NO.2 平成27年 6月16日 相模原市立川尻小学校 校 長 渡 邊 仁 相模原市緑区久保沢2-22-2 TEL:042-782-2037 URL: [email protected] すごいぞ! ダブルダッチ 子どもとステージが一体 プロチーム「レグスタイル」 6月1日(月)に本校体育館で「芸術鑑賞会」 を行いました。昨年度は東海大学付属相模高等学 校吹奏楽部の皆さんによる迫力あるマーチングを 参観しました。今年度も昨年度同様、子どもが心 や体で演技者のパフォーマンスの素晴らしさを感 じ取って欲しいと考えました。そこで、軽快な音 楽に合わせてリズミカルに跳ぶ長縄跳び「ダブル ダッチ」の演技を通して、懸命に自分の力を表現 することの素晴らしさやみんなで表現することの 楽しさを感じ取って欲しいと考え、今回の内容を 企画しました。 今年度は、世界大会2012年ダブルダッチ世界大 会【DOUBLE DUTCH CONTEST BELGIUM】で優勝した プロチーム「レグスタイル」(日本ダブルダッチ協会 (JDDA)所属)に来て戴きました。富田 誠 司さん、前田 航也さん、佐々木 唯さん、そして 青木 拓馬さんの4人がステージやフロアーで、 ダイナミックな動きを熱く表現してくれました。 メンバーの一人、前田 航也さんは地元相模原市(谷 口小)出身で、2013年にはアスリートのエンター テイメントショー「マッスルレジェンド」にも出 演しています。 私も跳べたよ! ダブルダッチ 今回は各ク ラス1名ずつ のお友達がダ ブルダッチに 挑戦しました。 ほとんどの子 どもが初挑戦 ということで、 どの子ども不 安な表情でのスタートでした。リーダーの富田さ んの声かけで、子どもは自然とリズムよくジャン プを始め、メンバーがロープを回し始めました。 すると、みんなはみごとにクルクル回る2本の長 縄をみごとに跳ぶことができました。会場の子ど も全員が「やればできる」という挑戦することの 素晴らしさを感じてくれたのではないでしょうか。 「勇気100%」を みんなで ダンス! ダンス! 今回 は、体育 館に集まったみ んなで「勇気1 00%」の曲に 合わせてダンス をしました。 「レ グスタイル」の オリジナルダン スでみんなが体を動かしました。約5分程度の少 し難しい動きを即興で覚え、最後は音楽を体で感 じながら笑顔いっぱいでダンスしました。高学年 のグループでは少し恥ずかしがる子どもも会場の 雰囲気にあわせ自分から体を動かす楽しさを味わ うことができました。誰かに楽しませてもらうの ではなく、自分から楽しめた貴重な体験でした。 校外学習で求める力 「なかよし遠足」での 子どもの姿から 5月19日(火)に全校児童が「なかよし遠 足」を行いました。遠足といっても学校から2 ~3キロメール程度の範囲の公園や川尻八幡宮 等を利用させていただいての活動です。この遠 足では、20名程度の「わいわいグループ」で 行き先や遊びを決めたり、当日も活動やお弁当 を食べたりしました。わいわいグループは本校 1年生から6年生のすべての学年の子どもが構 成メンバーとなっています。4月のグループ結 成後、6年生を中心にみんなで話し合い、なか よし遠足の活動計画を考えてきました。 今回の遠足は、子どもが普段遊んでいる校庭 や近くの公園が行き先です。しかし、活動し慣 れた場所も、とても新鮮に感じたようです。グ ループでの活動はとても盛り上がり、一人ひと りとても楽しそうにみえました。 一方、高学年、特に6年生は少し緊張してい る様子が伝わってきました。朝、出発前にグル ープのメンバーを確認しているときには、とて も不安そうでした。しかし、活動終了後、職員 室前の廊下で出会った6年生に「ありがとう」 「お 疲れ様」と声をかけると、「本当に疲れたよ」で も「よかったよ」と明るい声が返ってきました。 「なぜ、よかったの」と聞いてみると「だって、 みんなが喜んでくれたから」と答えてくれまし た。自分の力でみんなが喜んでくれたことを実 感し、それに喜びを感じてくれました。これは 子どもが将来大人になり人生を豊かに営むため にとても貴重な力になると思います。 さらに、低学年の男の子が「つかれて歩くの が辛くなったとき、6年生のお兄ちゃんが『お ぶってやるよ』言ってくれたことがとても嬉し かったです」と活動後感想を書いていました。 この行事を通して『自分の力を友達のために活 かし、相手が喜んでくれたこと。また、友達が 自分に力を貸してくれたと感じ、差し出してく れた相手に感謝の気持ちを持てたこと。』を多く の子どもが学んでくれたことと思います。 つまり、校外学習で求めるものの一つには、 「多 くの友達と係わりを通して、たいへんな思いを しながら喜びを感じとれる」力を育成すること があげられると考えます。 体育学習で ”こだまの力” を発見 子どもがやりとりするかけ声 本校では昨年度から引き続き体育科を通して授 業改善を進めています。校長室には校庭で体育で 活動している子どもの声が響いてきます。最近そ んな声に変化を感じました。先日5年生が陸上運 動で50m走のタイムを計っていました。 その時、スタート係が「おーい、スタートして いいですか」と50m離れたストップウォッチ係 に大きな声で伝えたところ、 「ちょっと待って」 「次 に走る人を確かめるから」と大きな声が返ってき ました。このやりとりに感心しました。子ども同 士で活動する事に言葉でやりとりし、意思疎通を 図ることは社会生活を営むうえでは大切な力です。 体育学習で50m離れた場所から大きな声でやり とりできた「こだま」の力を一つ見つけました。
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