任者 松本 佳典 h t t p : / / w w w . n d s - u n i o n . i n f o / )
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