大学生や大学院生がおこなう 科学コミュニケーション 団体紹介&活動報告 四季報 2016年1月∼3月 四季報は、学生の科学コミュニケーション団体をつな ぐ情報誌 ( 年4回発行)。文系・理系を問わず、学問を ー目次ー 伝えることを目的とする学生団体のさらなる交流を目 指している。! 活動紹介:! ・CAST! ....................................................!p.2! ・Science Station .....................................!pp.3-4! ・Science Techno!.....................................!p.5! 本冊子に関するお問い合わせ 四季報事務局<[email protected]> 2015 年 12 月~2016 年2月 活動報告 私たち東京大学サイエンスコミュニケーションサークル CAST は、子供から大人まで、多 くの方々に科学の面白さを伝える活動を行っています。 イベント 今季も東京・神奈川・千葉・埼玉の各地で多数(12 月8件、1 月 10 件、 2 月 10 件)の実験教室・サイエンスショーを行わせていただきました。 マスコットキャラクター CASTON (きゃすとん) イベント内容も「光」や「空気」をテーマにしたサイエンスショーや、 「電磁気」や「振り子」 、 「宇宙」 、 「料理」をテーマにした実験教室など 多岐にわたりました。また、CAST が多数のブースを設けてそれぞれのブ ースで異なるテーマについて解説し、参加者に各ブースをまわってもら うという形式のイベントも行いました。 2 月に、2015 年 11 月の駒場祭で好評だった、科学の力を使ってナゾを といてもらう「サイエンスミッション」という形式を取り入れたイベン トも行いました。参加者自身で科学の不思議な性質をみつけて利用する ことによって、記憶に残る科学イベントになったのではないかと思いま す。今後も活動の枠を広げていきたいと思っています。 詳しくは CAST 公式ホームページの「どんなことをしているの?」をご 覧ください。 その他報告・告知 2016 年度新歓や次の学園祭に向けた準備も始まりました。 東大 CAST は第 89 回五月祭(2016 年 5 月 14 日・15 日開催) に出展予定です。ぜひお越しください。 また、毎月第一土曜日にメールマガジン「CAST@NET〈カス 東京大学 CAST ホームページ http://ut-cast.net/ タネット〉 」を配信しています。活動報告や今後のイベント メールアドレス [email protected] の告知、科学コラムなどを掲載しています。ぜひご登録くだ Twitter @ut_cast さい。 NPO法人 活動報告 Science Station Science Station では未来の科学者を目指す大学生・大学院生が主体となり、出前授業や 多 様 な 科 学 セ ミ ナ ー な ど の 活 動 を 通 し て、現 在 進 行 形 の 科 学 を 伝 え て い ま す。 松江北高校出前授業 11月13日 島根県立松江北高等学校の普通科及び理数科 の 2 年生 155 人を対象に出前授業を行いました。 この松江北高等学校の出前授業は毎年恒例と なっています。今年は「色の科学」 「データで人 をだます方法」 「カオス・フラクタルの世界」 「銀 河で 探る宇 宙 の 歴 史」 「計 算 化 学 入 門 ∼コン ピュータの中の実験室∼」というタイトルで化学、 物理、数学の分野の 5 講座を開講し、高校生の みなさんはこの中から興味がある講座を受講しま した。それぞれの講座では実験やコンピュータを 用いた実習などを取り入れた生徒参加型の授業 が行われました。各講師が大学で研究している内 容を扱った講座も多く、高校生にとっては少し難 しい内容もあったと思いますが、実際に手を動か すことでよりよい理解ができたようです。 サイエンスカフェ in 松江 11月14日 出前授業の翌日にはカラコロ工房にてサイエンス カフェ in 松江が行われました。サイエンスカフェ はお茶やお菓子を楽しみながら気軽に科学に親し んでもらうことを目的としたイベントです。サイエン スカフェ in 松江も毎年恒例となっていますが、今 回は Science Station のメンバー 3 人がトークを 行ったほか、8 組の松江北高校理数科の生徒さん たちが研究発表を行いました。各トークや発表の 後には内容について多くの質問がでて活発な議論 が行われていました。出前授業及びサイエンスカ フェを通して、高校生のみなさんが科学に興味を 持ってもらうきっかけになったのではと思います。 今後の活動予定 3 月 天文学会ジュニアセッション ¦ 首都大学東京 銀河学校 ¦ 東京大学木曽観測所 詳細な活動紹介は web サイトで ▶▶▶ www.sciencestation.jp サイエンスステーション NPO法人 活動報告 つづき ギャラクシティ星空学校 11 月 22-23日 11 月 22 日̶23 日に東京大学木曽観測所で足 立区こども未来創造館ギャラクシティが企画した 「ギャラクシティ星空学校∼木曽観測所 親子天 文教室∼」が開催されました。この企画は小学生 とその保護者を対象としており、普段触れる機会 のない 105cm シュミット望遠鏡に触れる機会を 設け、実験や観望会を通じ天文学に親しむことを 目的としています。一日目はシュミット望遠鏡につ いての紹介やドームの見学、厚紙と虫眼鏡で望遠 鏡を作成する実習を行いました。一日目の夕方と 二日目早朝には観望会を行い、自作の望遠鏡で 月や惑星を観察しました。二日日は家族対抗の天 体クイズ大会と宇宙の塵についての講義がありま した。内容は少し難しめでしたが、「宇宙を塵で 汚した犯人はだれか ?」という例え話で講義が進 んだため聞きやすかったようでした。期間中は残 念ながら天気に恵まれまず曇りがちでしたが、例 年と違い参加者が観測所に泊ったため参加者間の 交流も生まれやすくなり、短い期間でしたが内容 の濃いイベントとなりました。 詳細な活動紹介は web サイトで ▶▶▶ Science Station ギャラクシティ出前授業 11月 28 11 月 28 日、ギャラクシティ足立区こども未来創 造館で弊法人の理事を務める藤原が、 「すばる望 遠鏡∼ハワイの『白い山』から宇宙を望む∼」と 題しプラネタリウムを利用した講演会を行いまし た。プラネタリウムには昼のすばる望遠鏡から見 える全天の画像とすばる望遠鏡のドーム内の写真 を写し、来場者に実際にドーム内にいるような気 分を味わっていただきました。講演ではすばる望 遠鏡の紹介と土星についての話がありました。土 星は人間に見える光と赤外線で見た時とでは見え 方が違い、様々な波長で天体を観測することが重 要であることを説明しました。次に弊法人が足立 区こども未来創造館で行った講演会の中では初の 試みであるすばる望遠鏡のスタッフとのテレビ電 話での中継を行い、来場者からの質問に観測者 の方に答えていただきました。最後に来場者の子 供たちに向け自分の好きな分野を突き詰めること の重要性を説き、講演を締めくくりました。 www.sciencestation.jp サイエンスステーション 日
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