5部会の平成28年度事業計画が決定

三原商工会議所報
第586号
平成28年3月10日発行
部会の役員会・幹事会合同会議開催
5部会の平成28年度事業計画が決定
三原商工会議所
(以下「本所」
)
では、販売商業・生産工業・建設・サービス・運輸車輛の5つの部会を設置し、
会員はそれぞれの業種によりいずれかの部会に所属しています。部会活動は商工会議所活動の基盤になるもので、
各産業の振興を目的とした事業や意見交換を行い、相互の交流を図っています。
1月27日
(水)
から2月18日
(木)
にかけて、各部会の役員会・幹事会合同会議を開催し、平成28年度の事業計画
を次の通り策定しました。
販売商業部会 (谷本満部会長 構成員:385)
サービス部会 (小野恵部会長 構成員:625)
[2月18日(木)開催]
[2月8日(月)開催]
Ⅰ業者間(部会員間)の連携並びに情報発信等の支援
①“三原のお店大賞”の制定
②小売・サービス業スキルアップ支援セミナーの開催
③先進地視察研修または勉強会の開催
Ⅱ各種イベントの開催支援
①三原の観光を考える協議会への参画
Ⅰ飲食店支援による活性化事業
①第7回浮城・歩ラリーはしご酒の支援
②第3回みはらバルの支援
③三原焼き食べ歩きイベントの支援
Ⅱ業者間(部会員間)親睦並びに先進地視察
Ⅲ勉強会の開催
生産工業部会 (大目木康行部会長 構成員:225)
運輸車輛部会 (田中綜一部会長 構成員:124)
[2月3日(水)開催]
[2月10日(水)開催]
Ⅰ先進地視察及び親睦交流会の開催
Ⅱ補助金・助成金情報の提供
Ⅲ特許&商標相談会の実施
Ⅰ道路建設に関する説明会
Ⅱ業者間(部会員間)親睦並びに先進地視察
Ⅲ自動車の展示会の開催
Ⅳ国・県に対する交通網整備の要望
①三原バイパスの早期完成についての取り組み
建 設 部 会 (赤利俊彦部会長 構成員:253)
[1月27日(水)開催]
Ⅰ建設行政に関する説明会の開催
①三原市建設行政に関する整備計画等の説明会並び
に意見交換会
Ⅱ建設業に関する視察研修
Ⅲリフォームフェア(建設業者の産業展開催)
販売商業部会の模様
また、すべての部会共通の重点事業として、昨年度に引き続き次の事項をあげています。
・三原市の予算編成に対する要望
三原市のよりよいまちづくりのため、地域商工
業の活性化や一般福祉増進などについて、ご意見
をお寄せください。各部会で審議した上で要望書
に盛り込ませていただきます。
今
【2面】 会員大会~商工共済感謝の集い~
【5面】 高橋進の経済ナビ
【7面】 特別連載 電力小売り自由化全面開始
月
・会員増強活動
まだご入会いただいていない事業所の方をご紹
介ください。ご紹介いただきました事業所の方が
会員に加入された場合、1件につき1,000円の商品
券をご紹介者に進呈します。
の
内
容
【3面】 YEG NEWS
【4面】 タウンマネージャー通信
【6面】 メイドインみはらvol.6「三原テレビ放送株式会社」
【8面】 第25回三原さつき祭り さつきパレード参加団体募集・公式マスコットキャラクター作成
三原商工会議所 URL http://www.mhr-cci.or.jp E-mail [email protected]
アクセスしてください
2 平成28年3月10日発行
商工みはら
会員大会~商工共済感謝の集い~
作家 童門冬二氏による講演会「小早川隆景公に学ぶリーダー像」
本所では、2月9日
(火)
、三原リージョンプラ
ザにおいて、三原商工会議所 創立75周年会員大会
~商工共済感謝の集い~を開催しました。
(参加者
約340名)
本大会は、会員の皆様の日頃の本所事業活動へ
のご協力に対して感謝の気持ちを込め、また会員
間の相互交流を深めていただくために開催してい
ます。今回は、
「瀬戸内三原 築城450年連携事業」
として、会員事業所以外の方にもご案内しての一
般公開講演会として実施しました。
開会にあたり、勝村会頭は、会
員の皆様の日頃からのご協力に
対して感謝の気持ちを述べ、さ
らに「当商工会議所は、昨年創
立75周年を迎えました。そして、
来年は三原城築城450年という節
目の年です。本日の講演会を含む
勝村会頭
築城450年事業を通して、市民の
皆様に「郷土を愛する心」
、
「郷土を誇りに思う心」を深
めていただくことができれば、まちづくりがさらに進む
ものと思います。
」と期待を述べました。
開会式の後、小早川隆景を題材にした著書を持つ、作
家の童門冬二氏をお迎えし「小早川隆景公に学ぶリーダー
像」と題してご講演いただきました。
冒頭、同氏は歴史上の人物の中で、小早川隆景がもっ
とも好きだと切り出されました。
その理由として、隆景は情・偲びの心を持った温かい
人であったことや、“隆景の言うことなら信じられる。や
ろうとすることは協力していこう”と周囲に思わせるオー
ラを持っていたことなどを挙げられました。
次に、隆景が残したとされる言葉の中には、①言われ
たことをすぐ鵜呑みにせず、繰り返し質問をすることで
相手の言ったことの真意が理解できる。②相手に物事を
伝える時は、急いでいてもゆっくり伝えなければ正しく
伝わらない。など、現代社会にも通じる点が多くあるこ
となどをご紹介いただきました。
さらに、
「何かを決断する際、情報収集・分析・選択肢
の設定に至るまで、徹底して行った上で判断し行動に移
していたため後悔がなかった。
」など、隆景がリーダーと
していかに優れていたかについて
お話いただきました。
参加者からは「小早川隆景とい
う人物を深く知ることができた。
」
などの声が聞かれ、大変好評でし
た。
来年に迫った築城450年に向け
て、小早川隆景を再認識する機会
童門冬二氏
となりました。
工 業 委 員 会
企業視察見学会・3商工会議所工業委員会交流懇談会を実施
本所工業委員会
(藤井啓文委員長)
では、1月30日
(土)
、
企業視察見学会を開催し、昨年11月に操業を開始された、
高砂香料西日本工場㈱を視察しました。
(出席者9名)
同社は、国内香料メーカー最大手の高砂香料工業㈱
(本
社:東京)
の生産子会社で、災害時におけるリスク回避の
観点から、生産拠点の分散化を進めており、今回、西日
本エリアに初めて生産拠点を構えられました。
はじめに、会社概要などのご説明をいただき、その後、
食品や飲料向けのフレーバー、香水・化粧品・家庭用品
向けフレグランスなどの素材となる“アロマイングリディ
エンツ”の製造工程を間近で見学しました。
参加者からは「地域の文化や嗜好性を研究され、高品
質な製品づくりに活か
しておられることがよ
く分かった。
」などの
声が聞かれました。
視察後は、市内で交
流懇談会を開催しまし
た。
また、尾道・因島・三原の3商工会議所工業委員会は、
近隣工業地域の情報交換を行い、連携強化を図ることを
目的に、3月2日
(水)
、因島商工会議所が幹事となり交
流懇談会を開催し、万田発酵㈱を視察しました。
(出席者
31名)
同社が製造してい
る「万田酵素」は、
創業以来、因島で作
られています。それ
は、因島の自然豊か
な風土と気候が、発
酵に必要不可欠な微
生物の活動や果穀藻菜
(果物・穀物・藻類・野菜)
の栽培・
成長に適しており、くわえて造り酒家をルーツに持つ同
社の発酵技術が、高品質の製品を生み出しています。
当日は、会社の概要・沿革について、
「万田酵素」の開
発者で理学博士でもある、同社会長の松浦新吾郎氏にご
説明いただいた後、工場内を視察しました。
最後に、松浦様をお迎えして交流懇談会を行いました。
商工みはら
平成28年3月10日発行
3
出会い×刺激=変化
㈲自動車共和国
専務取締役 木下 貴弘 さん
私が青年部会
(以下「YEG」
)に入
会して、1年が過ぎました。入会す
るまでは、仕事関係の方としか接す
る機会がありませんでしたが、YEG
に誘っていただいてからというも
の、次々に出会う能力者たち!挨拶を突然振られてもサ
ラッとこなしてしまう方や、挨拶の中で笑いを取る方、
司会を難なく務めてしまう方など、今までの生活にない
驚きと出会いがYEGにはありました。
その出会いは、私にとって忘れかけていた“向上心”を
思い出させてくれ、私もその能力を身につけたいと思う
ようになり、月に数回開催される委員会に積極的に出席
するようになりました。
現在、委員会では5月の「三原さつき祭り同時開催の
企業展」や、
「まちゼミ」などのイベントにくわえ、自社
の経営を見直す勉強会や、年齢や業種が異なるYEG会員
同士の交流を深める事業などを行っていますが、どの委
員会も参加した会員で意見を出し合い、入念に準備し事
業を進めています。
1年間委員会に参加し、いろんな能力者と有意義な時
間を過ごせたおかげで、自身にも少し変化が表れ、以前
に比べて人前で発言できるようになり、話す能力が上がっ
たのではないかと思います。
卒業となる50歳までにたくさんの能力を吸収し、今後
入会して来られる方にお見せしていきたいと思います。
YEGに興味のある方は、気軽に委員会に参加してみて
ください。もしかしたら刺激を受けるかもしれませんよ!
青年部会の会議は、どなたでも自由に参加できます。青
年部会の活動に興味がある方は、ぜひ一度ご参加してみて
ください。詳しくは、本所青年部会HPをご覧ください。
■URL http://www.mhr-cci.or.jp/yeg/
三原市におけるCFM事業可能性調査
三原やっさタコとみはら神明鶏を使用した
報告書を天満市長に提出
レシピコンテスト開催
2月12日
(金)
、勝村会頭・伊達副会頭・平野専務理事
が天満三原市長を訪ね、三原市におけるコミュニティFM
(以下「CFM」
)
事業可能性調査の報告書を提出しました。
本報告書は、CFM局開局についての関心度や運営会社の
設立および継続的な運営を行うための諸条件を、アンケー
トやヒアリング調査の結果を基にとりまとめたものです。
報告書の全文は、下記URLからご確認いただけます。
http://www.mhr-cci.or.jp/cfm
㈱道の駅みはらと臨空広域経済交流協議会
(構成組織:
三原臨空商工会・本所)
では、2月15日
(月)
に、瀬戸内三
原 築城450年応援事業「三原やっさタコとみはら神明鶏を
使ったレシピコンテスト」の二次審査会を開催しました。
一次審査会では、タコ部門・鶏部門・両方使用の計210
点の応募の中から6点にまで絞り、二次審査会では、6
点のメニューを15名の審査員が実際に試食し、インパク
ト・味・三原感・独自性・普及性の視点で評価を行いました。
審査の結果、タコ部門は「具ダコさんハンバーグ」
、鶏
部門は「みはら神明鶏のみかん照り焼き」が最優秀賞に
選ばれました。最優秀賞の両作品は、3月末より道の駅
みはら神明の里のレストランで提供される予定です。
その他の入
賞 作 品 は、 下
記HPか ら ご 覧
い た だ け ま す。
http://www.
mhr-cci.or.jp/
最優秀賞作品
(左:タコ部門、右:鶏部門)
rinku/recipe/
生産工業部会 補助金説明会開催
本所生産工業部会
(大目木康行部会長)は、2月25日
(木)
、補助金説明会を開催しました。
(参加者24名)
講師に、中国経済産業局 中小企業課 課長補佐の岡本広
文氏をお招きし、①「ものづくり・商業・サービス新展
開支援補助金<ものづくり補助金>」
、②「省エネ・生産
性革命投資促進事業」
、③「小規模事業者持続化補助金」
の3つのメニューを中心に、活用事例の紹介や申請書の
作成にあたって注意すべき点、公募スケジュールなどを
くわしくご説明いただきました。
なお、本所では小規模事業者持続化補助金申請につい
てのアドバイスを
行っていますの
で、申請をされる
方は経営指導課ま
でお早めにご相談
ください。
商工みはら
4 平成28年3月10日発行
タウンマネージャー通信
第21回
~1人の想いが形作ったイベント~
大盛況のうちに終了した「おひなまつり」
。皆様はお
出かけになられましたか?特に、大島神社の階段に石
雛が飾られた2月27日
(土)
・28日
(日)
は、普段見られ
ない数の人が本町を歩いていました。
さて、まちづくり三原では、おひなまつり期間中、
シネパティオの3階で「MIHARA MINIMUM TOWN
〜不思議な小店街〜」を開催しました。
昨年のアートイベント「MAT’15」に続き、今回もた
くさんの方々にご協力いただき、手作り雑貨のお店や
占い、マッサージなど9つのお店と、2部屋のインス
タレーション
(空間アート)
が開かれ、その名の通り不
思議な空間ができあがりました。
今回のインスタレーションの制作者の一人は、東京
の美術大学に通う三原出身の20歳の女子学生さん。み
ずみずしい感性で「I am a girl」という真っ白な空間を
作り出してくれました。
彼女とまちづくり三原との出会いは、昨年夏のウク
レレイベント「まちレレ」の時でした。東京でインテ
リアデザインを勉強している彼女は、まちが変わって
いくきっかけになるような作品作りをめざし、三原に帰
省している時はできるだけたくさ
んのイベントに顔を出し、いろん
な人に話しかけていたそうです。
素敵な笑顔でまちレレの実行委
員にも声を掛けてきた彼女。そん
な彼女を中心に、今回の企画が立
ち上がりました。
タウンマネージャー
制作期間は約1ヶ月。イベント
原田 弘子
前の1週間は、ご家族も手伝いに
(はらだ ひろこ)
来られ、朝10時から夜8時まで現
場で作業し、自宅に帰っても設営の実験を続けていま
した。頭の中の構想と自分が作り上げていく作品との
ギャップに焦りつつも、辛さは全く感じず、空間をど
うしたいかという気持ちでいっぱいだったそうです。
「“まちづくり”という言葉は堅苦しくて苦手。今のま
ちを否定せずに、まちの人と楽しいことがしたい。自
分が企画したことで、まちの人たちが1日だけでも、“楽
しい”“三原っていいね”って思ってもらえたら嬉しい。
」
と話す彼女の自然体でまっすぐな想いが、三原のまち
に届きますように。
三原地域連携推進協議会だより(構成団体:市・本所・県立広島大学等)
URL:http://www.mhr-cci.org/renkei/
お問合せ ☎62−6155 担当/實廣
第13回脳を見るシンポジウムin三原「脳のシステム‐課題とヒント‐」
2月6日
(土)
、三原リージョンプラザにおいて「第13
回脳をみるシンポジウムin三原」が開催されました。
(参
加者289名)
本シンポジウムは、三原市・三原市医師会・県立広島
大学・本所の4団体で実行委員会を組織し、近年、国民
の関心の高い脳機能の最新情報や、脳をとりまく課題に
ついて、専門家はもちろん地域社会で共有し、健康づく
りに役立てていただくことを目的としています。
今 回 は、
「脳
の シ ス テ ム-課
題とヒント-」を
テーマに、認知
症を持つ人の脳
の様子や活動障
害を起こすメカ
ニズム、有効な
脳のリラックス方法など、身近で先進的な話題が提供さ
れました。
まずはじめに、県立広島大学保健福祉学部 准教授 西田
征治氏からは「認知症を持つ人の活動障害の捉え方と支
援方法」と題して、認知症を持つ人がいきいきと生活す
るための支援のヒントについてお話いただきました。
続いて、広島大学大学院医歯薬保健学研究院 教授 酒井
規雄氏からは「脳内物質と脳に効く薬」と題して、神経
細胞の活動の源になる脳内物質と、その働きを調節する
有効な薬について分かりやすくご説明いただきました。
県立広島大学保健福祉学部 教授 土師知行氏からは、
「嚥
下障害と認知症」と題し、食べ物や唾液を飲み込む行為の
“嚥下”と認知症との関わりについてお話いただきました。
最後に、広島都市学園大学健康科学部 教授・専攻長 大
塚彰氏からは、
「皆さんも佐木島で海浜セラピーを!!-脳も
リラックス-」と題して、海浜セラピーが脳に与えるリラッ
クス効果の紹介や、アートの東瀬戸・海浜セラピーの西瀬
戸と言われるように活動したいとの抱負を語られました。
退任のご挨拶
このたび、三原地域連携推進協議会 産学官連携部
会 産学官コーディネーターを、3月末で退任する
こととなりました。
在任中は、公私共に格別のご懇情を賜り感謝に堪
えません。ここに謹んで厚く御礼申し上げます。
なお、4月からは後任
の産学官コーディネー
ターが着任し、引き続き、
産学技術相談室を開設す
る予定ですので、私同様、
変わらぬお引立てのほど
よろしくお願い申し上げ
退任する平田勉コーディネーター
ます。
商工みはら
平成28年3月10日発行
5
本文の閲覧を希望される会
員の方はお申し出ください。
紙媒体を送付させていただ
きます。
高橋 進/たかはし・すすむ
1953年生まれ。一橋大学経済学部卒業後、
76年住友銀行に入行。ロンドン駐在、経済調
査部などを経て、90年日本総合研究所に着任。
2000年から04年まで早稲田大学大学院アジア
太平洋研究科客員教授、03年から近畿大学経
済学部・経営学部客員教授を務める。13年1
月、政府・経済財政諮問会議の民間議員に就
任。現在、テレビのコメンテーターとしても
活躍中。著書『10年後の日本を読む「先見力」
のつけ方』(徳間書店)のほか、日本経済新聞、
産経新聞などに多数執筆。
毎月第4木曜日に開催
秘密厳守
産業財産権制度
(特許・実用新案・意匠・商標)
に
詳しい相談担当者が、個別でご相談に応じます!!
日 時:3月24日
(木)
13:00〜17:00
場 所:三原商工会議所 1F会議室
※事前予約制ですので、電話等で本所経営指導課ま
でお問合せください。
三原市本町3丁目15−7
TEL64−8383
ヤッサヤッサ
商工みはら
6 平成28年3月10日発行
メイド イン
みはら 6
vol.
生活習慣病の発症を予防する新サービスを開発
三原テレビ放送株式会社
「三原市にあるケーブルテレビ局の三原テ
レビ放送は、CATVの画面やスマートホンの
専用アプリから日々の食事や歩数、体重など
のデータを登録すると、同市の山田記念病院
と県立広島大学が共同開発したシステムで自
動分析され、生活改善のアドバイスやお薦め
料理のレシピなどが表示されるサービスを開
発した。また、医療機関での受診が必要な人
や2型糖尿病が疑われる人には、食事内容や
運動量などのデータを専門医が直接確認し、
随時アドバイスを送信する。」とのニュース
が、インターネットや新聞記事で話題になり
アプリ画面(お薦めレシピやアプリ使用者内での順位も表示される)
ました。
三原の企業の新サービス開発のニュース!そこで、三原テレビ放送株式会社の統括部長 中村勝氏に、サー
ビス開発の経緯や、今後の展望についてお伺いしました。
【質問】サービスの開発に至る経緯や、昨年から実施さ
れている実証実験の内容についてお聞かせくだ
さい。
平成22年に当社が開始した買い物支援サービス「お
つかいテレビ」において、買い物支援としてご高齢の方
や身体にハンディのある方などを支える一方、歩いたり
体を動かすなど、外出機会を創出し楽しく運動をしても
らえる仕組みはないかと考えていました。その時、県内
の国民健康保険による医療費の支払いデータにおいて、
三原市は糖尿病に対する支払いが、県内でもトップクラ
ス(市で2番目、町を入れると3番目)に高いことを知り
ました。
これら2つのことからコンセプトが定まり、日々の食
事や活動量計で集計された運動量などのデータを登録
すると、生活改善のアドバイスやお薦めレシピなどが表
示されるアプリを開発することを決めました。
そして、昨年10月から町内会の方々に市民モニター
としてご参加いただき、A群(アプリ・機器を使用し生
活改善アドバイスま
である)、B群(アプリ・
機器を使用するが生
活改善アドバイスは
なし)、C群
(何もしな
い)とに分け、各群で
ヘモグロビン値や生
活改善効果がどのよ
うに変化するかの実
証実験を行ってきま
した。
今後の展望について語る中村氏
3月中旬に検証結
v o
i
果がまとまる予定ですが、私自身もこのアプリを使い始
めてからヘモグロビン値が改善し、効果を感じていま
す。日々数値を気にするようになるだけでも随分違うと
思います。
【質問】三原のまちをどのようにお感じですか?
人口減によってまちの規模が縮小していくことは、商
工業者にとって死活問題です。
これは、三原市においても大きな課題の一つであり、
それを食い止めるためには、大企業の誘致などももちろ
ん大切ですが、三原の地で起業やイベントをしたいとい
う意欲のある若い方を、“応援しよう”“大切にしよう”と
いう風土が育ち、成功した人をちゃんと褒めてあげる風
潮がもっと根付いてくれば、三原はまだまだ良くなって
いくと思います。
【質問】今後の御社の展望をお聞かせください。
今後、
(一社)日本ケーブルテレビ連盟とタッグを組ん
で、このアプリを三原から全国に展開していきたいと考
えています。その際、ナショナルチェーンストアなどと
コマーシャル契約を結び、無料でアプリを提供できるよ
うにする予定です。さらに、本アプリが搭載された格安
スマートホンの発売に向けて、現在準備を進めていると
ころです。
国の医療費の適正化に少しでも貢献でき、市民の方
が健康で1日でも長く住んでいただけるようになるこ
とは、我々の本望です。大きなことを一気にはできませ
んが、少しずつ着実にこの事業を前に進めていきたいと
思っています。
どうもありがとうございました。
c e
放送業のみのイメージが強かったですが、視聴者と
双方向でコミュニケーションが取れるサービスを提供
されているのを知り、とても驚きました。
CATVの可能性は、アイデア次第で無限大だと実感し
ました。これからも三原発祥のサービスを、県内・全
国に発信されていくことを期待しています。
情報化委員会 田中亮介委員
(ファインメタル工業㈱ 常務取締役)
商工みはら
特別連載
第1回
電力小売り自由化
4月全面開始〜有効活用でコスト低減〜
■ 小工場や家庭も購入可能
2016年4月から家庭向けの電気の小売自由化が始まり
ます。2000年から大規模工場では自由化が始まっており、
地域の電力会社以外の事業者からも電気を買うことがで
きました。今回その範囲が小規模工場や一般家庭まで拡
大します。
この自由化に伴い、都市ガスやLPガス、石油、通信、
商社、メーカーなど多様な事業者が電力小売りに参入し
てくることが期待されることに加え、そうした事業者に
よる料金メニューの多様化や、電気と他の商材・サービ
スとのセット販売など、皆様の選択肢が増えることとな
ります。また、より多くの事業者が電力小売に参入する
ことにより、事業者間の競争が活性化することを通して
電気代が安くなることも期待されています。
皆様としては、新しい事業者から電気を買うことに対
して停電などの心配をする方もいらっしゃると思います
が、どの事業者から電気を買っても停電が起きやすい、
起きにくいといった差はなく、これまでと同様に電力会
社の送配電網を経由して家庭などに届きます。
平成28年3月10日発行
7
電力取引監視等委員会
委員 箕輪 恵美子 氏
を選択しなくても電力会社が現在の料金で供給を継続し
ますので、電気の供給が受けられなくなることはありま
せん。
皆様が積極的に選択を行うことにより、小売事業者が
料金そのもののみならず、さまざまな工夫を通して顧客
を獲得しようとするので、より充実したサービスが受け
られるようになることが期待されます。
まずは、資源エネルギー庁のHPに記載された「小売電
気事業者」をご確認ください(http://www.enecho.meti.
go.jp/category/electricity_and_gas/electric/summary/
retailers_list/)。小規模工場や一般家庭向けの電気は、国
の登録を受けたこの「小売電気事業者」から購入すること
ができます。
HPに記載されていない事業者から勧誘があった場合
は、この小売電気事業者とどのような関係か確認してく
ださい。もし、無関係な事業者であれば小規模工場や一
般家庭に電気を売ることができません。
また、登録された「小売電気事業者」は、契約を結ぶ
際に、契約期間、電気料金、解約の際の制約などについ
て十分な説明をすることが義務付けられています。疑問
な点は、うやむやにせず、納得のいくまで事業者に説明
を求めた上で、契約を結んでください。
■ 事業者選択へ情報収集を
(図)
日本における電力小売自由化の経緯
■ 自分に合った料金メニュー
むしろ、自分がどの時間にどのくらい電気を使ってい
るかを確認し、自分に合ったよりよい料金メニューを選
ぶことによって積極的に電気料金を下げることができる
ようになるかもしれません。一方で、今回新たに事業者
私が委員を務める経済産業省の電力取引監視等委員
会(注)では、電気事業者を選択する際に必要な情報を
発信するとともに、悪質な事業者への監視を強化して
まいります。委員会のHPでも、契約を結ぶ際に疑問
に思う事柄や一般的な電力小売り自由化の仕組みにつ
いてFAQを作成しておりますので併せてご覧ください
(http://www.emsc.meti.go.jp/info/faq/index.html)。
事業者の皆さまにおかれましては、自分のニーズに
合った小売電気事業者選択のための情報収集をよろし
くお願いいたします。
(注)電力取引監視等委員会=電力市場における健全な競争が
促されるよう、市場の監視機能を強化するため、経済産業大
臣直属の組織として、2015年9月に設立。法律、経済、工学
などの専門家5人の委員および専属の事務局から構成。電力
市場において適正な取引が行われているか監視するほか、電
力小売営業のルールなど必要な制度づくりにも関与。
あなたの街のパートナーバンク
け橋
架
『夢実現』の
になりたい。
私たちは、
です。
商工みはら
8 平成28年3月10日発行
第 25 回三原さつき祭り
さつきパレード参加団体募集
公式マスコット
キャラクター作成
三原さつき祭りの初日を飾る「さつき
パレード」は、祭りを代表する一大イベ
ントです。このパレードは、交通安全と
犯罪抑止を呼びかけ、三原市のさらなる
発展につなげることを目的に実施してい
ます。
祭りを盛り上げるため、多数のご参加
をお待ちしています。
■日 時 5月28日
(土)
13:30~
(南)
交差点から三原市芸術文化センター
(ポポロ)
まで
■コ ー ス 宮浦中学校
■参加形態 チームエントリー ※行進しながらの演技となります。
■募集締切 4月8日
(金)
【必着】
■申込方法 郵送またはFAXにて、必須事項を明記の上、お申込みください。
※必須事項:チーム名、電話番号、FAX番号、参加予定人数、
代表者名、ご住所、携帯番号
■お申込み 三原さつき祭り実行委員会
〒723-8555 三原市皆実4丁目8-1 三原商工会議所内
TEL:62-6155 / FAX:62-5900
平成28年春の全国交通安全運動
本運動は、広く県民に交通安全思想の普及・浸透を
図り、交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践を
推進し、交通事故防止の徹底を図ることを目的に実施
されています。
この機会に交通マナーを見直し、日頃から安全運転
を心がけましょう。
実 施 期 間:4月6日
(水)
~15日
(金)
の10日間
広島県スローガン:
『こんばんは 早めのライトで ごあいさつ』
小規模事業者
の資金調達を
支援します!!
無担保・無保証人・低金利
マル経
今年で25回目の開催を迎え
るにあたり、市花である“さ
つき”の花をモチーフにした
公式マスコットキャラクター
を作成します。
デザインは、三原市内の小
学校に通う学生から募集し、
三原さつき祭り当日の5月28
日
(土)
に、ステージ上でお披
露目の予定です。
どんなキャラクターが誕生
するのか、祭り当日を楽しみ
にお待ちください!
■お問合せ
三原さつき祭り実行委員会
TEL:62-6155
「広島県よろず支援拠点」出張相談会
「広島県よろず支援拠点」では、中小企業・小規模事
業者の皆様の売上拡大、経営改善など、経営上のあらゆ
るお悩みのご相談に対応し、専門スタッフから適切な解
決方法を提案していただけます。是非お申込みください。
■日 時:3月29日
(火)
10:00~17:00
■場 所:本所
■形 式:1社1時間程度の個別相談会
■申込方法:下記HPよりお申込みください。
(https://www.hiwave.or.jp/event/7958/)
0.5%の利子補給が
受けられます
融資制度
商品・材料仕入資金、買掛金決済、支払手形決済資金に、また機械設備・
車輌の購入・店舗改装資金など、金額の大小にかかわらずご遠慮なく
ご相談ください。
※利率は平成28年3月1日現在
資金用途
返済期間
融資限度額
金 利
7年以内
運転資金
1.15%
(据置1年以内) 2,000万円
※
1
,500万円を超える場合は、
※
0
.5%の利子補給で実質
10年以内
設備資金
一定の要件があります。
年利率0.65%(3年間)
(据置2年以内)
●担保・保証人は必要ありません。また手数料も一切不要です。
●固定金利なので、借入期間中に金利が変動することはありません。
●秘密厳守となっておりますので、他人に知られることはありません。
●現在、この融資をご利用中の方でも重複利用、借り換えができます。
悩むより、まずはお気軽にご相談ください。
お問い合わせ 三原商工会議所 経営指導課 電話62-6155
協会けんぽ
広島県支部の保険料率
≪健康保険料率≫
現行
3月分(4月納付分)から
10.03% →
10.04%
≪介護保険料率≫
現行
3月分(4月納付分)から
1.58% →
据え置き
※詳しくは、協会けんぽのHPをご覧ください。
発行所/三原商工会議所 編 集/情報化委員会
〒723−8555 三原市皆実4丁目8−1
TEL 62−6155 ㈹ FAX 62−5900
印刷所/三好印刷株式会社