2015.06.24 コンピュータ数学 MATLAB・Scilab の使い方(参考資料) MATLAB の起動方法(3C113 の学生対象.iMac を使用.) 1 1.1 起動方法 1. 画面下の「Finder」をクリックします. これをクリックする 図1 デスクトップ下部の Dock の内部. 2. 出てきたウィンドウの左側にある「アプリケーション」を選択し,ウィンドウ右側のアイコン一覧の 「MATLAB R2013b」をダブルクリックします. 「アプリケーション」 をクリックする 図 2 Finder ウィンドウの左側. 1.2 図 3 MATLAB R2013b のアイコン. MATLAB の画面 MATLAB を起動すると,図 4 のような画面が現れます.初期設定では,MATLAB のウィンドウは「カ レントフォルダ」, 「コマンドウィンドウ」, 「ワークスペース」, 「コマンドヒストリー」の 4 つのスペースに区 切られています. • カレントフォルダ: このスペースには,現在指定されているフォルダのファイル一覧が表示されます. • コマンドウィンドウ: このスペースに実行したいコマンドを入力して,計算を行います.計算結果もこのスペースに表示され ます.また,このウィンドウで矢印キーの ↑ を押すと,これまで実行したコマンドが表示されます.今 まで実行したコマンドを再入力する手間を省くことができます. • ワークスペース: このスペースには,これまでの計算で使用した変数や配列の一覧が表示されます.行列の行数・列数 や,変数の型もここで確認できます. • コマンドヒストリー: このスペースには,コマンドウィンドウに入力したコマンドの履歴が表示されます.この履歴を利用す ると,これまで実行したコマンドを簡単に再実行することができます. 1 ワーク スペース カレント フォルダ コマンドウィンドウ コマンド ヒストリー 図 4 MATLAB のウィンドウ. 1.3 MATLAB を終了するには? MATLAB を終了するには, • 画面左上の「MATLAB」→「MATLAB の終了」をクリックする. • コマンドウィンドウで「quit」と入力する. • ウィンドウ左上の赤いボタンをクリックする. のいずれかを実行します. 2 Scilab の起動(3C206 の学生対象.Windows を使用.) 2 2.1 起動方法 1. 画面左下の Windows のアイコンをクリックします. これをクリックする 図5 デスクトップ左下のアイコン. 2. 下記のスタート画面に切り替わりますので,画面左下の矢印をクリックして下さい. これをクリックする 図6 スタート画面. 3. インストールされているアプリケーション一覧が表示されますので,その中から「scilab-5.4.1 (64 bit)」 を選択して下さい. 図 7 scilab-5.4.1. 2.2 Scilab の画面 Scilab を起動すると,図 8 のような画面が現れます.初期設定では,Scilab のウィンドウは「ファイルブ ラウザ」 , 「コンソール」,「変数ブラウザ」,「コマンド履歴」の 4 つのスペースに区切られています. • ファイルブラウザ: このスペースには,現在指定されているフォルダのファイル一覧が表示されます. • コンソール: このスペースに実行したいコマンドを入力して,計算を行います.計算結果もこのスペースに表示され ます.また,このウィンドウで矢印キーの ↑ を押すと,これまで実行したコマンドが表示されます.今 まで実行したコマンドを再入力する手間を省くことができます. 3 図 8 Scilab のウィンドウ. • 変数ブラウザ: このスペースには,これまでの計算で使用した変数や配列の一覧が表示されます.行列の行数・列数 や,変数の型もここで確認できます. • コマンド履歴: このスペースには,コマンドウィンドウに入力したコマンドの履歴が表示されます.この履歴を利用す ると,これまで実行したコマンドを簡単に再実行することができます. 2.3 Scilab を終了するには? Scilab を終了するには, • 画面左上の「ファイル」→「終了」をクリックする. • コマンドウィンドウで「quit」と入力する. • ウィンドウ右上の赤いボタンをクリックする. のいずれかを実行します. 4 MATLAB・Scilab を使ってみよう 3 数列の和の計算 3.1 例1 s= n ∑ k = 1 + 2 + ··· + n k=1 を計算するには,以下のように実行します. ¶ MATLAB・Scilab コード ³ s = 0; % n をいろいろ変更して試してみましょう. n = 20; for k=1:n s = s + k; end s µ ´ 例2 s= n ∑ k 2 = 12 + 22 + · · · + n2 k=1 ¶ MATLAB・Scilab コード ³ s = 0; n = 20; % n をいろいろ変更して試してみましょう. for k=1:n s = s + k^2; end s µ ´ 5 数列の計算 3.2 上記の例では数列の和を計算しました.今度は数列の計算をしてみましょう.数列の和は 1 つの値になるの で,s という変数を 1 つ用意すれば大丈夫でしたが,数列は複数の値を覚えておく必要があります.ここでは MATLAB の配列を使用して,数列を保存します. 例1 以下の数列を計算しなさい.n は適当に設定しなさい. a1 = 1, ak = 2ak−1 + 3, (k = 2, 3, . . . , n). ¶ MATLAB・Scilab コード ³ a(1) = 1; n = 15; % n をいろいろ変更して試してみましょう. for k=2:n a(k) = 2 * a(k-1) + 3; end a µ ´ 6
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