新城産廃反対者連絡会 勉強会資料 「新城産廃問題の全容を知る」 (ブログ「山本拓哉のひとりごと」より) 新城産廃問題◆新情報開示(その1) 2016.03.08 Tuesday 18:21 平成 25 年度から平成 27 年度の、新城市役所とタナカ興業との会議等の記録が情報開示により明らかに なりましたので、お知らせします。 大量ですので何回かに分け、概要と全文に経過とコメントを加えます。 その内容を見ると、この2年間、必死に反対運動を行う住民に対して、市役所と市議会がタナカ興業と何を 話し合っていたのかがわかります。 市役所と市議会は、為すべきこと、為さざるべきことを正しく判断してきたのか。 そこから、今後の進むべき道がみえて来ると思います。 なお、産廃反対運動を必死で行っている方で、血圧の高い方はお気を付け下さい。中には怒りが込み上げ てくる内容も含まれますので、閲覧注意です。 日付 凡例) 情報開示文書の概要 経過・コメント(山本) N:市)…新城市役所環境部 N:タ)…タナカ興業社長など N:左記との照合番号 H20.6 ケンメイ契約 3 億 3243 万円 買戻特約 H30 年まで H22.10 ケンメイ自己破産 H22.11・12 新城市と愛知県と破産管財人との間 で買戻権解除を検討 H24.5.29 タナカは新城に進出打診 H24.6.20 市長:製造業・物流業目的に産廃業は 賛同しかねると回答 H24.8.13 名古屋地裁から県へ買戻権解除意志 の照会あり。県の回答は、買戻権を行使せず、 抹消に協力する H25.3.6 競売公告 H25.5.14 落札:タナカ土地取得 H25.5 設楽町納庫進出騒動・撤退 H25.6 八名区反対チラシを市が阻止 H25.7.8 買戻権抹消登記 H25/ 10/1 「タナカ興業の新城南部企業団地進出に係る環 境保全対策に関する面談」 (主な内容) ◆1:市)地元の不安な声が出た。産廃なので県 の許可と地元には説明した。産廃事業は必要な ので、やみくもに反対はしない。 ◆2:タ)工業団地を狙っていた。新城工場は 9 割 がた設計ができた。あとは環境省を動かして融 資の決定を受け、今年中に申請したい。 ◆3:タ)今日のような聴聞会なら気分がいい。部 長さんにお願い、空き区画に製品倉庫がほし い。県に聞いたら新城市がよければ可能とのこ と。 ◆4:市)県に申請する前に地元説明会を開催し て欲しい。来年 4 月からは条例に基づく要請にな る。(産廃条例案を配布し説明) ◆5:タ)今日は尋問だと覚悟してきたが、市の方 は理解がある。 ◆6:市)説明会→環境保全協定→申請の流れだ -1- ◆1:この段階で市役所と地元(市議・区長など)と は話し合っていることがわかる。この段階から反 対姿勢が明確でない。 ◆2:環境省を動かして融資とは? ◆3:さらなる製品倉庫の話しがでるということは、 この時点で新城工場は既成事実ということか。 ◆4:市は、タナカに産廃条例案を見せて、4 月か らは条例がかかると教え、その前の申請を手解 きしている? 市・議会は市民に対して、条例策 定が間に合わなかったような説明であったが、事 前にタナカと調整していたとはどういうことか! ◆5:なぜ、市はタナカに理解を示したのか。ここ で反対を言わないからタナカは安心してその後 進めた。この根本姿勢が今の現状を作った。 ◆6:市が申請時期を指示している。「環境保全誓 約書」の存在は、この情報公開で初めて知った。 ◆7:この段階で、確実に判断を誤っていることが わかる。名倉ではタナカを見抜き即、絶対反対 が、地元との協定が締結できない場合は、「環境 の動きに入ったが新城は放任した。 保全誓約書」を市へ提出の上、申請して頂きた い。 ◆7:タ)名倉ではこうはいかなかった。市)新城市 では計画が分からない中、憶測で判断し反対あ りきとするのではなく行政として地元に正しい判 断をしていただくことが大切と考えた。 H25/ 11/1 「タナカ興業の新城南部企業団地進出に係る面 談」 ・来庁者:タナカ社長、㈱オノコム ◆1:タ)申請書を市に提出するのでよく見て欲し い。 ◆2:タ)現段階では正直いうと製品がどの程度臭 うか疑問もある。建物が建つ所には人家もある。 そこをクリアしなければならない。御津や田原で は反対が起きた。 ◆3:市)申請の見込みは? タ)事前協議に 60 日、1 月頃に本申請、GW 前(H25.4 月末)には許 可の予定。 ◆1:この時点でタナカの愛知県への申請書を市 は入手している。住民がさんざん求めても、市 は、無いと言っていた。 ◆2:タナカは臭いがでるかもしれないと言ってい るのに市は反対しなかった。御津や田原ではそ こがクリアできなかったと言っている。つまり、新 城は市が反対しないので操業できたことを裏付 けている。 ◆3:実際には本申請は 1 月→3 月、許可は、その 後の反対運動で H25.4 月→H27.11 月と 2 年 7 か 月延びた。 H25.11.10 新城市長選・市議選 「タナカ興業社長等の面談」 H25/ ◆1:タ)本日、県へ金融機関からの融資証明を 11/22 提出。 ◆2:市)受入リストは、地域住民に提供せず、市 内部のチェック用です。 ◆3:タ)設楽のように産廃イコール悪という上か ら目線の物言いで指図されたくない。産廃をやっ ていて良かったのは景気に左右されないことだ け。自分では地域貢献と自負している。 ◆4:市)協定を締結すれば、地域住民の声を区 長が代表して伝えることになる。悪臭公害では、 基準内でも苦情がでる。神経質な個人を相手に することは大変。 ◆5:市)そのため、地域役員への説明を十分に してください。以前、臭気対策費用、作業従事者 の人数などを聞かれた例がある。 タ)説明会の前には想定問答を改めて相談さ せてください。 ◆1:なぜ、打合せで融資のことをさかんにいうの か、何かあるの? ◆2:基本的に秘密主義か、住民は従っておれ、 ということ? ◆3:設楽のように産廃=悪という運動をされる自 身の非は全く認めていない。悪臭を出すことに何 の加害者意識、罪悪感も無いことが確認できる。 ◆4:協定は市にとっては住民個々に苦情を受け 付けなくて済むという都合の良さがある。市役所 職員が「神経質な個人を相手にすることは大変」 とは、どういう言い分か。(こんな議事録を残して いても平気なほど、感覚がおかしい。) ◆5:タナカと市役所がグルになって、住民対策を 練るとはどういうこと? H25.12 産業廃棄物関連条例可決成立 施行は H26.4 からでタナカは対象外 H25/ 12/4 「タナカ興業社長とパナソニック技術者等の面 談」 ◆1:県の条件の内、隣地同意はクリアしてない ◆1:タ)本日(12/4)午前中に県事務所に行って説 が、許可がでるのは、おかしいではないか。 明した結果、県からクリアしなければならない課 題が示された。 (1)脱臭システムの数字の根拠…説明済 (2)隣地の大森木材の同意…お願いしてある。 返事待ち。 (3)融資証明…早晩オーケーがでる。 (4)門の改築…早晩オーケーがでる。 ◆2:出火するという説明は、聞いていない。 ◆2:タ)生ごみは乳酸発酵になると失敗。80~90 度になる。出火しやすくなる。 -2- 今回は、ここで切ります。次回は、12 月 10 日の区長説明会の議事録からです。 ここまでは、順調に行くと思っていたのでしょうが、この区長説明会に同席した中日新聞が発表して地元 の反対運動が隆起してから、会議の様子も一変します。 新城産廃問題◆新情報開示(その2) 日付 凡例) 2016.03.08 Tuesday 22:22 情報開示文書の概要 N:市)…新城市役所環境部 N:タ)…タナカ興業社長など H25/ 「産業廃棄物処分業に係る説明会(タナカ興業 12/10 から区長等への説明会」 ◆1:中日新聞記者についての説明 ◆2:市:今日は、八名の新城南部企業団地で食 品残渣を処理、堆肥化させる施設を建設する予 定のタナカ興業の社長さんが地元の方に、施設 の内容と操業計画を説明して頂けることになりま した。 ◆3:タ)東細谷は臭気で立ち遅れた施設。運搬 車搬入出の二重シャッターの開閉で気をつけ、 迷惑がかからないようにしたい。 ◆4:パナソニック環境エンジニアリング)ロックウ ールは畜産専用で、産廃にでの使用がほとんど ない状況。 ◆5:パ)建物が3棟にわかれているところは覆い をする。消防法上の問題もあるが仮設の覆いで あれば問題ない。 仮設の覆いは、建築基準法で問題にならな い。台風などで仮設だと問題ないか。仮設といっ てもしっかりしたドアがあるので問題ない。 ◆6:市)タナカの申請は4つのクリアするべき課 題をクリアしてからの申請となる。 ◆出席者には、地元市議2名もいた。 コメント N:左記との照合番号 ◆1:ここに中日新聞記者がいたことで、事が公に なる。 ◆2:この言い様は、決まったことであって、わざ わざ説明して頂けるのだから、ありがたく聞けと 言わんがばかり。スタート地点のおかしい。 ◆3:タナカは、臭気が出ないとは言わず、心配で あると言っている。 ◆4:ロックウールの産廃使用の実績がほとんど ないのでは、悪臭対策に心配はないという根拠 がほとんどないということ。この後の説明に意味 がない。 ◆5:既存と新設の建屋の間の問題が指摘されて いる。消防法と建築基準法を同時にクリアするこ とは矛盾することと自白している。 ◆6:条件のひとつ隣地承諾はないままで、申請 され、許可された。 ◆この日の説明会は、市とタナカが地元区長会 に説明したものであった。本来は、地元区長がこ のような会議に出席することを地元住民に諮る 時間が必要であった。なぜなら新聞記者を入れ たことは、翌日には住民が知り、そんなことは聞 いていないとなることは十分に予測できた。現実 にそうなった。 この段取り失敗が今後の地元のごたごたを生 む。市の責任である。 H25.12.12 中日新聞にタナカ進出、条例適用外 が報道され多くの市民が初めて知った。 H25/ 出張「タナカ興業東細谷工場視察」 12/19 環境部長を初め市の関係者が参加。 ◆1:市)小雨、無風であったが、工場で車から降 りた際に、はっきりと臭う。近隣に民家なし。 ◆2:市)タナカは以前に老津で操業していたが手 狭になりここに移転した。 ◆3:市)発酵槽の中は強く臭う。 ◆4:八名区長会長)八名地区の住民説明会は、 平日夜にしたい。 (環境部長と田中社長とのやり取り) ◆5:タ)県への申請書の準備は概ね完了。 市)申請書の提出は住民説明会の後にしてほ しい。できれば環境協定のそうしてほしい。 タ)了解した。 「豊明市沓掛堆肥センター見学」 ◆かすかに臭う。民家なし。運営は赤字。密閉 すると作業員が大変。風上は強く臭う。廃液は強 -3- ◆1:タナカは、この日のために十分に準備してい たはずなのに、「はっきりと臭う」とは、タナカの臭 いの感覚と外部の人間の違いがあることを証明 している。 ◆2:老津で悪臭を出して追い出されたと聞く。こ のようにタナカの言い分を裏もとらず鵜呑みにす る視察では意味がない。 ◆4:区長会長が平日夜に説明会をしたい理由 は、大勢来ない方がいいという理由なのか。区 長達は、今まで住民に諮らず進めてきてしまった ことを取り繕うために、市やタナカと同じ加害者 側に回ってしまったと見える。このことが地元の 不幸の始まりであり、タナカの思うつぼである。 ◆5:市環境部長とタナカ社長とは、しっかりと話 ができていたことがわかる。 タナカにとっては、この段階で申請に必要な地 元調整は、市との間でできていたことになる。し く臭う。ハエが多い。 ◆住民説明会は、八名区長会長が調整。環境 保全協定は市で作成し提示する。 かも地元住民の全く知らないところで。 H25.12.20 産業廃棄物関連条例可決 H26/ 1/22 H26/ 1/28 (火) H26/ 1/29 (水) ◆この質問は、12 月 12 日新聞報道で住民に知 「産業廃棄物処分業に係る質問等について」市 れ、不安が高まったのを受け行われる 1/28・29 環境部長からタナカ社長あて の地元説明会の前のもの。 1.東細谷工場の状況について ◆内容は、製造量は?とか、環境保全協定は? 2.新城工場の計画について とか、すでに市とタナカが話している内容をわざ わざ質問している。 「タナカ興業による事業概要説明会」 場所:黒田集落センター 出席:峰野県議、市議 5 名、住民約 100 名 ◆タナカ社長は緊急入院で代理出席 「タナカ興業による事業概要説明会」 場所:一鍬田公民館 出席:市議 5 名、住民 105 名 ◆あいさつの途中で、区長会・一鍬田区の対応 等についての質問となってしまい説明会を開くこ とができなくなった。 ◆1:住民)この事業を誰が決めたのか?いきなり 事業説明はよくない。タナカが落札してから半年 も放っておくからこういうことになる。 ◆2:市)県に権限があり、この説明会は開かなく ても申請すればできてしまう。 ◆3:市)12 月に事業内容について区の役員に説 明してもらう前には事業内容はわからなかった。 ◆4:住民)こういう条件なら受け入れるという署 名が突然やってきて驚いている。 ◆5:住民)市長と社長がいなければ話にならな い。 ◆6:母親たち)市長に合わせてください。 ◆社長がいない説明会では意味ないとの意見あ り。運搬車からは臭いがでる。その他、検討中と のあいまいな返答がある。 ◆この説明会では、反対意見や質問は事前に 禁止された。 ◆本説明会は不成立。住民が妨害したのではな く、昨日の説明会で反対質問を禁じられたり、こ こまでの住民不在の経緯について、なぜそうなっ たかの質問に主催者が答えられないので止まっ てしまった。 ◆1:このように地元を分断するのは、産廃業者 の常套手段。新城市の場合は、市役所が加担し ているので最悪。 ◆2:市が住民に、必要ないのに説明してやって いるというような言い方は、いかがなものか。 ◆3:12 月 17 日の区役員への説明の前の 11 月 1 日の、「タナカ興業の新城南部企業団地進出に 係る面談」記録にあるようにタナカの申請書を市 は見ているので、これは明らかに虚偽の説明で ある。 ◆4:この段階で、八名代表区長が受け売れ趣旨 の署名を回した。 ◆5・6:責任者不在で、忙しい住民を呼び出すと いう感覚がおかしい。 ここから、記録は平成 26 年 3 月 7 日までとびます。この間、2 月 10 日には、子どもをもつママさん達 60 名ほどと市長との会合が一鍬田公民館であり、結局、市長は反対と言わないこと、東細谷にも行かないこ とを確認しました。 私は、地元の方からの声を掛けられ、このとき初めて産廃問題に触れ、市長が反対しない中で、誰が反 旗をひるがえし、ママ達とともに子供たちを守るのか。現職市長に名前を出して逆らえるのは自分しかいな いだろうと思い、この時から産廃反対運動にかかわったのです。(つづく) 新城産廃問題◆新情報開示(その3) 2016.03.09 Wednesday 00:31 続き第三弾です。その1からお読みになると分かり易いかと思います。 将来、行政裁判の資料ともなるように時系列に整理しながらまとめています。今までの経過を改めて知るこ とができる保存版です。 内容が多くて読む方も大変と思いますが、書く方も必死で書いていますので、お互い頑張りましょう。 なお、これだけの状況証拠があって、市役所もタナカも一部の市議も、もし操業後に悪臭被害や水質汚濁 が出たら、情状酌量の余地なしですね。 そう思うと今までの反対運動は、結果的に、新城で絶対に悪臭被害が出せない状況に追い込んでいる、と もいえるのではないでしょうか。 では、つづきをどうぞ。 -4- 日付 情報開示文書の概要 コメント 凡例) N:市)…新城市役所環境部 N:タ)…タナカ興業社長など N:左記との照合番号 ー ー H26.3.4,7 市主催「経過等説明会」 H26.3.5 ママ達の反対署名 13,030 筆 H26/ 3/7 ー 「タナカ社長及び行政書士との面談」 ・環境部長が病欠のため副市長が対応 ◆1:副市長)1 月 28・29 日の地元説明会で市の対応 が問われたので、3 月 4・7 日に市から経過説明する ことになった。また 13,000 人の反対署名が寄せられ た。 タ)反対には慣れています。反対の人には自分の 生活はどうなっているかの視点に欠ける。 ◆2:タ)東細谷工場は、臭いを出しているが、調整 区域で建築制限があり改築ができない。 ◆3:タ)企業団地は、民間産廃業者は買えなかっ た。御津や田原でも断られたが新城では競売で取 得できた。 ◆4:副市長)「南部企業団地への産廃業進出にか かる経緯と市の立場について」を読み、市の立場を 示した。その内容は、愛知県の許可はしかたない が、市は市長のいった「賛同しかねる」という立場、 住民が反対しているのでタナカには良識ある行動 を求めた。 タナカ社長の対応を評価している。理解している 人は声を出さない。理解してない方が声を出す。公 共事業も同じです。 ◆5:副市長)無臭にすることは、そうできるものでは ありませんがお願いします。私の近くでは酪農家が 気を付けていても臭いはとりきれません。引っ越し てきたばかりの人は臭いと言います。 ◆6:副市長)貴社(タナカ)は、誠実に対応して頂て きたのに残念な結果をなりました。 ◆7:タナカ)建築確認申請は 3 か月かかり、処分業 の許可は年内にもらい、着工していきたい。 ◆8:市)申請前に環境保全協定が締結できない場 合は、環境保全誓約書となるが、区長宛では受け 取ってくれないので、市長宛とする。 ◆9:市)県へ申請したものと同じ図書の提出は、市 には要らないが、建築確認申請用の図面の控えで あれば市環境部にも提出してもらう。 ◆1:タナカは、反対者への批判をするだけで、 説明して納得させる気はこの時点から皆無の ようである。 ◆2:東細谷での悪臭が反対理由であることに 対する言い訳。新城を実験台にすることに承知 はできない。 ◆3:競売が新城で初めてではないと思う。他と 同じように断られば断れた。なぜなら、買戻し 特約がその時は有効であったから。 新城は、他と違い市幹部が反対せずタナカを 受け入れた。 ◆4:副市長は、タナカを評価した上で、理解し ていない住民が反対の声を出していると述べ た。 どの公共事業でも誠意をもって説得すれば 住民に伝わるもの。立場だけで話すから見透 かされて反対される。全うな公務員も大勢いる のに上が悪いと下の者が気の毒。 ◆5:副市長は、下水汚泥による悪臭であること を理解していない。勉強不足の人は、下肥や田 舎の香水の話を引き合いに出す。そういう問題 ではない。住民の人格権の問題である。 さらに、副市長は、臭いという苦情は、慣れれ ば済むと言っている。これこそ人権を無視した 話しである。 ◆6:「タナカは誠実、反対市民は不満分子」とい うのが新城市役所の見解であることが伺い知 れる。 ◆8:地元や区長がタナカとの協定を認めない ので、市長が締結しようとしている。つまり地元 住民のための協定ではなく、市役所とタナカの ための協定であることがはっきりした。 ◆9:産廃対策委員など地元が求めていたタナ カの申請書を市は、不要と断っていた。 H26.3.19 ママの会勉強会(一鍬田公民館、講 師:吉川氏) H26.3.20 市議会は県に意見書提出 H26.3.26 タナカは愛知県に産業廃棄物処分業 の認可を申請し県は受理。(住民説明、隣地承 諾、環境協定なしのまま。) H26.3.28 新城の環境を守る市民の会(’市民の 会’)設立。反対運動検討 H26.4.10 市長は県に要望書提出 H26.4.17 市議会経済建設委員会でタナカ社長 が事業説明 ー -5- H26/ 5/2 H26/ 5/14 出張「市議会経済建設委員会視察」 ・議員:滝川、白井、山崎、山口 ◆1:伊良湖休暇村周辺のタナカ堆肥の搬出先をタ ナカ社長の案内で視察した。 ◆2:堆肥と言うより土地改良材 ◆3:8割発酵の方が馴染みやすい、臭いがあり、小 バエも多くいた。 ◆4:もし、臭うようならことがあったら撤退すると社 長は言った。 ◆普通、事前連絡後の視察では、最高の状態 でおもてなしをするが、それでも臭いがしたとい うことは、おそらくタナカの臭覚は、麻痺してい るのではないだろうか。 ◆4:社長が臭わないといえば、それまで。その 時に臭ったという証明が困難であることを承知 の上での常用語と思われる。 ◆1:この面談の目的は何か。市議がタナカを賛 「タナカ興業社長等との面談」 美しに行って何なのか? 出席:タナカ社長、市参事、白井市議 ◆2:未完熟は、再生未完成であり、未だ産廃状 ◆1:白井)先の経済建設部会での議事録を読むと、 態で違法であることを白井市議は知らない。そ タナカ社長の話は、大変良く理解できます。 の違法性を知っているタナカ社長は、すかさず ◆2:白井)渥美の土地には未完熟の堆肥が適して 中熟製品と訂正した。 いる。 ◆3:新城の問題は、有機物の話ではなく、産廃 タ)未完熟ではなく中熟と言って欲しい。 堆肥が不法投棄されたり、悪臭や水質汚濁の ◆3:白井)有機物を入れるためには完熟は向いて 被害がでる恐れである。見当違いの話し。 いない。 ◆4:タナカと佐々木参事と白井市議は、意見が ◆4:タ)環境部の佐々木さんから話があったので、 会うということ。蜜月? 白井さんには見せる気になった。 ◆5:だそうです。渥美の人どう? ◆5:タ)新城工場が稼働したら、渥美の人は新城の ◆6:こういうのは、確認ではなく鵜呑みという。 人に感謝しないといけない。 自分で検査するなり、反面調査をすることを確 ◆6:白井)今日見せて頂いたデータで安全性を確認 認と言います。 した。 ◆7:ママたちは、勉強会を開き、現地聞き取り ◆7:白井)ママたちは理論より、ただただ臭いが心 調査、情報公開請求などから悪臭被害に確信 配、八名に来て欲しくないという一点張り。 をもち、勇気を振り絞って反対運動をやってい る。この記述は明らかな誤りであり、公式な議 事録からは削除すべき。 以上、3 月 26 日に申請され、普通だと 60 日で許可が出るところを反対運動が隆起し、国も動かす理論武装 には愛知県もそう簡単には許可できない状況かと。なんとか反対運動を沈静化したいタナカと市と市議は、 ただ反対運動者を批判する内輪受けの会議をするだけとの様子が見えてきます。(つづく) 新城産廃問題◆新情報開示(その4) 2016.03.09 Wednesday 10:10 この辺から署名、反対集会、デモ行進、勉強会など精力的な反対運動となってきて、このブログ閲覧も 1 日 1,000 人を超えるようになってきました。 そこで、タナカも今までの反対運動とちょっと違うぞ、うっとうしいなという発言が目立ってきます。 そして、あのヒ素検出があり、新城産廃問題は、全国版の話題へと拡大した時期、市とタナカはどんなやり 取りをしていたか、ご覧ください。 日付 凡例) ー 情報開示文書の概要 コメント N:市)…新城市役所環境部 N:タ)…タナカ興業社長など N:左記との照合番号 ー H26.5.17 第一回産廃反対集会(富岡ふるさと会 館・吉川氏)・デモ行進(新城体育館~ピアゴ) H26.5.28 東三河各団体が知事・企業庁長宛に買 戻特約について質問状 H26.6.16 市議会経済建設委員会でのタナカ説明 (4.17)議事録が公開 H26.7.5 ママの会「産廃中間処理の現状を知る 会」開催 H26.7.18 籠橋弁護士に相談、逆有償からの無価 -6- 物性を指摘 H26.7.27 第二回新城産廃反対集会(文化会館小 ホール) H26.8.1 市全域反対署名 1 万 5 千筆 H26.9.4 県環境部長あて「タナカ堆肥の逆有償 性」などから不許可願い H26/ 9/12 ー 「タナカ興業社長との面談」 場所:副市長室 ◆1:タ)最近の中日新聞と山本氏のブログには憤 りを覚えている。特に動かない。金融機関も理解 を示していてくれる。 ◆2:市)9 月に産廃対策会議を立ち上げます。 ◆3:タ)ロックウール脱臭は、新城でうまくいけば 豊橋でもつけていくようにします。 ◆4:副市長)地域全体、新城市全体の声が大きい か小さいかは客観的に見るしかありませんが、新 聞報道にあるように住民の 7 割が反対かどうかわ かりません。 ◆5:副市長)汚泥と食品残さをリサイクルのは重 要。市は、企業団地内では賛同しかねるという立 場。 ◆6:副市長)タナカが求めている新たな倉庫用地 については、地域の理解が得られないので断っ た。 ◆7:副市長)3 月以降の動きは、新聞報道も巻き 込んで、行政問題から政治問題となっている傾向 がある。 我々は行政ですが政治的な見地から動かざる をえないこともあります。 ◆8:タ)企業団地の空いた土地にタナカの名前を 消しても倉庫を作らせてほしい。 中日新聞も産廃の問題を出している。 この辺(の人)は、考え方の変化が遅い。 他社は山地に屋根なしで開業しているが、その 方が問題。 東三河に同業が4~5 件あるが、きちんとやらせ てもらえないことに問題がある。 今まで悪かったから、お叱りを得ているというス タンスです。 私としては、市環境部の対応は、よくやってくれ ていると評価しています。 臭いがでない施設は、民間では有りえなかっ た、それを目指しています。 ◆1:何かお気にさわったようです。その気にさわ ったところがツボでしょうか。金融機関の評判を 気にされている。やはりここが弱点か。 ◆3:豊橋でもロックウール脱臭をつけようと思え ばつけられることを言っている。3/7 と矛盾。 ◆4:副市長は、住民署名の結果に疑問を投げか けた。あくまで反対住民を非難し、タナカを応援 する立場とわかる。 ◆5:何でもリサイクルして良いわけでない、重金 属類を人の口に入る農地にリサイクルするのは だめ。 市は、リサイクルは大事と言いながら、新城の 企業団地では賛同しかねるという。この二律背 反を責任者である市長が選択し決断しないので 事がおかしくなっている。 ◆7:副市長は、新城産廃問題を政治問題である との認識のもと、政治的に動くと堂々と言ってい るのは、法的に大丈夫でしょうか。 ということは、やはり、平成 25 年 11 月の市長 選挙の前に、地元区長が反対チラシを撒こうとし たときに、政治的判断で止めたと見られてもしか たありません。 ◆8:タナカ社長は、さすがに口がうまい、循環型 社会の一翼を担い、どこでも批判されると認めな がら頑張っていると同情を誘い、反対者を自分 勝手な悪者扱いする語り口で、市役所や市議が 潜在的に持つ反対住民への嫌悪感を巧みにくす ぐり、仲間に引き入れている様子が手に取るよう に伝わってくる。 反対住民は、東細谷と渥美の同じ悪臭被害を 心配して反対運動を始め、その心配を払拭してく れないから反対運動が終わらないだけです。反 対運動者には、全く金銭的な儲けはありません。 至ってシンプルで、被害を被りたくない、自らの 生命と財産を守りたいだけです。 ー H26.9.12 土壌分析(含有量)問題なし H26.9.19 第 1 回産廃対策会議 H26.9.28 第三回新城産廃反対集会(1000 人集 会)開催 H26.10.8 東京霞が関にて、環境省産業廃棄物課 長、農水省肥料取締担当と面談。廃棄物該当性 など H26.10.9 第 2 回産廃対策会議 H26.10.10 土壌分析(溶出量)ヒ素環境基準の 5.2 倍検出。 -7- H26.10.12 産廃から環境を守る東三河連絡会を 設立。渥美で月 1 回会議。 H26.10.14 愛知県宛・環境省宛「下水汚泥、動植 物性残さ、木くずによる中間処理の取り扱いにつ いて」で廃棄物該当性を照会 同時にヒ素検出を報告。新聞報道で本件が全 国的な議論になる。 H26.10.28 第 3 回産廃対策会議 「タナカ興業社長との面談」 H26/ ・タナカ社長に対策会議からの質問状を渡し、文 11/12 書での回答を求めた。 ◆1:タ)内容証明郵便を山本さんら市民の会へ出 すことを弁護士と検討中。 ◆2:タ)県東三河事務所からの宿題に対応、5 年 間のマニフェスト整理など。県の収集運搬を受け ていることによるもの。 ◆3:市)砒素も土壌と肥料では基準が違う。市民 の会や新聞社はその辺が整理できていない。 ◆4:タ)世間は産廃に偏見がある。産廃は自分た ちが出すものであるのに。 ◆5:タ)もし砒素が出るなら下水汚泥でなく木くず、 建築廃材だと思う。 ◆6:タ)堆肥は、港の倉庫を探している。港に半分 持ち込めば舟づめもできる。 ◆1:H27.3.3 付けで 1 回届きました。ブログの訂正 に関するものでした。適宜対応させて頂きまし た。 ◆3:砒素が出たのは、タナカ肥料がすき込まれ た農地の土壌。そもそもヒ素の件は、市民の会 では廃棄物該当性の一要素としているだけで、 逆に県が安全宣言を出してくれて安堵している。 市民の会と新聞社が整理できていないとの中傷 は、市とタナカが手を組んでいる様子が伺える ◆4:産廃屋定番の嘘。一般市民は、産廃は出さ ない。一般廃棄物を出すが、それは区の衛生委 員などのお役もやり、自らの税金で市内で適正 に処分している。産廃は、企業の利益の一部 で、安く処分することで利益を出している。 ◆5:建築廃材から砒素が出た可能性を認めてい る。 ◆6:倉庫を欲しがっている。船で産廃輸出か。 ー ー H26.11.17 第 4 回産廃対策会議 県環境部が説明 H26.11.21 八名区長会長から「タナカ移転につい て要望書提出 H26.11.27 第 5 回産廃対策会議 H26.11.28 土壌分析(溶出量)ヒ素 5.2 倍を確認、 多地点からも検出 H26/ 12/4 「タナカ興業社長との面談」 ・八名区長会から市長へ要望書があったことを受 けて意向を確認。 ◆1:副市長)その後はどうですか? タ)パナソニックに対する一鍬田からの 2 回もの 質問で「メーカーとして保障しろ」というのは、営業 妨害に等しい。 ◆2:市民の会の砒素の動きは理解できない。リサ イクルを推進する県に文句をつけるのはどうか、 質問するなと言いたい。要望があっても市は控え て欲しい。文句をつけたい。 ◆3:タ)下水道はメンテや事故のときに頼られる。 一連の報道は、しつこい。港さえあれば、北海道 やマレーシアにも運ぶこともできます。 ◆4:副市長)移設について市がお願いしたらうけ ますか。 タ)その意思はないが、ものによる、5 億、10 億な ら。 ◆5:タ)一鍬田からパナソニックへの質問はよくな い。これでもか、まいったかという感じ。最後は啖 呵きるしかない。 ◆1:何の権限も与えられていない地元住民は声 を上げることしかできない。その辺には理解が必 要。 ◆2:県には指導監督の権限と責任があるので、 県民が質問や要望をするのは全く問題ない。 ◆3:タナカの気持ちは、行政に協力している、需 要がある、だから反対する者が悪いと言いたい ようです。しかし、反対者は、自分たちの生活環 境を悪くする人は、それがどんな聖人君子であろ うと悪人とみます。 ◆4:タナカが移転する件については、この時点で は全くない話でもなさそう。 ◆5:タナカ社長は、ある意味仕事熱心で、事業拡 大に邁進しているようです。その仕事熱心は評 価できますが、人の迷惑をかけてはいけないこと を理解してもらわないと困ります。 工場の隣に家があるのが問題だとの感覚で は、話し合いの余地がありません。 ◆6:H26.3.26 申請受理までは、何とかなったよう です。 それまで、我々住民に隠していた市の責任は -8- 世の中も我々をしめださずにちゃんとやらせてく 重いといえる。 れればいいものができます。屋根のある所の隣に は必ず家がある。 ◆6:タ)県が書類として受付けてくれた時点が勝負 だった。県としても作ってほしいというように捉えて います。 ー H26.12.18 第 6 回産廃対策会議 H26.12.19 市民の会・ママの会による「新城市議 会として、愛知県知事に産業廃棄物処理施設許 可に反対する意見書提出を求める請願書」が市 議会で事実上の否決(趣旨採択)となった。 H26.12.23 田原市高松公民館で「肥料かごみか」 勉強会開催 ー 以上、平成 26 年終了。市民の会は、年明け早々の弁護士相談のために年末年始の休みを使って会議を重 ねました。 (つづく) 新城産廃問題◆新情報開示(その5) 2016.03.10 Thursday 15:03 その4の続きです。(トラブルで掲載が遅れ申し訳ありませんでした。) 日付 情報開示文書の概要 コメント(山本) ◆N:タ)タナカ興業社長 ◆N:市)新城市環境部 ◆N:左記番号に対応 ー ー ・H26 年末にかけ、ヒ素検出以来、中日新聞「肥 料かごみか」連載など ・国会へ質問主意書 H27.1.7 弁護士相談 H27.1.21 愛知県庁前でデモ行進 H27.2.3 島津衆議院議員が田原視察 H27/ 2/6 「タナカ興業社長との打合せ」 出席:タナカ社長、白井市議、市環境部 ◆タナカ社長と今後の産廃対策会議への対応を 話し合った。 (1)反対運動が起きている状況で、質問への回 答、事業説明、住民との話し合いはできない。 (2)のぼり旗や看板を片付けたら説明や話し合い に応じてもよい。 (3)悪臭や騒音など迷惑をかけることがあるな ら、改善に最善をつくす。 (4)市と市議会との話し合いには応じる。 など ◆市や市議がタナカと話し合うのはいいが、「の ぼり旗や看板を片付けたら説明する」などという 意見に対して、それを受け右から左に産廃対策 会議で住民に報告するというのでは、だめでしょ う。 タナカにそんな対応はダメだとはっきり言ってく れなくては。 そもそも「賛同しかねる」などという弱い意思表 示だから、タナカは来た。御津や蒲郡などではは っきり断られたとタナカも言っている。 市のへっぴり腰が諸悪の根源。多くの反対住 民が付いているのだから、もっと自信持って仕事 して欲しい。 ー H27.2.14 ママの会「環境保全協定」勉強会 吉川 氏 ・環境保全協定の許可促進機能への懸念が広 がる H27.2.16 産廃対策会議 ・住民説明、質問回答を求める (凡例) ー -9- H27/ 3/2 「タナカ興業社長との面談」 出席:タナカ社長、白井市議、副市長、市環境部 ◆1:副市長)2/16 の対策会議で社長に話をして頂 けないかということでした。 ・条例で環境保全協定は、住民と事業者が結ぶ定 めだが、今回は市がタナカさんと結ぶつもりでいま す。 ・業界問わず住民説明は必要なので、1 度は説明 することを強く求める。 ◆1:保全協定は、住民のためのものではないの か。住民がだめなら市が結ぶということは、やは り、市役所が処理しやすいための道具と見られ ても仕方ない。 ・悪臭が出た場合、住民は市や県に苦情を言え ばいい、しかし、協定があると住民は区長に相談 するように決められ、面倒になって苦情が出なく なる。市や県には苦情が上がらない、という事例 は散見される。 ◆2:廃棄物処理法、肥料取締法も住民の生活環 ◆2:タ)山本のブログで、法律を越えて阻止したい 境を守ってくれないから、それならば法律の枠組 というのではどうしようもない。多勢に無勢ですか みを超えてでも環境を守ると言っているのであっ ら説明できない。我々の事業について住民にお願 て、法律違反をするとは言っていません。 いすべきことはない。 タナカは「住民にお願いすることはない」と確認 ◆3:タ)こうして建物の中で堆肥を製造する場所を 与えて頂きましたので・・・ ◆4:タ)ブログは冷静にみられない。彼がいなけれ ば話をしてもよい。 ◆5:タ)土地取得の後、議員の立場の方が話に来 た。結局は金の話しだった。 ママの会も感情だけで動いている。 ◆6:滝川市議)市民の会の阻止するためなら手段 を選ばないというスタンスは、議会と違い過ぎる。 ◆7:白井市議)この問題は循環型社会の意識を 高める絶好に機会であった。 ・産廃イコール悪という短絡的な考え、ママの会は もっと視野を拡げて自分たちの生活を見直して欲 しい。 ◆8:タ)豊橋では、地域の苦情はなくなっている。 ママの会は、施設等をよいものにしても結局だめ だと思う。 ◆9:白井市議)行政は、市民の声を聞きすぎた。 ママの会も市民の会も話し合いができない。我々 - 10 - した。我々は、県民として県にタナカを許可する なと訴えていたのであって、何の権限もない一般 市民が、タナカに何を言っても意味はないことは 承知している。 ◆3:今までは建物外で堆肥製造をしていたという こと? つまり渥美で野積みで仮置きしていたも のを含めて、新城工場で行うということか。それ で工場が通常の 5 倍、倉庫が欲しいと言ってい るのか。 ◆4:ブログがそんなに気になるとは思いませんで した。そんなことなら出席しませんが、私は何万 人という反対者の声をまとめて控えめに記してい ます。説明会では私がいなくてもブログの千倍の 厳しさだと思いますので、覚悟の程を。 ◆5:こうして悪貨が良貨を駆逐するのか。「ママ の会は感情だけで動いている」と市や市議と同じ ようなことを言っている。接触のないタナカがこう 言うのは、市との話し合いでの風評と思われる。 ◆6:市民の会は、絶対阻止して欲しいという市民 の気持ちで動いている、その市民の気持ちに寄 り添わない市議会のスタンスがおかし過ぎる。 ◆7:許可前のこの時期に「絶好の機会であった」 は、ないんじゃないの。 ・目の前のママたちの不安に目を背け、短絡的 に循環型社会と繰り返すだけの白井市議にだけ は言われたくない、という声が聞こえます。(こう いった不適切発言が公式な議事録として残って 行くことも問題です。後世の人が見たらこんなで たらめも信じてしまい、対象者の名誉にかかわり ます。) ◆8:豊橋で何人もの市民が心配して、東細谷周 辺1km圏内の人に聞いたところ、悪臭に迷惑し ているとのことでした。地域では環境協定があ り、苦情は区長が折衝しなくてはならず、区への 協力金も出しているタナカに苦情が言えない状 況と聞きます。苦情がないことと悪臭被害がない こととは別です。 ママの会は、施設がよいもので環境被害を出さ なければ、それでいいと思いますよ。 が直接、話をしてよい工場にしたい。 ◆10:タ)新城工場は他にない工場。発酵施設とし ては県下一。完成後に臭いのチェックをしてほし い。 ◆11:白井市議)他の施設を見てきた。分かったこ とは好気発酵でそうすれば臭いも抑えられる。脱 臭装置がなくてもやり方で改善できる。下水汚泥 も確認した。安全性に問題ない。 ◆12:タ)御津、田原、蒲郡、全部断られた。新城で は買えた。 ・土地所有を否定する私権を犯す人たちの話を聞 くことは必要ない。 ◆13:タ)キャッシュフローが満たされない話ではど うしようもない。 ◆14:タ)臭いがでれば、私が負けるだけ。 ◆15:タ)のぼり旗を片付ければ話をするというの は物の例えで、我々の話しをきちんと聞く気が住 民にあるのかというもの。住民のご機嫌を取る気 は毛頭ない。 ◆16:白井市議)のぼり旗を片付けることで冷静に 話を聞く気になる。そのため、のぼり旗を少なくす ることを、市長が住民に説得する必要がある。 ◆17:副市長)改めて住民の前で、事業説明をして 頂きたい。返事を待ちます。 ・タ)承知しました。 ・白井市議)社長には是非とも発酵について、じっ くりと話したい。 ・市)東細谷工場の臭気を計りたい。 ・タ)工場長に連絡して実施してください。 ◆9:行政には市民の声を聞くなと言い、市民に は話し合えと、支離滅裂。 ◆10:新城で環境影響がでるか、市民を使って人 体実験をするということを黙って許せるはずかな い。 ◆11:白井市議の見ただけで確認したとは非科 学的。タナカ社長が新城工場は他にない工場と いっていますが。 ◆12:他市町のように断らなかったから新城に来 たということか。 ・土地所有は自由だが、その用途は制限があ る。各地で暴力団事務所やカルト教団事務所が 住民反対に会っている。 ◆13:産廃処理のために貢献とか言っているが、 所詮、利益のための事業。管理コストと利益が 反比例するのが民間企業だから、危なっかしい のです。 ◆14:覚悟のようにも聞こえるが、臭いが出てな いと言えば済んでしまう目に見えない悪臭被害 だから言っているのか。私が負けるだけで、工場 は動き続ける。 ◆15:「住民のご機嫌を取る気はない」と啖呵を 切られたら、もうこれ以上どうしようもないです ね。こういう業者をよい業者だと言っている市や 市議の感覚がわからない。 ◆16:白井市議の家の前には「新庁舎見直せ」と 大きな看板とのぼり旗がありますが。 ◆17:白井市議がタナカの社長と発酵について個 人的興味で話すのは自由だが、そのことと新城 産廃問題とは無関係と思う。 ・平成 26 年度末を迎え、タナカが県へ産廃業の許可申請をしてから 1 年になろうとしている時期です。 ・住民からの許可反対の県庁前でのデモ行進に始まった平成 27 年、ヒ素の件、廃棄物該当性の件も県から は返答なく、懸念事項に対する質問の回答もなく、不安を感じる住民を尻目に、市役所と一部の市議とタナ カとの蜜月関係が伝わってくる会議録でした。 ・次回は、愛知県への慎重な審査を求める中で、愛知県議会議員選挙があったその辺の記録を見て行きま す。 以上 新城産廃問題◆新情報開示(その6) 2016.03.10 Thursday 16:40 先回の続きです。 日付 凡例) 情報開示文書の概要 コメント N:市)…新城市役所環境部 N:タ)…タナカ興業社長など N:左記との照合番号 H27.3.13 田原市役所の調査で排水路から環境 基準の 2 倍の砒素が検出との内部文書が発覚 ・愛知県議選(4/10)の時期 H27/ 3/25 「産廃施設(タナカ興業)に対する打合せ」場所:タ ナカ本社 出席:タナカ社長・工場長、市環境部、市議会:夏 目議長、滝川経済建設委員長、白井副委員長、 打桐委員、山口委員 - 11 - ◆1:白井議員からタナカ工場長と堆肥化について 話をするためタナカ本社訪問 ◆2:タ)建築廃材をやめて自社で天然木チップを ◆2:建築廃材からはヒ素混入の恐れあり、天然 使おうと思っている。 木ならその危険性は回避できる。これも市民の ・新城工場ではエアレーションを多く、木くずを少な 会の活動の成果である。 くして水分調整したい。 ◆3:白井市議には、タナカに反論できないぐらい ◆3:白井市議)撹拌も重要に思う。堆肥を混ぜて の質問を期待します。 均一化すること。 ◆4:この点が一番聞きたかった点。タナカの答え ・タ)堆肥は理論ではない。 は、工場長が正直に言っているように、一次発 ◆4:滝川市議)既設(一次発酵)から新設(二次発 酵棟の出口シャッターと二次発酵棟の入口シャ 酵)に移す時に臭いが漏れることが心配。 ッターとのつなぎ(隔離)から、肥料を移動させる ・タ社長)工場内はビニールで囲い、個別ユニット 際に悪臭が飛散する心配のある構造なのであ 化して、エアレーションでアンモニアを飛ばしてい る。それを、臭いを出さないように注意したいと く。飛ばしたものはロックウールへ吸引させる。 の解決策では説明不足です。 ・タ工場長)入口は高速の二重シャッターだが、つ おそらく、答えとしては、その隔離をふさぐこと なぎが心配。臭いを出さないように注意したい。 しかありませんが、それは二棟の類焼予防上許 ・滝川市議)中を見せてください。 されず、消防法、建築基準法上抵触すると思い ・タ)4 月に完成したら可能。 ます。 ・滝川市議)現地で説明するのがベスト ・タ)図面どおりか県のチェックの後 ・白井市議)良いものを作って欲しい ・タ)その土地にあったものを作る ◆5:白井市議)循環型社会を考える絶好の機会と ◆5:循環型社会の教材としてのモルモットに新城 したい。 市民をしたくない。 ◆6:夏目市議)県の許可後に臭いの問題がなかっ ◆6:両市議の初めて開いた口から出たのがこれ たら騒いだ人はどうするのか。 かい。産廃による市民への影響など全く頭にな ・タ)二回目の内容証明を出す予定。 く、こんなことばかり考えているとは。 ・打桐市議)法的手段は。 ・タ)内容証明はその前段階 ・夏目市議)無視せず真摯に対応して欲しい。 ◆7:タ)1 次発酵堆肥 40 と三木市の大栄環境へ持 ◆7:検証結果はどうだったか。 って行き、ロックウールの適合性について検証し た。 H27.4.10 愛知県議会議員選挙 H27/ 4/21 「タナカ興業社長との面談」 出席:タナカ社長、市環境部 ◆タナカから新設工場は 5 月末、事務所は 6 月 末、その後に県による現場審査がある見込みとの 連絡があった。 ◆1:タ)エアレーションのみで撹拌しないので、アン モニア拡散が抑えられる。このため臭気は、指数 10 未満になるように努力したい。 など。 ◆タナカから市へは連絡があった。 ◆1:指数 10 未満が目標であれば、現状 10 未 満。これなら臭気指数規制を改定することは問 題ない。 H27.5.10 市民の会主催の豊橋産廃事業視察会 においてタナカ東細谷工場からの従業員に恫 喝、偽装事故被害 ー ー H27/ 5/14 「タナカ興業の対応に係る話し合い」 出席:タナカ社長、市環境部 タナカの意見) ・新城工場は、5 月 31 日に仮渡 ・県へ資料を渡した後なら市に提出可能 ・現場でない説明を臨むなら、市議会のでのもの なら可能 ・横浜ゴムや大森木材は搬入・搬出の状況はどう - 12 - ◆新年度になり地元区長が改選された。産廃対 策会議の委員に産廃反対運動者が加わった。 ◆産廃対策会議への対応をタナカ興業と市が事 前に打ち合わている。 打ち合わせたなら、ここでの話を対策会議で委 か。分かったら教えて欲しい。 員に伝えるべき。 など (産廃対策会議では) ◆横浜ゴムや大森木材の搬入・搬出状況を知っ ・質問への回答は遅れる。県への補足資料を提 てどうするのか。 出後 ・市が実施する東細谷の肥料等の検査は日程を 調整している。 など ー H27/ 6/8 ー H27.5.31 新城市新庁舎の住民投票 「タナカ興業社長との面談」 出席:タナカ社長、市環境部 タナカ興業から、6 月 10 日に、愛知県新城設楽 振興事務所環境保全課で、産業廃棄物処分業許 可申請関係の書類が整ったか確認する旨の連絡 があった。 (タナカ) ◆1:今後検討する環境保全協定の項目等の内容 についても、県の許可に係る審査と同じで、肝心 なのは脱臭能力、あとは搬入搬出だと思う。 ◆2:倉庫は港で検討中だが目途はついていない。 (市) ◆3:肥料の検査は、保留中。 ・産廃対策会議などで侃々諤々やっていること は、タナカには通じていなかった気がする。こう いう会議で市からタナカに新城の状況を伝える べき。 ◆1:やはり環境保全協定が許可のキーワードに なっていたようである。 県への懸念事項提出などが審査に反映されて いたように見える。 ◆2:港に倉庫をつくるようです。 ◆3:なぜ保留中か。 以上。(つづく) 新城産廃問題◆新情報開示(その7・完) 2016.03.11 Friday 01:21 今回で最終です。 長い文書を最後まで読んでいただいた方には、敬意を表します。 全体をみてその時にすぐ公開して頂ければ、反対運動にも違った対応ができたと感じます。 日付 情報開示文書の概要 コメント ◆N:タ)タナカ興業社長 ◆N:市)新城市環境部 ◆N:左記番号に対応 ー ー H27.9.6 新城産廃問題フォーラム開催 元産廃 G メン石渡氏 豪雨の中、新城中心部をデモ行進 H27/ 9/14 「タナカ興業の対応に係る話し合い」 1:タナカに市の質問への回答、県への申請関係 の保管書類の提出を求めたところ、話し合うことに なった。 (タナカ) 2:臭いを出さないことを一番に考える ・産廃について、地域と付き合った方がトラブルに なっているので、今までは、極力避けてきた。 (新城市) 3:県条例に環境保全協定締結の努力義務がうた われている。ただし、住民の中に協定を結ぶと県 の許可が下りるという誤った考えが根強くあり、現 段階では話はできない。 (タナカ) 4:許可されたら気を付けて操業するので、今後、 落ち着いたら協定の話をしてくれればいい。 5:県への申請書は市には出さない。 (凡例) - 13 - 1:県への申請関係書類を市がタナカに求めてい るが、今まで許可は県の権限なので市は無関係 のようなことを言っていたが、嘘だったのか? (タナカ) 2 何がいいたいのか?これからは地域と付き合 うということ? (新城市) ・県が協定締結を求めているということは、締結 したら条件に適って、許可に近づくと考えるのが 普通ではないの。 (タナカ) 4:許可後はしばらく臭いをださないように操業し、 協定を結んだら、本格操業で臭いを出すというこ と? 5:以前には市に提出すると言っていたが、ここで は断った。市との関係が一歩後退したのか。 6:肥料は田原に製品として受けて頂いている。肥 6:廃棄物処理法によれば、肥料としての効果は 料としての効果は抜群。 無関係。物の性状として廃棄物であれば、処分 した農地は廃棄物処理施設としての届け出がい るが、どうか? ー ー H27.11.5 タナカ新城工場の許可 「タナカ興業との打ち合わせ」 H27/ 出席:タナカ社長、市環境部 11/24 場所:タナカ興業新城工場 ◆1:新城工場の見学 ・原料保管場所、消臭用施設、消臭ミスとようなも の ・既設建屋と新設建屋の隙間については、詳細を 検討中とのこと。 (タナカ) ◆2:下水汚泥排出者とは未契約。3 月契約で、受 け入れは 4 月以降になると思う。 ◆3:民間のものをはじめは少ない分量からやる予 定。 ◆4:建築廃材は使用しない。天然木チップを有価 で使用。 ◆5:臭いについては、仮に苦情があった場合、毎 回誠意をもって対応させていただく。 「タナカ興業工場長との面談」 12 月 28 日 16:30-17:00 H27/ 出席:タナカ工場長、市環境部 12/28 ◆1:市の質問の回答は公開してよい。 ◆2:内容について照会してよい。 ◆2:住民説明は人数を絞って。検討する。 ◆1:既設建屋と新設建屋の隙間について検討中 なのに許可がでたことは、不適切である。 ◆2:公共事業は入札だから、事前に受注が決ま っているのはおかしい。 ◆3:初めはいいが、徐々に悪臭が出てくるという ことか。 ◆4:天然木チップの購入元は? ◆5:悪臭が毎回も出てもらってはだめ、上限を設 けないと意味がない。 ・12 月 28 日 16:30-17:00 と仕事納めのギリギリ で内容説明する時間もない。 [補足] ◆環境保全に関する誓約書 ・現在入手の情報公開資料は以上です。 ◆H28.2.8 には、市議会がタナカ興業新城工場を視察しました。 ・問題の既設建屋と新設建屋の隙間は閉じられていたそうです。そこは、防火上必要な隙間のはずで、形 状・構造によっては消防法・建築基準法に抵触する可能性があります。 ★悪臭被害届け第1号:H28.2.8 19:00 頃。新城工場東部隣接の道路東側歩道をウォーキング中の女性が強 い悪臭を吸い頭痛の被害を受けた。それを裏付ける者が 2 名あり。 以上 - 14 -
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