教員養成の理念 教員免許課程の各年次における目標

●教員養成の理念
本学は、教育方針である「音楽芸術の研鑽」と「人間形成」に基づき、高度な専門教育と幅広
い一般教育を行い、専門的な知識・技能とともに、建学の精神である「和」のこころと豊かな人
間性を備えた教育者を育成する。
各自の専攻領域に関する学修を通して培った高度な専門的知識・技能に併せて、教職に関する
科目の系統的な学修を通して教育に関する専門的知識・能力を身に付けさせ、教育に対する理解
と情熱、実践的な指導力と豊かな人間性を備えた教員の育成を図る。
●教員免許課程の各年次における目標
1年次
・ 音感、リズム感、和声感、読譜力等の音楽基礎能力に加え、合唱、ピアノ演奏、和声の基礎
を修得するとともに、西洋音楽と日本音楽に関する理解を深める。
・ 日本国憲法の基礎知識を修得する。
・ ICTリテラシーの基礎的な知識とスキルを修得する。
・ 身体的・精神的な諸問題について知的理解を深め、身体運動を通して心身の健康管理能力を
高める。
2年次
・ 教育の理念と目的、日本の教育の歴史と教育制度、家庭や地域社会の教育的役割、教育に関
する諸問題等について理解し、自己の教育観を確立するための知識を身に付ける。
・ 心身の発達や学習の過程についての理解をはじめ、教育活動の場で活用できる知見を広げる。
・ 特別活動の意義と目的を理解し、ホームルーム活動、生徒会活動等の指導および進路指導や
教育相談における指導の進め方等、実践に必要な能力を高める。
・ 音楽科の授業や部活動の指導に必要となる楽器やコード理論、キーボード・ハーモニー理論、
伴奏法等の基礎知識と技能、日本の伝統的な歌唱法、和楽器の奏法を身に付けるとともに、
世界の諸民族音楽の歴史や特徴等を理解し、広い視野と豊かな音楽的感性を身に付ける。
3年次
・ 教職の意義と役割、教員の職務内容、教職を取り巻く問題等について考察し、自己の教育観
を確立する力を身に付ける。
・ 学習指導要領、学習評価、学習指導計画、教科指導について理解するとともに、教育実習に
必要な学習指導案の作成方法、道徳教育の指導に関する実践的な力を身に付ける。
・ 和声の応用的な技能、作曲・編曲技法の修得に加え、声楽、指揮の基礎を修得する。
・ 英語によるコミュニケーションのための基礎的能力、音楽や芸術全般に関する語彙や表現を
修得し、実践的運用能力を身に付ける。
4年次
・ 教育実習を通して、教員の業務全般を理解し、教科指導や生徒指導等の実践的な指導力を高
める。
・ 教員に求められる使命感や教育的愛情、社会性や対人関係能力、生徒理解や学級経営等につ
いて理解を深め、教師としての資質を高める。
●取得可能な免許状
学
部
音楽学部
学
科
器楽学科
声楽学科
作曲学科
音楽学学科
音楽教育学科
免許状の種類
中学校教諭一種免許状(音楽)
高等学校教諭一種免許状(音楽)