関西 蛍雪 山岳会 第 二一号 昭 和 五十 年 度 ︵一九 七 五 ︶ 関 西 螢 雪 山 岳 会 ◆ +◆ +◆ +◆ +◆ +◆ +◆ + ◆ + ◆ + ◆ + ◆ + ◆ +◆ +◆ +◆ +◆ +◆ +◆ +◆ +◆ +◆ + ◆ +◆ +◆ +◆ +◆ +◆ +◆ +◆ 雪 次 目 O合 宿 報 告 「 穂高屏風岩 」 「 霞沢 ・六百山 」 崎 本 尾 橋 昭和 5o年 度正月合宿 誠 大三雄 昭和 5o年 度春合宿 「 槍 ケ岳北鎌尾根 」 藤 … …… …… 「 鹿 島槍天 狗尾 根 」… … … … … … 昭和 5o年 度夏合 宿 (涸 沢定 着 _ 四峰北 条 。 新村 ル ー ト … …… ││ル ー ト 滝谷 グ レポ ン古り _ 涯蒙谷 ク ラ ック厩封長 滝谷三尾根 ∼ ドーム中央 稜 滝谷 第 4尾 根 四峰松 高 ルー ト ー 四峰 甲南 ル ー ト ー … _ 屍風岩 東壁 ダ イ レク トル ー ト 屏 風岩雲 稜 ・四峰松 高 ル ー ト 滝谷 P2フ ラ ンク右 ル ー ト 滝 谷 ドーム正面壁 表 紙 の ことば ― 田 修 7 前 信 錫杖岳 山行 心 を動 かす こと ‐ 調 9 前 信 也 留 雄 司 ll 本 嘉 博 12 上 清 美 13 瀬 幸 子 14 留 雄 司 14 瀬 幸 子 15 収 17 村 前 信 井 也 一 17 功 ― 18 瀬 幸 子 19 後 昭 満 2o 口 口 中 後 沢 落 石 の恐怖 也 lo 輪 ー 涸沢 の想 い 出 山女 を讃 え る詩 修 田 田 田 肥 中 随 想 ・ 紀 行 雲 ノ平 ヘ 田 … 6 一 …… … … … … Ⅲ 二 〇 ―― 岩 大 大 砂 森 橋 渡 砂 渡 西 大 寺 渡 肥 ……… _ 屏 風岩 ]ル ンゼ 光 ) _ 行 動 日程 岩 4 明 枝 __ 美 和子 21 幸 夫 _22 幸 夫 ____ 24 茂 樹 昭 満 _ 一 雄 ‐ … 25 _26 _′ 26 C 0 0 、 録 記 三 月 の ス ソケ岳 (大 同心雲稜会 ル ー ト ) 田 口 幸 夫 27 穂高 昇 要、 岩 東稜 藤 枝 明 光 28 大 前 信 也 29 田 口 幸 夫 30 大 前 也 34 明星 山 P5ド ームル ンゼ状壁 ∼ P6南 壁 左 岩稜 岩 田 修 口 幸 =奮 ニヒ尾根 ∼奥穂 ∼西穂 ∼上 高地 ∼徳本峠 ∼ 島 々 谷 I:1岳 交流登 山 (鳥 帽子奥 壁 変形 チ ムニ ー・ 竜 沢 トラ バ ース ル ー ト∼第ニ ス ラブ∼ ドーム壁 黒部 丸 山 東壁 緑 ル ー ト … … … ) …… … 穂高屏風岩 東壁 ル ンゼ 田 4 滝谷 第 4尾 根 高 橋 6 錫杖 岳′ 烏帽子岩 前衛 フェ ィス ー ーー 初冬 の 甲斐駒 (黒 戸尾根 ∼北 沢峠 ∼戸台 )) 信 35 夫 37 正 明 田 中 茂 樹 39 4o 寺 井 功 42 7 0 9 会 務 関 係 5o年 1月 ∼ 12月 0 山行 一 覧表 (昭 和 1 個 人別 年 間入 山 日数 表 (昭 和 2 会員 名簿 50年 )― ― 43 1月 ∼ 12月 ) 51 52 3 4 O編 集 後 記 … … … … 一 一 … 53 4 5 17 8 19 20 21 22 24 25 26 26 〔表紙/肥 後 ・ルート図/田 口・カツト/二輪 〕 目■層鶴■FF 7 合 宿 報 告 前 穂 高 屏 風 岩 ・蒼 稜 ル ー ト (昭 和 49年 12 月 29日 ∼ 50年 1月 2日 尾 ) 崎 誠 我 々は当初、 4名 にて屏 民岩 1ル ンゼ もし か ら左allの ルンゼの取付まで岩田が ラッセル くは雲稜 ル ー トよ り前穂 東壁 Dフ ェースの継 するが雪 の中でおばれているので「 どないし 続登 攀 を予定 して い た が 、出発 前 に 田 口が体 たんや 」?と 聞 けば ラッセルの経験 がないと 調 を崩 した ことや 、先行 パ ー テ ィーがつか え い うことであった。 ていた こ とか ら、結果 は蒼稜 ル ー トのみで終 3年 程 一緒 に登 ってい た のだが今 回 が初 め った。 てで あ った とは 信 じ 喘れた か った。 T4に 着 き 目指 す雲 稜 ル ー トを見 ると大阪 12月 29日 の 3人 パ ー テ ィーが登 っていた が一 向 に はか メ ン パー 寺 井 、尾 崎 、岩 田、松 本 か らタ ど ってい ない 。寺井 の言葉 を借 りれば「 亀 に ブ レーキをかけ たみた い 」とな る。 クシーに乗 り山吹 トンネル前 で車 は ス トップ。 雪 が例 年 よ り少 な いせ t/hか 横尾 の避難 小屋 に 雲稜 ル ー トは 諦 め、蒼 稜 ル ー トに取 り付 く。 lo人 大 テラスで ビバ ー クしてい る時、顔 の上 で カ 程 で あ った が 寝 るころには “満員 御礼 "と な サ カサ と音 が す るので ヘ ッ ドラン プをつ け る る。 これだ けは例 年通 りであ る。 と足形 の よ うな ものが 映 った。 ネズ ヾが こん 入 った の は昼過 ぎで あ った。 は じめは 今 や 名士 とな った 岡山 ク ライマ ース ●ク ラブの近 藤 さん も居 る様子。 な場 所 で越 冬 してい るのには驚 か された 。 久 々に障害 物 ネ ズ ミの足音 に合 わ せて 首 をふ ってい る う な く小便 を飛 ば し、 ス ッキ リとした 気分 で シ ち にま た 寝 て しな った 。 ュ ラフにヌ、る。 (5:oo) 12:3o) 〔 タ イム 〕 横尾 避難 小屋 〔タ イム 〕 山吹 トンネ ル (6:oo) T4(10:3o∼ 大 テ ラス (16:oo) 横尾 (12:3o) 12月 3o日 1月 1日 本 日は雪 。近藤 さん達 は ア タ ックす る と の 新 年 喝し き挨拶 も食 べ物 もな く登攀準 備 に 我 々は停 滞 とす る。昼 前 偵察 に 出か か か る。今 や解 散 した 山徒 偵楽 部 のな ご りで こ と。 け、 雪 の状態等 か い判 断 し屏 民岩 は雲 稜 ル ー トを登 る こ ととした。 あ ろ うか ? 雲 稜 パ ー テ ィーは上 部 で 蒼稜 ル ー トに エス ケ ー プして い る。東壁 ル ンゼ上部 は 登攀 された形 跡 は見 %れ なか った。 12月 31日 終了点 よ り昇 風 の頭 を経 て最低 コルに下 る。 絶好 の ア タ ック日和 とな る。 T4尾 根基 部 そ こか いは一 気 に横尾 に下 る。 ま で は トレールに従 って快調 に飛 ばす。 そ こ 横尾橋 の下 で紫岳会 の テ ン トを見 つ け しば -1- 喝 くダベ る。「 はい 、紅茶 ′」と差 し出 して くれた ので グ ッーと飲 み千 す と体 中 が カ ー ッ と熱 くな り、 見 ると ウ イス キ ーで あ った 。 〔 タ イム 〕 大 テ ラス (7:20) (12:00∼ 12:30) 横尾 避難 小屋 (16:00) スの頭 屏リ 1月 2日 食料 も相 当残 っていた が 全員里心 が つ き下 山 と決 め る。寺井 は そ のまま ス キ ーヘ行 くと い い 、山 の話 は 全 くた しとす る。 冬 山 の厳 しさを感 じる こ とな く終 った 山行 車 で あ ったが無 事 に終 って何 よ りだ と思 う。 │ 山客 私 は昨 年正 月、冬 に行 か なか った ので再 び れた 浮 上で きた とい う安 き感 が 唯 一 の収 獲 で あ っ i 松ラ で あえ た。 皇三カヽ タ 2, 手前 よ たた に 塁11 ッ ノヾ1を ヨン ピ C設 営 CL, と う-1 1月 迎 との[ ク隊 は主 到ラ 音が 球 をそ こ “ ア タ ッ多 山。 後発 吻 第 2次 霞 分 かれ 2 -2- 50年 度冬山合宿 (螢 ノ音5) 昭和 北 アル プス霞沢岳 六百 山 (昭 和 49年 12月 29日 ∼ 50年 1月 橋 メ ン バ ー 藤井 中川 永島 橋本 西村 中沢 山西 藤枝 大前 澄川 安原 高瀬 花岡 佐藤 渡瀬 藤田 太 三雄 本 な る。 前 日よ りは るかに天 侯にめ ぐま れ る。 易 々 と成 功 した感 じで あ る。 六 百山 ア タ ッ ク隊 も成功 し合流 の うえ下 山。 車 中は意 外 に す い てか り、 ス キ ー客 8、 登 山客 2程 度 の害」 合 のた め睡眠 ・休養 は全員 と れた もの と思 われ る。 BCで は翌 朝 の下 山 を控 え話 がは ずむ。 翌 3日 下 山 1/C入 るが 2度 目の降雪 で雪 の上 高池 に 目を うばわれな が い沢渡 に 向 う。 松 本駅 で は とて もタク シー をひ ろ うのは楽 で ある様 子 。 4日 ) 発電 所前迄 タクシ ーで入 る. タタシ ーを タ イ ミング よ く分乗 して松 本 に で る。 雪 が例 年 ょ り大分少 ない との事 で あ る。 打 上 げ の気分 も一入 で あ る。 無 事 に 全員下 山 出来 て何 よ りで ある。 3パ ー テ ィと同 じにな る。 徳本 小屋 冬 の北 アル プス山行 としてはお そ い く積 雪 手前 よ り少 し吹雪 とな る。到着 時亥」 がおヽくれ も少 く安 易過 き'た 感 が ある ものの、 全員 の協 たた め 小屋泊 りとな りつ め込 んだ形 で就 寝。 力は今後 の山行 に大 い に役立 つ もの と思 う。 2・ 翌 12月 31日 朝焼 の穂高 に見入 る。 ッパ を付 :す て 2,4ooメ ー トル、 ジ ャンク レ ヨン ピーク1/C向 ,す 」発 す る。 11時 C設 営 の場所 を定 め 作業 :て 取 う争 CL, ヮ `´ 後発 との交信不能 のた c」 には B ろ。 │:、 〔タ イム 〕 /」 とう 1ヨ 2,6ooメ BC(7:4o) 主三 菱姜 (11:5o∼ BC(15:3o) l ttl Ξ をそ こに残 し他 は ピークをめ ざ して出登。 BCえ は 上下 山。 l号 2日 霞沢岳 後発 隊無 事 に BCに て 全員顔 を合 わせ る。 第 2次 霞 沢 ア タ ック隊 と六百 山 ア タ ック隊 │〔 分かれ 2,6ooメ BC設 営 アド, ー トルえ = 到着 がお くれた ため 永 島 。中川 ・橋本 ・喜 戸 ア タ ックして残 留組 と合流 の上 (8:1 (10:5 徳六 小里 ー トル地′ 点迄 は 同一 行動 と -3- BC(9:2o) (12:lo)Bc(15:55) BC(10:oo) 上 高 地 (12:4o) 沢渡 (16:5o) 1月 3日 13:2o) 豊臓■溜薔F 0″ 1月 1日 は一次 霞 沢 アメ ック隊 と後 弩 _■ ■ ク隊は途 中道 を迷 い 、 発 (8:oo) 岩 魚止 小屋 (11:55∼ 13:oo) 厘/17:35) 徳本 ヽ 発電所 前 と う一 度 も交信 出来 ず就 寝 。 迎 との二 隊 に分かれ て Bcを 出発。 12月 3o日 岳 グ (昭 和 レ﹄ ■汁 槍 50年 1::))の 鎌 根 尾 5月 2日 ∼ 5月 4日 1 う、 じ と の電 ) て昼 ヂ 藤 枝 明 こぶ z 光 で何 も 5月 2日 晴 い よい tた 承 鞣 念図 И Jし イ 藤枝 がいな く、豪勢 に 2人 で タ ク シ ーに乗 り、葛 ーー ザ ッタを積 ん で もいい 、 カメ ラと ピ ック ルを 岩 と雪 れ落 ち Pl● ま で落 夭上殊 温 泉 へ行 く、登 山届 を出 し東電 の トラ ックに 切 れ落 レ 千 メ , Jヽイキー 信濃 大 町 で 、 タク シー相 乗 りの相手 を捜 す 脅稿 メン パー 大前 っとす ′ 持 ち、高 瀬川 ぞ い に単調 な道 を東沢 出合 ま で ・ 急、く、今 日は快 晴 で昼寝 で もした ら良 さそ う 卜の L/h そ の場 な 気分 で ある。 ザ ックを受 け と り2時 間弱 で 儡 揚俣温 泉 に着 く。昼 食 に は早 い が皆 が食 べ て 6 る。 ソ こ れでぁz い るので僕 らも名古屋 で 買 って来 た駅 弁 にて った か ら 昼 食 、 ここか Ъ道 巾 は急 1/C狭 くな り、雪融 水 ま され る の冷 た そ うた 沢 を進 み、 2本 の ワ イヤ ーと 1 ― プス に 本 の丸太棒 に支 え いれた 吊橋 を渡 り、北鎌尾 上 か ら下 根取 付 きで ある。 ツ ェル トが 2∼ 3張 ってあ tシ るが、 小休上 のの ち木 の根 を手 懸 りの急 登 、 ているは ,構 線 閉 口す る。 P3の 下 で雪 をな 喝し ツ ェル トを ュラ ■ ら水 が 張 る。今 日は 1日 の アプ ローチで疲 れ る。 臓をヽ (6:4o) 東沢 出合 (8:35∼ 9:05) 湯俣温 泉 (10:5o∼ 11:30) 13:3o) 千天 出合 (13:lo∼ 取 付 (14:oO∼ 14:15) P3(16:5o) 〔タ イム 〕 葛温泉 ヽ し力'7 [も ぐ″ ハ ッと気 にな り、 中を振 りか え りび っ くリシ 〔タ ィン ュ ラフが燃 え てい るではない か、 あわ て て消 P9( す が親指 と中指 を ち ょ っと火 傷 す る。 出発 か、停滞 か迷 うが、雨 は小 雨 で冷 た くは =言 ない 、槍 ケ岳 も 1日 の好天 だ けでは越 え いれ 5月 3日 i て ,ま と′ 思 そ うにな い し、前 に 2パ ー テ ィー雨 の中を登 雨 外 は雨 が 降 ってい るので今 日は停滞 か と思 って行 った ので我 々 も出発 す る。 気温 は低 く い 7時 起 きる。夜来 か いの雨 で シ ュ ラフは ぬ はな く、 カ ッパ を着 て い るので暑 い く時い て れ てい る、 これ を乾 か さな くては大変 と思 い あ る。 2時 間程登 り先行 の パ ー テ ィーに追 い ホ エ ープスで乾 か して、 ち 1っ と外 をのぞ き つ く、 テ ン トがい くつ かあ るので、 P4∼ -4- P ≡ ヽ ( ].こ コルか と思 い聞 い た ら、 1ヒ 鎌 コルだ とい し い眺 め こそ 、 古 くか ら多 くの岳人 が憧 れそ f、 そ の上 に見 え るのが天狗 の腰掛 で あ ろ う して今後 も多 くの岳人 を惹 きつ け る最大 の も この事 、 そ の場 に ツェル トをかぶ り行動 食 に のだ ろ う。大槍 を 中心 に して右方 の西鎌 尾根 て昼食 島し きをとる。天狗 の腰推い らは 、 す 越 しに純 自 の笠 ケ岳 が 、左方 に は 東鎌 尾根 か こぶ る展 望 の良い場 所 と聞 い ていた が 、 ガス ら大天丼 の稜線 が、 そ して ピ ラミグ ルな 前穂 で何 も見 えず今 日の行 動予定 を独標 と きめ、 高 まで望 ま れ る 」 (岳 人 ヽよい よ、独標 の トラバ ース雪壁 は 千丈 沢 に Cて 消 中を登 ら、 この眺 め を一 日見 よ うと思 うか ガスがで て 、 たま に東鎌尾根 や硫 黄尾根 が,ま んや り見 岩 と雪壁 は 、 かな りの間 があ き、今 に も くす え る くら膝で ぁ る。 しか もこの雨 は今 日中に れ落 ちそ ぅで ある。落 ちた らそ のまま あの世 は やみそ うにない が、大 前君 は行 きたそ うで まで落 ちそ うで ある。 トラバ ースが終 って ほ あ る。僕 は 1日 ここに居 て、 1日 の好天 で上 っとす る 。 しば ら く登 る とひ ょっこ リツ ェル 高地 ま で 下 りた い のだ が、 9時 の天 気図 を見 トのい く張 りか あ る ピー クに着 く、独 標 だ η てか %決 め る事 に する。天 気図 を見 ると明 日 そ の場 の雪 を ビ ックル でけず リッェル トを張 も雨 の よ うで あ る。 これで は ど うし ょうもな る。 ッェル トの中に入 った時 は体 中び し ょ濡 い 、 こ こに居 た のでは雪 も雨 で融 け .ツ ェル トも張 りたか さた くては いけ ない状態 に ある。 ったか ら、 風 で パ タ パタ鳴 る。 ツ ェル トが飛 か な じ濡 れ るな ら前進 す る事 にす る。 ば され る ので はな いか と思 う程 であ る。 ホ ェ い くつ か の ビークをす ぎて岩 が急 峻 に な って ー プスに 火 をつ け 体 を乾 かす 事 に専念 す れ ど 、 くる、先行 の パ ー テ ィ ーが 5∼ 6人 い る。 雪 上か い下 か い濡 れ るので .せ るで一緒 、しか も着 いてい な いが これ が槍 の登 りかな ?い や も シュ ラフを 出 してび っ くり、 い くらか乾 い い や、 こんな ものでは な い はず だ、昨年 田 口 てい るは ず の シ ュ ラフが、 び し ょ濡 れ しぼ っ さん 、西村 さん た ちが ザ ィルを くみ、 ひや汗 た 時水 が落 ちそ うで ある。 これを乾 かさな く をか い た場 所 ではない か 、 しか し上 に霧 の中 ては と思 うが、水 しず くが落 ちて 全 々乾 かた に 桐 が見 え るで は な hか 。ぉ か しい こん なに い、 しかた な く 8時 過 ぎび し ょ濡 れ t/Dシ ュラ 早 く着 くは ず もないのだ が、 ひ ょっこ り平担 フに も ぐる。 査 った く、 いや な 気分 である。 た場 所 に 出た 、人 が 10人 ぐらいい る聞 いて P3(9:5o) P9(12:4o∼ 13:oo) 独 標 (14:oo) 〔タ イム 〕 み る と、槍 ケ岳 だそ うな、 が っ くりくるが風 が 強 く、寒 い ので 早 々に下 山。 あ とは槍 沢 を シ リセ ー ドや歩 くとい うよ り 走 る よ うな調子 で 、 ベ ース である横尾 ま で急 に くは た いれ 号 )か 切れ落 ち てい る。独標 上 部 か 島水 が流 れ落 ち、 れで ぁ る。風 当 りの よい稜線 に ツェル トを張 (リ シ S5o,4月 5月 4日 雨 ぐ。 流 石 に朝 は寒 い 、寝 てい るよ り起 きて暖 を は低 く とろ うと思 い 4時 大 前君 を起 こ して ホエ ー ブ 時い で ス に火 をつ け る。外 は昨 日よ りもひ どい風 雨 に追 い だ。 この場所独標 は天 気 が 良 か った ら、 どん 4∼ P な にか素 晴 らしい景 観 で あ ろ う この素 晴 ら 「 -5- 〔タ イム 〕 独標 (10:lo) ` 1し 金 兼 「 ( 1 1 : 4 o ) 槍 ケ岳 (12:25) 横尾山荘 (15:o5) 鹿 島 槍 グ岳 天 狗 尾 根 (昭 和 50年 _ 5月 3日 ∼ 5月 4日 ) 伊 集院 (10:10∼ 10:25) (12:2o) 荒 沢尾 根末端 小雨 メン パ ー 尾 崎 修 ヽ 一 〓 一 一 一 コ 5月 3日 田 苺 比 岩 田口 高松 寺井 天狗 の鼻 岩田 林田 形 メ ン ′ヾ 5月 4日 早 朝 の大谷 原 に着 いた が、 あ いに くの雨模 雨 の ち小雨 CL SL 様 。 小屋 の軒 下 で腹 ごし いえ をす る。大 川沢 朝、 目を さす し雪 洞 の外 を見 る と、 やは り は、荒 沢 出合 の堰 堤 まで左岸 を進 み、 それ よ 雨。北壁 は 中止 し、 全員 で 、天狗尾根 へ 向 う 藤井 ′ り右岸 に渡 りしば %く して 出合 に着 く。 ここ こ とに す る。鞍部 よ り、急、 た雪壁 を登 り、 そ 藤 田イ か R見 る荒沢 は 、 貧相 な感 じて この奥 に あ の の後 、稜 を主 に カ ク ネ里側 を トラ バース L″ な 森本, ッツを着 荒沢奥壁 が あ るとは思 えな い 。 スパ 、 が わ進 む と小 舎岩 に着 く。小合岩 も、容 易 に 橋上 7 け、荒 沢 に入 い る。霧雨 の中 、残 雪 を踏 みな 乗越 し、 ゆ るt/1雪 稜 を登 ると荒 沢 の頭 に着 く。 今回 が い、 も くも くと歩 くが、 やは り入 山 の 日は 頭 ょ り、大冷 沢側 の斜面 を進 む 。天 気 が 良 け ザ ックが肩 にな しまず体 も重 く、ま して天 気 れ ば、快適 と思 わ れ るが も悪 い ので余計 に こた え る。 本谷 の滝 を過 ぎ に 見 え るのは、前 を歩 く、仲 間 だけ であ る。 しば Rく す ると荒 沢 の奥壁 が 全容 を見 せ て く 北 峰 に立 った のが、 8時 るが、 思 った よ り雪 が付 いていず、 貧弱 な壁 に 腹 が空 く。雨 と雨具 の蒸 れ で 、体 が濡 れて 多 か っ表 な のに は、少 し ガ ッカ リす る 。荒 沢尾根 の末 寒 くて仕 方 がない ので早 々 と頂上 を後 1/Cす る。 合 宿 とレ 端 を過 ぎた あた りょ り、谷 全体 を埋 め つ くし 南峰 よ り冷池 小屋 付近 の 樹林 帯 まで は、 雪 も た雪 た デブ リの上 を進 み 、天狗尾根 直 下 の色、 少 な く 飛 ばすが、思 った よ り小屋 が遠 く、 の斜面 を雪崩 を気 に した が ら、登 るとそ こが 少 し疲 れ を感 じかけ た頃、 や っと小屋 に着 く。 だと思 っ 天狗 の鼻 で あ った 。 ボ ンボ ン テ ン トー張 と、 小屋 で大休止後 、 赤岩尾根 を下 る。西俣 上部 〔行動記 空 家 の雪洞 を拡張 し、そ れに も ぐり込 む。 の雪面 で、 アイゼ ンを取 り、西俣 を背後 の雪 9日 o 夜 中は、 ヵクネの北屋 で、「 ドカーン 」と、 崩 を気 に した が い、走 る様 に して下 る。西俣 す ごい音 をたてて雪崩が落 下 してい く。翌 日 出合 よ り後 は 、 ふ きの と うを採 った りしな が 北壁 に向 う予定 の田口さんと、寺井 さんは ど い各 自思 い のまま に大谷 原 へ 向 う。 今 は ガス と雨 の中 15分 。た ぜ か無 性 (6:o5) (8:05) 北 峰 (8:15∼ 8:3o) 南 峰 (9:00∼ 9:15) 11:45) 冷 池小屋 (10:20∼ 西俣 出合 (12:35) 大谷原 (13:00) うい う思いで、聞いてい るのだ ろうか ? ` ッペ ン ` だ。 発 の岩 登 の共 同J 消化 し獲 c 7_l一 二 つ 〔タ イム 〕 天狗 の鼻 荒 沢 の頭 又、初 めて雪崩 の音 を聞 く新入達 もど う感 じ ているのだろ うか ?。 明 日は、天 侯が 良 くな って欲 しい と思 いなが ら、眠 りにつ く。 (6:55) 荒沢 出合 (8:o5∼ 8:20) 〔タ イム 〕 大台原 -6- 躁歌 F♂ t 10日 o 昭和 υ 0年 度夏 山合宿 J口 1日 (雪 の部 V† 反 穂 高岳 5o年 8月 10∼ 8月 巨 久 0槍 が 岳 17日 実 施期 間 昭和 目 体力・ 精 神力 ・チ ー ム ワ ークの強 的 ヽ 0昇 風岩 一 ル ンゼ (田 口 伊集 院 形 上 高地 定着 。岩壁 登攀 。 縦 走 態 メン ペー 'は り 、 向う ● そ ヽした 手 易に :着 く。 '良 け 子の中 うる。 ゝ 無性 CL SL 岩 田修一 大前 信也 藤井 忠 雄 寺井 藤 田敏子 0涸 沢 。停滞 田 口幸夫 功 誠 渡 瀬幸子 藤枝 明光 伊集 院治 高松 広秋 森本 嘉博 砂留雄 司 和 田健三 田 中茂樹 橋上清 美 田中智 貝」 西村 尾崎 大前 ) 。前穂 高岳 北尾根 (尾 崎 岩田 渡瀬 砂留 橋上 田 中 (智 藤田 森本 )) (5:35)5・ 6の コル (6:35 ∼6:45)前 穂 高岳 (9:2o∼ 9:4o) 潤沢 ッペ ン会員 を対象 に した登攀ヲ‖ 練 日程 を組 ん 新 人 に と って は、初 め て の ア ル プスで 奥 穂 高岳 (11:23∼ 12:25) の岩 登 りで あ り、又 、合 宿 とい う山 にお いて 北穂高岳 (14:45) だ。 。四峰正面壁 北条 ル ー ト∼前穂 高岳北 の共 同生 活 も、始 めて経験 し、得 るとこ ろ も Cす る。 合 宿 とい う場 にお いて ¬ 全員 が 自分 bl l課 題 を ,雪 も 消化 lン 得 た とは思 え な いが、 こ 5_l合 宿 が各 自 J_l一 つ の踏 み台 壁 ∼J趨三Aフ ェース ヮ ッペ ン会 員 も穂高岳 (田 国 大前 だ と思 ってい る。 臭上音5 〔行動 記録 〕 (5:2o)四 峰取 付 (8:oo∼ 8:2o)終 了点 (12:05∼ 12:2o) 北壁取 付 (14:oo∼ 14:lo) Aフ ェース (14:55∼ 15:o5) 奥穂 高岳 (17:45) 自出 しの コル (18:2o) 9日 o屏 風岩 一 ル ンゼ )西 俣 (尾 崎 大前 ) (7:3o)横 尾 (12:3o) 取 付 (∼ 13:oo)終 了点 (17:3o) 潤 沢 (2o:oo) しな が o潤 沢 ・停滞 上高池 10日 (岩 田 渡 瀬 橋上 (伊 集院 12日 ) o第 三 尾根 ∼ ドー ム中央稜 (田 口 橋上 。本 隊入 山 藤田 森本 ) 潤沢 とな れば 、今 回 の合宿は成功 (着 く。 5) 11日 今 回 の合 宿計画 は、前 半 を新 人、後 半 は ワ 多 か った筈 で あ る。 愛 の雪 (尾 崎 収 零れて 童 く、 ) (7:oo)横 尾 (10:3o) 取 付 (12:Oo∼ 12:3o) 終 了点 (16:oo∼ 16:2o) 最低 コル (17:lo)涸 沢 (18:3o) 化 ・岩壁 登攀 ・雪上技 術 の習得 。 ) 南稜 テ ラス (8:oo)取 付 砂留 (9:00∼ 9:55)終 了点 (16:oo) 潤 沢 (18:5o) 田 中 (智 )) (7:o5)横 尾 (11:Oo) 潤 沢 (16:2o) 上高地 oグ レポ ン古川 ル ー ト -7- (尾 崎 砂留 ) 涸沢 (5:15)取 付 (6:15 ∼6:20)終 了点 (8:45∼ 8:55) 涸 沢 (13:lo) 南稜 テ ラス 涸沢 。涸 沢 (8:30 )終 了点 5o)涸 沢 (18:00) (藤 枝 田 中茂 和田 高松 ) (7:3o)横 尾 (11:Oo) (12:3o) 上高池 渡瀬 涸沢 ) (7:5o)取 付 (8:45 ∼ )終 了点 (15:3o) 涸沢 (19:00) 南稜 テ ラス 。涸 沢 ∼上高地 (尾 崎 森本 (10:00)1ヒ 尾根最低 コル (11:oo)徳 沢 (11:3o) 上高地 (1:00) 14日 。雪上訓練 (9:3o∼ 14:00) ) (8:oO)取 付 (10:3o) _ 終 了点 (14:10)涸 沢 (18:00) 南稜 テ ラス 16日 ol 7 。四峰正面壁 北条 ・新村 ルー ト ) (高 松 田中 ) 5.6の コル (12:10) 取 付 (14:lo)終 了点 (17:oo) 涸 沢 (18:3o) 日 0前 穂 高岳 東壁右岩稜 鵬 翔 ル ー ト∼ (岩 田 砂 留 Aフ ェ ース )) コル (7: (6:oo)3.4の 涸沢 3o)取 付 (8:00∼ 8:3o) 終 了点 (12:3o∼ 13:05) 涸 沢 (14:2o) 武藤 (関 東 。後発 隊二 次入 山 (藤 井 寺井 月 蒲 Oた ( 涸 終 西村 ) (9:00)横 尾 fll:Oo) 潤沢 (15:oo) 0湾 上高地 。四峰正面壁 甲南 ル ー ト 渡瀬 ) 涸沢 。ク ラ ック尾根 (大 前 ) 。後発隊一 次入 山 0第 四尾根 (田 口 停滞 (岩 田 伊 集院 藤 田 (15:3o∼ 15: ∼ (伊 集院 (8:3o)1ヒ 穂 高岳 (11:Oo∼ 12:oo)潤 沢 (13:oo) (岩 田 藤 田 ) 南稜 テ ラス (7:30)取 付 田 中督 ) (橋 上 0第 二尾根 ∼ ドーム中央稜 (大 前 (18:00) 0北 穂 高岳 東稜 15日 0屏 風岩東壁 鵬 翔 ル ー ト 森本 ) (藤 井 田中 ) (6:3o)T4尾 根取 付 (8:00) T4(9:15)終 了点 (13:30) 涸沢 (5:lo) 涸沢 潤ツ 終「 17日 。潤ッ Zョ (7:oo)5.6の コル (7: 5o)取 付 (9:00∼ 9:15) ) 終 了点 (14:00∼ 涸沢 (15:3o) 涸沢 (〕 o屏 風岩東壁 ダ イレク トル ー ト 0四 峰正面壁松 高 ル ー ト (寺 井 西村 ) (6:00)T4尾 根取 付 (7:2o) T4(8:3o)終 了点 (15:oo) 涸沢 (17:oo) 涸沢 -8- 具 ‘ )) コル (7: 涸沢 (7:oo)5.6の 5o)取 付 (9:10∼ 9:15) 終 了点 (10:55∼ 11:10) (砂 留 伊藤 (関 東 0屏 風岩 東稜 ル ー ト (藤 枝 大前 屏 風 岩 第 一 ル ンゼ ) (5:30)T4尾 終 了点 (13:45)潤 涸沢 00∼ 根取 付 (9:00) 沢 (17:3o) (昭 和 50年 8月 9日 o涸 沢 ∼上 高地 大 (田 口 伊集院 (9:3o)徳 沢 (12:oo) 上高地 (15:oo) 8月 9日 和田 砂留 ) (6:5o)1ヒ 穂 高岳 (8:3o) 槍 が岳 (15:5o) 〈磨 考ヽ れた花 高岩 て フ リクシ ョンは 良 くき く。 以後 8ビ プチす で ル ンゼ通 して快 適 な 内面 登 高松 渡瀬 藤田 攀 を混 えて行 くD先 行 パ ー テ ィ言 署なか った ) `岩 16日 o四 峰正 面壁松 高 ル ー ト・北条 ル ー ト )(藤 枝 大前 ) 涸沢 (7:oo)5,6の コル(8:oo) 取 付 (10:lo)終 了点 (11:45) 潤 沢 (13:3o) 田 中智 (藤 井 。滝谷 00) P2フ (寺 井 ランケ早 大 ル ー ト 西村 の ガ レ場 に 出 る。約 3ooッ の ガンと傾 斜 の 解、 15解 にて踏 み跡 に 出 て終 了。 快適 々 テ ムニ ー登攀 を行 な え るが、 上部 ガ ) (6:4o)取 付点 (8:4o) 終了点 (12:o5)潤 沢 (13:lo) レ場 か らの落 石 1/C神 経 を使 う。特 に先行 パ ー テ ィが 居 た ら登攀 を中止 した方 が無難 で あろ う。終 了点 よ り 30分 で屏 風 の頭 に 出 る。 17日 o涸 沢 ∼横尾 ∼上 高 地 (全 員 ーハ ンクを越 し ガ リーを 15解 で浮石 だ い■ りの右傾」 非常 に もろ く、 い や ちしい草 付 を3o 涸沢 )) けれ ばな いない。 8ビ ッチ ロc小 ざ七 十 一 バ 側 の ル ンゼ状 チ ムニ ーの入 口に入 る。 どん詰 0滝 谷 ドーム正面 壁 8:00) フ ビレ イを長 く取 り常 に頭 上 :こ 三章 して 署た ィニ ュアスで行 く。 フ ェースの終 り岩峰 の左 ) (6:4o)取 付点 (10:25) 終 了点 (11115)潤 沢 (12:5o) 渡瀬 が時 々 自然 落石 が あるc=角 キir詈 る■ セル ゆ るい フェース を左 側 の岩壁 に 沿 って コ ン テ 涸沢 (岩 田 れた ハ ン グ気味 の岩 を越 し取 付 へ 出 る。 フ ェ ース 3ピ ッチで チム ニ ーに入 る。 ル ンゼは 自 停滞 田 大前 T4尾 根基 部 よ リス ノーブ リッジの下 の濡 日彎 橋上 涸沢 。潤 沢 也 晴 メ ンパー 尾 崎 0潤 沢 ∼北穂 高岳 ∼槍 が岳 (森 本 信 ) 涸沢 )) 前 ) T4尾 根 下部 (12:oo∼ 12: 3o)取 付 点 (13:oo) 終 了点 (17:3o)酒 沢 (2o:oo) 〔タ イム 〕 ) (岩 田修 一 記 ) 7:20) 10) -9- (12:o5)三 ・四 の コル (13:oO) 北壁取 付点 (14:00)Aフ ェース取付 点 (15:oo)終 了点 (15145) 奥 穂 (17:5o)自 出 コル (18:2o) 終 了点 四峰北 条 ・新村 ル ー ト ∼前穂 1ヒ 壁 ・ Aフ ェース (昭 和 50年 8月 11日 大 前 ) 信 也 笑達 8月 11日 メ ン バー 三寄個 晴 田口 大前 ミ走 し 五 ・六 の コルで縦走隊 と別 れ 四峰正面 に下 る。 Tlょ リク ラ ックをJ央 適 に 3oZ3Pに て ハ イ松 テ ラスに 出 る。 すで に他 3パ ー テ ィ が先行 してお り蒸 し風 呂 の 如 き暑 さ の 中で 2 │ iノ く_ 奥 又 白谷 概 念 図 岳 攀 した 電秘 リ 」よ り カ ン ポ ン`″ 琶 の左 t 沢 時 間余 り待 た され る 。 テラス よ りこの ル ー ト 著な岩 彪 の ポ イ ン トの ォ ー バ ーハ ングを越 し 、切 れ落 ちた高 度感 の あ る フ ュース を ス タ ンスに 沿 っ 8月 て トラ バ ース 。 さ らに少 し トラ バ ース し凹角 メン ′ か いテ ラスに 出 、 凹角 、 フ ェース 40″ にて なんて ピナクルの横 に 出 て終 了。 言 の海 だ これ ょ り三 ・四 の コルに 向 い C沢 を下 る。 ■:つ きさ C沢 雪渓 の下 りは非常 に急 で ピ ック ル を持 っ ら弓 が 僕 てい たい我 々は慎重 に ス タ ンス を拾 い なが わ 起 こ しホ ︱ 下 る。 三峰 リ ッヂの末端 を廻 り込 み Dフ ェー す。他 の´ ′ ′ スの ル ンゼに入 る。 Dフ ェ ースか らの落 石 に コル あた ︱ 凹角 か ら松 高 カ ミンをへ て 2Pに て大 テラ スに 出 る。 Aフ ェース基 部 の バ ン ドの右 よ り か 皓取 付 く、凹角 状 を上 の ハ ングめ かけて登 る。 ガ ッチ リと した快 適 た岩登 りで あ る。 3o″ 程 で ピレ イ点、 ここか ら左上凹角 に入 り終了点 。 白出 の コルに て ピバ ー ク。 〔 タ イム 〕 涸 沢 BC(5:20) (6:20) 新 村 ル ー ト取 付点 北条 。 ハ イ松 テ ラス (8:oo∼ 8:2o (9:05∼ 11:05) -10- 争飲 み干 / に 出 る。 ′ 注意 したが ら壁 の基部 に沿 って北屋 の取 付 点 五 ・六 の コル 1 ① Aフ ェース ② Bフ エース ③ Cフ エース ④ Dフ ェース ⑥ 三障リッジ ⑥ 四峰鶏 壁 ⑦ 四峰東南面 ③ 四峰正面壁 ⑨ インゼル ⑩ V字 雪渓 l 3:00) く。 滝谷 にはす だ 陽 は差 さな い。 青 く透 きと 取付 滝 谷 グ レ ポ ン古 川 ル ー ト か った空 間ま で が無 限大 の ひ ろが りを も感 じ (昭 和 50年 8月 させ る。 (少 々 キザで した。 )セ ー タ ーを脱 12日 ) 10) 雄 司 僕達 8人 か ら成 る パ ー テ ィーは 、 8月 ぎだ 。登攀 開始。 lP日 、砂 留 トップ。短 い 11 2P日 、尾 崎 トップで簡単 な 凹角 を 2o″ 3P日 、砂 留 トップで すた凹角。 文句 日朝涸沢 を発 ち北尾根 ∼前穂 ∼奥 穂 ∼北穂 を 登 る。 縦走 し南稜 の テラスに達 した。 そ して次 の 日 を言 い たが 皓 も 3o7ザ ィル を のば して、 ォ 各 パ ー テ ィ ーに別 れ て 、滝谷 の各 ル ー トを登 ー バ ーハ ングの下 の テ ラス で ビン ー。 先行 パ 攀 した後 、 潤 沢へ戻 るこ とにな って い る。 グ ー テ ィ ーの ラス トが丁度登 り始 め てい た とこ レポ ンは第三 尾根 と四尾根 の間 、 C沢 右俣 奥 ろだ 。 4P日 、尾 崎 壁 の左側 に、 トサカ岩 、 ローノク岩 と膝 う顕 著 な岩 峰 を もつ鋭 い岩 稜 で あ る。 トップ。 ガ ラガラの凹角 を 5 %登 リチ ロックス トーン状 の気味 の悪 い オ ー バ ーハ ングをかか えて乗 り越 す 。ま た もや ガ 8月 12日 ラガラの凹角 。 晴 メ ン バー 尾 崎 壁 5P目 砂 留 トップで傾 斜 の強 い もろい凹角 を 吊 り上げ で登 る。 出 口が難 し 砂留 なんて素 晴 しい雲 海 だ ろ う。 朝 日で真 赤 た t● 面 E,実 留 が ツル ツルの凹角 を腕 力 で登 る。浮 石 が 多 い。 にヽ 聖 =面 ぎ登攀 具 に 身 を固 め 、 ザ ィル を結 ぶ 。 6時 過 砂 t/b。 そ の後 ル ー トは 2つ に別 れ てい た が、 ハ 雲 の海 だ。冷 ぇ きった 寒 気 の中 を査ぶ しい光 ーケ ンの連打 して ある し っか りした フ ェ ース がつ きささ る。 ッ ェル トをはね のけ る。 ど う を登 る。 ホ ール ドは ハ ーク ン とわず かに ある や ら僕 が最 初 1/C目 覚 めた ょ うだ。尾 崎 さんを 細 い ホ ール ドだけ で、 そ の 上傾斜 も強 くカラ 起 こしホ エ ープスに火 をお こし、紅 茶 をわか ビナ不足 とい う最悪 の し ょう態 だ。 きび しい。 す 。他 の人達 もごそ ごそ ゃ り出した。 白出の V級 はあ る。 コルあた りで光 が ち るつい てい る。熱 い紅茶 り終 え ると トサ カ岩 の絶頂 にい た。 ル ー ト図 を飲 み干 した が ど うして もか ちか ち の フ ラン とは かな りちが ってい る。尾 崎 さんが 登 って スパ ンは 、食 べ る気は しない。 あ とは残 りの 来 て一言「 きび しい 一 」。 写真 さつえ い の後 人 にてかせ て す ぐに 出発 す る。 朝 の早 いの と ス タカ ッ トで コルに下 降 し、 ローソク岩 の う 寒 さで体 は動 きに くく、北 峰へ の急登 は ヘ ド 時側 の テ ムニ ーの下 に着 く。 うす暗 くて 気味 が 出そ うだ 。松 濤岩 の横 か ら C沢 左俣 を下 降 が悪 t/b。 落 石 で もあ った ら直撃 だ。 6P日 、 す る 。圧倒 的 にそ ぎ落 とされた ダ ィャ モ ン ド 砂 留 トップ。 チ ムニ ーか フ ェ ースか と迷 った フ ェース を見上 げた とたん に、 し りもち をつ が 、 フ ェースに す る。 (内 面登攀 は こ りた く。尾 崎 さん もかな りて こず ってい るよ うで ホ ール ドは細 か く浮石 が多 く緊張 す る。 かぶ 可度 も … ・。 c沢 右俣 を落 石 と浮 石 に注意 し り気味 の フ ェ ース を トラ ベース して凹角 の 中 ■が ら登 る が非常 に苦 しい。 グ レポ ン取付 の :角 (し か し ァ プ ミを使 えば楽 )登 に入 る。 (ま た か の下 の テラスに よ うや くた ど りつ く。上 )本 目 変 ) らず ホ ール ドが細 か い 。 や やォ ー バ ーハ ング した凹角 を腕 力 で乗 越 して傾 斜 のやや ゆ る くな った 凹角 を loz ・ ■ると先行 パ ー テ ィーが コン テで登 って行 -11- 登 り終 了 す る。縦走路 め ざ し登攀 具 を つ けた まま ガ ラ場 を グ ラグ ラ登 り、縦走路 に 出 る。 南峰へ 滝谷 ク ラ ツク尾根 10分 。他 の人 た ち を待 っていたがな (昭 和 50 年 8月 12日 ) かな か こない の で小 屋 ヘ ラ ー メンを食 いに行 く。再 び南峰 に戻 り少 し昼 ね を して足 をひ き 森 本 嘉 博 ず りなが い晴天 の南稜 を涸 沢 を 目指 して下 降 す る。 8月 〔タ イム 〕 南稜 テ ラス (5:15) 12日 晴 メ ン パ ー 伊集院 取 付 (6:15∼ 20)ト サ カ岩 (8:15∼ 2o)終 了′ 点 (8:45∼ 55) 南 峰 (9:40∼ 12:2o)涸 沢 (13:10) 森本 B沢 を赤 い バ ン ドを捜 したが い下 降す る。 落 石 の音 が凄 い 、こん な岩 を登 るのだ ろ うか と考 え させ られ る。取 付 がわか らず 、 ク ラ ッ ク尾根手 前残置 ハ ー ケ ンのあ る所 で ア ンザ イ レンす る。 パ リエ ーシ ョンル ー トを登 るが、 浮 石 多 く体半 分位 い の石 が 動 く、 旧 メ ガネ の 滝 谷 概 念 図 raな の ク ピら 」よリ _/_ヤ コ ルま で 3ピ ッチで登 る。 イ メ ガネ の コルで一 般 ル ー トか ら登 る他 バ ー '多 テ ィーをや りす ごす 。 一般 ル ー トに戻 り登 攀 開始、 ク ラ ックルー トで先行 パ ー テ ィ ーに追 いつ き 2o分 程 の時間 待 ちで登 り始 め る。 喉 の乾 き も忘 れ てい る。 ガスが 湧 き トップを 行 く伊集 院 さんの姿 が 見 えな くな る。指 の怪 ・。 我 が′ 心配 だ 、 力 が入 %た い ので は・…・ ビL/ィ 解 除 の合 図 で 、 また登 り始 める。最後 の ビ ッチで先 行 2パ ー テ ィーに追 いつ き、3o 分 の時間 待 ちで左 ル ー トの凹 角 を登 るが、 上 部 が ガ レ場 で 、落 石 と後 続 バ ー テ ィーに注意 を したが Ъ最後 の ビ ッチを登 り切 り縦走路 に 出 る。始 めて の登攀 、最初 の不安 な気持 も一 度 に 消え て しま った。落 石 のいや力音 が ま た ● PIフ ランケ ③ トサカ岩 1'P2フ ランケ ⑩C沢 右俣奥壁 レム ●北穂テムニー ① ツ フ ● ドーム北西カンテ Oス ノーコル 3ド ーム正面震 ○合 流 点 の ダイヤモンドフエース 聞 こえ る。 こんた に落 石が多 い ものか と再度 驚 か され る。北穂 小屋 にて遅 い昼食 を と り南 稜 テ ン ト場 に 向 う。 〔タ イム 〕 南稜 テン ト場 取付 終了 -12- (8:oO) (10:3o)メ ガネの コル (11:20) (14:10) │ 気持 ち よ くT2へ進 む。 I 電谷 第 二 尾 根 ∼ ドー ム 中 央 稜 (昭 和 50年 8月 12日 │ 草 場 を左上 ヘ トラ バ ースす る と、 ドーム中 央 稜 の取付 で あ る。 ここで もかた り待 つ 。 ガ ) ス って くると暗 く、肌 寒 くな り不安 か つ の っ て くるが 、太陽 が 当 る と暑 くて もホ ッとす る。 橋 上 清 美 ここは いつ もそ う場しいが 、午後 か らは ガス リ気味 で、早 く抜 け たい と思 った。 1ビ ッチ 8月 12日 メンバ ー 5。 うか 日、狭 い チ ムニ ーに入 る。初 めての 内面登攀 。 晴 田口 ザ ックとい っし ょに入 ると詰 って動 け な い し、 橋上 手、南稜 テ ラスか わ ノ ェル トをめ くって外 足 と背 中 の フ リク シ ョン も う貧 く効 かせ いれ アッ =な がめ る。 常念岳 の頂 を つ き出 して 、横尾 ない 、足場 は ない で冷汗 をか く。 チ ム ニ ーは デイ ■は一面 の雲海 。清 々し い冷気 に 、今 日の登 思 ってた よ り大変 な のだ 。 あ とは割合快適 に オ:、 寧 を思 うと気 が 引 きしま る。 で も、私 に とっ ビ ッチか の び る。 最後 の どん づ ま り、終 了点 ネの て初めて の ビ ッグ ク ラ イムで張 り切 っている 直 下 の ハ ング気味 の ところを う査 く乗 り越 え し、 田 口さん の リー ドで登 るの に、何 と もい られ ず 、 左 に逃 げ て しま った のは少 し残 念 だ たない不安 が 先 に立 って しま う。 った。 登攀 武者震 い を して、松濤岩 を C沢 に下 りは じ 無 事完 了 してみ る と 、最 初 の不安 も、登 り に追 よ く踏 ま れた とこ ろを選 ん で足 をのせ 'Dる 。 は じめ ると、 田 口さん につ いてい くことだけ ものだが、浮 石 にひびい て落 と して しま う。 でい っぱ いて、 あ との ことは何 もわか らなか プを 三分が落 と さな くて も上 か 為いつ落 ちて きて った 。 た ょ りす ぎた感 が あるが、 それ だけに つ′ 怪 当た るか わ か らな 思 い っき り登 るこ とがで きた 。 こん どは 自分 t/・ 。 第三 尾根 の末端 をま わ り込 んで取 付 点 にた ど り着 いた と きには 、す 最後 でに気 が疲 れて しま って登攀 ど こ ろではなか 、3o った。幸 か不 幸 か先 行 パ ーテ ィが 多 く、 時間 :、 上 寺ち を してい る間に落 ち着 くよ う努 めた 。 :注 意 グ レポン方面 か らの落 石 を気 に しなが %、 :路 に じっと待 つ こと 1時 間余 。 や っと私達 の順番 ,も 一 t:き た た。 気 を引 きじめ、 1ビ ッチ進 む と、先 パ ξ ー テ ィが ど っと待機 して い る。 ドームの :再 度 頭ま です っと この状態 が続 い た ので 、一本 の 二り南 ルー トを登 って い るよ うな 気 が した か った。 :ま で登 れ るよ うにか んば りた い。 T4か ら T3へ が最初 の難 関。左 へ の トラ ベースがな かなか踏 み されず │ :2o) 、 最後 には膝 を 使 って しま った 。 そ こを抜 けた ところか ら第 コ尾根 の大前 、渡 瀬 パ ーテ ィが よ く見 えた の で、 コ ール をかわし合 う。 ス ッキ リした岩 を -13- がな くて ピ ッチ毎 に 余計 々 神経 を使 った し、 滝谷 第 四尾根 ピンを取 る事 も出来 ず、 パ ー テ ィが 同時 に動 くよ うな オ トロシ イ事 もした。 切 った のか縮 三気 ん だのか知 いな いけ ど こん な ザ イル使 わせ る ‐ な んて ア ンマ リタ。登攀具 をしま い 、途 中三 I二 発 τ 3 ・6σ 尾根 の 田口氏 達 と合 流 す る と南稜 テ ラスで 関 jヨ 出π 東 の後藤 氏 にお 茶 の ゴ チ ノウにな ってずい 分 モ ヘ向 カ ゆ っく りと下 降 、涸 沢 に我 々 を最後 に 全員集 ■して名 合。 今 日は初 めて ア ル プスの岩場 を登 った と ≡ く。壁 ア ル プスの岩場 初 見参 、何 が って この落 石 と い う事 で 気 分壮 快 。 で もア ル プスの岩場 とい 二らわね い うのが一 番恐 く、上 か らの落 石 もさなか ら うか ら大 概 私 なんか寄 せ つ けない大 層困難 な I前 、渡 落 石 を起 さな い よ う注意 す るだけ で神経相 当 合 い楽 しい所 も有 所 ばか りだ と思 ったけ ど害」 P日 、砂 減 疲 れた。 参 って C沢 を下 る 40分 程 でい いカロ る もんだ た と思 った今 日の縄谷 四尾根行 で あ う浮 草 Aカ ン テの テ ラスに 出た ら 5・ 6パ ー テ ィ待 る。 (昭 和 50年 8月 渡 8月 12日 12日 瀬 幸 ) 子 晴 メ ン バー 大前 渡瀬 各 パ ーテ ィの揃 った 順 に 南稜 テ ラス を出発 、 ? 取 りな が ち な ので 日向は っこしたが ら三尾根 を 眺 めて 〔タ イム 〕 起 床 い ると盛 んな落 石 が 田口氏 達 を襲 ってい る。 (7:5o)ス (5:oo)南 稜 テ ラス ア。 )と 他 事 だ と思 って珍 らしか っていた 。 (8:4o) Aカ ンテテ ラス (8:50∼ 10:4o) ツル ムのコル (13:3o∼ 14:15) 2時 間待 つてや つと取 り付 く、 IP目 渡 瀬 T 終了 そ れ を (落 石 とは可成 り派手 を もので あるナ ` ノ ーコル 三付 を ブ だ岩 が浮 ら っとの フ ビレ ー (15:30)涸 沢 BC(18:55) ■rlと も OP、 後大 前 氏 TOPを 行 く。 ツル ムの コル =言 喜 トッ で待 た され る間三 尾根 隊 と時 々 コ ール を交 わ す が時 々 コダ マの様 にぶ れ て 聞 こえ る時 は キ ャッチ しに くい事 もあ る。 そ の間終 了ま で ガ リーの 中途 で ピナ クルまで一度 TOP交 代 し た だけ で最初 か い ツル ペ式 で登 らして もら う よ う言 ってか かなか った のが非常 に残念 で も あ った。変化 に富 んだ楽 しい 登攀 だ ったが 四峰正面 壁 松 高 ル ー ト (昭 和 50年 8月 13日 砂 留 ■ろ。 3 7Э ) ハ ン こ うは 使 雄 司 t rご レーc l■ を登 タ ンの カ I P毎 に 3o∼ 60分 も待 た されて登攀 意欲 は 前夜 、 ル ー トの選定 につ い てい ろい ろあ り、 うすれ が ちでか 陰 で疲 れず に済 んだ とは い え そ の結果 四峰正面壁 松 高 ル ー トを関東螢雪 山 ジ ッとしてれ ば寒 い し気 が急 ぐしで ア ンチ キ 岳 会 の伊藤 さん と登 ることにな った。 で も僕 シ ョウメなん て憎 いし くな った。 そ れで もポ は屏 風岩 の東稜 か雲 稜会 ル ー トに行 きたか っ イ ン トは矢張 わツルムの コル か ら上 の ク ラ ッ 少槽 「 ヨ、石 il;、 卜 i ⊃細 カ し た ので残念 だ った 。 出発 は 7時 、 パ ー テ ィー 贅 ` は大前 、渡 瀬、森 本 、砂 留 それ に 関東 の伊藤 ■ (」 の 言 面壁 もと欲 ば った もの の待 ち に待 た された 今 の 5人 。大前、渡 瀬 、森 本 は同 じ四峰正面 の iっ て レ 日一 日そん な話 は空言 で ある 。査だ あ る、 こ 甲南 ル ー トを登攀 す る 。 ク .カ ンテの所 が面 白 か った。 あわ よ くば正 の 12%の ザ イル 、 ず大 い くせ て充 分な長 さ -14- 遷 i r ― Kラ ‐■ ギ 13日 二し 、 8月 アに動 メン パー 伊 藤 うか 縮 三気 の澄 ん だ快適 々 朝 だ。 朝食 を と りす ぐ で突 然木 の陰 か ら、渡 瀬 さんが落 ちた ので驚 っせ る I=発 す る。 1歩 l歩 息 を切 らして よ うや く く。 ょ うや く戻 って来 た。 2時 間 3o分 もた を中三 3・ 6の コルに着 く。 富士 の頭 が雲 か ら空 に ってか し。 そ の後 5峰 ′登 り 5・ 6の コルヘ。 スで 関 ´ヨ出てい る。 10分 ほ ど休憩 した後 、正面 雪 渓 を雪 とたわむ れ なが Ъ、 グ リセー ド、 にい 分 董 へ向 か って 5・ 6の コルを奥 叉側 に下 る。 シ リセ ー ド、 カオ セ ー ドで滑 り降 りよ うや く と員集 そ して急 な雪 渓 を登 りつ め 、基部 の テラスに 涸 沢 の テ ン トに着 く。 った と モ く。壁 か の しかか って くるょ うた 、錯覚 に 〔 タ イム 〕 涸 沢 ヽ 号と し こ %わ れ る。 す ぐ登攀具 を身 に着 け 、 ここで 日難 な 大前 、渡 瀬 、森 本 と別 れ 先 に岩 に取 付 く。 1 斤も有 P日 、砂留 トップで草 付 ガ リーを登 る。 かな 子で あ つ浮草 ?が 多 い 。 慎重 に ラ ンニ ング ビレーを ち合 わせ をしてい る。 ブ ッシ ュ帯 を登 ってい 晴 る大 前 さス´ を確認 。 少 々て こず ってい る様子 砂留 (7:oo)5・ 6の コル (7:50)取 付点 (9:10)終 了点 (lo:55)4・ 5コ ル (11:45∼ 14 :3o)涸 沢 (16:oo) 取 りなが ら登 る。 テラスに 出て ハ ング気味 の 草付 を ブ ッシ ュにつか ま って登 るが 、 つ か ん フ ス 10) だ岩 が浮 石 で あや う く墜落 しそ うにな った。 や っとの思 いで ガラガラの テラスに 出 てセ ル 5) フ ビレーを取 :55 それ と もル ー トがはず れ ていた のか ?2P目 h、 四峰正面壁 甲南 ル ー ト (昭 和 ほ っとす る。 こ こがⅢ 級 ? 8月 ラバ ース し草 付 の階 段状 の気味 の悪 い 凹角 を メ ン パ ー 大前 3P日 、砂 留 8月 渡 伊藤 トップで 上 の方 が少 しかぶ った所 を、 ト 13日 13日 瀬 ) 幸 子 晴 森本 渡瀬 トップで バ ン ド トラ バー 関東 の伊藤 氏 と砂留氏 の 5名 で害」に早 い ピ ス。 ハ ングを ア プ ミを使 って乗越 す。 (ほ ん ッチで 5・ 6の コルに 出て一′ まつ く。 そ れか 登 る。 と うは使 い た くな か った )ハ ング上 の バン ド で ビレー。 司 50年 4P日 、伊藤 `4o分 の トップで浮 石 の多 い 凹角 を登 り、 出 っぱ った岩 をかかえ て越 L´ 取付 ハ て正 面壁基 部 に着 い た 。松 高 ル ー ト テ ラスで登攀具 に身 をかため 、松 高 の TOPを 行 く砂留 氏 を見送 ーケンの連打 してあ る所 を、腕力 で登 る。 5 t/・ り我 々 もTlに 向 ここで ア ンザ イレンし、渡瀬 、森本 、大前 うあ り、 P日 、砂 留 トップで ハ ン グの下 の フ ェ ースを と続 く。 T2査 で ザ イルが足 らず確保 点 不安 全雪 山 登 り、 トラ ベ ース し、 す た フ ェ ース 2o″ 登 定 な り。 T3で 先行 パ ーテ ィに追 い つ くが こ リテ ラスヘ 出 る.6P目 、伊藤 トップで ホ ー の テ ラス 10″ 位 下 が変 に もろ く気持 ち悪 か ル ドの細 か い フ ェース を 5.6%登 って 終了 った。 先行 パ ーテ ィケ見 る と美 事 に クモの巣 して しま った 。 の様 を ビレ イをと ってい る。 下 の方 に カ ラ ビ 「 も僕 ttヽ っ ″イ D伊 藤 勝利 の記念 の写真 さつ え い をす る。右岩稜 ナ付 の ア ブ ミや シ ュ リン グが落 ち てい て大前 三面 の ケ登 ってい る田口さん らと コ ール をかわ して 、 氏 が 気持 ち悪 い とい い な が ら拾 い に行 く。 時 す ぐに トラバ ース を し 4・ 5の コルヘ。 この 計 、 カメ ラ、 ア プ ミや シ ュ リング、 甲南 は色 コルで 大前 、渡 瀬 、森 本 いの パ ー テ ィ ーと待 ん な のが落 ち てい るナ ァ。 ア プ ミたん か落 と -15- 轟 す奴 は どんな野 郎 だ ? な んて言 って後 で落 とい う松 高 の砂 留、伊 藤 パ ー テ ィと合 流。落 ち る よ うな本人 よ りは■ しだ ろ う。 パ ー テ ィ ちた瞬 間 を バ ッチ リ見 とどけ たそ うで、 も っ 昇風 岩房 はそ のます で ポ イン トのオ ー パーハ ング帯 を と頑張 ヽな ア カ ンとた した め られ る、何 と も (昭 和 5 越 え る。 せせ こす しい所 を先行 パ ー テ ィが よ くあれ だけ の ビンを と った ものだ と感 心 した 以上 この 日の登攀 中 の 出来 事 は私 自身 に も 位 だ 。 アプ ミを使 って い たが こんな所 じ ゃ却 う一 度反省 と山 に対 す る考 え方 を検 討 し直 す 15日 って難 し くな る。 それを越 え リッジを ジ ワ ー 必要性 を ハ ッキ リ示 して くれ た 。 一 度lt落 ち 8月 ッと回 りこ も うとした瞬間 、先 行 パ ー テ ィの てみ る もス´ だ ナ ァな んて思 うのは 負 け惜 しみ メ ンパ ー 派 手 た落 石 で 大 きた石 が ヘ ル メ ッ トをか す め だ ろ うか。 一度 だ って落 ちち ゃあ いけ ないん ヨ沢 を 出発 、 た時 は キモを潰 した。 頼 りな い ホ ール ドに し だか ら。 lEl沢 では第一次後 発隊 も到着 し失敗 手tも ゃぶ こ さ がみ つ い てい た。 さて最後 の ビ ッチ。渡 瀬 の 談 の説 明 と言 い訳 とでや っ きに な って逃 げ る てへ た り気 味 。 大失 策 とな る。 これ が ど うか後 に も先 に も最 のに苦 労 した 。 ともあれ こ うして生 きて い る 初 で最 後 であ hす す ょ うに … … 。 後 3o のは幸 い で ある。 ちた み に転落 時 亥J(12:o ″フ ェース 1本 、取 h付 きがかぶ ってい て ハ 5)な ーク ンが高 く、 や っとセ ットした時は 殆 ど腕 時計 の示 す と ころで あ る。 本来 は松高 ル ー ト カ オ使 い過 ぎてい た 。残 念 だ が大前氏 と TO の予定 で あ った が 、 不調 の者 も出 て パ ー テ ィ P交 代 で テラスに 降 りる寸前 、足 が届 かない 編 成 と共 に ル ー ト変 更 とな った もので あ る。 か ら シ リモチつ くだけ の覚 悟 で手 を離 した い 考 え が甘 か った 。 シ リモ チは つい た が その反 動 で一 回転 す ると草付 の上 を転 が り落 ちて行 った 。落 ちな が ら落 ち る とい うのは こんな も の か と思 ってい てそ の内何 故止 ま った の か 不 思議 に思 った。 当 h前 だ上 では 必死 で ザ イル 《 を に ぎ っていて も う ァ カン "と 思 った とか。 早速 f地 パ ー ァ ィ ー `ル下 り 気味 に 「 │・ l‐ 角 ら上 を 見 上 下薇 て ル ー トカ 15メ 〔タ イム 〕 涸沢 ー トル ´ 、そ の ま 査 延 ノイ、 ボ ル ト つ最 上 段 に うピ ッチ で バ ´ チ リ、 こ こで ■ って t/2る が 1な くハ ング そ の割 に落 ちた時 の シ ョックは無 か った し外 傷 もな く人 l悪 運 が強 い な どとぬかす 。 とに T4尾 布 使 い 残 り 1ヒ ・ り。 これは シ ョックで割 れ て止 ま った (7:oo)5・ 6の コル (7:50∼ 8:oo)正 面壁基 部 (8:4o) 開始 (9:10)終 了 ( ) BC( ) 尋 寺井 さ ん 「 TOPを 大 前 氏 と交代、気味 悪げ に してい 。 メ ー トル ■二 たが流 石 なスЙ く越 え る。 セ カ ン ドの森 本氏 さん ア プ も不成功 に終 り右 ル ー トをア プ ミで越 え、 そ メを越 ヘ フ の後 も う一 度 ア タ ックを試 み よ うと森 本氏 の [更 る点 ア プ ミを回収後 頑 張 ってみ た が今 度 は ハ ーケ : ヨ 角 は、 ´ ンが抜 け るとい う浮 き目に逢 い さん ざんな 目 に あ った末結局右 ル ー トを ア プ ミで越 え るこ とに した。最後 に な って TOPの 交代 と落 ち た事 の悔 しさ と恥 か しさで胸 一杯 で とて もつ らか った。 4・ 5の コルで 2時 間半 も待 った -16- ); 三 の フ ェ ニ ・ スヘ 着 く │ = 丁 つ、 そ ち │ I‐導 = ■、 F 二 る こ とタ 充。落 雲 稜 ル ー トを登 って きた藤 枝 、大前 パ ーテ 昇風岩 東壁 ダイレク トル ー ト 、 もっ (昭 和 何と も 50年 身に も 8月 15 西 村 日 収 '日 8月 浩 しみ メ ンパー 寺井 ないん 涸 沢 を出発 、横尾谷 を下 り丸 太橋 を渡 る。 じ失敗 朝か いやぶ こ ぎ、 T4尾 根取付 に着 いた時 に 逃げる (す 晴 西村 へ た り気味。 12:o ■ った で他 パ ー テ ィ ーと別 れ横断 ベン ドを 5oメ ー ア ィ あ る。 │の コ ル 8:4o) 早速 トル下 り気味 で トラ バ ース。 (昭 和 50年 8月 15日 ∼ 16日 大 ) 信 也 大 ス ラブの取 15日 付か ら上 を見上げ ると、 ポル トが連 打 され一 8月 直線 にル ー トが延 びて い る。 メ ン ペー 藤 枝 15メ 前 ”ト 昇 風 岩東壁 雲 稜 ル ー ト 前穂 四峰正面松 高 ル ー T4尾 根 へ取 付 く。 2ピ ッチは ザ イル を使 い残 り 1ビ ッチは コン テで T4着 、 T4 ルート BCへ 。 BC(6:oo)4尾 根 取付 (7:oo∼ 7:2o)T4(8:3o∼ 9:oO) 稜線 (15:oo)屏 風 の頭 (15:3o) ,尺 BC(17:oo) は落 ち てい る t/・ 〔タ イム 〕 ) し直 す 15日 3o分 位 で 全員揃 ィーを待 つ 、 ー トル位登 った 所 に 小 テラスが ある 個沢 BCよ 晴後 くも り 大前 り屏 風 下部岩壁 下 を通 hT4尾 が、そ のまま 延 ば し人一 人 が立 て る テラスで 根取 付 に 出 る。 T41r/6出 て み る と T2に は順 ビレ イ、 ポル トの間隔 力` 遠 い の 176閉 口。 番 待 ち の パ ー テ ィがた くさん 居 る。東稜 を登 ア プ ミの最 上段 1/C乗 りゃ っと手 が と ど く。 る予定 で あ った が雲 稜 ル ー トに変更 。前 に 3ビ ッチで バン ドに着 く、上 がす ぐかぶ っ 1 パ ー テ ィ登攀 中 で あ り 3o分 待 って取 り く 付 。 てお り、 こ こで ル ー ト図 では左 ヘ トラ バース 2ピ ッチ ロで又 3o分 待 た され るが扇岩 テ ラ が 、 トラ ベースで きる様 な パン スで先 に行 かせ て ヽ いい以後 ス ム ーズに登 れ ドもな くハ ングを乗 り越 し真 直 ぐ延 ばす こと る。 ォ ーパ ーハ ン グを越 し フ ェース 3577.lで て し、寺井 さん トップで登 る。 ア プ ミビレ イ。 東壁 ル ンゼに入 らず ゆ るい傾 とな って t/2る 40メ ー トルい っぱ い延 ば し、 ハ ングの下 斜 の ス ラブと カン テ 15″ で終了。鵬 翔 ル ー で寺井 さん アプ ミビレ イ、 そ の ま贅 い っきに トの藤井 氏 か ら コ ール がか かる。 ブ ッシュを ハ ングを越 ヘ フ ェース を行 き大 テ ラス (緑 ル ぬけ る と大 ス ラブ ル ー トに行 った寺井 バ ーテ ー トと交 る点 )着 、 小休止 。 ィ も居 り6名 で個沢 に下 る。 上 の凹角 は 、 ク ラ ックぞいに ハ ー ケンを連 〔タ イム 〕 '日 ttt B C(5:3o) 打 され左 の フ ェース を登 る。 テラスヘ 着 くとす ぐ右 の方 で藤井 さん達 の 声 がす る、 そ ち らヘ トラ バ ース。 鵬翔 を登 つて きた藤 井 、田中 パ ー テ ィー としば し雑 談 、 稜線 へ 出 る こ とにす る。 -17- T4尾 嗅取 付 (8:3o∼ 9:oO) T4(lo:oO∼ 11:00) 終了 (13:45) 潤 沢 BC(17:3o) 8月 16曰 いけれ ど、風 はそれほ ど強 くもな い 。 くもり 台風 接近 で ガスがか か り雨 が降 りそ うで あ ドームの パ ーテ ィと別 れ 、1ヒ 穂 小屋 よ リキ るが一 応 出発 す る。藤井 、 田 中 バ ー テ ィも松 ン ッ トに 向 って下 り、 B沢 の コルか ら滝谷 に 高 ル ー トにした 。 小生連 日の登 りで疲 れ 気味 入 るが 、 2人 共 初 め てた ので 、様子 が分 らず で あ る。雲 ゆ き も怪 し く五 ・六 の コル で大休 ク ラ ック尾根 1/6入 った りして大分手 間取 った 。 止。 C沢側 か ら回 第 1尾 根 に至 る赤 い バ ン ドは 、 かす かな も り込 み 30物 の ガ リー 1ピ ッチ を省 略 して しま った 。 2ピ ッチ ロの バ ン ので 、 気 をつ け ていな い と見過 してしま う。 ドで 明大 ル ー ト●llに 入 リル ー トを違 え て しま 漸 くP2フ ランケの基 部 に着 き準備 をして、 った。 ク ライ ムダ ウンで松 高 ル ー トに帰 る。 西村 トップで右 か し 2本 目の ク ラ ックに取付 3ピ ッチ ロのオ ー バ ーハ ングは ハ ーケ ンをつ く。傾斜 ll急 、 だが ホ ール ドも多 く、 ス ムーズ かみ 強引 に乗 り越 し凹角 か ら松 高 テ ラスに 出 に 1ビ ッチを終 え 、 セ カ ン ドはそ のまま右 上 る。 フ ェ ース 、 カンテ 2o″ 、 フ ェ ース 3 0″ に て終了点。 四峰 の肩 よ り五 ・六 の コル Lす る局 ミ与、ナ│、 、 二 皇氏 や 伯 の チ ム ニ ーを抜 け て クラ ックを左上 す る と、 1 `〔 リッジに 出た。 ニ 〔当会 で に 矢口らス ,1(?)と をへ て 潤沢 に下 る。 五 ・六 の コル よ り雨 が降 3ピ ッチ ロは容 易 力 凹角 、第 4ビ ッチ凹角 り出 した 。 BCに 着 くと滝 谷 に 行 った者 、槍 か らフ ェ ース を左上 L.て 、 ハ ング下 で確 保 。 li子 位 で I ケ岳 隊 も着 いてい る。 明 日は下山 で あ る。 頭上 の ハ ング を右 よ りに越 え凹角 を直 上 す る -2パ と、第 2尾 根 の主稜 17C出 た 。 '・ 1つ チ ム = (7:oo)五 ・六 の コル (8:00∼ 8:4o)松 高 ル ー ト取付 (10:10∼ 10:20)終 了 (11:45) 涸 沢 (13:3o) 〔タ イム 〕 涸沢 55分 の登攀 。昨 日 取付 よ り 5ピ ッチ丁度 三 屏風 で の単 調 さに比 べ 、快 適 な フ リー ク ラ イ (昭 和 50年 8月 16日 寺 井 ■ の 「 千ち 良レ 三 、ヒ ャッと ,一 パ ー′ヽ キ って来 た 人 に、奥 穂 へ の道 を聞 かれて驚 く。 ガスに巻 かれ て 、 c沢 へ ず んずん下 って しま tr、 1 た ― ・ す る人 の動 きが慌 しい。 す ぐ降 り出 しそ うに 一 ・ もない ので、一 応 出 て見 る事 に して南稜 を登 ▼ ▼ ・ る。稜線 に 出 て も一 面 の ガ スで 、何 も見 えた -18- │ ― ― ― ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ 由 書あて ち、 lII と │〔 角 ‐ ▼ い何 1こ の 割 こ 台風接 近 とあ って 、潤 沢 は 朝早 くか ら下 山 るが 、 こんな天 気 で も登 って行 く人 が大 分居 そ こへ ヽて怒 ら て南稜 をかけ下 る。 寺井 ― レをに ぎ ∫ うて 来 た ったそ うだ 。空 模様 は も う見込 みが無 い 。 ド 霧後雨 メ ン バー 西村 事たなか ら =′ ームの方 も気 にな った が 、降 喝ぬ内 に大合、 ぎ 8月 16日 っ ガス σ ー トで 、 40″ で Plに 出て ザ イル をしま っ 稜線 に 出 る手 前 で 、 C沢 へ の下降路 か ら登 功 谷な どを 向 った 。 水野 ク ラ ックは思 った よ り面 白い ル プ を。 ) は何 と ■ 10″ とこ ミングに終 始 した変化 の あ る岩 登 りが味 えた 。 期待 した眺望 も得 いれず 、一 体 み して Plに 滝 谷 第 二 尾 根 P2フ ラ ング右 ル ー ト 内 ・ ーテ ィ レて ア ■ 1‐ ■た 終 了、時 間待 ち も無 くまず順調 カ ア タ ック だ 三ょ リキ 滝 谷 ドーム正 面 壁 ら滝 谷 に (昭 和 50年 8月 16日 ′ :分 った と言 え る。合 宿以前 の T・ Rで も岩 田 リ ダ ーとザ イル を組 んだ 経験 は ゎず か で チ ョ ) いず ッとした コール に もサ サ ィを ズ ンを感 じた り ξ取 った 。 渡 瀬 幸 子 神経 使 った が、 それ以 上 に岩 田 リーダ ーは唯 「 かな ふ 登 るだけ の事 しか知 らな い私 を相手 に′ ら もと 16日 ン査 う0 8月 1し て 、 メ ンパー 岩 田 渡 瀬 夕て取 付 下山す る 「 DLADc」 か ら余 った食糧 を も 霧雨 な く思 った ろ うと思 う。 それ と 自分 だ った わ あ の ガスの中で正確 に ル ー トを見極 め る事は 難 しか っただ ろ うと思 うと矢 っ張 り滝谷 は恐 い所 だ と思 った。 雨 の来 な い 内 に と猛 グ ッシ くム ーズ らい、寺井 、 西村氏 と四名 で出発 。「 [ま 右 上 の森 島氏 や 住友氏 査だ行 きやんの ?台 風来 「 ュで南稜 を 5o分 で下 った のに BC日 前 に小 卜ると、 るのに知 らん よ。 」 「 風邪引 かん よ う174ね 。」 屋 の辺 りで ドバー ッとや %れ て しす った 。一 とは当会 では耳 にし得ない優 しい言葉 ではな に静 かにな り淋 し 挙 に半 分程 減 った涸沢 はを、 ,チ 凹角 F確 保 。 三上 する (?)と 15分 位 で Bフ いか MCC」 ヒ ガム。南峰 で両氏 と別れ ると くな った。 今 回不調 で残留 を余義 な くされた ェ ースの基部 に取 り付 く。先 高松 氏 に は気 の毒 だが思 わぬ ドームを ヽらっ 行 2パ ーテ ィを約 1時 間程待 ち登攀 開始 する。 初 め のチ ムニ ー、 ク ラックは快適 な登 だが最 彗。昨 日 初 の 内は何 とを くシン ドイしそ の上 寒 くて冬 ―ク ラ イ の滝谷 な ど想像 して思 わず ゾ ッと した。濃霧 :夫 え た 。 で 10″ と登 ると ToPの 岩 田氏 の姿 は 見え IP lに な い 。 ガスの中 での登攀 は 高度感 が薄 れ るが F白 い ル 気持 ち の良 い もので はな く、落 石 な どの時は ・しま っ 全 くヒ ャッとす る。最後 の ビ ッチ 、 ポ ィン ト た本人 は頗 るご気嫌 、 と もあれ 槍 ヶ岳縦 走隊 も無 事 に戻 り最後 の涸沢 の夜 を歌 って名残 り 惜 しむ 。 〔タ イム 〕 rEl`民 7:3o)南 (6:4o)/」 ヽうヽ■L(7: (8:25) 取 付点 (8:4o∼ lo:00)ド ームの頭 (12:o5∼ 12:2o)Bc(13:lo) 2o∼ 峰 のォ ー バ ーハ ン グの下 で難 しそ うな ので不安 :モ ヽら登 驚 く。 ザ イル をに ぎる。 そ の 内一人 で一 杯 の所 へ追 しま いつい て来 た パ ーテ ィが害」り込 み ひ ど く窮屈 )て : を覚 えなが ら視 界 か い消え た岩 田氏 を,い 細 く ヽ 。 ド 大 急、 ぎ lt、 な る、そ こへ岩 田氏 の ザ イル ア ップの声 1/Cも た つい て怒 られ て し査 った。 OKの 合図 で登 りか け た 時何 を 思 ってか 当会 の 古 い リーダ ー を知 るこの割 り込 み の一人 t/bわ く、 ゆ っ く 「 り落 ち着 いて登 ろ う、岩 登 りは競 争 じ ゃない んだか偽、頑張 ってね。 」??理 解 1/LZtt lン み たがらとに角 ハ ングを乗 り切 ってそれで も尚 ズ ル を して ァプ ミ使 った ら却 って難 し くな っ て馬鹿 を見 た。 ドームの頭 1/r出 て 約 2時 間で -19- 数 表 紙 の こ とば 岩 登 りを志 す者 が′ らはず ませた が 皓最 初 に憶 え る ザ イルの結 び方 は 、 ほ とん ど が この ポ ー リ ン (ボ ー ラ イン と も発音 す る )結 びだ と思 う。 この方 法 は結 び やす い点 や 17■ どきや すい 点 、 さ らに安 全性 、 7年 頃 は未 だ大勢 は麻 ザ イル を使用 して 確 実性 す べ て に す ぐれてお り、そ れが一 名 t(King of knots''と も い た よ うに記憶 して い る。 ザ イル をザ ックか らと り出す と き、 い 呼 ば れ る所以 で あ ろ う。 ザ イルに過 度 の シ ヨックがか か った場 つ もプ ー ン と香 って くるあ の麻 か もつ独 合 、 結 び 目や キ ンクが あれ ばそ こか %切 特 のにお いに 、 一 層登攀意欲 をか きたて ボ ー リン結 られた ものだ 。 その麻 ザ イル もい まは全 び "は 相 当強 く 82パ ーセ ン トの強度 が く過去 の遺 物 とな って しま った。 だけ ど (フ ュー ラ ー び " 結 私 はそ の遺 物 をいな も大事 に押 入 れ の 中 れ るので あ るが 、実 験 では 出 るそ うで あ るが 、 'マ とた る と 71バ ーセ ン トに落 ち、他 の結 に しす って あ る。 び方 では更 に これ よ り悪 い と の事 で あ る。 登攀用 具 の変 遷 は著 しい 。 ビ ッケルの ザ イルの材質 とい えば 、井 上靖 の 小説 シ ャフ トな ども現在 は ウ ッ ドが主 流 だ が、 そ れもいづ れ は メタ ルに と って かわるの ル った三 重岩稜会 の 「 氷壁 」のモ デ とな だ ろ うか。 前穂 東壁 にお け る ナ イロンザ イル事件 が 昭和 3o年 で あ るか ら、一部 の者 はす で (月 巴 発・言 己) ろ に ナ イ ロンザ イル を使用 して いたので あ ろ うが、私 が岩登 りを始 めた昭和 36・ -2o一 想 行 J 雲 の 平 へ (昭 和 50年 8月 14日 ∼ 8月 二 雲 の平 は 、標高 約 輪 2,5ooメ 17日 ) 美 和子 ー トルの台地 。 呵山植 物 が花 ひ らき、囲 りは高 い 山 にか こま れてい る。 北 ア ル プスに は、 先輩達 は何 度か足 を入れ ているだ ろ うが 、私達新 人 には 、初 めて の北 天 気 とは うって変 って 、一面 ガスにつ つま れ ア ルプス山行 で あ り、初 めての 山 の生 活 で あ て しす い 、展望 どころで ltな くた り、左 右 に る、 そ して 体力 に不信 をいだ きなが るの参力口 分 れた道 を右 に取 り薬 師沢 へ 下 る。今 日の テ で ある。 ン ト地 カベ ッタが 原へ と急、 いだ 。 3泊 4日 の予定 で 、我 々 8人 (8:lo)三 角点 (9 :5o)太 郎兵衛 小屋 (12:2o)薬 師 沢 (13:3o)ヵ ベ ッタが原 (15:lo) (2パ ー テ ィ 〔タ イム 〕 折 立平 ー )は 、折 立 平 か ら太 郎兵衛 小 屋 、薬 師沢 、 雲 ノ平 、野 口五 郎 小屋 、鳥帽子 小 屋 か ら濁 小 こへ と縦走 に 出発。途 中谷 あ り、岩 あ りで、 8月 15日 台地 、高 山植 物 、氷 雪 な どが、 こ の 山行 を楽 AM5:55分 しい ものに して くれ るこ とを祈 って 出発 。 晴 、 はな やかな テン ト地 を後 に、 この山行 の 目的地 である雲 ノ平 へ と向 う。 8月 14曰 メ ンパー くも わ 薬 師沢 小屋前 の小 さな 吊 り橋 を渡 り、 樹林帯 中沢 村上 澄川 出口 野 田 佐藤 三輪 につ つま れた 色、 た斜面 を 2時 間ば か り登 る と 山西 雲 の平 0入 日、 ア ラス カ庭ヨ │〔 」た (展 望 lt 大阪 を 2班 に分か れ て 出発 し、折 立平 で後 ハ ェ 、 ゴ ミri 3立 ち、 これ ては よヽ ^の たが、 竜者が着 くまで身仕 度 を整 えな が %待 つ 。 せ っか くの台地 の すば らしさが半減 して しま AM7:3o分 い 、 なん だか虚 し くな る。 ) 、後 発 者着 く。 全員集 合 _/ ヽよい よ今 日か ら入 山 。 折立平 か ら三 角 点 までは樹林 帯 に 囲 4れ た 「 ここで休憩 を取 皓ずに 5分 ほ ど先 へ 行 く と雲 ノ平 に出いれる 」と言 うので、重 い足 を な登 り道 で 、太郎兵衛 小屋 ■で 意外 に長 い急、 がせ たが 5分 どころか 2o∼ 急、 ,薬 師岳 へ 登 る のだ ろ うか 、人 が 多 く、越 し った 。 30分 もかか されつ の登 り道。 三 角 点 ま で登 りつ め る そ の 疲 れ も ど こ ぇ ゃ い ・ ・・。 二、薬 師岳 が姿 を表 わ し、太郎兵 衛 小屋 まで 祖 父 岳 、水晶 岳 、 赤 牛 岳 、笠 ケ岳 '越 一本道 1/C出 る、 こ の一本道 、歌 の文句 では ■つけれ ど、本 当 に 長 くど こ まで も続 くとい か 時の 展 望 は パ ツ グン。 ヾル トブ ル ーて い で に も手 が 届 きそ 空 、 コ′ -21- │││ILL ・ ・ ・な ど高 い 山 々に囲 4れ てい た 雲 ノ平 小屋 つた感 じて太郎兵衛 小 屋 に着 くと、今 ま での Fヨ etc・ 亡 、食後 、村上 さん の 出発 を皆 で 見送 る。私達 も台風 接近 のた め予定 を一 日繰 い物 で あ り、味 わ うことの 出来 ない匂 い 、 そ り上 げ下 山 と決 め不用 物 を捨 て各 自の荷物 を して人 影 も少 な く、山 の雄 大 さ 、 ス ケ ールの 軽 くL″ て下 山 へ と急 いだ 。槍 ケ岳 が あんな に 大 きさ 、 自然 の美 しさを感 じ 。・ ・・来 て 良 くっき りと姿 を見 せ てい るのに台風 が接近 し か つた。皆 で 記念 撮影 。 明 日の朝 で 、村 上 さん とか別 れ 、 夕食 にた き込 み飯 で送 別会 。 (5:55) ア ラスカ庭 園 (8:oo)雲 ノ平 山荘 (9 :00)祖 父岳 (12:lo)水 晶小屋 (14:10)キ ャ ンプ地 (16:lo) 〔タ イム 〕 カベ ソケが 原 ク 4:5o分 花 、草 の匂 い な ど大阪 で は 見 る ことの 出来 た 三 ・四 くもりの ち小 雨 AM4:lo分 葉 山氏 風接 近 との こと 、 そ のた め風 が強 く小 雨 が ぱ らつ き不安 た一 夜 で あ ったた めか皆 、寝 不足 とい った顔 つ き。 2 つ つ あ る とい うことが虚 の よ うに思 われ 、天 登 って上 気 を気 に した が ら楽 しか った山行 の思 い 出を 朝 とに 胸 に ひめて の下 山で あ り、途 中合 う人 もまば ぼ む。 民 らで あ る。 気持 が ょ 私達 、新 人 は先輩 た ちの配慮 で あま り疲 れ 歓 々聞 カ を感 じることな く、 す ば Ъしい1ヒ ア ル プスを コ の コハ 満 喫 し、楽 し く意義 ある山行 が 出来 た よ うに コル カ レ .ア ィ ど うに ヵ そ して無 事 に下 山 で きた事 を感 謝 した い気 起 きる。昨 夜 の ラジオで台 ( 武藤 f 思 う。 8月 16曰 右 フ う。初 めて見 る雷 鳥親子 、高 山植物 の小 さ い と右 岩 移 持 で ある。 (5:5o)野 口五 貞6小 屋 (7:o5)鳥 中 冒子 小屋 (10:05) 沢 ノ出合 (1:4o)濁 小屋 (2:25) 七 倉 (3:5o) ザ ッタ 〔タ イ ム 〕 キ ャ ンフ地 後 ろを拡 池畔に ぎわゃ か 右岩 稜 つてい る す る。 涸 沢 の 思 い 最初 の 出 者 つ私 に 幸 夫 ¬ r私 ヵiト も― 卜と 慎 重 て登 寺折 。 『 関東 関西 合 同合宿 』…… と、 か ねがね よ り実 現 を夢 みて た が 、偶 然 に もこ の夏合宿 に 、 4日 間程 、個 沢で生活 を共 に す る機会 に 恵 ぐ贅 れた 。 な限 りに於 て この よ うな合 同合宿 を望 めた い。 っ落 石 が , 上部 は 連 日夕食後 に ミ ー テ ィングを開 き、関東 の 人 々と座 を囲 み 、 い ろい ろ交流 の花 が 咲 くQ こ の 日は関 東 。関西 の合 同 パ ーテ ィを組 み 、 1 て、傾 斜 テラスラ 今 日で 関東 の合宿 が 終了 す る と言 うので 、 わず か数 日で あ ったが 、攀 じ り、語 り、会 b ーこ `左 _ ‐ す 、上 ァ 員末端 贅 で交流 を深 め 、充実 した素 晴 しい合 前穂 東壁 へ 出か け るこ とに決 査 る。私 と武 藤 宿 を送 るこ とが出来 た。 氏 は、右岩稜 へ 、新 人 の砂留 は伊藤 氏 の胸 を 7‐ _ ら。 借 り、 四峰 へ と 2組 のパ ー テ ィが 出来 る。 ■ t二 う。 今後 姉 妹 会 と し春 、夏 、冬 を とわず可能 -22- ( 〔右岩 稜 〕 は烏 帽 子 の中央 カ ンテを登 った時 と、変 わた ク ラス トした雪渓上 を キ ックス テ ップで 、 く安心 してて かせ Ъれ る パ ー トナ ーで あ る。 三 ・四 の コルヘ 向 う。 2・ 3回 アブ ミにぶ らさが る と 、 あ っと言 う 武藤 氏 とは 3年 前 に 交流 登 山 を行 な った時 、 間 に ハ ングか 皓姿 を消 す。 葉 山氏 と共 に谷 川 の烏帽 子奥 壁 中央 カンテを 登 って以来 、久 し振 りで パ ー テ ィを組 む 。 E ハ ングを越 す と バ ン ドに 出 、 さ らに バン ド を登 ると 北星 上 部 の広 い テ ラスに 出 る。 朝 とはい え 、真 夏 の太陽 が雪 渓 に 反射 し汗 遠 く、後 ろの方 か ら誰 か が呼 んでい る声 が ばむ。 時 折 り冷 た い風 が ここ ちょ く肌 をたで す る。振 り返 ると四峰松 高 ル ー トの終 了点 で 気持 が よ い 。氏 が得意 とす る沢 登 りの話 を、 手 を振 ってい る人影 が見 え る 、松高 に登 った 数 々聞 かせ て もらい なが い 1時 間程 で 、三 ・ 砂留 と関 東 の伊藤 氏 である。我 々 も大 きな 声 四 の コル に着 く。 で コール を送 る。 コルか ら B沢 を下 る。傾斜 が きつ く ビ ッタ ル .ア ィゼ ン を持 た ない我 々は下 降 に戸惑 う。 彼 らは案外 早 く登 った よ うだ 、 こ ち 為は 4 だ Aフ ェ ース を登 らなけれ ば 力 らた い 。 ど うにか安 全地 帯 にお り、 ガン場 を少 し登 る と右 岩稜 下 に 出 る。 Aフ ェ ース基部 に l多 勢 の ク ライマ ーが l・ 取 付 が わか らない の か ? 圧 ↓ ザ ックか %登 攀用具 を取 り出 し身 に着 け る。 後 ろを振 り返 ぇると奥 叉 自 の池 が見 え る。 私 は一 昨 日、 この Aフ ェ ース を登 って い るの で 池 畔 に は数 張 りの テ ン トが朝 日に照 らされ 、 さわやか な 朝 を迎 え てい る よ うだ 。 ウ ロ クロしてい る。 勝 手 がわか リス ム ーズに登 れ る。 凹角 .テ ム ニ ー と、岩 は ガ ッチ リ安 定 し、 フ リク シ ョン ・ホ ール ドと もに 右岩 稜 に は 5年 前 に一度 、 古川 ル ー トを登 も ぅしぶん 々 く、′ ク な ライヾング 央適 を楽 しでせ て くれ ってい るの で今 日は鵬 翔 ル ー トを登 ることに る。 す もな くして終 了点 に 出 る。 す る。 真夏 の 強烈 な 陽差 しを浴 び、遠 く蝶 ケ岳 、 大竜 の 山 々が望 め、眼 下 に は徳 沢園 の小 屋 が 最初 の トップを お 互 い譲 h合 うが、年長 者 の私 に花 を持 たせ て くれ る。 それ ては とす マ ッチ増 のょ う′ τ見 え る。 ず私 が トップに立 つ 。 2ビ ッチ ロす では 古リ 明 日には山 を下 ると言 う武藤 氏 と、素晴 し ル ー トと同 じ、左上 へ と浮石 の多 い バ ン ドを い 登攀 が味 わ え、意義 あ る合 宿生活 の ひ と時 慎重 に登 る。 を送 るこ とが 出来 た。 時折 り古川 ル ー トを登 ってい る パ ーテ ィか ら落 石 が有 り、 ひゃひゃ す る。 上部は圧倒 され る ハ ング帯 がつ らを って る。 t/・ テラスか %ル ー トは 2つ て分 か れ 、鵬翔 ル ー トは左 上 の方 ヘ トラ バ ース ぎみ に登 る。 '上 か hょ い すく い ょ核心部 の ハ ン グに差 し かか る。 こ の ビ ッチrl武 藤氏 に トップをや っ リズ ミカルな登攀 -23- ヽ 前穂 の頂上 を経 て 、三 ・ 四 の コル か ら雪 渓 をグ リセ ー ドで て、傾斜 もだん だん急、 に な って来 る。 て もい う。 氏 の卓越 した ザ イルを仕舞 い 一 気 に下 鬱 “ 落 石 の 恐 怖 田 口 幸 夫 「 ド ドドッー ノ」と、轟音 と共 に ル ンゼ上 部 か 喝 2″ 四方 もあ ろ うかと思 う岩 が、数個 の どち らか に あた っていた らと思 うと、 あ ら 11ナ ため て岩 登 りの こわ さを思 い知 為され る。 メン′ 我 々めかけて落 ちて来 る。「 あ ′落 石 ― ′」 幸 い 1ル ンゼの核 心 部 を抜 け、 ル ンゼが く 1カ ′ と、私 は と っさに叫 び、岩 にへば りつ くょ う の字 に 広 く曲 った所 にい たた め 、難 を逃 がれ を終 り仕 身 を伏せ る。物凄 い音 を立 てル ンゼ内 の壁 に るこ とが 出来 た ので あ る。 が 、見 Z ハ ネ返 りなが 特 下 の方 に消 え てゆ く。 そ れに 1´ て も二 人 の受 け た シ ョックは大 き あ るだ同 しば ら くする と、今 の落 石 が ウンのよ うに く、特 に 治 ち ゃん の は今 後 の登攀活動 に 、致 だ ったカ 静 贅 り、 ただ岩 と岩 とが激 し くぶつ か り合 っ 命的 な影響 を与 え る よ うに思 わ れた。叉私 自 3ル ンt た 。 キ ナ臭 い独 得 の臭 いが あた リー面た だよ 身過去 、 多 くの落 石 を経験 して来 た が 、 これ いが 、 壁 う。 ほ どの凄 い落 石 は見 た ことが ない 、 も うこの って はレ 登攀 が終 れば 、絶対 に岩登 りは やめ よ うと真 も枯 れ = 二 も'実 るよ うな恐 布で、背 筋 が ゾ ウーと し、 生 │た さえ r:し な■ った。 ど うや ら私 は大丈 allに 考 夫 3よ うだ、 と共 に す ぐバ ー トナ ーの治 ち ゃ えた 。 しか し明 る 日には ■た、落 石 の恐怖 に震 え た が ら前 穂 東壁 、滝谷 へ と向 う。 ん の事 が 気 に な り、「 治 ち ゃん 一、大 丈夫 か らしい 清 ―ト lP目 一 /」 と大声 で叫 ぶ 、 す る と下 の方 で も、 1昨 年 同 「 田口 さん 一大丈夫 ですか ―./」 と治 ち ゃん の声 がす る。 ああ ―治 ちゃん も無事 の よ うだ べ りゃ サ 卦ほ えて 2P目 を 一と、ほ っと安堵 す る。 凹角 は 、 取 りあえず私 のいる所ま で登 って来 るよ う 登 って行 伝 え、 ザ イル をた ぐり寄せ る。 3P目 治 ち ゃんが登 って来 て、お互 い顔 を見 るな り 見下 せ る 「 今 の落 石物凄 か ったな 一」と、同時 に強 ば ― トフ ァ った顔 付 で話 す。 しば いく体 の震 えがとす いな い。先程、取 4P目 付点 で先 行 パ ーテ ィーの登 っているのを思 い 寸 を 3o 出し、 きっとそ の パ ーテ ィーの人為的落 石 と 5P目 思 い、恐 ろしさの余 りつい「 こら 一 ノ気つけ んか 一」と口ぎたな くのの し って しま う。 この ビ ッ 下降は う。 3ル 落 石 が もう少 し早 か った ら、私 か治 ち ゃん … 24- レンで 降立 つ。本 当 な らこの査す鳥帽 子 の 岩 錫 杖 岳 山 行 岩 小屋 で 泊 るつ も りだ った が 、 4フ ェ ィス と (昭和 50年 11月 22日 ∼ は、岩壁 で分 離 されてか り、登 る気 が した t/b。 11月 24日 ) 田 11月 22日 ら メ ン パー 中 茂 今夜 は 、 ク リヤの岩 小屋泊 とす る。 ラジォで は、 山は荒模 様 で 吹雪 にな る と言 って hる が 、 きれ い な星空 で 信 じられ ない。 樹 11月 23日 快晴 田口 岩 田 田中 /Jヽ 雪 ツ ェル トよ り顔 を出 して見 る と雪。 で も 少 1カ 月ぶ りの錫丈岳 。 ウチ の食堂 で の朝食 れ を終 り出発 す る。雪 も多 か ろ うと思 って 来た り北 尾根 を通 るこ とだ。右俣谷 で 1パ ーテ ィ が 、見 るか ぎ り雪 な どない 。 日影 に チ ラチ ラ あるだけ 。 ァ ィゼン ・ビ ックル も って来 て損 を追抜 き本 峰 フ ェ ィス下 の バン ドヘ着 く ガ 。 ス が、 かか ってな んに も見 え ない グ ラス 。 リ だ ったか な。 ク リヤ の岩 小屋裏 の 小道 を辿 わ ンネよ り東尾根 へ 上 る。思 っていた ょ リブ ッ 3ル ンゼ下 に て小休止 。槍穂連 峰 が す ば らし シ ュの多 い尾根 で ある。 頂上 は、 小 さな いが、 雪 の量 は 、 lo月 見 た と きとあま り 変 で あれ ば ょい、 と言 う願 をみ ごと裏 切 られ ブ ってはい た い。 この錫丈 に して も岩 も乾 き 草 も枯 れ コン デ ィシ ョンは最高 。お ま け にすば ッシ ュた らけ の ビークにか っか り。 4L2_根 も き 致 自 れ の 真 く らしい青空 。 目標 は 、第 4フ ェィス、雪稜 ル え ート lP目 乾 膝 た ク ロ ヮ ール よ り草 付 を登 る。 1昨 年 同 ル ー トを登 った が、雨 あが りで 、す し。今 日の行動 予定 は 、錫丈 沢 よ り本 峰 へ 登 草原 樹林 ば か りで 、 しん どそ う。 ふみ 跡 を辿 り出 い 発。 木 に登 った り、根 っ子 夕 くく った り、 た いへ ん な アル バ イ トで、 い ゃにな って くる 。 4時 近 くに な って ク リヤの到着 。岩 小屋 へ は 暗 くた るこ ろ帰 り着 い た。 べ りゃ す く草 付 を必死 に な って登 った ことを おぼ えて膝 る。 2P目 11月 24日 晴 岩 田 さん が、 トップとな り、草付 岩 小屋 の前 の積 雪 も昨 日よ りも少 しは 、 ふ 凹角 は 、 い や だ と言 って フ ェース ∼ ヵン テと え てい る。 前衛 フ ェィスは、 と見 る と真 白 に 登 って行 く。 な ってい る。 お 日様 も顔 を 出 し朝 日の 中 を下 3P目 や さ しい 凹角 を抜 け 、 3ル ンゼが バ 見 下せ る ン ドを、追 かけ 左か ら右 へ と、 ル ー トフ ァ イデ ィング のお もし ろい ピ ッチだ 。 4Pロ コ ンテ ィニ ュァスで少 L登 り、草 付 を 3o″ ほ ど登 る。 5P目 凹角 よ リカ ン テヘ と、 ど うゃ ぃ、 この ビ ッチが 、核心 部 いしい。 下降は 、 ブ ッシ ュをか きゎ Iる ル ンゼヘ 向 t― う。 3ル ンゼの コルヘ は 、 5%の ァ ップザ ィ -25- ‐ ・ :53目 ││lhL 山す る。 く>山 女を讃える詩 <> 心 を動 か す こと 後 中 昭 満 ″=”コr l もう 15年 も前 の事 た のだ ろ うか。息 をのtF よ うな 大 自然 の光 景 に 、鮮烈 々印 象 と感動 を 一 ″百 ヨ k に歓 声 をあげた あ の初 めて の ア ル プ ス山行 は、 D ガスが去来 す る中か ら垣 間見 た穂 高 の 峰 々 沢 一 雄 o丁 ゝ ヽ 肥 憶 えた の は、 間違 い た くこの私 だ った の だ ろ うか 。 みそ じ半 ば の今 の私 に、 あ の頃 の よ う な感受 性は、 はた して残 ってい るのだ ろ うか。 か か筋 骨運 査 し く ベ イタ リテ ィ ーな 山女 よ あ の頃 の 自分 と比較 す る と き、現 在 の 自分 が あたた た ち こそ 本当 の女 性 な のだ 自然 とのふれ あい に、 どれだ け′ いを動 か され かつ て あなた達 を細 くひ弱 に閉 じ込 めた る事 が あるの だ ろ うか 。 あ のい 査わ し き因習 をぶ ちやぶ れ イギ リスの叙情 的詩人 ワ ーズ ワ ースは、 大 そ して 内股 で 歩 くの を やめ 人 に な って も未 だ虹 を見 て胸 がか どる 自分 を し っか と大地 を踏 み しめ よ あ りが た く思 った とい う。 そ して 彼は老 人 に 山女 よ どん な苦難 に 出合 って も な って もそ うあ る よ うに 、神 に祈 った とt/bう 。 そ の大 く遅 ま しい足 で 踏 み こえ て行 け 昇 る 朝 日を見 て歓 喜 し、碧 空 に 湧 き立 つ積 お お ミ ロの ビーナス よ り勝 れ 乱雲 を 見 て烈 日の意 気 を感 じ、沈 む夕 日を見 ヘ ラク レスに も超 え よか し て感慨 にふけ り うる、そんな感 受性 を私 もい ああそ れに して も町 の女 の なん とひ弱 で つ まで も持 ちつづ け た い。 果 れな ことか 花 の咲 くの を 見 て も、鳥 の さえず リケ聞 い た ん とい たす しいこ とか て も、何 ん ら いを動 か されな くな った ら も う かか 素 晴 ¨ しき山女 よ か しで いた の で あ る。感覚 と感受性 は 、 い つ 空 に希望 の 虹 をかけ ろ ぶと ぎす贅 され ていな くてはな らな い。 そ し 日やけ した顔 て琴線 は絶 えず ピンと張 って 、風 のそ ょ ぎに 秋空 の よ うに澄 んだ ひ とみ も鳴 ¨な くては た 皓な い。 そ の微笑 み は生 命 あ る もの 全て を慈 しみ 人 人 の心 を和 査せ る お素 晴 らし き山女 よ おヽ 太 陽 よ りも朗 らかに 月光 よ りも聰 明 たれ そ して堂 堂 と胸 をは ってつ き進 め そ こにtrlき っと素晴 らしい恋 人 が ま って い るだ ろ う -26- ■■■国WF 記 (昭 和 50年 1月 ∼ 12月 ) 三 月 の 八 ツ ケ岳 (大 同 心 雲稜 会 ル ー ト (昭 和 50年 3月 20日 ∼ 3月 ) 22日 ) 田 今 回 の山行 は新入 トレ ーニ ングを 目的 とし 3月 21日 口 幸 夫 風 雪後 晴 て八 ツク岳 を選 んだわけ だが 、そ の新人 が 1 メ ンパ ー 岩 田 名 のみの淋 l′ い参加 で あ った。 夜 半 よ わ風 強 し、朝 ツ ェル トの 中か 為外 を 田口 メ ン ペ ーは私 と岩 田で大 同心 へ 、寺井 、伊 見 る と風 雪 で視 界 が悪 鉢 、取 りあえず壁 の基 集院 は 赤岳 西壁 と 2つ の パ ー テ ィ ーに分 かれ 部 贅で 行 く。基部 に 2∼ 3パ ーテ ィス た が こ る。 の天 気 な ので諦 め て帰 る。 3月 2o曰 折角 来 た のだか 弓と、勇気 を振 るい起 し荒 くも り メ ン パ ー 寺井 岩田 れ狂 う強風 の 中 を壁 に取 付 く。 伊集 院 田口 ま ず は私 が 卜 、 ソプで登 る。垂壁 を出歯 の前 美 濃戸 口よ り 3時 間程 で赤岳 鉱 泉 に着 く。 爪 で慎重 1/Cハ ング下す で登 る。岩壁 に エ ビの 色取 りど りの テ ン トが 沢 山張 って あ り、多勢 の登山者 が入 山 してい る よ うだ 。 尻尾 が 付着 し、最初 の ハ ー ヶ ンが 分 弓ず どこ こ こか ら大 同心 、横岳 西壁 が一望 で きるの 下 が ってい るの を見 つ け ル ー トが分 る。 ここ だが 、曇 り空 の為 見 えず 。昼食 を済 査せ 、赤 か %2ビ ッチ ァ プ ミの推1替 で直上 し、 ハ ン グ 岳 西壁 へ行 く寺井 、伊集院 パ ー テ ィーとここ で別 れ る予定 だが、 ま だ時 間 も充 分 あるので 下 で ァ プ ミビレーを行 う。 3ビ ッチ ロ、人 工 か らフ リーに移 る所 が、実 に悪 くハ ーケ ン 、 我 々 と一 諸 に大 同心稜 の ラッセルを して もら ホ ール ドが皆無 で ア ブ ミに乗 たす贅 しば い く が ル ー トか迷 う、 よ うゃ くシ ュ リングのぶ し う。 立往生 す る。岩 田 に し っか り確 保 を頼 み 強引 膝 下程 の ラ ッセルだが 非常 に助 か る。途 中 に乗越 す、 ど うにか登 れ ほ ―とす る。 よ リ トレースが有 りそれ を使 う。大 同心 稜 の 右 上 ぎみ に フ リ ー、一 部人工 を 2ピ ッチで 上部で少 し平 力所 が あ り、今夜 の寝 ぐいと決 め 、 ビ ックル を振 るい ッ ェル トを張 h終 え 、 上部 の バ ン ドに 出 る。 この辺 か ら天 気 も回復 寺井組 と明 日の健闘 を誓 い別 れ る。 れ落 ち高度感充 分 、 カ メラを取 り出 し ´ 手当 り 〔タ イム 〕 美 濃戸 口 (8:45)赤 岳鉱 泉 同心 稜 BP し視界 が開 け る、壁 は 裏 同心 沢 贅で一 気 に切 次第 シ ャッタ ーをt7Jる 。 (11:48∼ 13:15)大 (14:35) バ ン ドを右 ヘ トラ ベース する は 、 じめは容 易 だが 2ケ 所程 、体 が後 ろへ 引 かれそ うで少 し悪 い、 これ を過 ぎれ ば南稜 の肩 に 出 る。 -27- 天 気 は 良い が風 が 増 々強 くな る。時 間 も4 だ早 い ので ゆ っ く h休 憩 す る 。 最後 の ドー ムの登 り、岩 田 に トップを立 っ この ビ ッチは風 が 強 く、 アプ ミが水平 に な `照 ら び き乗 るの 1/r非 常 な手 間 が か か る。叉途 中ポ すこし ル トの打 ちカロえ等 で この ビ ッチだ けで 2時 間 より 「 ` 強風 の中、大 同心 を後 に て もし う。 ピナ クルか わ少 し フ リーで 登 り人 半 の時 を費 やす。 工 に 移 る、途 中 ボル トが一 本抜 け てい たので 赤岳 へ と向 う、赤岳 手 前 の石室 小屋 で泊 る。 打 ち加 え右 の リ ッヂに 出 る。 リッデか ら カ ン 〔タ イム 〕 BP(6:35)取 付点 (8 :00)南 稜 肩 (12:30∼ 12:55) 大 同心 頭 (15:4o)赤 岳 石室 (17:45) テ状 ハ ングの所 で 、岩 田 が ハ ークンの 間隔 が 遠 く 3o分 程頑 張 るが 、 ど うして も届 か ない そ こま で登 り交春 す る。 ア と言 うの で、利い ` 3の 中 みて こ │ く 2Eヽ ば体 が . る。腕 : か、 か 22日 ナはか │ プ ミを少 ししば り、 2本 の ア プ ミの最 上段 に 3月 乗 りや っと届 く、 ハ ン グを乗越 す とす ぐ大同 赤岳 を越 え 、 中 山乗越 で寺井 、伊集 院 パ ー 心 の頭 に 出 る。 晴 ど り今 │ ど うに テ ィと合 流 し下 山 す る 。 I * ************************************************** 音同 穂 (昭 和 昇 50年 風 稜 東 6月 7日 * * * ) * * 藤 **ホ ***ホ ******十 6月 7日 *****オ *****************十 明 ******キ 光 ‡ * ***十 ** では上 に行 った %ど うな るか と心配 にな って 曇 メ ン パー 岩 田 枝 くる。突 然 、 ブル 藤枝 ル ル ンと轟音 、何 か と空 前 日Z 22: い つ もの事 たが ら、 上高地 に着 い た時 には を見上げ る。 ア 飛行機 か ?と 思 い きやそ の 後 回 りを見 回 し 、穂 高 の ご きげ ん を伺 う。大阪 翌 朝快 を 出る時 に は どしゃぶ りだ ったが 上高地 に着 贅す百 メ ー トル ぐらい先 に落 ち る、 わ っ落石 ` が 、 ガ ン ガ ンま た もす く上 で落 石 の音 、 あと いて、新緑 の美 しさに み とれ る。 はただた だ、 当 らな い事 を祈 り岩 にへ ば りつ ま で縦 ラ ぁま りの ん び りもで きず横 尾 贅 で 急 ぐ、横 く、や っと終 わ った よ うだ 、上か ら藤井 さん 尾根 縦 ラ 尾 か し見 る屏風岩 は さす がに貫藤 が ある、 あ 「 皆無事か 」と声 をかけ る。 4人 とも何 と も なか ったよ うだ。流石、屏 風岩 、落石 もグ レ くべ く しか しあす り感 心 もして い られな い 、 これ か ンデの比 ではない。 T4で 藤井 さん大前君 の 6月 ら登 らな くては いけない のだか ら。下 部岩壁 雲稜隊 と分 れす ぐ隣 の T2へ 。 メン ま で の雪渓 の登 りには ア ゴがで る。 下部岩壁 ー トルの Alと ルー ト図 には書 いてある。今 最低 もな かな か 、 ど うしてむずか しい、 下 が これ 日は絶好 の登攀 日和 だ、雨 も降 ら力ければ 日 雪渓 を ん な所 をよ くも人 が登 れ る ものだ と感 心 す る。 -28- lP目 2oメ F 日数 に ち │ : `こらない 、下か ら見 た 特ポ ル トは近 い し、 入 いず もしれ て も止 られ るか と心配 に な っ す 1じ ハ ン グでは あ るが簡単 そ う、岩 田 さん ―・「 登 れ るか 」と言 われ、何 の これ し きと て くる。岩 田 さん も上 に登 ってひ と安心 、次 「 中で 思 い取付 く、 ところが い ざ取付 いて ムで この ハ ングな かなか ど うして ピンが 遠 、 てい るし快適 だ 」との声、僕 が登 って み る と いて岩 田 さん トップ上 か ら ハ ーク ンは効 い 「 しん どい だけ、何 も快 適 た 事 lな い 、 そ こょ v・ 2段 目の アプ ミで は と どかず 、 上段 に 乗 れ り後 は む ずか しい 所はな くス ムーズに行 け る。 ゴ体がふ いれ 、 ヵ ラ ピナをかけ %れ ず苦 労 す 上で装 備 をはず し雲稜隊 を待 つ 、今 日の ビパ 腕 力 は な くな る。 す こし休 んで貧 た何 と ーク地 を最 低 コル と決 め歩 きだす、皆疲 れ屏 3。 ・、 か け よ うとす る。 ア、か か った 、 カ ラ ビ ■ ナはか け られ たが 力 がな いの で 、 ァ プ ミに も り今 度 は 、 かけた カラ ビナに アプ ミをかけ 、 「 ど うにか行 け た 。上 で ビン イす るが手 に 力 が 風 ノ頭 査 でが長 く感 じられ る。 (7:2o)横 尾 (10 :4o)取 付 (13:3o∼ 14:oo) 登 攀 終了 (18:05) 〔タ イ ム 〕 上高地 前穂 北 尾 根 ∼奥穂 ∼西 穂 前 日午 後 よ り昇 風岩 東稜、雲 稜 ル ー ト登 攀 しは も う初夏 を思 わせ る。処 々に残 る雪 の 自 22:oo屏 風 の頭 一四峰 コルにて ビパ ー ク。 さが 目に痛 い 。 うっす 時と霞 のかか った 中に 翌 朝快 晴 。 プ ロ ッケ ンの妖怪 には し ゃぎ回 る。 穂 高連 峰、槍 の穂 先 か眼前 に連 な ってい る。 日数 に余 裕 もあ h春 の陽 ざしに誘 われて西穂 山靴 に 踏 すれ 傷 つ い た ハ イマ ンの樹液 の香 り 査 て縦 走 す る事 とした。前 日徳 沢園 で別 れ北 が鼻 腔 に 広 が る。 次 々 後 ピークを越 し前穂 頂 'τ 尾根縦走 中 の伊集 院 、高松 パ ー テ ィに追 いつ 上 にて昼食 。 うら %か た陽 ざ しに 2人 共 つ い くべ く出発 。 ウ トウ トと寝入 って し■ った 。 明 日で休 日も終 る為岳 沢 を下 る者 が 多 い 。 6月 8日 奥穂 に着 く頃 に は も う人気 は ない。天 狗 の コ 晴 メ ン バ ー 藤枝 ルの下 hに か か って い ると伊 集院 パ ーテ ィが 大前 る。両 氏 最低 コルに て藤井 、岩 田氏 と別 ね´ 登 りかけ てい る ところで あ る.コ ール をかけ 雪 渓を グ リセ ー ドで徳 沢 に下 って行 く。陽 ざ 合流 。 これで今夜 は満 足 カ メ ンにあ りつ け る。 -29- :00)岩 魚留小屋 (17:lo) 西穂 手 前 の ビークに て ピバ ー ク。 BP(6:15)最 低 コル (6:35∼ 6:5o)前 穂 (10:5o∼ 12:3o)奥 穂 (13:3o∼ 14:oO) BP(17:lo) 〔タ イム 〕 6月 10日 晴 一 人 で 気楽 を 為大 朝寝。鼻歌 に 大 き く手 を 18 ふ りゅ っ くりと島 々に下 る。二 俣 の発電 所横 7月 に蜜蜂 の巣箱 が置 い て あ る。立止 ま って観察 約束 の してい た ら私 の モ ジ ャモ ジ ャ頭 を ど う間違 え スに乗 り登 今 日は も う上 高 地 に下 るだ け であ る。独標 た の か 蜜蜂 が二匹髪 の中 に もぐ り込 んで しま で 、私達 σ に て周 囲 の山 々を見返 し下 りに かか る。昼前 った。 あ わてて は 皓い落 そ うとした のが悪 か 赤松 氏 と華 田 代橋着。木影 でふ やけた 足 を鈍 重 力 山靴 か った。手 に 強烈 な 痛 み 、見 れ ば蜂 の奴 私 の指 6月 9日 晴 1 彼 とは晰 ら解放 してや る。 私 は さ らに徳 本 越 をす るこ に尻 の針 を突 きたてたま ま ブ ラさが っている。 い ろか世 記 と にす る。 他 の 3名 は帰 阪 。 さ らに群 か って来 る蜂 に怖 れ をな し 30oη を一 ノ倉 σ 徳 本 小屋 で は コ タ ツの中 で綿 入 れ を着 た小 の 金カ ダ ッ シ ュ。 ど うにか 第 2弾 は のがれた 取 あえ寸 屋番 が花 札 を してい る。寒 くな った 、一 気 に ものの今 ま で の楽 しい気分 は 消 しとん で しま し、早 速 t 岩 魚留小屋迄 下 る。 小屋 に は私 一人 だ けだ 。 った。 ズ キ ンズ キンと痛 み しだい に腫 れ て く 係員 が私這 シ ュラフに も ぐ り込 み上 高地 で仕入 れ た ウ ィ る我 が 指 をさす りさす り、 だれに文句 を言 え 代表者 の判 ス キ ーを飲 む 、酔 うにつ れ シア ヮセな 気分 に るで もな し 、一 人 ブ ツプ ツと島 々に向 う。 と 突返 え な って きた。 説明す るカ BP(8:3o)独 標 (8:4o ∼9:3o)田 代橋 (11:35)上 高 地 パ ス停 (13:15)徳 本峠 (15:4o∼ 16 〔タ イム 〕 〔タ イム 〕 岩 魚留 小屋 島々 (9:10) で 1時 間 じ 努力 で渋 カ (12:05) で谷 川 を E であ った。 思 わぬ こ 発 す る。近 物 を置 き、 谷 川 岳 交 流 登 山 (関 東 。関 西 ) (昭 和 50年 7月 1 8日 ∼ 7月 20日 ) る一 ノ倉 σ ■:一 番 目を 三は雲 の ^ 田 口 幸 夫 ´:し 、本 ラ て多少 不 後 例年 ょ り 今 回 の山行 は 3年 前 に丹 沢 で交流 登 山 を行 程等 の都 合 も考 え 、有志 だけ に す る。 なって以 来 、 しば ら く途 絶 え ていた の で、今 出発 前 贅 で 7名 程 の参加希望 が あ った が、 年 当 リー 度交流 を と思 い……… こ ち らか い出 い ざ出発 と言 う日に は 4人 に減 って しま い淋 かけ て行 く。 しい参 加 とを った。 夏 合 宿 も近 ず きつつ あ り、 トレーニ ング 日 -3o― 二 う 、囲 り :≡ ヨ(■ 衝 」 う■ と早 や ニ ール jこ リ 昼 もう メ ン ペ ー o南 稜 へ 伊 集院 高松 0変 形 チ ム ニ ーヘ 田口 度 をし、 終 了後鳥 帽子岩 で落 ち合わ うと、 そ れぞ れ登 りは じめ る。 田中 関東 の赤松 氏 変 形 チ ム ニー 7月 18日 約束 の 曇 10時 に 間 に 合 うよ う 水上 か ら バ 取 付 よ り水 に濡 れた 、浮 石 の 多 い フ ェ ース スに乗 り登 山 口す で行 く。登 山指導 セ ンタ ー か ら凹角 を慎重 に登 り、 3ピ ッチで変 形 チ ム で 、私達 の為 に わ ざわ ざ 出迎 え に来 て くれた ニ ー下 に 出 る。 時折 わ中央 カ ンテ附近 か 為落 赤松 氏 と再会 す る。 石 が有 りひやひや す る。 (穂 高 を好 んで登 る 彼 とは昨 年 5月 に北穂 で初 めて逢 い、 い ろ 私 に と って、谷 川 の岩場 は ル ー ト全体 に浮石 い ろお世 話 に な った 。 そ の彼 が今 日又 、私達 が多 く、又慣 れ ないせいか特 に草 付 の処 ullに を一 ノ倉 の岩場 へ 案 内 して くれ るの で ある。 神経 を使 う。 )変 形 チ ムニ ーは一 見薄 暗 く、 取 あえず 伊集 院、高松 、田 中の三 人 を紹介 水 に 濡 れ、苔 の生 えた陰 険 力感 じがす るチ ム し、早 速 セ ンタ ーヘ登 山計 画書 を 提 出1/C行 く。 ニ ーの よ うだ が、 しか し実 際登 るとホ ール ド、 係員 が私達 の計画書 に一通 り目を通 す と、会 ス タ ンス も適当 に あ り、 パ ック 代表者 の判 が押 していないので受理 出来 な い で快適 に登 れ る。 と 突返 え され る。私 は知 為な か った の で と 説明す るが ット 1ビ ッチザ イル を延 し、 中央 カンテと合 流 聞 き入 れて もらえた h。 この事 す る テラスに着 く。 で 1時 間 以上 も間 答 す る。何 ん とか赤松 氏 の 努力 で渋 々 OKの 返 事 が もらえ る。 もう少 し andフ 左 横 の方 か 螂南 稜 を登 る彼 らの声 が 聞 え る。 ― 「 頑 張 れ よ /」 と コ ール を送 る。 て谷 川 を 目の前 に したか ら帰 らされ るとこ ろ こ の上か らは前 に一 度中央 カ ン テを登 って であ った 。 い るので快調 に ピ ッチをかせ ぐ。 フ ェ ース・ 凹角 .チ ムニ ーと 5ビ ッチで鳥帽子岩 に 出、 思 わ ぬ こ とで時間 を費 ゃ して しまいを、 ぎ出 発 す る。途 中 マ チ ガ沢 キ ャンプ場 で余 分 な荷 登攀終 了 。 物 を置 き、一 ノ倉 沢 出合 に着 く。 出合 か し見 / が一番 目を引 き、素 晴 しい / る一 ノ倉 の荒 々 しい岩壁群 ここか い見 る第三 ス ラブは急 峻で手 強 わそ うな感 じがす る。 中で も衝 立岩 しか し滝沢上 下 わは 南稜 を懸 垂 で下降 す る。 南稜 組 もち 部 は雲 の ベー ルに包 まれ 、 一 層威 圧的 な感 じ ょうど終 った よ うだ 、私達 に 向 って手 を振 つ が し、 本 チ ャン初 め ての伊集院 、高松 に と っ てい る。 彼 ¨のい る所 まで 急 た草付 を下 り、 て多少 不安 に か られ る よ うだ。 早速 下降 をは じめ る。 5回 の懸 垂 で 南稜 テ ラ 夕1年 ょ り残 雪 の 多 い雪渓 を登 る。 時 々足 を スに 降 りる。 止 め、囲 りの広 々 とした岩壁 を 仰 ぎ々 が い、 陽 は沈 み、辺 りは も う薄 暗 い。 明 日は衝立 に しよ うか ? 帰 りは時 間 を稼 ご うと本 谷 を下 る。 テ ラス 第 三 ス ラブヘ行 こ か い 4o滋 の懸 垂 で簡単 に本谷 へ 降 り、 ス ラ うか と早 や胸 をか ど らす ∩ ブを 100米 程 下 ると雪 渓上 に 出る。 テ ール リ ッデを経 て′ 鳥帽子 奥壁 の基部 に 出 る。昼 も少 し回 ってい る ので 急、 ぎ登攀 の 身仕 に見 え 上 か ら見 た本 谷 はそ んな に傾斜 が急、 -31- 滝 沢 下音Бダ イ レク トには 2・ 3パ ーテ ィが 陽 が沈 ん だ為 、 カ ッチ ン カ ッチ ンに凍 ってい 取 付 い てい る。 一 時 間程待 つ が 、 ハ ングを越 る 。 ピ ッケル .ア イゼンを持 たな い私達 は下 せ ずに苦労 してい る パ ーテ ィを見、 これは時 降 に戸惑 う、 しか しここま で来 れ ば も う下 る 間 がか か りそ うだ と諦 め 、 トラ バ ースル ー ト 外 ない 。雪 に慣 れ な い伊 集院 、高松 は不 安 そ に変 更 す る。 うな顔 つ きをす る。 ル ー トは古 い フ ィクスザ イル が多 く張 って 真 暗 の 中 、 ライ トをつ けて 下 るが あ り、 どれ も使 うの をた め 弓 う。 3ビ ッチで 余 り頼 水 の流 れ た滝 沢 に 出、 そ のまま左 へ大 き く ト を切 り、又 急、 な 所 では ア イス シ ャ ッピニォ ン ラ バース を行 な い第 三 ス ラブの取 付 に 出 る。 を作 り そ れ を支点 に 2・ 3回 懸 垂 を行 な う。 後方 の衝立 中央稜 に登 ってい る彼 らが見 え こ うして や っと傾斜 の ゆ るい所 ま で下 った時 る。余 り進 んで い な い ので、「 早 よ登 らな 日 21時 を回 っていた 。 や れやれ とそ の場 が暮 れ るで 一 」と大 声 で叫 ぶ 。 ここか ら中央 には に腰 をか ろす。 稜 査で 声 が届 くよ うだ。 夢 中で下 ってい たた め 、 月 が 出 てい る の も 昨 日の′ 鳥帽子奥 壁 と違 い 、 ス ラブ全体 明 る 分 らなか った 。月明 りで照 いされた 衝立岩 が く、真夏 の太陽 を背 に受 け汗 ばむ。 さあ ― も う少 しだ 一/」 美 し く見え る 。「 ス ラブ左 の ク ラ ックか ら登 る、 V級 の フ リ ー。 ホ ール ドが細 か く困難 だが快 適 に登 れ る。 マ チ ガ沢 の テ ン トでは伊藤 氏 が我 々の遅 い ここか らど こで も登 れそ うな ス ラブだが 、 ル 帰 りを心 配 しな か ら、 ご馳走 を沢 山作 って待 ー トは一 つ に限 いれ るよ うだ 。 って くれ てい た 。 易 な ス ラブを登 ラ 一 フ メ ン パー 行 ―ス ル ー ト にた ってい る。 1パ ー テ ィ先行 がいた ので 少 震 ∼ ド ー ム壁 し待 つ。 テ ラスは一本 しか ピンが な く、 使 っ 今 てい るの で リス を探 す。余 り打 つ所 がな く、 と ど うに か一 本打 ち加 え ビレ ーを取 る。 丈 晴 田口 容 やや 広 い バ ン ド状 テ ラス に 出 る。次 の ビ ッチか らル ー ト図 では核 心 部 . ハ ブ 7月 19日 ト ス ∼第 二 h、 100%程 な レ て …… … と腰 を上げ る。 滝 沢下部 ︱﹁︲卜旦 ﹁︱ ” ︲ , りに な いな い 。一歩 一 歩 ハ ンマ ーで ス テ ップ ︲ ﹁,﹁ ラ﹁ ァ ﹁ ズ﹁ を﹁ で 、又 なか ったが、実 際 下 ってみ ると凄 い 合、 む づか しそ うな のか ? 田中 昨夜 は遅 か った の で今 日は ゆ っ くりして 出 先 の パ ーテ ィが進 ま ない。余 りうtく ない様子 た ので 先 に登 発 す る。 一 ノ倉 出合 で撮影 会 が有 り多 くの カ %し て来 れ る ょ う頼 む 、彼 らは心 よ く承知 し メラマ ンが集 ってい た。何 かな ? て くれ る。 と 目を 向 け る と、 ち ょうど モ デル が 全裸 で ポ ーズ を取 うと岩 を掘 ん だ とた ん 、突 然 体半分 も有 る 浮 石 と一諸 に墜 ち る、 瞬 間岩 が私 の足元 に落 た らあかんで 一 」と、そ の場 を後 にす る。 墜 ちた本人 は 、傾斜 が ゆ る (10%程 で止 り ち、轟音 と共 に ス ラブ下方 へ 消 え て行 く。 幸 t/h大 事 に い た らなか った。私 の方 は岩 が少 集院、高松 の二人 と別 れ る。 し手 をかす り血 が流 れ落 る。 ふ っと下 を見 る -32- ヒ や ス 一 や は 離 る。「 思わ ぬ所 で エーもん見 たな 一」と皆 ん なで話 をし、登 ってる時 に思 い 出して「 落 ち テール リッヂ末端 で衝立 中央稜 を登 る、伊 ス こ 田中 が トップで左 の ハ ング状 の所 か 為登 ろ ってい る ノ 私 も好 力方 で一 瞬足 を止 め 見入 は が 、 ル ー トも分 らず ビバ ークを決 め る 。 ′ マヽ "│・ シ状 "望 7月 20日 晴 寒 さ に震 え 目を さま す。 水 もな く早 く降 り / 4 / f ′ 茶 ′ 本 ′ よ うと 早 々に登 りは じめ る。凹角 を一 部人 工 で左 ヘ トラ バ ースす る。体 の方 も段 々暖 も って来 る。夏 の朝 は早 い 、朝 日が私達 の寒 さ を知 ってい るか の よ うに 、暖 かい陽 を投 じて 来 れ る。 3ピ ッチで ドームの頭 に 出 る。 余 わの IMの 乾 きに我 慢 で きず、 Aル ンゼに 下 り雪 渓 を解 か し咽 を うるか す。 伊 集 院 、高松 もどこか で ビパ ー クを行 な っ てい るので は ない か と、稜線 を駆 る よ うテン えヌアニスう ヰ図 7゛ `し ト場 へ と向 う。 途 中 、肩 の 小屋 下 辺 りで葉 山氏 の一行 に 出 逢 い 、 水 や食 べ物 をご馳走 に な る。 これ か ら な リビック リす る ′ 1本 しか取 て いな い ビ 肩 の 小屋ま で行 くと言 う皆 さんと しば %く 話 ンー用 ハ ー クンが抜 け 、 カ ラ ビナに ブ ラ下 っ をし、 昼 前 に マ チが沢 キ ャ ンプ場 に帰 る。 てい る。今 の落石 が 当 り抜 け て し4っ た のだ。 二 日ぶ りに逢 う伊 集院 、高松 %と 、 よ くや もし田中 が止 らなか った %、 二人 共 あの世 った々 一と喜 び あ い 、昼 か らの交流 会 ま で昼 行 きだ と想像 する と、背筋 が ゾ ーとし、 足 が 震 え る。 寝 を した り、思 い思 いに過 す 。 衝立 中央稜 を登 ってい る伊集院 も、 今 の凄 い落 石 の音 が 聞 こえ 、「 大丈夫 か 一 」 交 流 会 と心酉已して コール を送 って来 る。私 はす ぐ大 昼 す ぎか い多勢 の会員 の皆様 に歓迎 され 交 丈夫 だ と答 え る。 田中 も気 を取 り直 し、今度 流 会 が 開 かれ る。 こ ち 島は余 りの少な さ に恐 は右 よ りの ス ラブか ら登 り始 め る。 ホ ール ド ス タ ンスがな く非 常 に困難 な 所 で あ る。 次 の 縮 して しま う。成 川会長 、井 上 国j会 長 をは じ ビッチは 水 に濡 れ た め 、多勢 の見覚 え あ る皆様 方 と久 し振 りの再 な ス ラブで、 傾 斜 の合、 ここも先程 と同様、 困難 た感 じがす る。 よ う や く核 心 部 を抜 け なお も 6o∼ 会 に話 がはず む 。酒 .ビ ール .ウ ィス キ ーそ れに 沢山 の ご馳走 を大 いに よばれ、叉 今 日は じめ てお 逢 いす る人達 と、前 々か ら知 り合 い 7o笏 程 の ス ラブを登 り、右 の リッチ状 ブ ッシュ帯 に ル ー トを求 め る。 ブ ッシ ュょ りも草 付 が主 で の よ うに楽 し く語 い う。新 人達 も話 の 輪 の 中 、 最後 の草 付 を登 る頃 に に解 け込 み素晴 しい 交流 となった 。 又 こ の交流 登 山 でい ろい ろ碁世話 に な った は も う真 暗 に な り、 月明 りを頼 りに ドーム基 葉 山 、伊 藤氏 、一 諸 に岩場 を案 内 して 下 さ っ 部 の バ ン ドに 出 る。 た赤松 氏 等 、多勢 の皆様 におネLを 申 し上 げ る と共 に、今後 も引続 き交流 が持 たれ る事 を切 や らしい所 で ある。 今 日■ に なん とか下 へ 降 りるつ も りだ った 望 す る次第 で す。 -33- 摯 雷 す る。 〔タ 中 終 ( 9月 14日 が暮 れ ヘ ッ ドラ ンプを出す 。は るか下 の河 原 晴 メ ン パー 田 中 に は藤井 、寺井 氏 の た く火 が見 え る。 フ ェ ー 大前 の基 部 を右 ヘ トラバ ース した 台状 が取 付 で あ 2P登 リザ イルを解 く。 稜 線 に 出 るま でに もう lPザ イル を出す 。東 る。 2P目 を 1パ ー テ ィ登攀 中 。やや傾 斜 の 壁 ノ頭着 ゆ るい ス ラブを人 工 と フ リーの ミ ック ス 2P 木 の枝 や根 曲 リザ サ、草 の根 をつ かんで の急 にて T2。 ブ ョが多 く特 に ジ ッヘ ル中 はたま 下 降 で あ る。 23:loヘ ッ ドランプの調子 皓力 い 。 T2ょ り人工 、 アプ ミのか けか え に が悪 くル ー トの確認 も出来 た くな リル ンゼ中 て約 1解 の三 日月 ハ ング上す で登 わア プ ミ ビ 間 の テ ラス に セル フ ビレ イを取 リ ビバ ークと 内蔵助 出合 よ り涸 れた ル ンゼを詰 め 、東壁 ス、 垂直 な プ ッシュを 21:30。 休′ 急後北 方 ル ンゼ を下 る。 レ イ。 ボル トの 間隔 が遠 くな リァプ ミ上段 に 乗 る個所 がかな りある。 レ イ。 6Pま では ア プ ミピ 7Pは 右 上気 味 に草 付 35η 、 さ らに 黒 部 丸 山 東 壁 中央 壁 9月 メン 草 の中 を左 ヘ コ ンテ ィニ ュアス 2o7/zに て 中 小溝 央 バ ン ドに 出た 。緑 ル ー トには昨夜 ピバ ーク 雨 が隠 した 2パ ー テ ィと今 朝 の先 行 パ ーテ ィ、 ダ イ t/bと レク トル ー トは 2パ ー テ ィの順番待 ちで ある。 間 を澤 中 央 バン ドの右端 に は充分 2人 は 寝 れ る洞 ので 、 ア 穴 (ホ テル丸 山 )そ の他 ピベ ーク出来 る場 所 P6肩 は い く時もあ る。 ル ン■ 2P目 の ハ ングに て先行 バ ーテ ィの セ が乾 し カン ドがス リ ップ、宙 吊 わとな リ トップが ク の為 、 ラ イムダ ウンす る アクシ デ ン トの為 上部取 付 げ る。 上部 は 17:ooに な って しま った 。 な ん と 7時 間 半 の待 ち時 間 で あ る。 ンゼ はア : : 上部 l Plt外 傾 気味 の ス ラブ 3o解 で ハ ン グ下 へ 。 2P徐 々に 5″ 位 は り出した ハ ング 多 くイ を左 へ左 へ と トラ バース気味 に登 り凹角 に入 取 るこ り木 の根 につ か ま リテ ラスに 出る。 ここで 日 て あ′ -34- す る。非 常 に ノ ドが渇 い てい るが 水 もな い。 〔タ イ ム 〕 取 付 9月 15日 (5:2o∼ 6:oo) 晴 朝寒 さで 目をさます。 水 もな くメタで暖 を 17:oo) 終 了点 (19:2o∼ 2o:oo)東 壁 ノ頭 (9:3o∼ lo:Oo)BP(11:10) 中央 ベン ド(9:3o∼ と り早 々 と下 りに かか る。途 中 ア ップザ ィ ン ン 40″ 1回 を混 え 1時 間 で道 に 出た。 BP(6:oo)BC(7:2o) 〔タ イム 〕 ︱ ′ *∼ *― *― *― *_*´ v*_*― *― *_*∼ *_*_*_ォ ´w*― *― ホー *_*_* 7 ル 稜 ム ] 石 一 左 ド 壁 5 南 P 6 P 和 (昭 山 * 星 び ` 1 明 及 * 50年 9月 23日 ! ンゼ状 壁 2 ∼ 9月 24日 ) 1 * 2 9月 23日 *― *― *― *_*― 雨 メン バ ー 尾 崎 雨 が降 り始 め 、 テ ン トの 中で 、今 日は登 れ な い と残念 が った り、喜 んだ り?L´ なか ら 時 、 間 を潰 してい ると、 少 L´ 小降 りに た って きた ので、 と りぁぇず取 付 式で行 くことに L´ た 。 P6南 壁 の基 部 を通 り、東壁 ル ンゼに入 る。 6%ぐ らいの滝 が連続 し、岩 が乾 い てか れ ば 、快 適 そ うで あるが 、今 は 雨 の為 、流 水 が あるの で、右岸 沿 いの 巻道 に逃 げ る。約 2時 間で 、左 よ リ ドーム壁 よ hの ル ンゼ と合 し 、 こ力´ を登 る。下 部岩壁 1ピ ッチ 修 - 1 *― *― *― *― *― *― *― *∼ *∼ チで あ る。 岩田 小滝 川河 原 に 、 テ ン トを設 営 した頃 よ h、 ル ンゼ は 、 5∼ 田 岩 1 *∼ *― *― *― *_*― 4ピ 7 ホ ッチ ロ、 フ ェース、 凹角 を 左上 部 の チ ム ニーに 向 って登 り、 チ ムニ ーの 下 に ハ ー ケン 1本 打 って ビレ ーす る。 5ピ ッ チ ロ、 チ ムニ ーを抜 け 、南稜 に 出て 、後 は ブ ッシ ュま し りの岩 稜 を ドームの頭 す で 2ピ ッ チ快 適 に登 る。 休止 後 、 ブ ッシ ュ帯 を東壁 ル ンゼ側 へ 下 り、 最後 は懸 垂 1ピ ッチで東壁 ル ンゼに着 き、 こ の東壁 ル ンゼを下 降 す る。 (9:45) (12:oo∼ 12:15) ドームの頭 (13:45∼ 14:oo) 小滝川 ベ ース (16:2o) 〔タ イム 〕 小滝川 ベ ース ル ンゼ状壁 取 付点 は ア ンザ イレンせ ず に登 る。 1∼ 2ピ ッチ ロ ル ンゼ状 の フ ェ ースを直上 す るが 、浮 石 が 多 く神経 を使 う。 3ピ ッチ ロ、左 のル ー トを 9月 24日 晴 朝、起 きると昨 日と、変 って快晴 で あ る。 取 る。記録 では 、豪快 な 登攀 がで きる と書 い 早 々 と、食事 を済 贅せ 、取 付 へ 向 う。 ベ ース てあるが、 ホ ール ドが細 か く、緊張 す る ビ ッ ょ り、取 付 まで 5分 とかか るないのでブF常 に -35- 曰 月里ム P6南 a ― ,L多巖 し 卜凰 ↑ P2ヘ 鍋‘ “争 つな々ロ ラ イ]6 ︲″ ぃ 古= L 婢 ‐ を二 ヾ 71コ ′ ギ 2 ′ .. :4 ぇうフ :′ ヽ 払=― 口4 に糸 く、 と ( ‘ ル ヽι 前r 度晨 Yli にトフ 楽 で ある。 1ピ ッチロ、草 付 のフ ェースを 5 含 めて 5ビ ッチ登 るが 、途 中で 、私 が 、蜂 の ″登 り、右 の フ ェ ースヘ 回 h込 む。 2ピ ッチ 巣 を踏 ん で し4っ た が、逃 げ るに逃 げ られず デ 日、 テ ラス右 の チ ムニ ーを登 り、 凹角 、 フ ェ と うと う二人共、腕 を 刺 され 、 ブ ップ ッ文句 外、 ース を登 る。 3ピ ッチ ロ、 ハ ング下 貧で 、 パ を言 い なか ら、南壁 の頭査 で 登 る。南壁 の頭 ヘイ ン ド状 フ ェース を登 り、 全体 にかぶ り気味 の で 、登攀道 具 をザ ックに収 め 、 P6の コル よ さオ ハ ングを、 ア プ ミで乗越 し、 テ ラスで ビレ イ。 4ビ ッチ ロ、 凹角 か い、 フ ェースを失 神 テラ り、西壁倶1ヘ ガラガラの沢 を下 降す る。 チ リL´ て 、豪快 な 登攀 を楽 Lむ 。叉 、岩 質 が 南壁 の頭 石灰岩 な ので 、所 に よ って は 、手 も切 れそ う ││ベ ース 小滝り な ホール ドが数 ケ所 ある。 5ピ ッチ ロ、 フ ェ ース、 を松 の木 テ ラス左 の バ ン ド状 テ ラスで ベース L´ 、岩 稜 を左 へ 回 り込 む が、 ここ も岩 角 が鋭 く、 ザ イルが切 れそ うな感 じが す る。 これょ り、 ブ ッシ ュ査 し りの岩 稜 を コ ン テを -36- ☆ (11:45∼ 12:25) (13:25) し ∠ 纏 舞 布 さ 猟 左岩 稜取 付点 間ブ く. 瀦 ス まで登 るが 、 ハ ー ケン、 ホ ール ドと も ガ ッ ビレ イす る。 6ピ ッチ ロ、 バ ン ドを左 ヘ トラ (7:oo) (7:o5∼ 7:2o) ││ベ ース 〔タ イム 〕 小滝り こせ ¬ 穂 高 昇 風 岩 東 壁 ル ンゼ (昭 和 50年 10月 10日 ∼ 10月 12日 ) 幸 田 │_ 夫 ― │ 屏風 岩 に は過 去何 回 とな く訪 ずれ てい るが 、 そ のほ とん ど が東壁 を 中心 と した人エ ル ー ト を登攀 して来 た。 そ の東壁 の中 で 、 人工 登攀 ょ うで T3へ 行 くの を諦 め る。 横 尾岩 小屋前 で 、秋 の 弱 々 しい陽差 しを浴 びなか ら、 ゆ っ く り くつ ろ ぐ。 に終始 せ ず、 自由登攀 にか いて も困難度 が高 く、 ス タ ールの大 きい す ぐれ た ル ー トがある と 最近 にな って私 は知 った。 10月 11日 曇後 ち雨 簡単 な 朝食 を済ま せ 6月 に寺井 と登 る予定 をしていたが 、 出発 前 に風邪 を引 いて しまい 、取 りやめ 、今 回再 に 1ル ン岬 ライ トの灯 りを頼 り 出 しを進 む。 T4尾 根取 付 では、 多勢 の ク ラ イマ ーが ビ 度登 るチ ャンスが来 た の で寺井 を誘 い 、 出か パ ークして眺 る。 そ の脇 を下部岩 け る。 り、 loo笏 程 で 明瞭 な 凹角 に 出る.こ こは 10月 10日 メ ン バ ー 寺井 壁 沿 い に下 先程 の T4取 付 と違 い 、人影 は見当 らな い。 晴 辺 りは 査だ薄 暗 く、東 の空 が 自みかけた 頃 よ 田口 飛石連 体 で 凄 い混 み ょ う、松本 では予約 以 外 、 タ ク シ ーに乗 せ て もらえず 電車 で新 島 々 へ 行 く。 ここ も、人 で い っぱ い 、長 い 間待 た され ょ うゃ く バスに乗 れ る。 途 中、 人 もさる こ とな が ら車 もジ ュズつ な どの状態 で 、 4時 間 が か りで上 高地 に着 く。 いつ もな ら早 朝 につ くのだ が 、 も う陽 は 高 く上 が ってい る。澄 み き った秋 晴 の中 通い なれた道 中を屏 風 へ と向 う。 今 年 は 例 年 に な く紅葉 す るのが遅 い よ うだ。 紅葉 の かわ り多勢 の若 い娘 さん の顔 をな がめ たが 皓歩 く。 横尾 に着 いた時 は昼 をだいぶ 回 っていた。 当初 の計 画 では今 日中に下部岩 壁 を登 り、 T3で ビパ ークす る予定 だ った が 、 この混 み -37- り登攀 開始 す る。 まず 凹角 を 4o%い っぱ い登 り、左 の カ ン テヘ取 付 く。傾斜 は緩 いが ホ ール ドに乏 し く、 わ りとむづか し く感 じる。早 朝 の冷 え込 み で 岩肌 を さわ る指 かつ めた い。 ハ ング下 を右 に トラ バース し 広大 カ ス ラブ に 出 る。 次 の ビ ッチ、 ボル トの連打 され た所 を アプ ミの掛 替 で快 適 に登 る。男Uに 困難 な所 は無 く 2ピ ッチで左 上 に延 び る バン ドに 出 る。 5ピ ッチ ロは バ ン ドを左上 に 4o″ で緩傾 斜 帯 に入 り、 ここか らは コ ン テで横断 ベ ン ドに 出 る。 下 音陪 壁 は 2ピ ッチ ロの ヵ ン テが悪 い だけ で、後 は問題 に な る所 は無 く、 2時 間 ち ょっ とで登 れ る。他 の ル ー トを登 る時 で もこの 下 部岩壁 を登 る方 が、時間的 に も早 く叉快 適 で あ る。 私 が トップに立 ち上 音5岩 壁 の 1ピ ッチ ロを 朝 の 出発時 には星 が 出て い た のに、 いつの 登 り出す 。岩 と壁 の間 に 出来 た テ ムニ ーの上 間 に が曇空 に変 ってい る。 こ の分だ と昼過 ぎ を フ ェースに 出 る。 フ リーと一 部人工 で ハ ン に は雨 か雪 に な りそ ぅだ。 人 グ下 に 出 、 この ハ ング下 のノ 」 1か らフ リーに 上部 岩壁 に は誰 もいたい と思 った ら、先行 パ ー テ ィーが取 付 い ていた 移 る所 が悪 く、 ァプ ミの回収 が 出来な くな る。 。昨 日の うちに T ハ ング下 を右 に トラ バ ース して 小 さな テ ラス 3へ 来 て ピパ ー ク した と言 ってい る。 トップ に 出 る。 こ こで叉先行 パ ーテ ィーに追 いつ き の登 ってい る姿 を見 るが、余 り うす くない ょ I時 間 程待 た され、以後 この遅 い パ ー テ ィの うで苦 闘 してい る様子 だ。 為 、各 ビ ッチ ごとに待 た され る。 1時 間程待 た され 、 や っと登 りは じめ る。 次 の ビ ッチ 、 ここか 為数 ″上 の ハ ーケンま で ル ー トが 分 りに くい 。寺 井 が ボ ル トの上 に乗 り、 少 しず つ上体 を上 げ るがホ ー ル ド、 ス タンスが皆無 に等 夕亨1レ で し い 、 い ろい ろ工夫 してや ヘ 孝りの凹う'5"つ 相 ケ亭 ヘのイハ=つ う島レ r7ス ^ れ プダ2ヽ ` ― ご)│・ した^ 教蒻 ′ ル メ ④ r「 ③ 40n ン4の レ,C方 ,_. らう ¬ ヽ 77=あ … ″ 甦″ b´ 』 │」 1 る って見 るが、 ど うして も先 ヽ進ま な い。 σ % ′ ι た 今度は ザ ックを下 ろし空 身 で ボル トの上 に乗 り、腹 を決 めた のか ?確 保 を頼 む ラ スより豪 ト リ ,, ∂鮨 →宅,5′ 、 ② 40鷹 ム=。 ` 6● 残いテ 工ざ`凹 7リ ー 人 うOA`7・ 片手 だけ で絶妙 な パ ランス で つ いに ハ ータンの所 まで 2ニ ネボ「 ウヽテ● ユリ │レ 亡 、 か した よ うに ポ ル トの上 に ﹂ 卜) 「 さあ ―行 くぞ ′」と自分 に言 い聞かせ、慎重 に寺井 r 蓉易颯口争 クを吊 り上げて もら う。 亡 たり徴サ 鳳 ″`テ。 ■7下 テラスヘ ' スラ)′ ヽ うか と心 配 し、寺井 に ザ ッ 亡 餌 の スう71'42‐ ■ス ぅ 二 り,卜 う′ 亡 ③ 35パ 次は 自分 の番 で登れ るだ ろ 残 亡 χう7´ ′ Parゝ 人ら,ゞ ヾ ・ 」う 斜 κ′ '卜 力 亡 O "魔 が 一寺丼 さん ′」と叫ぶ。 ら f ヾンド●■■■ろ ′ '― ば し小 さな ホ ール ドを把 む 、 登 る。 私 は思 わず、「 さす う4角 千 (シ =冽 レ と言 い 、左手 い っぱ い に の 乗 るが 、 な か な か踏 切 が つ かな くもた もた す る。 よ う -38- や く決 心 し 、 つ hに そ σ)場 尭 を登 る。 さす が は 東壁 ル ン 気澁 ゼだた 一 と思 った 。 我 々を先 に 行 か L´ て くれ る よ う言 い 、 交替 下部岩壁 と違 い 、上部は濡 れ ていて、陰 険 して もら う。寺井 が トップで ス ィス ィとハ ン を感 じがす る。 上部 て行 くほ ど困難 力 よ うだ。 グを越 し、 あ っと言 う間 に ハ ン グか ら見 えな ここか らボ ル ト連打 の 垂壁 を入 工 で 、最後 くな る。 彼 らは寺井 の卓越 した 身 の こを し方 2Zの ハ ングを越 し ァプ ミビ レーを行 な う。 を見 て、感心 す る とと もに 、 ぁ きらめ て東稜 左 へ 少 しアプ ミ トラバ ース を行 な う。先行 パ ー テ ィで前 が進 贅な い ので lo%で 切 る。 4・ ヘ エ ス ケ ー プす る。 さて我 々の方 は残 す所 この ビ ッチだ け 、少 5ピ ッチは ル ンゼ 中央 の 、草 の付 い た し気分 も晴 れ ゃかに な る。 チ ムニ ー、 凹 角 を登 る。 フ リー人 工 と複雑 で ル ー トフ ァィンデ ィングが む づ か しい。叉 草 付 の凹角 か らハ ング下 を右 に トラ バ ース して カ ン木滞 へ 。 あ あ ―や っと終 った 」と 「 1 ケ所 ア プ ミの回収 が 困難 た所 も有 り非常 に 悪 に っとす る。 時計 を見 ると 17時 前 だ 、雨 に へ。 し 濡 れ た ザ ィル、登攀 用具 を し贅 い休憩 もそ こ 最 後一 枚岩 の上 を左 に トラ バース して 、へ そ こに 出発 す る。 の字 ハ ング下 の テラスに 出 る や っと テ ラス 。 霙 査 じ りの激 しぃ 雨 の キ、 ライ トを つけ涸 らしい テ ラスに 出、 ほ っ とす る。少 し前 か ら 沢 へ 向 う。 い やに遠 く感 じる。 ょ うゃ く ヒ ュ 心配 していた 雨 が降 りだ し、 先 に はまだ困難 ッテの 灯 りが見 えを、 に ハ ラがす く。 た所 が有 ると思 うと憂鬱 に な る。 風雨 が強 くツ ェル ト張 れ ず、小屋 に飛込 む。 テラスか ら元 の バ ン ドを右 に行 くと、東稜 10月 12日 の最後 の ビ ッチに エス ク ープ 出来 る。 先 の遅 い パ ー テ ィ ーが 、 へ の字 ハ ングにぶ 雨 滝谷 を登 る予定 だ った が ら下 り苦 戦 してい る よ うだ、 しば 為 くす る と 今 日も雨 力 ので 諦 め 、寺井 と一 諸 に山 を下 りる。 上高地 では 6時 間 も パス待 ちで 、 ウンザ リ 力 つ きた の か 2″ の 庇か 乗越 せず 、 ァプ ミを 残 した ま査 ザ ィル を伝 い テラスヘ 下 る。 す る。 一 局 〔 日 一 ユ ニ 人 10月 10日 メ ン バー 岩 田 工 た 一 ヘコ ー ー 日 日 嘔 ヘコ し も 快晴 高松 に ― ― も ― ― ン 山は真 白 に雪 イヒ粧 な してい た。 森本 竜谷 出合 い 贅 での途 中、 ば か笑 い を しなが 高橋 新穂高 温 泉 で タク シ ーを降 りる と、非 常 に %も 、 我 々新人 は 、雪 へ の不安 を隠 し されず 気温 が低 い .す ・ く、山 の方 へ 目を向け ると、 に歩 く。 ー 39- │ ― 3:ooPMF出 合 いに着 くと、 ドー ムをは じめ雪化 粧 をした岩壁群 が 、奥 の方 に 10月 12日 曇 │卜 に そそ り立 ってい た 。 そ こで ど うす るか迷 った すず Iが ザ イル を回収 す るため ガ リ ーを登 霧下 結果 、 前進 す る こ とに決定 、 さ っそ くの雄滝 り、再 び下 降 を始 め ス ノ ーコルに至 った。 そ がノ を越 し、 ナ メ滝 の下部 で ビパ ー クす る。 れか 皓雪 の C沢 左俣 を登 り、稜 線 へ 出て涸沢 く 時 に降 りた ので ぁるが 、 そ の ころに は、 全員過 10月 11日 曇 の ち雪 行 く 度 の疲労 をおぼえ 小屋 に泊 る。 朝 一番 の ナ メ滝 で 、 一 部 の凍結 で 緊張 す る つ■ 場面 もあ った が 、 ス ノ ーコル め ざ して谷 をつ 10月 13日 うと め る。 ス ノ ーコルに着 くこ ろには、 岩 の雪 も 穂高 を後 に して 、大阪 に帰 ったが 、 4人 中 大部 な くな ってい た ので 、登 攀 を開始 す る。 3人 が両足 先凍傷 に な ってお り、 小生 の場 合 こ′ ザ イル は 、 チ ー フ リーダ ーの Iと TH、 Mと lケ 月半程 、痛 み が とれなか った 。 凹夕 TMと TMの でつ な かれ た 。 つ るべ式 ですず は Iと トップで登攀 開始 、 A.B.Cカ 〔タ イム 〕 登 フジ 10月 ]0日 ンテ 4 12:3o新 穂 高温 泉 (出 )-15:oo滝 谷 出合 15:3o(出 )-17:ooナ メ滝 下部 と部分 的 に雪 は あ った が快適 に登 る。 Cカ ン テを越 した頃 か わ天 侯が急 変 し、 ル ンゼ状 ガ 10月 11日 リ ーを登 る時 に は 吹雪 に な っていた 。 ビレ ー は凍結 し、 リー ダ ーの Iが 数 回試 み るが 、 ア イゼ ンのない くつ ては登 れず 、 下降 を決定 。 スノ 6 ッルム 7 10月 12日 ガ リ ーを 4oメ ー トル懸 垂 した が 、そ のザ ィ 7:oo cヵ テ上部 で ビパー クを余儀 た くされ る。 あるだ けの ハ ーヶンを打 ち 、 ビレーを と って 4人 で ン テ上 菩Б (出 10月 13日 1つ の ソ ェル トをかぶ る。 が 、居心地 の悪 さ 9:00 と、寒 さのた め眠 ることがで きない。夜 中 に ,ノ ′ 力ゞ 洗 )-14:15 ス ノー コル 14:5o(出 )-17:3o 稜線 -19:3o 涸沢 ルが 回収 で きずそ の■ま時 間切 れて 、 cヵ ン ン に ドを 7:ooナ メ滝下 音Б(出 )-10:30 ーコル 11:00 取付 -15:oo の肩 -16:3o Cヵ ン テ上部 を取 る手 が非常 に痛 い 。次 の フ ェ ースの取付 ` 8 9 る。 見え 涸 沢 (出 )-14:o0 交 代 で雪 か き1/C出 たが、 なかな か気持 ち の悪 l 上 高地 い もの であ った 。 そ l´ て朝 を迎 えた ので あ る。 と終 左 体的 攀庵 錫 杖 岳 鳥 帽 子 岩 前 衛 ア エイ ス 左 方 カ ンテ ル ー ト (昭 和 50年 10月 25日 ∼10月 26日 ほと する ) 田 10月 25日 メ ン パー 尾 崎 錫 中 茂 樹 こと と2 晴 田中 -40- す っか り色 の あせ た 紅葉 をながめなが ら、 ザイ ク リヤ谷 を登 って行 く。 も う 1週 間早 け れば ンと す ば らして紅葉 だ っただ ろ う。心配 して い た ―卜図 ′方″ンテ′ ι ・ 霧 雨 もあが り左方 カンテの取付 、急 く 。時計 がない ため時 間 がわ か らな い が 、 たぶ ん 11 時 ぐらい では な い だ ろ うか 。 lPロ 行 くが 、 ブ ッシ ュを交え た 凹角 の中 を登 って 3o″ も進 まな い うちに ザ ィルが止 'ユ (みま 絢 って しまい ハ ーヶ ンを打 って確保 す る。 ち ょ うど水滴 の落下地 点 とな ってぉ り尾 崎 さんが 登 って くる間 に もず ぶ ぬれ に な って しま った 。 (ヽこt― tこ ■1る リ これ ょ リホ ール ド、 ス タ ンスの し っか りした 凹角 を 2P、 30.41ソ 4) (管 ま 5o″ 登 る と、 ピナクル横 の テ ラスに 出て くる。 \ 頂み 4____ [Å 4P、 ピナ クル よ り下 りぎみの トラバース。 5P、 垂壁 を、 い ま で も抜 けそ うな ハ ーケ ンに ア プ ミをかけ て そ っと体重 を移 し バ ン 、 ドを右 へ 。 チ ム ニ ー下 に て確保 。 十 ∫ 囁 鋼 'メ 塚 ′ 、 1 =ノ 「 ゝ 、 JH │ヽ 6P、 チ ム ニ ーを抜 けて凹角 を登 る。 ││ 麒, 7P、 狭 い チ ム ニ ーを、 い も虫 の よ うに ズ ル ズル と 、は い あが る。 これ を抜 け る と 洞穴 が あ り、左倶」の フ ェ イスヘ 。 8P、 快適 な チ ム ニ ーを抜 け カンテヘ。 右 だ 、 いや 左だ と。 こ この沢 を下 るのは 、 少 9P、 ス ラブ状 の フ ェ ィス よ り草 付 へ は h る。 も うこの ル ー トも終 りで本 峰周辺 が よ く 々いや だ 。昨年 な ん回 も転 び今 回 も転 びそ う に な った 。岩 小屋着 4時 3o分 . 見え てい る。 10P、 ブ ッシ ュの中 を ゴ ノ ゴ ソと抜 け る と終了点 の草 原 へ 。 10月 26日 よ く晴 れた空 。前衛 フ ェ イスが、 すば らし 左 方 カン テルー トは、 ル ー トと しては 、 全 くされ い に見え てい るが、今 日の登攀 は やめ 体 的 に カ ン テに ル ー トを取 って は い るが、登 と して 、新穂高 で温 泉 に は い って帰 る こ とに 攀 内容 は 、 チ ムニ ー、 凹角 な どの 内面 登攀 が す る。 ほ とん どを しめ る。 各 ピ ッチ に は 、 ビバ ー ク す るに 十 分 た テ ラス がそ ろ って い る。 錫杖岳 とい う気 や す さか ら、終 了点 で長 い ☆ こと バカ話 をす る。穂高 が、真 白。尾 崎 さん と 2人 で さぞ かし寒 か ろ うと。 ザ イル を巻 いて本 峰 へ 向 う。鳥 帽子岩 が 、 ポ ンと飛 び 出 してい る。下降 に 少 々手 ま どる 。 -41- ☆ ☆ 初 の 冬 甲 斐 駒 (黒 戸 尾 根 ∼ 北 沢 峠 ∼ 戸 台 (昭 和 50年 12月 ) 6日 ∼ 12月 8日 ) 寺 12月 6日 雨 メ ン パー 藤井 井 功 駒津 峰 に立 ち北 沢峠 へ 向 った 。 寺井 田中 〔 タ イム 〕 五合 目 (8:2o) 韮崎 に降 り立 つ と初冬 に しては生 暖 か く、 七合 目 雲 が低 く垂れ込 めて今 に も降 り出 しそ うだ。 駒津 峰 (9:15)頂 上 (14:35) (16:3o)北 潟 峠 (18:5o) 車 で 駒 ケ岳 神社 贅 で入 り黒 戸尾 根 を登 る。雪 は 笹 ノ平 のあた りょ リチ ラホ ラ、刃渡 りにか 12月 か る頃 よ り雨 、五合 目の小屋 に入 る頃 に は あ 朝 F雪 が チ ラチ ラして少 し積 った様 だ∩ ゆ 8日 小雪 あ 、 も う帰 りた くな って来 た。相 客 2組 。 っ くり峠 を 出発 した。丹渓 山荘 は人 気 もな く (9:3o) (11:5o)五 合 目 (14:5o) ヾスに 乗 るつ も りで単調 な戸台 川 の 終′ 河原 を 〔タ イム 〕 駒 ケ岳 神社 笹 ノ平 休 み休み 歩 い た 。途 中か ら気 が変 わい っそ昼 の パスに間 に合 わそ うと バ ヵみた い て急 い て 12月 7日 雨 の ち晴 な ん とか間 に合 った 。 目を覚 贅す と雨 と も雪 と もつかぬ ものが 降 つてい たが夜 が 明け るとと もに完 全力 雨 1/C変 わ る。 下か Ъずぶ 濡 れ て た って 大勢 上 って来 た 。 目指す黄 蓮谷 は氷 どこ ろで はな く水 がザ アザア流 れ てい る との事 で あ る。 気は進 まな か った が 田中 の熱 意 に 負 け て一 応 戸台 を 目指 す。 六 合 目よ り雪 に変 リホ ッとす る。七 合 小 屋 で小 休 、 これ ょ り重 い、 い や な ラ ッセ ルが 始 ま った。八合 目で上 か い 1組 下 って来 た の で喜 んだ の もつ かの間 トレ ールはす ぐ終 って 頂上 ま で はな か なか時 間 が かか った。 この頃 ょ リガス が 切れ 日 も射 して来 て 八 ケ岳 や北岳 方面 も望 贅 れや は り来 て 良 か った。頂 上 に立 ち休 む間 もな くガス のかか らぬ 内 に と駒津 峰 に 向 う。 下降 は ラ ッセル も楽 で薄 明 りの中 を -42- 〔タ イム 〕 1ヒ J民 山 十 (9:15) 丹渓 山荘 (10:35)戸 台 (13:oo) ― 会 係 ― 0山 行 一 覧 (昭 和 ― ∼ V― 50年 1月 ∼ 12月 ) ・個 人別年間入山 日数表 ・会 ― 員 名 簿 (昭 和 50年 12月 31日 現在 ) 一 山 行 26 穂 R ― 風 岩 ′ ン (蒼 寺井 渡瀬 蓬 末 峡 (バ 50年 1月 ∼ 12月 岩田 井 氏祝 山行 土 井 夫妻 2/2 (昭 和 稜 ル ー ト) 尾崎 (土 表 ) 田 口 藤井 尾崎 山西 小佐 花岡 富永 橋本 中沢 大前 ラ ンス TR) 尾崎 2/16 蓬 峡 末 (ア イゼ ン TR) 田口 2/23 妙 3/2 R 号 岩 (バ Cガ ン '(フ 蓬 木 峡 (バ 伊集 院 渡瀬 岩田 リー ク ライ ミング TR) 岩田 3/9 尾崎 ラン TR) 尾崎 ー 寺井 伊集 院 伊集 院 林田 3/16 百 丈 岩 (バ 23 ヽ ノ 岳 (大 林田 高松 林田 高松 岩田 ラン ス TR) 田 口 伊集 院 3/21 尾崎 ランス・ ア ップザ ィ レン TR) 田 口 伊集 院 同心 正面壁雲稜 ルー ト∼赤岳 縦走 ) 田口 岩 田 (阿 弥 陀岳 北稜 /20 4//27 寺井 ン 羅 岩 4ノ 示 ´ ァ 比 4/6 R 金・ 動 . ガ C 都 3//30 不 湖 南 ア ル プ ス (バ 蓬 末 峡 伊集 院 尾崎 高松 嘉数 (バ ランス TR) 岩田 伊集 院 林田 高松 (人 工 ・ ベ ランス TR) 岩田 尾崎 田口 嘉数 寺井 伊集 院 高松 高松 和田 森本 砂留 (ア イゼ ン TR) 尾崎 4//29 ) ランス TR) 寺井 伊集 院 林田 (ア イゼ ン TR) 大前 尾崎 -43- 渡瀬 林田 ) L■■■FF 1/2 屏 ガ 1/25 S50 一 局 C S49 1248 覧 高松 田 口 寺井 土井 田口 寺井 尾崎 伊集院 林田 高松 藤枝 藤田 森本 (バ ラン ス TR) 田 口 寺井 伊集 院 森本 尾崎 岩田 (新 人歓 迎会 大前 高松 林田 砂留 ) 大前 佐藤 田 口 藤枝 藤田 伊集 院 和田 砂留 守谷 中沢 高松 嘉数 渡瀬 伊集 院 森本 7/ 嘉数 藤田 7ノ 7/ 穂 高 屏 大前 寺井 藤枝 藤田 熱田 田口 藤井 和田 IE後 (バ ランスTR) 末 蓬 9 岩田 6/ ) (ベ ランス TR) 百 6/1 (天 狗 尾根 / / 比 良 楊 梅 の 滝 5/25 6/8∼ 岳 岩 5/18 ケ宿 鹿 保 5/11 槍 合 塁 島春 5/3∼ 風 岩 藤枝 大前 伊集院 熱田 渡瀬 藤井 高松 砂留 森本 和田 (雲 稜 ル ー ト) 藤井 7ノ 大前 (東 稜 ル ー ト) 岩田 6/8∼ 10 穂 局 菊 本 ) 大前 (上 高地 ∼徳 本 峠 ∼ 島 々 ) 大前 山 (ボ ッカ ) 森本 橋上 田中 渡瀬 (バ ラン ス TR) 峡 蓬 高松 (北 尾根 ∼西穂 高 藤枝 え 伊集 院 7 6/14 徳 局 越 6/8 11 穂 峠 水 末 6/10∼ 10 藤枝 (北 尾根 ∼ 西穂 高 ) 寺井 6/9∼ 7/ 7 渡瀬 6/15 岩 川 山 石 塁 6/22 仁 保 6/21 新 田中 (確 保 ヲ‖ 練 砂留 ) 岩田 肥後 田口 尾崎 寺井 高松 伊集院 渡瀬 藤田 森本 和田 砂留 嘉数 守谷 田中 高橋 高橋 尾崎 寺井 (バ ラ ンス・ AttT 岩田 田口 R) 高松 田中 渡瀬 砂留 (バ ラン ス TR) 肥後 -44- 西村 橋上 6ノ /22 大 地 獄 谷 (沢 登 り ) 高松 6/28 蓬 末 峡 森本 藤枝 和田 藤田 高橋 藤井 岩田 藤田 渡瀬 高橋 田中 (バ ランス TR) 森本 6/29 比 明 王 谷 (沢 登 り) 藤枝 田口 肥後 峡 山 石 末 丈 蓬 百 る ん 伊集院 森本 高橋 田中 橋上 (バ ランス TR) 寺井 高松 大前 渡瀬 森本 西村 大前 伊集 院 高橋 寺井 藤田 (人 工 TR) 藤枝 藤井 田中 渡瀬 田口 RCガ 7//6 山 石 山 /13 塁 水 保 菊 7/12 7ノ ー デ ン (ベ ラ ンス TR) 高松 森本 (バ ラ ンス TR) 伊集 院 藤田 7/18 岳 田中 高橋 森本 橋上 20 谷 ││ り 岳 20 谷 ││ り 岳 赤松 (関 (鳥 帽子 奥 壁 南稜 ∼ 南稜 下 降 ) (滝 沢 下 部 トラ バ ー ス ∼ 第 3ス ラ ブ∼ ドー ム壁 (衝 立 岩 中 央 稜 ∼一 ノ倉 岳 ∼ マ テ ガ沢 伊集 院 高松 TR) 末 峡 (′ `ラ ン ス 惣 河 谷 (A工 ・ バ ラン ス TR) 妙 万 保 塁 岩 西村 森本 和田 砂留 藤田 ) 渡瀬 藤田 渡瀬 藤井 高橋 砂留 渡瀬 (バ ラ ンス TR) (バ ラン ス TR) 藤井 -45- ) 田中 田中 7/26 ) 高松 蓬 石 西村 渡瀬 ) 藤枝 7//22 寺井 東 藤井 /20 渡瀬 田中 田口 7ノ 高橋 (鳥 帽 子 奥 壁 ∼ 変形 チ ム ニ ー ル ー ト∼ 南稜 下 降 伊集院 7/19 森本 高松 田口 7/19 和田 (ボ ッ ヵ ) 伊集 院 7//19 田中 西村 田中 寺井 西村 7ノ /26 丈 百 岩 (バ ランス TR) 岩田 7/27 蓬 峡 末 (バ ランス TR) 渡瀬 8ノ /2 蓬 末 蓬 8/3∼ 5 8/9∼ 17 末 峡 (バ ランス TR) 局 一 穂 ) 山 石 8/10 合 宿 新 大前 藤田 田中智 21 城 頸 山 塊 蓬 末 峡 田中 藤丼 尾崎 和田 渡瀬 藤井 西村 高松 和田 田中 橋上 尾崎 A2) 高橋 (涸 沢定 着 ) 岩田 田口 藤田 田中智 寺井 西村 伊集 院 森本 砂留 渡瀬 橋上 藤枝 高松 和田 田中 藤井 (人 工 TR) 田中 高橋 (海 谷 ∼鋸 山雨飾 ∼梶山 大前 8/24 高橋 渡瀬 (本 峰 南壁 A3・ 高松 8/19∼ 田中智 藤枝 寺井 (夏 森本 (ベ ラン ス TR) 岳 貪」 岩田 峡 藤井 8/3 森本 高松 ) 他 2名 (ベ ラン ス TR) 高橋 8/24 RCガ ー デ ン (ベ ラン ス TR) 寺井 8/31 比 良 貫 井 谷 四 石 妙 号 琶 湖 キ ャン プ 大会 ) 9/13 田中 高松 渡瀬 森本 田中 和田 (バ ランス TR) 田中 琵 ぐ 蓬 9/7 砂留 (沢 登 り ) 大前 9/6 渡瀬 末 峡 肥後 藤井 藤枝 寺井 大前 伊集 院 尾崎 田中 渡瀬 中沢 藤田 佐藤 (ベ ラン ス TR) 渡瀬 9/14 不 動 石 (バ ランス TR) 岩田 9/13∼ 15 丸 山 (黒 東 壁 部 ) 尾崎 (1ル ンゼ ♪ 藤井 寺井 (緑 ルー ト) 大前 -46- 田中 田 中智 森本 橋上 中川 9//13 ∼ 15 バ ッ トレス 北 岳 (第 1尾 根 ノー マル ル ー ト) 高松 9//20 川 庫 森本 和田 高橋 渡瀬 尾崎 高松 高橋 工 TR) (人 田中 9/21 新 岩 工 TR) (人 岩田 比 良 山 (観 田中 月 登山 田口 RCガ ー デ ン 森本 9ノ 23 ∼ 24 明 星 山 岩田 仁 (バ ランス TR) 笠 (穴 毛 谷 /28 一 局 9ノ 岳 西 穂 不 動 岩 (縦 走 (バ 雪 山 彦 (ロ ー デ ン 高橋 高松 高橋 渡瀬 高松 高橋 高松 ) 他 1名 ) 他 1名 森本 ックTR) 藤井 RCガ 森本 ランス TR) 寺井 10/5 寺井 田中 田中 9/28 (バ 大前 ランス TR) 田中 仁 り‖ (ベ ランス・人工 TR) 田 口 寺井 10/10 10/10∼ RCガ (′ くラ ンス TR) 渡瀬 12 穂 高 界 風 岩 (東 壁 ル ンゼ 12 会」 10/10∼ 13 穂 岳 (別 谷 (第 山尾 根 ∼ 池 ノ谷 左股下 降 藤井 /25 - 26 高 滝 岩田 錫 杖 岳 (前 -47- ) 田中 4尾 根 途中 よ り下 降 高松 森本 ) 高橋 衛 ア ェー ス・左方 カンテ ) 尾崎 `_ ) 田 口 寺井 10/10∼ 10ノ ー デ ン 村上 寺井 藤井 9//27 二輪 (P5ド ーム・ル ンゼ 状壁 ・ P6南 壁 左岩稜 尾崎 /24 橋本 (バ ラ ンス TR) 藤井 9/′ ) 田中 ) 10/26 (小 岳 指 豆 島 ) RCガ ー デ ン 栂 lo/26 (中 央 。一般 。小指 ハ ング各 ル ー ト) 田口 岩田 3 岳 指 栂 3 木 岳 御 (ダ イ 隊ク ト・―骰 ルー ト) (縦 走 砂留 3 山 峰 大 他 1名 (縦 走 ) 高松 11/3 RCガ ー デ ン 11/8 RCガ ー デ ン 高橋 ) 寺井 H/2∼ 渡瀬 藤井 尾崎 11/2∼ 森本 (バ ランス TR) 寺井 H/2∼ 高松 森本 (ベ ランス TR) 岩田 (ア イゼ ン ワー ク ) 田中 H/9 RCガ ー デ ン (ア イゼ ン フーク ) 田 口 藤井 藤枝 寺井 大前 渡瀬 森本 田中 藤枝 森本 田中 橋上 11/16 峡 末 蓬 (ア イゼ ンフー ク ) 岩田 H/17 RCガ ー デ ン 寺井 大前 (ア イゼ ン フー ク ) 砂留 11/22∼ 24 岳 杖 錫 (第 4フ ェー ス雪 稜 。東尾 根 ∼本 峰∼ ク リヤの頭 ∼ ク リヤ谷 下 降 岩田 田中 H/22∼ 24 岳 松 唐 (八 方尾根 ) 田中 ) 渡瀬 11/22∼ 24 峰 大 山 (縦 走 ) 大前 H/24 大 月 地 獄 谷 (沢 登 り ) 寺井 11/24 RCガ ー デ ン (ア イゼ ン ワー ク ) 尾崎 11/29 RCガ ー デ ン 岩田 (ア イゼ ン フー ク ) 田中 H/30 仁 川 ∼ R G (ボ ッカ TR) 高松 -48- 大前 森本 岩田 田口 11/30 R C ガ ー デ ン (ア イゼ ン フー ク ) 藤井 1 1//30 寺井 渡瀬 (沢 登 り ) 西 田中 12/6 (バ ラ ン ス TR) 仁 高松 12/6∼ 7 高橋 (遠 見 尾根 後 ) 藤枝 12/6∼ 8 甲 駒 ケ 岳 斐 (黒 戸 尾 根 RCガ ー デ ン 藤井 (ア イゼ ン フ ーク 伊集 院 12/13 ' 田中 寺井 12/7 ) 高松 ) 高橋 (人 工 ・ バ ラン ス TR) 仁 田口 12/14 森本 高橋 (ボ ッヵ TR) 田口 大前 高松 橋上 森本 尾崎 岩田 寺井 山西 藤枝 渡瀬 藤田 中西 尾崎 田中 1み /21 螢 正 面 谷 (ボ ッカ TR) 大前 森本 高松 高橋 渡瀬 藤井 中川 永島 橋本 西村 大前 澄り│1 安 原 高瀬 花岡 中沢 藤田 佐藤 (ス キー ) 中り│1 橋 本 寺井 岩田 ゼ 藤井 西村 大前 山西 渡瀬 良 山 橋本 中沢 藤枝 渡瀬 西村 河 谷 藤枝 安原 藤田 保 塁 岩 藤井 藤枝 百 丈 岩 藤枝 渡瀬 湧 山 橋本 中沢 ガ ー ン 藤井 藤枝 大前 誦 藤井 富永 藤校 大前 渡瀬 中川 藤枝 大前 西村 渡瀬 1/19 堂 2//2 比 2//9 惣 2/H 2/16 2/16 3/2 3/9 3/16 満 岩 R C 惣 ン 河 デ 谷 -49- 輛毎 雄 山 山 柿舗 館 、春 沢 1/19 良 部 S50 1/3 霞 箱 S49 12/30 比 西村 RCガ RCガ 3//23 3//30 4/6 ー デ ン 藤井 藤枝 ー デ ン 藤丼 小佐 土井 中川 中沢 渡瀬 藤枝 藤井 藤枝 西村 峡 土井 大前 5 槍 、 北 鎌 尾 根 (春 合 宿 ) 大前 藤枝 5 槍 沢 藤井 土井 永島 渡瀬 5 蝶 岳 中沢 藤田 佐藤 居倉 5//18 比 良 ヤ ケ オ 山 橋本 中沢 佐藤 出口 5ノ/25 雲 峰 山 橋本 中沢 佐藤 二輪 /8 6ノ ポ ン ポ ン 山 橋本 中沢 佐藤 二輪 6//29 多 紀 ア ル プ ス 橋本 中沢 佐藤 6/29 7/6 東 六 橋本 中沢 二輪 橋本 中沢 佐藤 三輪 7//13 岡 本 ∼ 橋本 中沢 山西 佐藤 出 口 二輪 7//27 比 良 山 橋本 中沢 佐藤 出口 二輪 8//3 六 谷 中沢 8/14∼ 17 雲 平 中沢 村上 山西 佐藤 野田 出 口 他 1名 橋本 中沢 山西 出口 出口 _輪 田口 5/2∼ 5/3∼ 5/2∼ 末 蓬 ケ 甲 甲 R G 柿 ノ 渡瀬 二輪 8/31 9/14 9/21 9/28 10/10∼ 10/26 11/9 11/23 11/3o 12オ 護 摩 半 比 良 東 お 12 ノ 壇 山 国 山 橋本 中沢 村上 正 面 谷 橋本 中沢 出 口 二輪 多 福 山 出口 三輪 山 中沢 大 伊 吹 山 中沢 山西 出口 二輪 霊 仙 出口 二輪 山 中沢 野田 天 ケ 岳 鞍 馬 山 中沢 出口 大 地 獄 谷 中沢 伊集 院 宝 塚 ∼ 芦 屋 川 中沢 月 =輪 田 口 高松 藤井 中ゆ Φttψ 拶ゆ ⑫本 -50- 森本 高橋 (昭 和 50年 1月 ∼ 12月 個 人 別 年 間 入 山 日数 表 枡ぐ 40 30 │ │ 50 80 1 1 1 │ 延 日数 │ │ 口 44 藤 丼 56 山 西 14 橋 本 22 中 沢 45 渡 瀬 67 村 上 6 :尾 崎 45 藤 枝 46 寺 井 48 岩 田 52 野 田 5 伊 集 院 40 大 前 59 高 松 出 口 森 本 二 輪 砂 留 和 田 橋 上 田 中 ―¬ 高 橋 (5月 田 中 智 (5月 よ り) (4月 (5月 (4月 よ り) よ り) (4月 よ り) 55 14 一 (5月 (3月 47 18 より) 21 よ り) 19 より ) 16 (8月 よ り) (6月 よ り) よ り) 47 37 14 -51- L■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ F 目 F F I 田 一 ) ― 2 B 0 集 編 後 記 ― 会員諸氏 よ り多 くの投稿 があった事は、 編集係 として嬉 しい限 りです。それに呼応 して素晴 らしい 会報をつ くるべ く大 いに張 りきって と りかか った つ も りであ ったが、 出来 るか ぎ り良 い ものを と思 っ て張 りされば張 りきるほ ど、発行 が遅 れる結果 となって しまった。 諒 としていただ きた い。 一 年刊 誌「 螢雪 」は昨年 の第 2号 につづいて今年は い まここに、満足 な もの とは思 えな いが 、第 3号 = 生 を発行す る事 が出来 た。従 って来年 は間違 い な く第 4号 を発行 した い と思 う。それ には 会員諸氏の協 力あるのみ です。 よ くある休刊 とい うやつ だけは した 〈ない ものです。会報 の発行 は、会 にと っては L 大 きな出費 で実 に頭の痛 い ことてすが、会報 の発行は会 の活動 の パロメーターそ の もので あ り、又そ D` BI 3: 副 の 内容 の充実如何は会が堅 実 に運営 され て いるか ど うかを物語 る一つの証左であると、常 々 編集子 は 思 っている。 次号掲載分 の原稿を募 って い ます。記録、随想、詩、その他山 に関す る事 で した ら何 で も結構です 。 てご 奮っ 投n Fさ い。 61 (記 9 J 51 レ )│ │ 」 D、 31 ◇ 31 rl ` l 5 3号 ≪ 蛍 雪 第 発 行 日 昭和 51年 3月 発 行 所 関 西 螢 雪 山 岳 会 ≫ 31日 1 大 阪市淀川 区 西 三 国 1∼ 3∼ :│ 肥後 昭満 9 3 編 集 者 1 日] 刷 ,F 8E後 昭 満 建讐中子L版 社L (電話 )06-392-5298 田 口 幸 夫 (電 話 )852-4423,843-2517 5 1 方 22 ◇ -53- 肥後 )
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