「地域創生人材育成事業」委託先募集の仕様書について 徳島県産業人材育成センターでは、「地方創生人材育成事業」における人材育成支援メ ニュー(職業訓練(雇用型・非雇用型))および地域コーディネート強化メニューの委託 先を募集する。 1 趣旨及び目的 本県が有する資源を最大限に活かし、人手不足分野を抱えている地域において、地域の 創意工夫を活かした公的職業訓練の枠組みでは対応できない人材育成の取組を通じて、当 該分野における安定的な人材の確保を目指す。 2 委託業務内容 (1)人材育成支援メニュー 求職者への情報発信、訓練の実施、マッチング支援、定着支援等、実施することとし、 評価指標としてアウトカム指標(育成事業実施期間での就職者数等(非正規雇用から正 規雇用へ転換した者及び起業・創業者数を含む。))において正規雇用の割合は、原則 として修了者数に対して概ね50%以上とする。(※ここでいう正規雇用とは、雇用契 約において雇用期間の定めがない者、起業・創業した者。なお、雇用型訓練については、 受託先での雇用を前提とする。 ) 職業訓練メニューは、次のいずれかの人材を育成する職業訓練(雇用型・非雇用型) とする。 (ア)地域活性化コーディネーターの育成(雇用型訓練) 徳島県内各地域において、地域のコミュニティ強化、観光情報の発信や広告宣伝、 農業・林業・漁業・鉱業や製造業など地域産業の発展・振興、地域商店街の活性化、 UIJターン促進などを実現させるため、総合的な企画・運営ができるコーディネ ーター「地域活性化コーディネーター」を育成する。 (イ)地域ブランド発信アドバイザーの育成(雇用型訓練) 地域特性と地域資源(物産資源)を熟知したうえで、個々の県産品の魅力を紹介 するとともに、その産品が有する魅力や背景をバイヤーや消費者に伝えるため、I CTを活かして営業ツールとなるブランディング素材や販促物の製作と、それらを 活用した効果的な営業を行うことができる「地域ブランド発信アドバイザー」を育 成する。 (ウ)地域農業振興アドバイザーの育成(雇用型訓練) 農業の担い手の育成に加えて、土地や生活と一体となっている農村社会の特徴(地 域産業振興)などを理解し、第 1 次産業と第 2 次・第 3 次産業の「谷間(デスバレ ー)」を埋めるなど、消費者の視点に立った6次産業化の一歩先を開拓できる人材 「地域農業振興アドバイザー」を育成する。 (エ)4K8K映像技術者の育成(雇用型訓練) 4K8Kのコンテンツ産業の集積により蓄積された高度な技術力を活用し、他の 地域と比べて優位性のある高い技術力を持った映像エンジニア「4K8K映像技術 者」を育成する。 (オ)WEB技術者(プログラマー、コーダー)の育成(雇用型訓練) 全国屈指のブロードバンド環境を最大限に生かしたWEB関連の企業・サテライ トオフィス等で対応できる人材「WEB技術者(プログラマー・コーダー)」を育成 する。 (カ)コールセンター・データセンターオペレーターの育成(雇用型訓練) 県内のコールセンター・データセンターで働く人材を確保するため、優秀なテレ オペレーター「コールセンター・データセンターオペレーター」を育成する。 (キ)テレワーカー・テレワークコーディネーターの育成(雇用型・非雇用型訓練) 「集合訓練」「雇用型訓練」及び在宅で訓練を受講する「e-ラーニング訓練」 など、ICTスキル向上等の「在宅就業」を実現するための基礎から応用知識・技 能を習得した「テレワーカー」や、サテライトオフィス開設やテレワーク業務の創 出をコーディネートできる専門性の高い「テレワークコーディネーター」を育成す る。 (2)地域コーディネート強化メニュー 人材育成ニーズ調査・分析、就職先の開拓・支援、将来的な訓練プログラムの開発、 県内外メディアへの事業広報及び訓練生募集などの情報発信、就職・人材育成関連のセ ミナー・イベントの実施、その他「地域コーディネート強化メニュー」に必要な業務を 実施する。 3 応募資格 委託対象となる業者は次のとおりです。 次の「委託業者の要件」を満たす者で、「平成 28 年度徳島県地域創生人材育成事業説明 会」に参加した者 「平成 28 年度徳島県地域創生人材育成事業説明会」への参加を希望する方は、別添申込 用紙に必要事項を記入し、平成28年3月16日(水)正午までに、徳島県産業人材育成 センターへ、電子メールもしくはFAXで提出してください。 (1) 委託業者の要件 次の全ての要件に該当すること (ア)地方自治法施行令(昭和 22 年政令第 16 号)第 167 条の 4 第 1 項の規定に該当 しないこと。 (イ)物品の購入等の契約に係る一般競争入札及び指名競争入札参加資格審査要綱(昭 和56年徳島県告示第26号)第4条第1項の規程による審査を受け資格を有する と認められたもの【注意】 (ウ)徳島県地域創生人材育成事業に係る説明会に参加した者であること。 (エ)安定した事業運営が可能と認められること。 (オ)事業を適切に運営できる組織体制及び職員数を備えており、教育訓練を実施す る上で必要となる教室、設備、備品等を所有又は賃貸借契約等により常に使用でき る状態であること。具体的には、訓練科ごとに定める仕様書の要件を全て満たして いること。 (カ)暴力団(暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(平成3年法律第7 7号)第2条第2号に規定する暴力団をいう。以下同じ。 )若しくは暴力団員(同条 第6号に規定する暴力団員をいう。以下同じ。 )、又は暴力団若しくは暴力団員と密 接な関係を有する者でないこと。 (キ)県税の未納付がないこと。納付義務があるにもかかわらず、法人事業税及び法 人県民税の未納付がないこと。 (ク)労働保険料の滞納がないこと。 (ケ)県内に事業所(本店、支店又は営業所)を有すること。 (コ)訓練を効果的に指導できる知識・能力を有する常勤・非常勤指導者を適正に配 置すること。具体的には、学科、実技共に受講生が10人を超えるときは常勤指導 者を2人以上(助手を含む。)の配置を標準とする。 4 委託先選定方法 「委託業者の要件」に該当し、応募書類を提出した業者のうち、プロポーザル方式によ る業者選定の上、委託業者を決定する。※選定は次の(1)~(3)の手順で行う。 (1) 平成28年度徳島県地域創生人材育成事業説明会の開催 事業説明会に出席する場合は、別添申込用紙に必要事項を記入の上、平成28年3月1 6日(水)正午までにセンターへファクシミリまたはメールにて提出すること。 (ア)日 時 平成28年3月17日(木) 10時30分から (イ)場 所 徳島県庁 11階 1106会議室 徳島市万代町1-1 電話 088-621-2353 (2)申請書等の関係書類の提出(産業人材育成センター及び管財課) (ア)産業人材育成センターへの提出書類 提出にあたっては、下記aからqを一括して提出すること。 a 徳島県地域創生人材育成事業受託申請書(様式1) b 実施施設の概要(様式2) c 訓練カリキュラム(様式3) d 訓練前キャリアコンサルティングカリキュラム(様式3-2) e 人材育成(職業訓練)内容提案表(様式4) f 講師名簿(様式5) g 各種就職支援の実施状況(様式6) h 施設設備概要(様式7 任意様式 見本様式を参照し使用する器具等を記載する こと。 ) i 見積書(任意様式であるが、参考様式が望ましい) j 施設・設備の写真(様式7に記載する各項目内容が全て確認できるようするこ と。 ) k 職業紹介事業の許可を証明する書類写し l 法人登記簿謄本写し m 事業所紹介パンフレット等 n 施設案内図(訓練実施場所が確認できるもの) o 事業計画必要経費積算(様式8) p 求人票(公共職業安定所に提出予定の写し) q 訓練生募集パンフレット(A4判1枚程度 例参照) 正本1部、副本5部を書面で提出すること(電子データは認めない)。 (イ) 管財課への提出書類 「委託業者の要件」の (イ) において、徳島県管財課の審査が必要となります。早め のお問い合わせをお願いいたします。(これまでに、審査を受け、資格を有している者は 除く) 参照ページ http://www.pref.tokushima.jp/docs/2014082200126/files/kisaiyouryou.pdf 管財課の審査書類提出期日は、3月28日(月)必着。 管財課の申請書類について不明な点等ございましたら、下記までお問い合わせください。 徳島県管財課(調度担当) 電話088-621-2063 (ウ)提出期限 平成28年3月28日(月) (必着) (エ)委託決定時期 平成28年4月初旬 (オ)注意点 a 人材育成事業(職業訓練事業)運営に対する責任を明確にするとともに、事業 の継続性及び安定性を確保するため、原則として、法人格を有する団体等の長 から申請すること。 b 提案書の作成等に要する経費は、全て提出者が負担すること。 (3) 委託業者選考委員会(プレゼンテーション)の実施について 複数の事業者から応募があった場合は、 「徳島県地域創生人材育成事業」委託業者選考 委員会において、プロポーザル方式による申請書類審査及びプレゼンテーションを実施 する。 (ア)日時 平成28年3月30日(水)午前9時から 説明開始時刻については平成28年3月29日(火)に電話連 絡若しくは登録事務担当者宛て電子メールで連絡します。 (イ)場所 徳島県庁 11階 1104会議室 (ウ)説明時間 10分以内(申請者からの説明) (エ)質疑応答時間 5分以内(選考委員からの質問) (オ)各業者出席人数 3人以内 (カ)注意事項 a プレゼンテーションの内容については、事前提出書類の補足 説明を行うものとし、新たに提案を行ったり、提案の範囲を 逸脱した説明は行わないこと。 b 必要な資料および機器類等は原則として説明者において準 備すること。 ただし、スクリーン及びプロジェクターは、センターが準備 する。 5 全業務に係る要求 (1)各業務に係る実施体制を整備すること (2)個人情報保護の規定を備え、遵守すること (3)各業務実施に関する効果的な広報を行うこと (4)活動の計画及び実施状況等の報告を、随時、県に行うこと 6 訓練及び訓練生(雇用型・非雇用型訓練)の条件 (1)雇用・就業機会の創出 当該事業における雇用型訓練生の対象は、新規学卒者等及び離転職者とする。 ただし、訓練開始時に在職していないこととする(非雇用型訓練の一部は除く) 。 ※雇用型訓練においては、訓練生は公共職業安定所に求人申し込みを行うこと。 ※訓練生の採用は、委託先が行う選考等により決定するが、訓練生の決定後、必ず、 センターに訓練生名簿(指定様式)を提出すること。 (2)訓練定員 別添事業概要のとおり (3)訓練期間 平成28年5月初旬から平成29年3月末まで (訓練開始日及び訓練期間については別添事業概要のとおり) (4)関係帳簿等の整備 総勘定元帳、現金出納簿等の会計関係帳簿類及び労働者名簿、出勤簿、賃金台帳等 の労働関係帳簿を整備し、委託業務完了の日の属する年度終了後5年間保存すること。 (5)留意事項 (ア)当該事業に係る雇用型訓練生の賃金は、各事業所において決定してよいが、人件 費にかかる訓練生1人あたりの上限は、月額単価 150,000 円以内とする。 (イ)訓練期間は11カ月以内とする。更新は不可とする。 (ウ)雇用型訓練における新規雇用する予定の労働者の募集に当たっては、公共職業安 定所への求人申し込みなど、募集の公開を図るものとする。 (エ)労働者を新規雇用する際に、本人に失業者であるか否かの確認を行うこととする。 なお確認方法については、雇用保険受給資格者証、廃業届、履歴書、職務経歴書、 その他失業者であることを証明できるものの提示を求めること等によること。 (オ)労働関係等各種法令を遵守するものであること。 (カ)雇用型訓練の場合、訓練を開始する日の前日から起算して、6か月前から1年間 を経過する日までの間に、雇用する労働者を事業主都合で離職させたことのない者。 (キ)雇用型訓練の場合、対象となる労働者が、雇い入れの前日から過去 3 年間に訓練 実施事業者に雇用されたことがない訓練生であること。 7 委託経費 (1)対象経費は、次のとおりとする。 (ア)人件費 a 雇用型訓練生(雇用する訓練生)の人件費とする。 b 人件費には、賃金のほか、通勤手当等の諸手当、社会保険料(健康保険料、厚 生年金保険料、児童手当拠出金、雇用保険料、労働災害保険料、その他一般拠 出金等)に係る事業主負担を含むものとし、労働条件や市場実勢を踏まえて、 適正な水準を設定すること。 (イ)その他の経費 a 事業実施に必要な経費として、雇用型訓練生以外の業務従事者の報酬費、報償 費、旅費、需用費、役務費、借損(賃借費)とする。 b 講師謝金の単価については、研修内容に見合った講師謝金の単価を計上するこ と。講師謝金が高額なものについては、どのような講師を依頼しようとしてい るか、カリキュラムを実施する上で必要なものか等を精査する必要があること。 c 自動車のリース 原則として公共交通機関を利用することとし、公共交通機関の利用では円滑な 事業運営ができないと認められる場合にのみ、利用を認めるものであること。 また、利用が認められる場合であっても、利用に当たっては必要最低限の車種 及び台数とすること。 d パソコン・OA機器・電話機等 原則として、ソフトウェアも含めて、 「リース」による利用とすることとし、特 段の理由がない限り購入は認められない。 e 振込手数料、収入印紙について 対象外となること。 f 事業を実施するために取得する財産は、原則として、取得価格又は効用の増加 価格が 50 万円未満のものに限ること。 g aからfまでのほか、以下の経費は対象とならないこと。 ・ ハード面の経費(施設等の設置又は改修に必要な経費、土地、建物等を取 得するための費用) ・ 都道府県や市町村等により従来から行われている人材確保・人材育成の取 組の単純な振替に当たる経費 ・ 公的なセクターから別途、補助金、委託費、助成金等が支給されている経 費、利用者から費用を徴収している経費 ・ 公的なセクターが実施する事業と対象者や内容が重複する事業 ・ その他適切と認められない経費(提案された事業の一部に事業趣旨に沿わ ない事業や適切と認められない経費等がある場合、一部変更を求めることが あります。 ) h 委託における一般管理費等 委託に係る経費について、具体的な経費の内訳が分かるように記載すること。 また、具体的な経費の積上げではなく、直接人件費や直接経費に定率を乗じた ものを「一般管理費」等といった項目での積み上げ方法による経費の計上は認め られないこと。 i 地域外への研修 地域外への研修については、効率的な経費の支弁という観点から、単なる視察 レベルのものは対象外とし、受講者の具体的な知識・技術・ノウハウの修得を目 的にしたもののみが対象となる。その人数も1つの分野ごとに必要最小限とする こと。 j 訓練受講者へのアンケートの実施 訓練受講者に対しアンケートによる満足度調査を行うこと。調査の方法等につ いては、別途通知する。 k 就職者・創業者名簿の整備・保管 アウトカムの実績となる個別の就職者・創業者に関し、実施した訓練メニュー の名称・実施期間、就職日・創業日、就職・創業した事業所名・業種等について、 名簿の整備・保管を行うこと。 l 事業の中止 事業が次のいずれかの要件に該当することとなった場合には、原則として事業 を中止するものとする。 ・ 事業の実施又は事業の目的を達成することが困難と認められる場合 ・ 事業の実施に関し不正な行為を行った場合 ・ その他適切と認められない場合 (2)対象経費は、他の経費と区分して整理すること。 (3)委託業務の実施に要した経費は、領収書等で確認できること、また収入及び支出を 記載した帳簿を備え、経理状態を明確にしておくこと。 8 委託料の支払い等 (1)委託料の支払いは、原則、委託業務完了後の請求により、請求のあった日から30 日以内に支払うものとする。 (2)委託契約額は訓練生一人当たり単価方式で積算し、途中退校等が出た場合は、訓練 実績に応じた支払額となる。 委託費の支払いは,訓練時間又は退校までの間の訓練時間(学科及び実技)の80 パーセントに相当する時間以上の訓練を受講した者に対して支払うものとする。 (3)収入が生じた場合は、その全額または一部を返還するものとする。 9 委託期間 契約日から平成29年3月31日まで 10 関係帳簿等の整備 訓練関係書類、総勘定元帳、現金出納簿等の会計関係帳簿類及び労働者名簿、出勤簿、 賃金台帳等の労働関係帳簿を整備し、委託業務完了の日の属する年度終了後5年間保存 すること。 11 その他 (1)本業務により発生した著作物の著作権(著作権法第21条から第28条までに規定 する権利で、第27条及び第28条に定める権利を含む。 )及び著作物の翻案等により 発生した二次的著作権は、原則として委託料の支払いが完了したときをもって徳島県 に譲渡し、また受託者は著作権を譲渡した著作物に関して、著作人格権を行使しない ものとする。 (2)採用された企画の実行にあたっては、県と委託先のとの協議の上で内容を変更する ことがある。 【留意事項】 今回の委託先募集手続きを行うに当たっては、徳島県議会において平成28年度予算 が見込みどおり成立することを前提としております。このため、場合によっては事業の 中止もあり得ますので、ご承知の上ご応募ください。つまり、「地域創生人材育成事業」 の実施は、平成28年度予算可決後に正式決定することになります。
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