記者発表資料(PDF形式 389KB)

横 浜 市 記 者 発 表 資 料
平成 28 年3月 10 日
健 康 福 祉 局
企 画 課
資源循環局 資源政策課
いわゆる「ごみ屋敷」対策を進めるための条例案の骨子について、
市民の皆様のご意見をお寄せください
ごみ等を自宅の敷地内外に溜め込んでしまい、周辺住民の生活環境に様々
な影響を及ぼしている、いわゆる「ごみ屋敷」が社会的に関心を集めていま
す。
本市においても、問題解決が長期にわたって困難となっている事例も散見
され、地域の課題となっています。そこで、これまでの取組を一層推進して
いく仕組みを構築するため、関係区局による対策検討プロジェクトを立ち上
げ、「ごみ屋敷」問題の解決に向けた検討を行ってきました。
このたび、プロジェクトにおいて、対策を進めるにあたって必要な条例案
の骨子をまとめましたので、広く市民の皆様のご意見を募集します。
〈市民意見募集期間:平成 28 年4月1日(金)~平成 28 年5月6日(金)〉
◆リーフレット配付場所 :市役所(市民情報センター)、各区役所(広報相談係)、
健康福祉局企画課、資源循環局資源政策課など
※リーフレットは横浜市ホームページからもご覧いただけます。
http://www.city.yokohama.lg.jp/kenko/kikaku/publiccomment.html
◆意見提出方法
①郵送:(「リーフレット」付属の専用はがき)
②FAX:045-664-4739
③電子メール:[email protected]
④健康福祉局企画課へ持参
本市の取組の基本的考え方
①
家が「ごみ屋敷」化する原因は様々ですが、この問題は、認知症、加齢による身体
機能の低下等に起因していることもあり、根本的な解決を図るために、ごみを片付け
るだけではなく、当事者に寄り添い、福祉的な支援に重点を置いて取組を進めます。
② 一方で、周辺住民の生命・財産に深刻な影響を及ぼすおそれがあるにもかかわらず、
再三の働きかけにも応じないケースも見られることから、これまでよりも幅広いアプ
ローチが可能となるよう、条例を制定する必要があります。
裏 面 あ り
条例案の骨子
◆目的
安全で良好な生活環境を確保し、もって市民が健康で安心して暮らすことのできる地
域社会の実現に資することを目的とします。
◆対象
物の堆積等により、悪臭や害虫等を発生させ、又は火災等の危険性を増加させるなど、
不良な生活環境をもたらしている建築物及び敷地、並びにその堆積者を対象とします。
◆基本方針
・不良な生活環境の解消は、堆積者が行うことを基本とします。
・堆積者の生活上の諸課題が背景にあることを踏まえ、福祉的観点から、堆積者に寄り
添った支援を行います。
・堆積者が不良な環境の解消を自ら行うことが困難な場合には、本市、地域住民、関係
機関等が協力して課題解決に努めます。
・不良な生活環境の解消に当たっては支援を基本とし、支援による解決が難しい場合に
は、措置を適切に組み合わせて行います。
※条例案の骨子及び意見募集方法等の詳細については、リーフレットに記載します。
【参考】対策全体の流れ(イメージ)
いわゆる「ごみ屋敷」対策全体のイメージ
広い意味での支援
相談・福祉的な支援
ごみを
溜めてしまう
様々な福祉サービス
等を活用し、当事者が
抱える生活上の諸課
題や地域社会におけ
る孤立の解消を目指
す
ごみの撤去
見守り・再発防止
堆積者本人による撤去
堆積者本人による撤去が
困難な場合
ごみの撤去を支援
地域の皆様や関係機
関、その他関係者、
区役所が協力し、継
続的な支援・見守り
による再発の防止
条例に基づく措置の検討
①再三の説得にもご理解いただけず改善の目途が立たない場
合であって、②周辺住民の生命・財産に危害が生じるおそれが
高い場合には、福祉的な支援等の経過を踏まえ、指導や調査
等、措置の対象として検討
お問合せ先
健康福祉局
資源循環局
企画課長
資源政策課
氏家
担当課長
亮一
水谷
Tel 045-671-2363
努
Tel 045-671-4565