京都ユニバーサルツーリズム推進事業 1 企画・運営業務委託仕様書 委託業務名 京都ユニバーサルツーリズム推進事業 企画・運営業務 2 目的 2020年の東京オリンピック・パラリンピックや2021年のワールドマスターズゲームズ 等といった世界的なスポーツイベントの開催に伴い,世界からの日本への関心が高まることで, 京都にもたくさんの観光客が訪れることが期待される。そこで,国際観光都市・京都としての質 の向上と,受入環境の整備のため,一般観光客,修学旅行生,外国人はもとより,高齢者や障害 のある方など,誰もが京都の観光を楽しむことができるよう平成24年度から開始した「京都ユ ニバーサルツーリズム・コンシェルジュ制度」及びホームページ「京都ユニバーサル観光ナビ」 並びに「京都洛ラクあんしん車いすレンタル制度」 (以下「車いすレンタル制度」という。)の運 営を行う。 3 京都ユニバーサルツーリズム推進事業の概要 (1) 「京都洛ラクあんしん車いすレンタル制度」の運営 嵐山地域のレンタサイクル事業者にご協力をいただき,車いすのレンタル拠点としての役割を担 っていただき,普段は車いすを利用していないが,観光や散策には車いすがある方が安心な方等に 対し,無料で車いすの貸出を行っている。現在のレンタル拠点は嵐電嵐山駅,トロッコ嵯峨駅,京 都市嵐山観光駐車場の3箇所。 平成28年度は嵐山地域での実績・課題を踏まえ,他の観光地にも拠点を拡大する。 (2)京都ユニバーサルツーリズム・コンシェルジュ制度の運用 本市のユニバーサルツーリズム事業に賛同し,障害の程度,内容などの個別のニーズに対応 した情報提供,相談業務を行っていただく事業者をコンシェルジュとして登録し,HPなどで 紹介をする。 現任のコンシェルジュの任期は平成28年8月31日までとなっているため,現任コンシェルジ ュの継続手続き及び,新規コンシェルジュの募集が必要となる。 (3)ホームページ「京都ユニバーサル観光ナビ」の管理・運営 相談業務により得られた情報やコンシェルジュからのアドバイス,追加調査により,「京都 ユニバーサル観光ナビ」をより魅力的で,見やすく使いやすいものに更新していく。 (4)その他,事業の推進 ユニバーサルツーリズムに関する研修の開催やコンシェルジュ制度の周知等を行う。 4 委託業務の内容 (1)「車いすレンタル制度」の企画・運営業務 ・本市への実績報告やレンタル拠点との連絡調整等の事務局業務 ・制度の周知チラシやバリアフリーマップ,レンタル拠点に掲出するPRツール,ホームペー ジの作成等,広報ツールの作成業務 ・自走可能な仕組みとするための協賛金等の獲得手法の提案 (2) 「京都ユニバーサルツーリズム・コンシェルジュ制度」に係る事務局業務 ・現任コンシェルジュの任期満了に伴う,新規コンシェルジュの募集業務,任命証作成業務 (3)ホームページ「京都ユニバーサル観光ナビ」の管理・運営業務 ・既存バリアフリー情報の更新業務 ・手話対応のできる施設の掘起こし,紹介 (4)その他,事業の推進につながる企画提案 ・手話の普及につながる企画提案 ・ユニバーサルツーリズムに関する研修の開催やコンシェルジュ制度の周知等の企画提案 ※上記事業を実施するに当たっては,京都市とともに事務局として全体の進行管理を行うとと もに,本市が指定する事業者等と連絡調整を行うこと。 ※予算内には現在,使用しているサーバー及びドメインの維持管理費,更新費(1年間)を含 むものとすること。 5 その他 (1)協議事項 この仕様書に定めのない事項又は業務の遂行に当たり疑義が生じた場合は,京都市と受託者 の協議によりその解決を図るものとし,当該協議が整わないときは,京都市の指示するところ によるものとする。 (2)個人情報等の保護 受託者は,この委託業務によって知り得た個人情報及び通常秘密とされる企業情報をこの事 業の目的外に使用してはならない。これは委託期間終了後も同様とする。 (3)損害賠償 委託業務の実施に伴い第三者に与えた損害は,京都市の責に帰すべきものを除き,全て受託 者の責任において処理すること。 (4)著作権の取扱 円滑な事業の実施,成果の普及を図るため,この委託業務により生じた著作権に ついては, 原則として京都市に帰属させるものとする。
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