警察本部及び第二庁舎消防設備保守点検委託仕様書 この仕様書は

警察本部及び第二庁舎消防設備保守点検委託仕様書
この仕様書は、保守点検整備の大要を示すものであるが、いつ、いかなる場合で
も十分に機能を発揮できるよう「消防法」、「消防法施行令」、「消防法施行規則」
に定められた基準に従って保守点検整備を行うこと。
なお、点検項目や点検内容などについては、本仕様書のほか国土交通省大臣官房
官庁営繕部監修の「建築保全業務共通仕様書(平成25年版)」に基づくこと。
1
委託項目
(1)自動火災報知器設備
(2)泡消化設備
(3)二酸化炭素消火設備
(4)スプリンクラー消火設備
(5)防火戸、排煙制御設備
(6)屋内消火栓設備
(7)粉末消火器薬剤詰替
(8)連結送水管耐圧試験(第二庁舎7階/1系統)
(9)誘導灯点検(第二庁舎は非常灯含む))
2
作業内容
(1)自動火災報知器設備
ア
受信機、表示機、発信機の機能及び作動が良好であること。
イ
開閉器類、結線端子類の接続に緩み、脱落、損傷のないこと。
ウ
感知器は、変形、損傷、腐食のないこと。また、不良器は取り替えること。
エ
音響装置の機能及び音量が適正であること。
オ
表示灯は、損傷、不鮮明な部分及び球切れなどの場合は取り替えること。
(2)泡消火設備
ア
加圧装置の起動、停止が確実に作動すること。
イ
ポンプのグランド部の漏れ、連成計、圧力計に狂いのないこと。また、本体
に変形、損傷、腐食のないこと。
ウ
開閉器類、端子類に緩み、脱落、損傷のないこと。
エ
呼水槽には、規定以上の水量があるか、変形、漏水のないこと。また、自動
給水装置減水警報装置の機能が正常であること。
オ
各弁類に漏れ、変形、腐食がないこと、作動が確実であること、ポンプの油
量が正常であるかをそれぞれ確認すること。
カ
泡タンクには、消火薬剤が規定以上あること。
キ
感知器ヘッドは、変形、損傷のないこと。また、関知テストを実施し不良器
は取り替えること。
ク
圧力タンクは変形、腐食その他異常のないことを確認すること。また、圧力
計、圧力スイッチが正常であること。
ケ
各装置が確実に作動することを確認すること。
(3)二酸化炭素消火設備
ア
ガス容器の取付部に緩みがないこと。
イ
手動放出装置の扉に封印があること。また、タイマーとその他の起動装置が
正常に作動することを確認すること。
ウ
換気装置、その他関連機器の機能が確実に作動すること。
エ
表示灯に破損、不鮮明、球切れなどがあった場合は取り替えること。
オ
ガス容器、連絡管、配管の各接続部からガス漏れのないことを確認すること。
カ
ソレノイド弁、開閉器、その他各機関の作動が確実であること。
(4)スプリンクラー消火設備
(2)の泡消火設備に準ずる。
(5)防火戸、排煙制御設備
ア
感知ヘッドに変形、損傷、腐食がないこと。不良品は取り替えること。
イ
感知ヘッドの感度テストを実施すること。また、作動が確実に行われること
を確認すること。
ウ
防火扉に変形などの異常がないこと。また、動部に異常がないこと。
エ
表示機、操作盤、各機器類の機能が正常に作動することを確認すること。
(6)屋内消火栓設備
ア
自動起動、停止などの作動が正常であることを確認すること。
イ
加圧送水装置、圧力計その他に異常がないこと。
ウ
ポンプのグランド部、油量が正常であること。
エ
配管、弁類、消火栓箱に異常がないこと。
オ
表示灯、音響装置が確実に作動すること。
(7)粉末消火器薬剤詰替
ア
腐食、変形、損傷などがないか点検する。
イ
放射装置に異常がないことを確認すること。
(8)連結送水管
耐圧試験を実施すること。
(9)誘導灯
灯具に損傷がないか、バッテリーは正常であるか点検すること。
3
その他
(1)概ね7月までに外観機能点検を、12月までに総合点検を実施すること。
保守点検を実施したときは、点検結果を点検状況の写真を添付し関係書類と
ともに提出すること。
(2)契約期間中に装置類などに故障や不具合が発生した場合は、即時に係員を派
遣し点検調整を実施し故障や不具合の改善に努めること。ただし、軽微な修理
などについては、契約金の範囲内でこれを実施すること。
なお、これらの故障、不具合に即時に対応できる体制を確保しておくこと。
(3)業務実施にあたっては、事務に支障のないように特に注意すること。
(4)業務実施については、仕様書並びに労働安全衛生法など関係法令、規定など
に基づいて、誠実に実施すること。
(5)既存の建物、設置物などに損害を与えないように注意すること。損傷を与え
た場合は、直ちに契約担当者に連絡し、受託者の責任において復旧または、弁
償すること。
(6)作業の従事者については、事前に名簿を提出し契約担当者の承認を得ること。
契約担当者から従事者の変更を求められた場合は速やかに変更すること。
(7)作業の従事者は身分を証することができる、写真付きの名札を着用すること。
(8)委託業務が完了したときは、速やかに委託業務完了届を提出すること。
(9)本仕様書に定めない疑義が生じた場合は契約担当者と受託者が協議して決定
すること。
業 務 委 託 共 通 仕 様 書
1
業務実施にあたっては、事務に支障のないように特に注意すること。
2
業務実施については、仕様書並びに労働安全衛生法等関係法令、規定等に基
づいて、誠実に実施すること。
3
既存の建物、設置物等に損傷を与えないように注意すること。損傷を与えた
場合は、直ちに契約担当者に連絡し、請負者の責任において復旧または、弁償
すること。
4
業務実施中は、火気、盗難、その他事故の起こらないよう注意し、また協力
すること。
5
現場において使用する機械器具、材料等は常に整理しておくこと。
6
作業日時は、契約担当者と密に連絡協議して施行すること。
7
業務施行に際しては、安全、公害、騒音に注意すること。実施場所では、安
全帽を着用のこと。
8
業務用車両の駐車場等は、契約担当者の指定、指示によること。
9
実施場所において使用する電気、水は、契約担当者の指示に従うこと。なお、
使用にあたっては節約に努めること。
10
業務完了後は、速やかに片付けること。手直しの指示があった場合は、実施
後報告し確認を得ること。
11
写真撮影は、実施前、実施中、完成と撮影し、また、手直しがあった場合も
同様、実施前、実施中、完成と撮影すること。施行中で埋め込み、埋設、下地
処理等の見えなくなる場所は確実に写真撮影をし、提出すること。
12
庁舎内に入る場合は、緊急時を除き事前(5日前)に作業員名簿を提出する
こと。また、作業の従事者は身分を証することができる、写真付きの名札を着
用すること。
13
契約期間中に故障や不具合が発生した場合は即時に係員を派遣し、点検調整
を実施しこれらの不具合の改善を図ること。
なお、契約担当者の要請に即時に対応できる体制を常に確保しておくこと。