第1章 都市マスタープランの性格

第1章
都市マスタープランの性格
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1−1
※
都市マスタープラン とは
1.都市マスタープラン ※策定の目的
『習志野市都市マスタープラン ※ 』(以下、都市マスタープラン ※という)は、都市計画法
第18条の2に規定された『市町村の都市計画に関する基本的な方針 ※ 』として策定します。
都市マスタープラン ※ は、本市の自然、文化、産業等の特性を踏まえた上で、本市の将来都
市像と都市づくり ※ の目標を示すとともに、市民参加を基調とした街づくり ※の取組みを明ら
かにしようとするものです。
◇ 市町村の都市計画に関する基本的な方針 ※ ◇
平成4年6月に都市計画法が改正され、新しく“市町村の都市計画に関する基本的な方
針 ※ ”を定めるものとされました。(以下は都市計画法より抜粋)
第18条の2
市町村は、議会の議決を経て定められた当該市町村の建設に関する基本
構想並びに都市計画区域の整備、開発及び保全の方針に即し、当該市町村の都市計
画に関する基本的な方針(以下この条において「基本方針」という。)を定めるも
のとする。
2
市町村は、基本方針を定めようとするときは、あらかじめ公聴会の開催等住民の
意見を反映させるために必要な措置を講ずるものとする。
3
市町村は、基本方針を定めたときは、遅滞なく、これを公表するとともに、都道
府県知事に通知しなければならない。
4
市町村が定める都市計画は、基本方針に即したものでなければならない。
2.都市マスタープラン ※の役割
1)都市整備分野の総合的方針としての役割
都市マスタープラン ※ は、都市整備分野に関連する各行政計画や事業計画等の基本的かつ
総合的な指針となるものです。
2)都市計画行政のマスタープランとしての役割
都市マスタープラン ※ は、都市計画法で平成4年に創設された『市町村の都市計画に関す
る基本的な方針 ※ 』として、本市の独自性を発揮した都市計画の基本的な方針となるもので
す。
3)市民協働型 ※ 街づくり ※の指針としての役割
都市マスタープラン ※ は、市民・企業・行政などが手を携えながら、次の世代へ引き継ぐ
住み良い街づくり ※ を進める際の指針となるものです。
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3.都市マスタープラン ※の位置づけ
都市マスタープラン ※ と『習志野市基本構想』、『習志野市基本計画』、『都市計画区域の
整備、開発及び保全の方針 ※ (千葉県)』等との関係は下図に示すとおりです。
習志野市基本構想
都市計画区域の整備、
開発及び保全の方針
(千葉県)
(地方自治法第2条第4項)
即す
都
市
再
開
発
方
針
等
(法第6条の2)
習志野市都市マスタープラン
整合
習志野市基本計画
∼市町村の都市計画の基本方針∼
即す
(法第18条の2)
根拠
(
千
葉
県
)
・全体構想(部門別構
想)
・地域別構想
・実現化方策
など
・市街化区域と市街化調
整区域を定めるときの
方針
・土地利用、都市施設等
に関する主要な都市計
画の決定の方針
など
(法第
7条の
2)
即す
即す
即す
即す
個別のマスタープラン
・住宅マスタープラン
・緑の基本計画
・下水道基本計画
・地域防災計画
など
市町村の定める都市計画
県の定める都市計画
・防火地域・準防火地域 (法第
・区域区分 (法第7条)
・用途地域 (法第8条)
・都市施設 (法第11条)
・市街地開発事業(法第12
条)
など
8条)
・特別用途地区 (法第8条)
・一部の都市施設 (法第11条)
・地区計画 (法第12条の4)など
注)法=「都市計画法」(昭和43年6月15日法律第100号)の略。
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1−2
※
都市マスタープラン の概要
1.都市マスタープラン ※の目標年次
都市マスタープラン ※ は、本市の街づくり ※の将来ビジョン ※を明らかにする計画として、
計画期間を概ね20年とし、目標年次を平成32年とします。
2.都市マスタープラン ※の構成
都市マスタープラン ※ は、計画の性格や策定背景(第1章と第2章)及び都市の将来像(第
3章)を踏まえて、主に「全体構想」(第4章)と「地域別構想」(第5章)の2層で構成し
ており、それに実現化方策(第6章)を加えたものとしています。
計
第1章
都市マスタープランの性格
第2章
習志野市の現況と課題
画
○都市マスタープランとは
○習志野市の現況
の
○都市マスタープランの概要
○習志野市を取り巻く背景
性
○21世紀の習志野市の都市課題
格
将
第3章
都市づくりの目標
来
○都市づくりの目標
都
○将来人口フレーム
市
○将来都市構造
像
全体構想
第4章
部門別整備方針
地域別構想
第5章
地域別整備方針
全
○土地利用方針
体
○道路交通体系の整備方針
・
○下水道整備方針
多様な人々が自然と触れ合い、
地
○緑と水の整備方針
いきいきとした交流を育くむまち
域
○住宅・住環境整備方針
別
○都市防災に関する方針
行政・文化の情報を発信し、
構
○都市景観形成の方針
豊かな自然と触れ合えるまち
○街づくりのテーマ
谷
津
・
向
○整備の方針
山
地
域
藤崎・津田沼・鷺沼・鷺沼台地域
想
大久保・泉・本大久保・花咲・屋敷地域
商業と文化が調和した若々しい
活力のあるまち
第6章
実
現
化
方
実花・東習志野・実籾・新栄地域
都市マスタープラン
の実現に向けて
文教・産業と豊かな自然が
○都市マスタープラン
調和したまち
袖ケ浦・秋津・香澄・茜浜・芝園地域
の実現化
○協働型の街づくりの推進
多様な人々が集い、
策
新しい文化と産業が生まれるまち
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