平成27年12月期アナリスト説明会資料

決算説明会
平成28年2月22日開催
第2期
平成27年1月~12月
http://www.k-and-o-energy.co.jp/
本日の内容
1.連結決算の概要
2.新中期経営計画
3.グループの概要
1
K&Oエナジーグループ株式会社
<連結決算>
平成27年 決算の概要
100,000
売上高
百万円
86,139
2,212
5,225
80,000
10,000
73,547
8,000
60,000
7,000
6,000
5,000
ガス
ヨード・かん水
6,114 5,824
5,019 4,891
3,941
4,000
78,701
66,106
20,000
8,496
9,000
2,300
5,140
40,000
利益
百万円
その他
0
3,000
2,000
1,000
26年(2014)
27年(2015)
0
26年(2014)
27年(2015)
<売上高> ガス事業の売上高が減少
営業利益
経常利益
純利益
<営業利益・経常利益・純利益>
〔ガス事業の概況〕
輸入エネルギー価格下落の影響による一部販売価格の低下
発電用途でのガス販売量の減少
K&O設立に伴う負ののれん発生益約46億円をH26特別利益に計上
〔ヨード・かん水事業の概況〕
為替は円安で推移、ヨード販売も増加
販売価格が低下
※ヨード販売にかかる為替実績
120.0円/$
2
K&Oエナジーグループ株式会社
<連結決算>
貸借対照表内訳
主な増減
<資産合計>
〔流動資産〕
売掛金の減少(ガス売掛金減)
有価証券減少≒現預金増加
〔固定資産〕
建物及び構築物の増加
(パイプライン増強)
<負債合計>
〔流動負債〕
買掛金の減少(ガス買掛金減)
<純資産合計>
〔株主資本〕
利益剰余金の増加
3
K&Oエナジーグループ株式会社
<連結決算>
平成28年収支見込
80,000
売上高
百万円
73,547
70,000
8,000
2,300
5,140
利益
百万円
7,000
60,300
60,000
50,000
2,500
6,000
4,400
5,000
5,824
4,891
4,500
4,000
3,941
4,000
40,000
66,106
30,000
53,400
20,000
2,000
10,000
1,000
ガス
ヨード・かん水
その他
0
27年
2,800
3,000
27年
28年見込
0
営業利益
28年見込
<売上高>
<利益>
〔ガス事業の見通し〕
ヨード販売価格低下の影響
経常利益
純利益
輸入エネルギー価格下落の影響による販売価格の低下
〔ヨード・かん水事業見通し〕
販売価格の低下
※ヨード販売にかかる想定為替レート
119.0円/$
4
K&Oエナジーグループ株式会社
<連結決算>
売上高の推移
100,000
(~H25
関東天然瓦斯開発)
(H26~
K&Oエナジーグループ)
百万円
90,000
80,000
70,000
60,000
50,000
40,000
30,000
20,000
ガス
10,000
ヨード・かん水
その他
0
24年
区 分
売 ガス
上 ヨード・かん水
高
その他
合計
25年
26年
27年
28年見込
単位:百万円
K&O第3期
第151期
第152期
K&O第1期
K&O第2期
24年(2012)
25年(2013)
26年(2014)
27年(2015)
28年(2016)見込
71,881
71,953
78,701
66,106
53,400
4,011
5,299
5,225
5,140
4,400
3,114
3,162
2,212
2,300
2,500
79,008
80,415
86,139
73,547
60,300
5
K&Oエナジーグループ株式会社
<連結決算>
生産量・販売量の推移
ガス生産量・販売量
百万㎥ 1,215
1,200
1,115
1,108
1,087
1,082
1,000
800
600
400
生産量
207
201
201
販売量
202
202
200
0
24年
25年
26年
区 分
ガス
ヨード
27年
1,800
1,600
1,400
1,200
1,000
800
600
400
200
0
第152期
25年
(2013)
関東天然瓦斯開発)
(H26~
K&Oエナジーグループ)
ヨード生産量・販売量
t
1,572
1,584
1,172
1,168
K&O第1期
26年
(2014)
25年
K&O第2期
27年
(2015)
1,644
1,508
1,184
1,160
生産量
24年
28年見込
第151期
24年
(2012)
(~H25
1,155
販売量
26年
27年
28年見込
K&O第3期
28年見込
(2016)
生産量(千m 3)
207,525
201,429
201,204
202,427
202,289
販売量(千m 3)
1,215,291
1,108,129
1,115,246
1,082,251
1,087,715
生産量(t)
1,172
1,168
1,160
1,184
1,155
販売量(t)
1,584
1,572
1,508
1,644
1,600
※ヨードにはヨウ化カリを含む
※生産量と販売量の差は購入量
※ガスは39MJ/㎥換算
1,600
6
K&Oエナジーグループ株式会社
<連結決算>
利益の推移
9,000
(~H25
関東天然瓦斯開発)
(H26~
K&Oエナジーグループ)
百万円
8,000
7,000
6,000
5,000
4,000
3,000
2,000
1,000
営業利益
経常利益
当期純利益
負ののれん除く
0
24年
区 分
25年
26年
27年
第151期
第152期
K&O第1期
K&O第2期
24年(2012)
25年(2013)
26年(2014)
27年(2015)
28年見込
単位:百万円
K&O第3期
28年(2016)見込
営業利益
4,043
4,675
5,019
4,891
4,000
経常利益
4,800
5,573
6,114
5,824
4,500
当期純利益
2,174
2,679
8,496
3,941
2,800
※H26特別利益にK&O設立に伴う負ののれん発生益約46億円を含む。
7
K&Oエナジーグループ株式会社
<連結決算>
指標の推移
(~H25
関東天然瓦斯開発)
(H26~
K&Oエナジーグループ)
8
売上高経常利益率 (%)
6
ROE (%)
4
ROA (%)
2
DOE (%)
0
24年
25年
26年
27年
28見込
単位:%
第151期
第152期
K&O第1期
K&O第2期
K&O第3期
24年(2012) 25年(2013) 26年(2014) 27年(2015) 28年(2016)見込
売上高経常利益率
6.1
6.9
7.1
7.9
7.5
ROE(自己資本当期純利益率)
4.2
4.9
6.0
5.9
4.1
ROA(総資産当期純利益率)
2.7
3.2
4.3
4.4
3.1
DOE(純資産配当率)
1.1
1.1
1.2
1.1
1.1
区 分
※H26のROEとROAは、K&O設立に伴う負ののれん発生益を除いて算出。
8
K&Oエナジーグループ株式会社
<連結決算>
設備投資・減価償却の推移
(~H25
関東天然瓦斯開発)
(H26~
K&Oエナジーグループ)
<H27の主な設備投資>
9,000
百万円
[ガス井戸]
関東天然瓦斯開発・・・生産井3坑井
8,000
日本天然ガス・・・生産井1坑井
7,000
[ガス導管]
6,000
関東天然瓦斯開発・・・パイプライン増強工事
5,000
<H28の主な設備投資>
4,000
[ガス井戸]
3,000
関東天然瓦斯開発・・・生産井2坑井、還元井1坑井
2,000
設備投資額
[その他]
減価償却費
関東天然瓦斯開発・・・送水管敷設工事
1,000
日本天然ガス・排水管敷設工事
0
24年
区 分
25年
26年
27年
28見込
第151期
第152期
K&O第1期
K&O第2期
24年(2012)
25年(2013)
26年(2014)
27年(2015)
単位:百万円
K&O第3期
28年(2016)見込
設備投資額
3,813
4,088
4,213
5,899
7,748
減価償却費
3,948
3,856
3,879
3,855
4,044
9
K&Oエナジーグループ株式会社
<新中期経営計画>
グループ経営理念、経営方針、経営戦略
経営理念
天然ガスの生産と販売を中核に、快適で豊かな生活の実現と社会の発展に貢献する
≪経営方針、経営戦略≫
環境との調和、地域社会との共生
環境と調和し、地域社会と共生する事業を展開することにより、持続可能な社会の実現に貢献する。
 低炭素環境への負荷低減に配慮した合理的な操業・開発を進め、生産を維持・増進する。
 低炭素社会と健全な社会の実現に貢献するために、環境に優しい天然ガスを中心に拡販する。
 適切な情報提供や十分なコミュニケーションにより、地域社会と相互理解を図り、良好な関係を維持・構築する。
安全・品質・サービスの向上
安全を確保し、安定生産・安定供給のもと、お客様満足を追求する。
 適切な設備の管理、運用、並びに災害予防対策等を徹底し、安全と品質を維持・向上させる。
 ビジネスパートナーとの連携を深めるとともに、優れた製品・サービスの提供、PRの充実、徹底的なコスト低減に
より競争力を強化する。
活力ある企業風土の実現
社員一人ひとりが積極的に能力を開発・発揮するとともに、一丸となって高い目標に向かって挑戦する企業風土を実現
する。
 適切な諸制度の構築、運用と業務の実践を通じて、社員が能力を開発・発揮し、働き甲斐を実感できる職場環境を
確立する。
 技術の向上と技能の継承により、現場力を強化する。
 外部環境の変化に対応し、経営資源の有効活用と積極的な技術開発により新たな事業分野を開拓する。
10
K&Oエナジーグループ株式会社
<新中期経営計画>
10年ビジョン、2016年中期経営計画策定にあたり
2011年中期経営計画の総括
国産資源の開発とその販売を中核とした活動を展開。
 経営目標は連結経常利益と連結ガス販売量の2件。売り上げ規模や利益水準は中計期間中で成長が図られたも
のの、目標については僅かながら達成できなかった。
 連結経常利益
目標:60億円 → 実績:58億円
 連結ガス販売量
目標:11億m3 → 実績:10.6億m3
当グループを取り巻く環境、顕在化した課題




東日本大震災、原発事故、電力不足、これらに端を発した国民のエネルギーに対する意識の変化。
電力・ガスの小売り全面自由化。
エネルギー価格の不透明性、為替動向、ヨード価格の変動、環境規制。
ガス生産の伸び悩みやインフラ老朽化が顕在化。
10年ビジョン策定
15年後のグループ創業100周年、更にその先への持続的な成長のため、まずは10年後である2025年までをターゲッ
トに、グループが進むべき方向として「ありたい姿」「あるべき姿」を「10年ビジョン」において定める。
2016年中期経営計画の策定
10年ビジョン達成のための最初のステップとして、2016年からの3年間の中期経営計画を策定。
 基盤再構築のため、10年後を見据えて顕在化した課題の解消に重点的に取り組む。
 既存事業拡大のための諸施策にも取り組む。
 並行して新たな事業分野にも踏み出していく。
11
K&Oエナジーグループ株式会社
<新中期経営計画>
10年ビジョン
K&Oグループが10年後に「ありたい姿」「あるべき姿」
≪経営目標≫
1.“競争力ある県産ガスの開発”・“効率
的な導管網の整備”・“都市ガス事業の更
なる強化”を推進し、国内屈指のガスバリ
ューチェーンを展開する。
2.貴重な資源であるヨードの生産者として
、積極的な増産・拡販を図り、世界の需要
拡大に応える。
3.千葉から世界へ。新興国を中心とした海
外エネルギー市場の成長への貢献を通じて
更なる発展を遂げる。
4.お客さま・時代のニーズ、環境の変化を
とらえ、新たな事業に取り組み、社会とと
もに持続的に成長する。
2018年
2025年
経常利益
35億円
65億円
営業CF
75億円
90億円
2.5%以上
4.5%以上
設備投資(累計)
230億円
570億円
ガス販売量
11億㎥
15億㎥
ヨード販売量
1,700㌧
2,100㌧
ガス生産量
2.0億㎥
2.0億㎥
ROA
前提条件:LNG cif
為替
45,000円/ t
120円/US$
12
K&Oエナジーグループ株式会社
<新中期経営計画>
2025年に向けた2016年中計のグループ事業戦略
中計(2016~2018)のグループ事業戦略
生産戦略
LNGに対する価格優位性を保つことを前提に技術力を注入し、徹底したコスト
削減を行うとともに、既存井の減退抑制および新規開発によるガスの安定的
な生産、ヨードの増産を実現させる。
購買戦略
安定的に競争力のある原料ガスを確保する。
導管ネットワーク戦略
ガス需要拡大に備え導管ネットワークの整備等により安定的・効率的な供給
体制を作りあげ、導管利用の拡大を図る。
販売戦略
<ガス小売り分野>
総合エネルギー産業の一員として、ガス販売を中心にサービス内容の充実
化を図り、より強力な営業体制を作りあげることにより、需要の維持拡大
を図る。
<ヨード>
顧客ニーズへの適切な対応をすすめ、継続的販売先を開拓する。
安全安心推進
お客さま・地域の安全、災害対策、安定供給に継続して取り組む。
新規事業戦略
ガス火力による電力事業の拡大、再生可能エネルギー事業への参入を目指す
とともに、地域生活支援サービス事業の発掘・参入に努める。
13
K&Oエナジーグループ株式会社
<新中期経営計画>
10年間の設備投資見通し
中計3年間
億円
90
《経営目標:設備投資累計額》
85
32
14%
77
80
68
70
40
17%
3ヵ年累計
77
34%
59
59
60
51
50
53
47
230億円
22
10%
49
44
26
11%
72
38
40
億円
33
14%
30
13%
127
22%
10ヵ年累計
40
570億円
20
212
37%
49
10
70
7%
9%
12%
0
ガス・ヨード開発
生産基盤インフラ
製造設備増強
ガス導管等
老朽設備更新
その他
減価償却費
14
K&Oエナジーグループ株式会社
<新中期経営計画>
経営目標 - 2018年、2025年
億円
億円
《経常利益》
《営業キャッシュ・フロー》
100
70
%
5.0%
65
90
4.5%
60
《ROA》
58
4.5%
4.4%
81
80
4.0%
75
70
50
3.5%
45
3.0%
60
40
3.1%
35
2.5%
2.5%
30
2.0%
40
1.5%
20
1.0%
20
10
0.5%
0
2015実績
2016
2018
2025
0.0%
0
2015実績
2016
2018
2025
2015実績
2016
2018
2025
15
K&Oエナジーグループ株式会社
<新中期経営計画>
経営目標 - 2018年、2025年
《ヨード販売量》
《ガス販売量》
億m3
トン
2,500
16
《ガス生産量》
(ヨウ化カリ含む)
億m3
15
2.0
2.0
2.0
2.0
2.0
2015実績
2016
2018
2025
2,100
14
2,000
12
11
11
1,700
11
1,644
10
1,600
1.5
1,500
8
1.0
1,000
6
4
0.5
500
2
0
0
2015実績
2016
2018
2025
2015実績
2016
2018
2025
0.0
16
K&Oエナジーグループ株式会社
<新中期経営計画>
配当政策
35
30
25
20
15
10
5
0
配当金(円)
29.5
26.6
21.6
11
9
12
23年
9
24年
12
8
25年
関東天然瓦斯開発
大多喜ガス
配当性向(関東天然瓦斯開発:連結)
【平成23、24年度】
・特別配当1円を含む(両社)
35
30
25
20
15
10
5
0
配当性向(%)
28
28
28
27.4
20.2
19.5
26年
27年
28年予想
K&Oエナジーグループ
配当性向
(↑H26は特別利益に計上したK&O設立に伴う
【基本方針】
負ののれん発生益約46億円を除いて算出)
継続的な安定配当
【平成26年度】
・H25関東天然瓦斯開発ベース24円+増配2円+記念配2円=計28円
【平成27、28年度】
・中間(普通配)14円 + 期末(普通配)14円 = 計28円
17
K&Oエナジーグループ株式会社
<グループの概要>
当社グループの構成
房
※総コンピューターサービス 完(全子会社 は)、平成
年
27
月
10
日付で当社へ吸収合併
1
18
K&Oエナジーグループ株式会社
<グループの概要>
天然ガス
天然ガスが溶け込んだ地下水(かん水)を汲み上げ、地上でガスとかん水
に分離し、主に都市ガスとして千葉県内に販売
南関東ガス田の概要
・国内最大の水溶性天然ガス田
・年間生産量:約4.5億㎥
・可採埋蔵量:約3,700億㎥
※現在の生産量で計算すると約800年分の埋蔵量
・事業者数
:8社
関東天然瓦斯開発の現況
・年間生産量:1.7億㎥(平成27年実績)
・可採埋蔵量:約1,000億㎥(自社鉱区内)
※現在の生産量で計算すると約600年分の埋蔵量
※国内天然ガス生産状況
・年間生産量:27.4億㎥(平成26年実績)
※千葉県のほか、新潟県、北海道などで生産
注
~国政でも南関東ガス田の増産に期待~
統計数値は資源エネルギー庁調べ
19
K&Oエナジーグループ株式会社
<グループの概要>
千葉県内の都市ガス事業
千葉県内の都市ガス事業(平成26年度実績)
・事 業 者 数 :18社(私営12、公営6)
・供 給 戸 数 :1,847,836件
・ガス販売量 :155,777百万MJ(3,994百万㎥)
大多喜ガスの現況(平成26年度実績)
・供 給 戸 数 :165,489件
・ガス販売量 :34,918百万MJ(895百万㎥)
※全国206社中、第6位
※全国のガス事業(平成26年度実績)
・事 業 者 数 :206社(私営180、公営26)
・供 給 戸 数 :29,619千件
・ガス販売量 :1,556,673百万MJ(39,914百万㎥)
注1
2
資源エネルギー庁調べ
ガス販売量のカッコ内は39MJ/㎥換算値(当社換算)
房総ガス協議会HPより
20
K&Oエナジーグループ株式会社
<グループの概要>
グループガス事業相関図
※上記のほか、オータキ産業㈱が、外部よりLPGを仕入れ、一般家庭向けを中心に販売している。
21
K&Oエナジーグループ株式会社
<グループの概要>
ヨード
天然ガス採取後のかん水から抽出する貴重な国産資源
※日本は世界における生産量シェア
第2位(約3割)、1位は南米チリ
※千葉県では国内の約8割を生産
グループ ヨード・かん水事業相関図
22
K&Oエナジーグループ株式会社
川面に湧き出る天然ガス(昭和25年)
千葉県茂原市
畑でガスに点火して湯を沸かす農夫(昭和25年)
千葉県大多喜町
天然ガスによるガス灯の利用(昭和25年)
千葉県茂原市
本日の説明は以上です
ご出席いただきありがとうございました
天然瓦斯井戸発祥之地 碑
千葉県大多喜町
23
K&Oエナジーグループ株式会社