柳津プレジャーボートスポット(柳津PBS)利用心得 柳津PBSを利用される皆様は,記載された事項を遵守してください。 また,いざという場合に備えて,出港する際には携行することを心掛けてください。 1 利用心得 ○ はじめに 柳津PBSは釣り禁止区域です。桟橋および施設周辺での釣りは行わないでください。 当施設内での盗難・接触・その他の事故については,全て使用者の責任となりますので十分注意し てください。 PBS周辺での潜水は,危険ですので行わないでください。 ゴミは各自で持ち帰ってください。また,各自艇の周辺等の美化にご協力ください。 尾道海上保安部,港湾管理者(広島県)及び指定管理者(㈱ひろしま港湾管理センター)の指示が あった場合には従ってください。 ○ 駐車場利用における注意事項 車は枠内に納まるよう駐車してください。 貴重品は車内に置かず,携行してください。 ○ 桟橋利用における注意事項 桟橋上には,私物等一切置かないでください。通行の妨げになり,他の利用者様のご迷惑となりま す。 ○ 係船に関する注意事項 係船用のロープは各自で用意し,常に点検し安全に係留してください。台風などの異常気象時には, 特に気をつけてください。 (異常気象時における係留ロープの切断などにより船舶が損傷した場合等については,一切責任を 負いません。 ) 係留後における雨水の打ち込み又は盗難防止の為に船体開口部は,確実に閉鎖してください。 ○ 出港時の安全対策 船長は,出港前に天気予報を参考にして,無理のない出航を心掛けてください。 航行ルート・行き先・帰港時間は,家族・知人等に連絡して出港してください。 海技免状・船舶検査証書・船舶検査手帳等の法定書類を携行してください。 救命浮環・救命胴衣・消火器・工具・予備品等の法定備品を積み込んでください。 出港前に船体・燃料等の点検をしてください。 自艇の燃料消費量を計算して,余裕のある航海計画を立てて出港してください。 同乗者に子供がいる場合は,特に落水に注意してください。 ○ 出港の制限 船長は,気象・海象状況をよく把握し,船長の責任において,出港するか否かの判断を行ってくだ さい。 特に強風・波浪・濃霧・大雨警報及び注意報が発表されている場合は,出港を中止してください。 原則として,日の出前・日没後の出港は自粛してください。 ○ 出入港時の安全対策 港内は,十分徐行(引き波をたてない)して航行してください。 出入港時は,出船優先・右側通行を厳守してください。 瀬戸内海の海面には,牡蠣筏が多数設置されています。作業船の支障にならないよう注意して航行 してください。 港内の帆走は,行わないでください。 ○ 航行中の安全対策 航行にあたっては,常に安全を旨とし諸海事関係法令及びこの基準を遵守してください。 定員を厳守し,ライフジャケットは全員着用してください。 航行にあたっては,旅客船・貨物船等の航行を阻害しないよう注意し,航路の横断は最短距離で航 行してください。 船長は,航行中に気象・海象の急変が予測されると判断した場合,その状況に即して最寄の港に避 難又は帰港等の措置をとってください。 ○ 入港後の安全対策 流出したり,他船に接触しないよう確実に係留してください。 機関停止前には,十分に冷気運転を行ってください。 ○ その他の注意事項 燃料の持ち運び・給油は,火気のない事を確認した上で行ってください。 給油に際して海面に油漏れが発生したら,直ちに中和剤で拡散防止をしてください。 ○ 事故発生時の措置について ・事故発生の通報 船長は「事故時の通報事項」に従って海上保安部(118 番)に速報してください。 ・事故時の通報事項 事故が発生した場合は,落ち着いて冷静に状況を判断して,次の事項について通報してください。 1) 場所(著名な物標からの方位・距離) 2) 事故発生時間 3) 事故の種類(他船との衝突・筏への乗揚げ・機関の故障・火災等) 4) 負傷者の有無(負傷者がいる場合はその人数・状況) 5) 浸水の有無・油流出の有無 6) 通報者の名前・連絡手段(携帯番号等) 7) 船名・同乗者数 8) 航行継続の有無 2 船体・機関を点検する 【船体】 □ 船底プラグは,確実に閉鎖されていますか。 □ 船底にビルジは,溜まっていませんか。 □ 機関室内の配管等で海水がにじんだり塩が付いている箇所はありませんか。 □ 係船索に損傷はありませんか。 □ 船灯(マスト灯・両色等)などは点灯しますか。 □ 舵輪と舵は滑らかに作動しますか。 □ 破損している箇所はありませんか。 □ 水・食料等の積荷はバランスよく積まれていますか。 【機関始動前】 □ バッテリー液は適量ですか。 □ バッテリーターミナルはゆるんでいませんか。 □ バッテリー電圧は十分ですか。 □ Vベルトに緩み・亀裂はありませんか。 □ 燃料こし器に水があったりゴミが詰まっていませんか。 □ 燃料は十分ですか。 □ 潤滑油は適量で,粘度は適切ですか。 □ ラジエター液は適量入っていますか。 □ 機関取り付けボルトは緩んでいませんか。 □ 船外機船にあって船外機はきちんと固定されていますか。 □ 冷却水取り入れ口付近及び冷却こし器にゴミはありませんか。 □ クラッチレバー・スロットルレバーは円滑に作動しますか。 □ クラッチは中立位置にありますか。 【機関始動後】 □ 各圧力計は,適正範囲(グリーンゾーン)内にありますか。 □ 冷却水排出口から冷却水は出ていますか。 □ 排気色は無色で異臭はありませんか。 □ 異常音(不連続音・きしみ音・叩き音等)はありませんか。 □ 機関から水・油・排気ガスの漏れはありませんか。 □ プロペラシャフト貫通部からの水漏れはありませんか。 □ Vベルトが異常に振れ回っていませんか。 □ 適正に暖気運転を行っていますか。 □ 冷却水温度計は適正範囲ですか。 □ 潤滑油温度計は適正範囲ですか。 □ 排気ガス温度計は適正範囲ですか。 【連絡体制を確保する】 □ 家族・知人・マリーナなどに航海計画を連絡しましたか。 □ 家族・知人・マリーナなどとの連絡手段は確保されていますか。 □ 無線機の通信テストは終わりましたか。 □ 携帯電話の通信可能範囲ですか。
© Copyright 2024 ExpyDoc