DATA SHEET Brocade G620スイッチ 超高密度で拡張性の高い、 操作性に優れたエンタープライズ・ クラスのストレージ・ネットワーキング・スイッチ 特長 高密度のサーバ仮想化、 クラウド・アーキ • テクチャ、 フラッシュベース・ストレージ 環境をサポートする超高密度、 1U、64 ポート・スイッチによる高い拡張性 ドに対応する • 要求の厳しいワークロー 32 Gbpsリンク全体の性能向上と、最大 1億IOPSでアプリケーションの性能障壁 を打破 ドの柔軟性のため、 24∼64 • オンデマン ポートの「Pay-as-You-Grow」 (ビジネス の成長に応じた拡張) のスケーラビリティ が可能 業界初の内蔵型の遅延およびIOPSモニ • タのIOインサイ トによって、 ストレージIO の健全性と性能の、 プロアクティブで負 荷のかからないリアルタイム監視と アラート生成を提供 IOインサイト・インテリジェンスを活用し • た問題の特定と、 主な性能、健全性、利用 トレンドの理解による一貫した性能の 確保 ・エラーやネットワーク・エラーの • デバイス 自動検出およびリカバリによる耐障害性 の向上 Brocade Fabric Visionテクノロジを活用 • し、 管理の簡素化、迅速な問題解決、稼働 時間の増加、 コストの削減を実現 ドでリアルタイムと履 • 単一ダッシュボー 歴を可視化し、 トラブルシューティングを 簡素化 今日のミッションクリティカルなストレージ環境では、 ますます高まるビジ ネス要件に応えていく上で、 より高い一貫性、予測可能性、性能が求めら れています。急速なデータ量の増加に直面し、大量のデータ、 アプリケー ション、 ワークロードに対応するため、 データセンターはより多くのIO容量 を必要としています。データの急増に加え、可用性への全体的な期待値も 上がり続けています。ユーザは、いつ、 どこからでも、 どんなデバイス上で もアプリケーションが利用できることを期待しています。 こうしたダイナミックに変動しながら拡大 していくビジネス要件に対応するため、 企業はアプリケーションを迅速に展開し、 拡張する必要があります。その結果、多く の企業は新しいアプリケーションの高速な 展開を可能とするためより高い仮想マシン (VM)密度へ移行し、 アプリケーションが 数千ものユーザに対応できるようスケール するため、 フラッシュ・ストレージを展開して います。俊敏性を向上し、 コストを削減し、 アーキテクチャのメリットを完全に実現す るためには、今日のサーバ環境およびスト レージ環境に求められる性能を提供する ネットワークが必要です。また、 ストレージ・ ネットワークはアプリケーションの性能に 対し、 ますます重要性を増しています。これ は同時に、 ストレージ・ネットワークがより 運営しやすく、管理しやすくなる必要があ ることを意味しています。高度な仮想化 環境において、 ネットワークを戦略的な 部分として扱うことで、急速にネットワーク 環境の規模が拡大していく場合であって も、最適化と効率化を向上させていくこと ができます。 Brocade® G620スイッチは、高度に拡張 した仮想化環境、 より大規模なクラウド・ インフラストラクチャ環境、拡大し続ける フラッシュベース・ストレージ環境の要求に 応える、最先端の第6世代(Gen 6) ファイ バーチャネルの技術と性能を実現してい ます。Brocade G620は、小規模から大規 模な企業インフラストラクチャの拡大、 要求の厳しいワークロード、 データセンター の統合に対応するよう設計された、高度な 可用性を実現する高密度のビルディング・ ブロックを提供します。卓越した32/128 Gbpsの性能、業界最先端のポート密度、 内蔵型計測機能を提供することで、 Brocade G620は、 データ・アクセスの 高速化、進化し続ける要求への適応、事業 継続性の促進を行います。 GEN 6ファイバーチャネル Gen 6ファイバーチャネルはミッションクリ ティカルなストレージのために専用設計さ れたネットワーク・インフラストラクチャで、 革新的な性能、強化された拡張性、運用の 安定性を実現します。Gen 6ファイバーチャ ネル、Brocade Fabric Visionテクノロジ、IO インサイトを搭載したBrocade G620 スイッチは、卓越した32/128 Gbpsの性能、 業界最先端のポート密度、内蔵型計測機能 を実現します。 こうした次世代のストレージ・ ネットワーキングの技術と機能によって、 Brocade G620はデータ・アクセスを高速 化し、進化し続ける要求へ適応し、高度に 拡張した仮想化環境、 より大規模なクラウド・ インフラストラクチャ環境、拡大し続けるフ ラッシュベース・ストレージ環境の事業継続 性の推進を実現します。 Brocade G620は、 柔軟性、 拡張性、 操作性 を最大限に向上できるよう構築されてい ます。24ポートから64ポートまで (48個の SFP+と4個のQ-Flexポートを搭載) すべて 効率的に1Uの筐体で拡張できます。また、 Brocade G620は、簡素化された導入プロ セスと、 ポイント・アンド・クリックのユーザ・ インタフェースにより、強力かつ操作性に 優れたスイッチとなっています。企業は、 Brocade G620によって、業界最先端の ストレージ・テクノロジへのアクセスに対す る高度なパフォーマンスと、進化し続ける ストレージ環境をサポートする 「pay-asyou-grow」 (ビジネスの成長に応じた拡 張)の拡張性の双方から、それぞれの メリットを得ることができます。 アプリケーションとソリッド・ ステート・ストラクチャの アーキテクチャ性能を最大化 変化を予測しにくい仮想化ワークロード と拡大し続けるフラッシュ・ストレージ環境 では、 ネットワークがボトルネックになるこ とを回避する必要があります。Brocade G620は、業界最先端のスループットと、 32 Gbpsリンクと128 Gbpsリンク間の 低遅延によって、増え続ける変動的な ワークロードに対応したパフォーマンスの 向上を発揮します。1秒あたり最大5.66億 フレームのスイッチングを実現するGen 6 ASICテクノロジにより、 Brocade G620 スイッチは最大1億IOPSでアプリケーショ ンの性能障壁を打破し、 フラッシュベース・ ストレージのワークロードのニーズを満 たします。同時に、 32 Gbpsカットスルー・ スイッチング使用時のポート間の遅延を 700ナノ秒まで最小化します。それぞれ に4つの32 Gbps接続を提供する48個の SFP+ポートと4個のQ-Flexポートを持つ Brocade G620は、総計2 Tbpsスループッ トのデバイス・ポートを最大64個まで拡張 できます。さらに、各Q-FlexポートはISL 接続用の128 Gbps並列ファイバーチャネ ルに対応しているため、管理者は配線イン フラストラクチャを統合し簡素化でき ます。 2 256 Gbpsのフレームベース・ トランク内に 最大8個のISLを結合することによって、 管理者は最適な帯域幅利用、高可用性、 ロード・バランシングを実現できます。 これは、 8個の独立した32 Gbps SFP+ ポートあるいは2つの4×32 Gbps QSFP ポートによって実現可能です。また、 エクスチェンジ・ベースのDPS(Dynamic Path Selection) では、 ファブリックの中で もっとも効率のよい空き経路にデータを 自動的にルーティングさせて、 ファブリック 全体の性能を向上し、負荷を均衡させるこ とができます。このため、構成によっては、 Brocade ISL Trunkingが強化され、負荷 分散がさらに効率化されます。 拡張と管理の複雑性を簡素化 Brocade G620は、最大64ポートのファイ バーチャネルを効率的に設計された1Uの フォームファクタに収納する、業界最先端 の高いポート密度とスペースの有効利用 によって、拡張の簡素化とデータセンター 統合に対応します。この高密度設計によっ て、設置面積の小さい1つのデータセン ターでより多くのことができるようになり、 コストと管理の複雑さを軽減できます。 エンタープライズ・クラスのスイッチとし て、柔軟性と価値を最大限に向上できる ように設計されており、 ポート・オンデマンド (PoD) による 「pay-as-you-grow」 (ビジ ネスの成長に応じた拡張)の拡張性を 提供しています。24ポートから64ポート まで (12ポートのSFP+ PoDおよび16 ポートのQ-Flex PoDの組み合わせ) で、 短時間で簡単に低コストの増設が可能で す。各48 SFP+ポートは4、8、 10、16、32 Gbpsファイバーチャネル速度をサポート し、同時に4個の各Q-Flexポートは4×32 Gbpsまたは128 Gbpsファイバーチャネ ル速度をサポートできます。また、 Q-Flex ポートは4本を1本にケーブル統合(ポート 毎に4本のケーブルを1本のケーブルに統 合) して提供するため、 QSFP光モジュール をサポートするよう設計されています。 Brocade G620のポートはデバイス・ポート またはISLポート接続に利用可能です。 そのため、Q-FlexポートはISLとして使用 可能で、 シンプルなファブリック構築とより 多くのスイッチング帯域幅を実現します。 さらに32 Gbpsと16 Gbpsの高速光 トランシーバを柔軟に選択することにより、 データセンターのニーズの増加に合わせ て、 オンデマンドで帯域幅を導入すること ができます。Brocade G620は、柔軟性の あるPoD機能によって、優れた全体価値と ユーザの要求を満たし、 さらなる成長を サポートする高速な展開を実現するため に必要な俊敏性を提供します。 Brocade G620は、 このクラスでは最高の 拡張性を提供すると同時に、Brocade Fabric Vision™のテクノロジによって監視/ 診断機能を自動化することで、 エンド・ トゥ・ エンドのネットワーク管理を簡素化しま す。スイッチはBrocade EZSwitchSetup ウィザードによって簡単に導入でき、 ClearLink®診断ポート (D_Port)機能に よって導入前に検証を実施します。さらに 柔軟性を向上させた点として、 Brocade 6520は通気を2種類から選択することが 可能で、最新型のホット・アイル/コールド・ アイルの配置に対応することができます。 問題をすばやく特定し、 クリティカル なSLAを満たすための制御と インサイトを実現 Gen 6ファイバーチャネル・テクノロジと 内蔵型計測機能を搭載したBrocade G620は、 ストレージ階層で根本原因をす ばやく特定するためのより的確な制御と インサイトの実現をサポートし、問題解決 までの時間を短縮します。そのため、 クリティカルなサービス・レベル契約 (SLA) を遵守することができます。IO インサイト機能は、負荷をかけることなく IO統計情報を収集します。この情報は、 直感的でポリシー・ベースの監視およびア ラート生成スイート内でしきい値とアラーム を設定するために使用できます。帯域内 デバイスの遅延およびIOPSの監視がスト レージのパフォーマンス低下を検知するた め、管理者はプロアクティブにパフォーマ ンスと可用性を最適化することができ、 性能を最大限に引き出すことができます。 追加機能は、次のとおりです。 • ストレージIOの健全性と性能が可視化さ れた、 プロアクティブで負荷のかからな いリアルタイム監視とアラート生成 • SLA準拠を維持するため、 ネットワーク 性能のより高度なインサイトを得る、 個別のストレージ・デバイスのモニタリング の実施 • IOの運用課題を診断するための ストレージ・デバイス用IO遅延および IOPSのメトリックスを取得 転送エラー修正(FEC)機能は、 ネット ワークの伝送エラーを自動的に検知 およびリカバリし、耐障害性をさらに向上 させます。導入前に性能を予測可能に するため、 ClearLink診断機能とフロー・ ジェネレータ機能によってインフラストラ クチャを検証し、IOインサイトを使用して ストレージ性能を評価します。 シンプルな管理と強力な ネットワーク分析機能 Brocade Fabric Visionテクノロジは、監視 を簡素化し、 ネットワーク可用性を最大化 し、 コストを大幅に低減する、優れたハード ウェア/ソフトウェア・ソリューションを提供 します。革新的な監視、管理、診断機能を 備えたFabric Visionテクノロジにより、 運用に影響が出る前に問題を回避し、 SLA を遵守することができます。Fabric Vision テクノロジには以下の機能があります。 • IOインサイト: ストレージ階層の内蔵型 計測機能によって、 ストレージ・デバイス のIO性能と動作をプロアクティブに負荷 をかけず監視し、問題に関する高度な インサイトを提供し、 サービス・レベルを 確保します。 • Monitoring and Alerting Policy Suite (MAPS): MAPS内の構築済みルール・ ベース/ポリシー・ベースのテンプレート を活用して、 ファブリック全体のしきい値 の構成、監視、 および警告を簡素化しま す。管理者は、 ファブリック全域(または 複数のファブリック全部) で共通の ルールとポリシーを使って一括した設定 ができるほか、特定のポートやスイッチ のポリシーをカスタマイズすることもで きます。また、管理者は、性能低下の通知 を受けるためMAPSポリシーにIOインサ イトのメトリクスを含めることができます。 BROCADE FABRIC VISION テクノロジ Brocade Fabric Visionテクノロジは、 ストレージ・ネットワーク全体をよりよく 把握できるという、 これまでにない可視性 を提供します。強力な監視、管理、診断 ツールが組み込まれたFabric Vision テクノロジは、以下のようなメリットを もたらします。 監視の簡素化: ブロケードが20年以上に渡って蓄積 • したス トレージ・ネットワークのベスト・ プラクティスを基に事前定義されたし きい値ベースのルール、 アクション、 ポリシーを簡単な操作で展開できます。 • メ業界初の内蔵型の遅延およびIOPS トリック・モニタのIOインサイトによって、 ストレージ階層の問題を特定し、主な性 能、健全性、利用トレンドを把握でき ます。 ド •ドリルダウン機能を備えたダッシュボー にブラウザからアクセスして、 ファブリック 内のネットワークの健全性、性能、遅延や 輻輳の問題を包括的に確認できます。 可用性の向上: プロアクティブな監視機能や高度な診断 • ツールによって一般的なネッ トワークの 問題を半減し、 こうした問題により運用に 影響が出る前に対応できます。 トとトレンド • 直感的に理解できるレポー 分析、 および統合されたアクションに より、 ホットスポットを検知して、 アプリ ケーションの性能に影響が及ぶ前に ネットワークの問題を自動的に軽減でき ます。 ライブ監視、総合診断、特定時点への • プレイバック機能などによって、 トラブルシューティングを迅速化し、 ダウンタイムを最小化します。 コストの大幅な削減: 自動テスト/診断ツールを使用して • ネッ トワークの稼働状態、信頼性、性能を 導入前に検証することで、運用コストを 約50パーセント削減できます。 監視/診断機能が組み込まれている • ため、 高価なサード・パーティ製ツールが 不要になり、設備コストを大幅に節減 できます。 ITインフラの事前テスト/検証専用 • ツールを活用することで、 導入を迅速化 し、 サポートを簡素化し、運用コストを 低減できます。 3 • Fabric Performance Impact(FPI) Monitoring: 事前に定義されたMAPS ポリシーを活用して、 さまざまな重大度 の遅延、 もしくはネットワーク性能に悪 影響を及ぼす遅延やスロー・ ドレイン・ デバイスを自動的に検知し、管理者に 警告します。この機能は様々なさまざま な重大度の遅延や、原因となっているデ バイス、 ボトルネックとなっているポート の影響を受けているデバイスを特定し、 スロー・ ドレイン・デバイスを自動的に隔 離して、 バッファ・クレジット不足を回避し ます。 • ダッシュボード: 統合ダッシュボード機能 は、SAN全体の健全性を範囲外の状態 の詳細とともに表示します。これにより 管理者は傾向を容易に把握し、 スイッチ やファブリックに発生している問題を 迅速に特定できます。 • SAN環境の設定作業や一貫した運用の 自動化を実現(COMPASS): スイッチと ファブリックの構成の自動化サービスに よって、大規模な環境における展開を 簡素化し、一貫性を確保するとともに、 運用管理を効率化します。管理者は、 テンプレートを新たに構成するか、既存 の構成を採用して、構成をファブリック 全体にシームレスに展開できます。また、 COMPASSを使って構成することで 時間の経過に伴う設定のずれを防いだり、 Brocade Network Advisorのダッシュ ボードからポリシー違反を監視した りすることもできます。 • Brocade ClearLink診断: ファイバーチャ ネルの光トランシーバやケーブルの光学 系と信号の完全性を確認し、高性能 ファブリックの導入と保守を簡素化しま す。ClearLink診断ポート (D_Port) は、 ファイバーチャネル・プラットフォームの 高度な機能の1つです。 • Flow Vision: 管理者は、特定のアプリ ケーション・フローを識別、 監視、 分析する ことで、 トラブルシューティングを簡素化 し、処理性能を最大化し、輻輳を回避し、 リソース利用を最適化することができま す。Flow Visionには以下の機能があり ます。 - フロー監視: フロー全体を可視化しま す。フローの自動学習機能やフロー 性能の無停止監視機能を備えていま す。特定のホストから複数のターゲットや LUNへのフローや、複数のホストから 特定のターゲット/LUNへのフロー、特 定のISLを通るフローなどを指定して 監視できます。さらに、特定のフレーム・ タイプをLUN単位で監視して、 アプリ ケーションの性能に影響するリソース の競合や輻輳を特定することもできま す。管理者は、IOインサイト機能によっ て、初回IO応答時間、完了時間、保留 IO数、特定のホストからターゲットまた はLUNまでのIOPSメトリックを監視 できます。 - フロー・ジェネレータ: 堅牢性を確保す るため、 データセンターのインフラスト ラクチャの事前テストや検証を行う組 み込み型トラフィック・ジェネレータで す。アプリケーションを展開する前に、 経路の検証、光トランシーバ、 ケーブ ル、 ポート、 バックエンド接続、 ISLの 完全性を確認することができます。 - フロー・ミラーリング: 詳細な分析の ために収集可能な、特定のアプリケー ションとデータ・フローまたはフレーム・ タイプのコピーを無停止で作成する 機能です。 • 転送エラー修正(FEC): デバイス接続お よびISLのビット・エラーが修正できるよ うになり、伝送の信頼性と性能を向上さ せます。 • クレジット・ロス・リカバリ: バッファ・ クレジット・ロスに起因する性能低下と 輻輳の問題を解決します。 4 Brocade Network Advisor Brocade Network Advisorは、第6世代ファ イバーチャネルの管理を簡素化し、問題の 診断と解決をプロアクティブに行えるよう にすることで、稼働時間を最大化し、運用 効率を高め、 コストを削減します。ウィ ザード形式のインタフェースによりファブ リック、 スイッチ、 ポートをグループとして 管理でき、導入および構成にかかる時間を 大幅に短縮します。カスタマイズ可能な ダッシュボードでは、 Brocade Fabric Vision テクノロジで収集したすべてのデータを 含め、 性能と健全性の指標をグラフィカル に表示できます。迅速にトラブルシュー ティングを進めるため、管理者は、 ダッシュ ボード・プレイバック機能を利用すること で、過去のイベントを迅速に確認し、 ファブ リックの問題を特定できます。効率良くア クションの優先順位を決めてネットワーク 性能を維持できるように、最も関連性が 高いデータのみを表示するようダッシュ ボードとレポートを構成することもでき ます。 仮想化やプライベート・クラウド・ ストレージにおける基本要素 Brocade G620は、今日の仮想化の進ん だクラウド・ストレージ環境において重要 な基本要素となります。サーバ仮想化の 管理を簡素化し、 ソリッド・ステート・ディスク (SSD) が求める高いスループットにも対 応します。Brocade G620では、 クラウドの マルチテナンシ環境には、仮想ファブリッ ク、 サービス品質(QoS)、 ファブリックベー スのゾーニング機能などを通して対応する ことができます。また、設計にはフォールト・ トレラントが組み込まれているほか、 エン タープライズ・クラスのRAS機能も備わり、 ミッション・クリティカルなクラウド環境を 支えるダウンタイムの最小化に貢献します。 Brocade Access Gatewayモード Brocadeグローバル・サービス Brocade G620は、普通のファブリック・ スイッチとして使用できるほか、 Brocade Access Gatewayとして使用することによ り、 ファブリック・ トポロジを簡素化するとと もに、 異機種が混在するファブリックへの 接続を容易にします (デフォルト設定は スイッチ・モード) 。Brocade Access Gateway モードでは、 NPIV (N_Port ID Virtualization) のスイッチ標準を使用して、物理サーバや 仮想サーバが、SANファブリックのコア部 に直接接続しているように展開します。 これにより、 SANファブリックから透過的に なり、 ネットワーク末端の管理の複雑さが 緩和されます。Brocade Access Gateway モードのBrocade G620からは、 NPIVに 対応したBrocade Bシリーズ、そのほかの SANファブリックにサーバを接続すること ができます。 Brocadeグローバル・サービスは、拡張性と 効率性に優れたクラウド・インフラストラク チャの構築を支援する高い技術力を有し ています。20年にわたるストレージ、 ネットワーク、仮想化の技術的蓄積を活用 して、世界最高水準のプロフェッショナル・ サービス、技術サポート、教育サービスを 提供します。このサービスを利用すること で、 ブロケード製品への投資効果を最大限 に高め、新しいテクノロジの導入を迅速化 し、 ネットワーク・インフラストラクチャから 最高の性能を引き出すことが可能となり ます。 Brocade Access Gatewayモードは、 Brocade Network AdvisorやCLIから 容易に設定できます。Brocade Access Gatewayモードには、次のような効果が あります。 • 大規模な、あるいは急速に成長する 投資効果の最大化 ブロケードでは、 テクノロジへの最適な投 資を支援するために、販売パートナー各社 と提携して、 プロフェッショナル・サービス、 技術サポート、教育サービスも含めた総合 的なソリューションを提供しています。 詳細については、 ブロケード販売パート ナーまでお問い合わせいただくか、 Web サイトwww.brocade.com/jp をご覧くだ さい。 サーバ環境や仮想サーバ環境において、 拡張性を向上します。 • Brocade Access Gatewayはドメインに 関係なく、 コア・ファブリックから透過的 であるため、末端のネットワーク管理を 減らします。 • 異機種が混在するSAN構成でも、サーバ 接続の機能性が制約されることなく、 サポートします。 5 Brocade G620の仕様 システム・アーキテクチャ ファイバーチャネル・ポート Switchモード (デフォルト): 最小24ポート、最大64ポートの構成。最小以上のポート数は、 ポート・オンデマンド (PoD) ライセンスにより12ポートSFP+単位、 およびQ-Flex licenseにより16ポート単位を実現する1つの 4ポートQSFP PoDにより拡張可能(E_Port、F_Port、 D_Port、EX_Port)。 Brocade Access Gatewayのデフォルトポートのマッピング: 40個のSFP+ F_Port、8個のSFP+ N_Port スケーラビリティ 最大239台のスイッチのフル・ファブリック・アーキテクチャ 検証済み最大構成 6,000稼働ノード、Brocade Fabric OS®ファブリックでは56台のスイッチと19ホップ、 さらに大規模な ファブリックはご要望に応じて検証 性能 ファイバーチャネル: 4.25 Gbpsライン速度(全二重)、8.5 Gbpsライン速度(全二重)、10.53 Gbpsライン速度( 全二重)、14.025 Gbps(全二重)、28.05 Gbpsライン速度(全二重)、4、 8、16、32 Gbpsポート速度自動検出、 128 Gbps速度サポート、10 Gbps (オプション)固定ポート速度にもプログラム可能 ISLトランキング ISLトランクあたり最大8個の32 Gbps SFP+ポートでフレームベースのトランキング、あるいはISLトランク あたり最大2つの128 Gbps DPSによるエクスチェンジ・ベースのISL間負荷分散をBrocade Fabric OSに装備 合計帯域幅 2 Tbps 最大ファブリック遅延 ローカル・スイッチングのポート遅延は700 ns 最大フレームサイズ 2,112バイトのペイロード フレーム・バッファ 動的割り当てで15,360 サービス・クラス クラス2、 クラス3、 クラスF (スイッチ間フレーム) ポート・タイプ D_Port(ClearLink診断ポート)、E_Port、EX_Port、F_Port、 AE_Port; オプションでポート・タイプ制御 Brocade Access Gatewayモード: F_PortおよびNPIV対応N_Port データ・ トラフィックの種類 ユニキャストをサポートするファブリック・スイッチ メディアの種類 32 Gbps: Brocade G620にはブロケードのホット・プラグ対応SFP+、LCコネクタが必要、32 Gbps SWL 16 Gbps: Brocade G620にはブロケードのホット・プラグ対応SFP+、LCコネクタが必要、16 Gbps SWL 10 Gbps: Brocade G620にはブロケードのホット・プラグ対応SFP+、LCコネクタが必要、10 Gbps SWL ファイバーチャネルの距離は光ファイバ・ケーブルとポート速度に依存。 USB ファブリック・サービス 注: 一部のファブリック・サービスは Brocade Access Gatewayモードの 対象外 エクステンション USBポート1個(システム・ログ・ファイルのダウンロードまたはファームウェアのアップグレード用) Monitoring and Alerting Policy Suite(MAPS)、Flow Vision、Brocade Adaptive Networking(Ingress Rate Limiting、Traffic Isolation、QoS)、Fabric Performance Impact(FPI)Monitoring、Slow Drain Device Quarantine (SDDQ)、Brocade Advanced Zoning(デフォルト・ゾーニング、 ポート/WWNゾーニング、 ブロードキャスト・ ゾーニング、 ピア・ゾーニング、 ターゲット・ ドリブン・ゾーニング)、 Dynamic Fabric Provisioning(DFP) 、Dynamic Path Selection(DPS)、Brocade Extended Fabrics、Enhanced BB Credit Recovery、FDMI、Frame Redirection、 Frame-based Trunking、FSPF、 Integrated Routing、IPoFC、Brocade ISL Trunking、Management Server、 NPIV、 Time Server、Registered State Change Notification(RSCN)、Reliable Commit Service(RCS)、Simple Name Server(SNS)、仮想ファブリック (論理スイッチ、論理ファブリック)、Read Diagnostics Parameter(RDP) 10 GbpsファイバーチャネルによるDWDM MAN接続(オプション) 管理機能 サポートする管理ソフトウェア HTTP、SNMP v1/v3(FE MIB、FC Management MIB)、SSH、Auditing、Syslog、NTP v3、Brocade Advanced Web Tools、Brocade Network Advisor SAN EnterpriseまたはBrocade Network Advisor SAN Professional Plus、EZSwitch、 コマンドライン・インタフェース (CLI)、SMI-S準拠、REST API、Administrative Domains、 アドオン機能の試用ライセンス セキュリティ DH-CHAP(スイッチとエンド・デバイス間)、FCAPスイッチ認証、 HTTPS、 IPsec、IPフィルタリング、 LDAP with IPv6、OpenLDAP、Port Binding、RADIUS、TACACS+、 ユーザ定義ロールベース・アクセス制御(RBAC)、 セキュア・コピー(SCP)、 Secure RPC、Secure Syslog、SFTP、SSH v2、 SSL、Switch Binding、Trusted Switch 管理アクセス 10/100/1000 Mbpsイーサネット (RJ-45)、 ファイバーチャネル・インバンド、 シリアル・ポート (RJ-45)、 および USBポート1個 診断 光トランシーバとケーブルのClearLink診断機能として、電気/光ループバック、 リンクのトラフィック/遅延/距 離、 フロー・ミラーリング、内蔵フロー・ジェネレータ、 POST、 および内蔵オンライン/オフライン診断機能として、 環境モニタリング、FCpingとPathinfo(FC traceroute)、Frame Viewer、無停止のデーモン再起動、光モジュール の健全性モニタリング、電源モニタリング、 RAStraceロギング、 Rolling Reboot Detection(RRD) 6 Brocade G620の仕様(続き ) 機器仕様 本体 前面から背面への通気、非ポート側排気、背面から給電、1U 背面から前面への通気、非ポート側吸気、背面から給電、1U 寸法 幅: 440 mm(17.32インチ) 高さ: 43.9 mm(1.73インチ) 奥行: 355.6 mm(14インチ) システム重量 7.73 kg(17ポンド)、電源FRUを2基装備、 トランシーバを除く 環境条件 動作時環境 温度: 0° C∼40° C/32° F∼104° F 湿度: 10%∼85%(結露しないこと) 非動作時環境 温度: -25° C∼70° C/-13° F∼158° F 湿度: 10∼90%(結露なし) 動作時高度: 最高3,000 m(9,842フィート) 保管時高度: 最高12 km(39,370フィート) 衝撃 動作時: 最大20 G、6 ms半正弦 非動作時: 半正弦、33 G 11 ms、3/eg axis 振動 動作時: 0.5 g正弦波、0.4 grmsランダム、5∼500 Hz 非動作時: 2.0 g正弦波、1.1 grmsランダム、 5∼500 Hz 発熱量 716 BTU/hr、64ポート時 電源仕様 電源 ホット・スワップ対応デュアル冗長電源、一体システム冷却ファン AC入力 90 V∼264 V、約3.5 A 入力電源周波数 47 Hz∼63 Hz AC電力消費 204ワット、64ポート全装備、48×32 Gbps SFP+ SWL光トランシーバおよび4× (4×32 Gbps) QSFP SWL 光トランシーバ使用時 85ワット、 シャーシのみ、 光トランシーバなし 対応SAN規格については、 www.brocade.com/sanstandards をご覧ください。 スイッチと機器の相互運用性については、 www.brocade.com/interoperability をご覧ください。 ハードウェアの適合規格については、 www.brocade.com/regulatorycompliance をご覧ください。 ブロケード コミュニケーションズ システムズ株式会社 〒 100-0013 東京都千代田区霞ヶ関 1-4-2 大同生命霞ヶ関ビル TEL.03-6203-9100 FAX.03-6203-9101 Email:[email protected] BROCADE に関するより詳しい情報は、以下の Web サイトをご覧ください。 http://www.brocade.com/jp © 2016 Brocade Communications Systems, Inc. All Rights Reserved. 03/16 GA-DS-2052-02-JA Brocade、Brocade Assurance、B-wingシンボル、ClearLink、DCX、Fabric OS、HyperEdge、ICX、MLX、MyBrocade、OpenScript、VCS、VDX、Vplane、Vyattaは、米国 およびその他の国におけるBrocade Communications Systems, Inc.の登録商標です。Fabric Visionは、米国およびその他の国におけるBrocade Communications Systems, Inc.の商標です。その他のブランド、製品名、サービス名は各所有者の製品またはサービスを示す商標またはサービスマークである場合があります。 注意 : 本ドキュメントは情報提供のみを目的としており、Brocade が提供しているか、今後提供する機器、機器の機能、サービスに関する明示的、暗示的な保証 を行うものではありません。Brocade は、本ドキュメントをいつでも予告なく変更する権利を留保します。また、本ドキュメントの使用に関しては一切責任を負い ません。本ドキュメントには、現在利用することのできない機能についての説明が含まれている可能性があります。機能や製品の販売 / サポート状況については、 Brocade までお問い合わせください。 7
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