ネットワーク設定 ネットワーク設定 利用している PC の IP アドレスなど、ネットワークの設定がどのようになっているかを確認するに は、以下のようにする。 まず始めに、下図に示す コマンド プロンプト と呼ばれるウインドウを開く(実際に表示されるも のは黒地に白文字となっているが、ここでは反転させている。以下同様)。Windows 7 の場合は、 スタートボタンから すべてのプログラム を指定し、表示されるメニューの中にある アクセサリ をク リックする。これでアクセサリに含まれる項目が更に表示されるようになり、この中に コマンド プロン プト というものがある。これをクリックすればよい。 Windows 8(8.1)の場合は、すべてのアプリを表示させると Windows システム ツール という カテゴリがあり、その中に コマンド プロンプト がある。Windows 10 では、スタートメニューで す べてのアプリ を指定し、現れたメニューの中にある Windows システム ツール の中に コマンド プロンプト がある、とネットで調べたら出ていたが、私の PC では見つからなかった。この場合は、ス タートボタンの右側にある Web と Windows を検索 という部分をクリックし、cmd と入力すると コマ ンド プロンプト あるいは Command Prompt と表示されるので、これをクリックすればよい。 ここでちょっとコマンド プロンプトについて説明しておこう。コマンド プロンプトでは、適当なコマ ンド(命令)を文字で入力すると、それが実行されるのだが、このスタイルは実は、Windows が使わ れる以前に PC の一般的な OS であった MS-DOS(Microsoft Disc Operation System)で使わ れていたスタイルである。つまり、以前の PC ではコマンド プロンプトのウインドウのなかに表示され るものが画面に表示され(この当時はまだウインドウという概念はない)、そこで行いたいコマンドを 文字として入力するという使い方をした。例えば、何らかのアプリケーション・ソフトを利用したいとき には、そのアプリケーション・ソフトの名称(厳密にはそのアプリケーション・ソフトの本体が入ってい るファイルのファイル名)を入力して起動させていた。このように、文字の入力によりコンピュータを 操作する方法は CUI(Character User Interface)と呼ばれ、現在のようにアイコン等をマウスでク リックするなどの操作法を GUI (Graphical User Interface)と呼んでいる。 また、コマンド プロンプトの 1 行目には、上図(Windows 7 の場合)では Version 6.1.…と表示 されている。これが Windows 8.1 では Version 6.3.…、Windows 10 では Version 10.0.…とな っている(次ページの図、参照)。これが Windows 本来のバージョン番号で、Windows Vista の バージョンが 6 であったことから、その次ということで Windows 7 という名称となったが、実際のバ ージョンは 6.1、これはバージョン 6 からのマイナーチェンジ版という意味である。Windows 8、8.1 もそれぞれのバージョン番号は 6.2、6.3 とマイナーチェンジに過ぎないことが分かる。Windows 10 になって、この辺を改め Version 10.0 とした(ただし、そんなに大きく変わったかどうかは?)。 さて、その PC のネットワークの設定を見るには、コマンド プロンプトから ipconfig /all と入力する。これで以下のような表示となる(これは Windows 10 が動いている PC のもので、1 行 目のバージョンが 10.0 となっている)。 これは MAC アドレスのこと DHCP を利用している IPv6 のアドレスも割り振ら れている これが IPv4 のアドレス DHCP サーバから IP アドレスを取得し た日時と有効期限 これらのアドレスは 実は BB ルータの アドレス 以下、省略。Tunnel adapter というのは IPv6 の方の機能で、 IPv6 と IPv4 が混在する環境で使われるもの。 コマンド プロンプト を終了するには、exit と入力する(終了ボタンで終了させても、特に問題は 無い)。
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