平成25年11月 決算特別委員会 - 11月14日-04号 ◆(藤田仁志委員) お伺いします。主要な施策の成果等説明書114ページ, 115ページにかけて,3点お伺いいたします。 まず,教育指導費のことなんですけども,今年度から市内小学校全部で就学 前健診が行われます。これに当たっては,3年前から医師会と連携をとられな がら,しっかりと学校に関しては発達障害についての勉強をされてきた。その ことに関しては,すごく評価もしていますし,感謝もしております。 ところで,それが幼稚園,保育園の方では,そういう発達障害に対しての理 解というのは,どの程度進んでいるんでしょうか。園の職員に対して講習会, 研究会などを何回ぐらい実施されたのか。もしされているんであれば,その内 容についてお聞かせください。 それから,就学後に入学した子どもたちがどうなったのか,この説明も,学 校に対してはしっかり説明していただきまして感謝してるんですけども,園に 対してはどのようになってたんでしょうか。また,今後どのようにそういう説 明会をされる予定なのか,お聞かせください。 ◎学校教育部参与(石口智志) 就学時健診についての何点かの御質問でござ いますけれども,就学時健診の中で発達に関する課題についての問診等,ある いは健診を取り入れていくということにつきましては,先ほど委員がおっしゃ られましたように,試行という形,あるいはモデル校という形で実施をしてき ております。その過程の中では,医師会の開催されます発達障害に対する健診 に学校あるいは園の関係者の出席をお願いをする中で周知に努めますとともに, 養護教諭あるいは保健主事等の,これは学校が主になりますけれども,健診の 中でもそういった項目を取り入れてきております。 また,特に幼稚園ということでございましたら,ここの健診,特に問診票の 取り扱いを踏まえる中で,関係者に発達障害についての説明もあわせて行って きているところでございます。 昨年度は,10校で実施をいたしておりまして,例えば問診で基準を超えた 児童については125名ということで,そのうち特別支援学級への在籍とか通 級等もございますが,そういったところに行かなくても,保護者と連携して支 援を行っている児童についても40名ございます。最終的に,まだ十分な連携 できていない子どもも3名ほどおりますけれども,これは学校が変わったりと いうことで十分できておりませんけれども,今後につきましては,こうした説 明会を通して,また全体の研修会等も企画をする中で,十分周知を図ってまい りたいと,あるいは専門的な指導に結びつくように努めてまいりたいというふ うに思っておりますので,よろしくお願いいたします。 ◎指導課教科指導担当課長(伊原秀夫) 発達障害等にかかわります幼稚園等 での研修についてでございます。 幼稚園におきましては,言葉の教育等にかかわっての研修ということで,市 立大学の方へ2名を,保育所と合わせれば4名を毎週派遣をして行っておりま す研修,それから発達障害等に視点を当てた研究保育,あるいは教育委員会が 行います特別支援教育コーディネーターを対象とした教職員研修,こういった ものを行っております。また,就学後につきましては,幼小の連携といったと ころで,就学後の状況というのは,連携をしていっております。 ◆(藤田仁志委員) ぜひ,ことし就学前健診が今月中に多分終わると思うん ですけども,その結果がどうであったか,来年度のまた説明会のときに学校医, 園医,園の職員一堂に会して説明会をしていただくということを要望しておき ます。 次に,少し関連するんですけども,特別支援教育体制の推進事業についてお 伺いいたします。 現在,支援教育が必要で,通級指導を受けるお子さんっていうのは,保護者 の方が学校から通級の学校に移動されるという形をとっておられると思うんで すけども,教育の機会の公平さということから考えると,保護者が全員その時 間に通級できるわけではないと思うので,その辺はどのように考えておられる のか,お答えください。 ◎指導課長(吉川真一) その点につきましては,付き添い交通費を支給する など,支援をしております。 以上でございます。 ◆(藤田仁志委員) 少額出ているのは存じているんですけども,ぜひこの点 に関しても,もう少し仕組みを考える必要があるんではないかと思いますので, 続いて検討していただきたいというふうに思います。 続きまして,スクールカウンセラーについてちょっとお伺いしたいんですけ ども,要求資料の中でことし24年度,スクールカウンセラーがどのような仕 事をしてこられたかという資料はいただきました。その中で,意外と教職員に 対しての指導もしっかりされてこられたんだなということは数字を見て安心し たんですけども,実際これはスクールカウンセラーによって,いわゆる学校に よって偏りがなかったんでしょうか。スクールカウンセラーによっては,10 件以下,職員に対しての相談はほとんど受けてないというような事例がもしあ れば,教えてください。 それともう一点,スクールカウンセラーのレベルの向上というか,どこの学 校のスクールカウンセラーも一定の目標を持って仕事に携わっていただきたい んですけども,福山市としては,スクールカウンセラーに望むレベルですね, それをきちっとスクールカウンセラーの方が一堂に会して,そのような研修を される場というのは設けておられるんでしょうか,お答えください。 ◎指導課長(吉川真一) まず,スクールカウンセラーを通しての相談の件数 なんですけども,延べで言いますと,延べ5684人ありまして,その中でや はり教職員にかかわっているものが1000人以上ありますんで,教職員につ いての,先ほど委員のおっしゃられたように,それは研修は整っていると思い ます。 回数ですが,若干多い少ないはございますが,極端に少ないっていうことは ございませんので,これは均一的には行われているというふうに考えておりま す。 ◆(藤田仁志委員) 最後のスクールカウンセラーが一堂に会した研修ってい うのはどうなんでしょうか。 ◎指導課長(吉川真一) スクールカウンセラーについては,研修会を実施し ております。これは県の事業ですので,県の中で事業は実施しているとこです。 県の中でスクールカウンセラーの研修会がございますので,一堂に会して研 修を行っているところであります。 ◆(藤田仁志委員) 引き続き,福山市が求めるスクールカウンセラー像とい うものをしっかり確立していただいて,ぜひ福山市独自でも研修していただく ことを要望して,質問を終わります。 ありがとうございました。
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