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記者会見資料 №1
長岡市
平成28年 3月 8日
地 域 振 興 戦 略 部
東日本大震災から5年
被災地の復興を祈願して交流、支援、発信
長岡市は、中越大震災で全国からいただいた支援への感謝の気持ちと、東日本大震災被災地の
復興への願いを込め、被災地のみなさんとの交流や支援活動を続けています。
震災から5年となる3月11日には、山古志住民会議と東日本大震災追悼・復興祈願セレモニ
ーを開催。さらに12日には岩手県大槌町の新成人も参加して古志の火まつりを開催します。
震災で人口が減少しても、外部との交流を原動力に、震災前よりも元気な地域となった山古志
の姿を発信することにより、被災地のみなさんに希望と勇気を伝えていきます。
さらに、震災伝承の取り組みを支援することにより、震災の記憶を次世代につなぐとともに、
被災者の想いや被災地の状況を発信します。
1 山古志で追悼・復興祈願セレモニー
東日本大震災の犠牲者を追悼し、被災地の一日も早い復興を祈願します。
(1)日時 3月11日(金)午後2時40分~3時10分
(2)会場 やまこし復興交流館おらたる前広場(山古志竹沢甲2835)
(3)内容 ・「希望の鐘」に合わせ黙とう
・住民代表メッセージ(山古志住民会議代表:樺澤和幸さん)
・市長メッセージ
・参加者による「希望の鐘」鐘突き
(4)主催 山古志住民会議(共催 長岡市)
※地域住民の他、中越大震災直後から山古志の復興を支援している東洋大学の学生も参列
します。
※地震発生時間の午後2時46分には、市職員が執務室で黙とうを捧げるほか、アオーレ
長岡の来館者へも黙とうの協力を呼び掛けます。
2 古志の火まつりに岩手県大槌町の新成人が参加
高さ25m の「日本一のさいの神」に新成人が点火を行い、その年の無病息災・五穀豊穣
及び震災からの復興を祈願します。
(1)日時 3月12日(土)午前11時~午後6時30分
(2)会場 四季の里古志特設会場(山古志種苧原内あまやち会館下)
(3)内容 ・各地域の新成人代表(15人)と岩手県大槌町の新成人(2人)による点火
・花火の打ち上げ
(4)主催 古志の火まつり実行委員会(共催 長岡市)
裏面に続く
3 東北被災地との交流・支援について(27年度実績)
(1)長岡の地域復興支援員による被災地支援
(公財)山の暮らし再生機構の地域復興支援員が、被災地の復興支援員とのワークショッ
プで長岡の復興ノウハウを伝えたり、
住民同士の交流事業をコーディネートしたりしなが
ら、被災地支援を続けています。
・9月、山古志地域の住民9人が、大槌まつりへ参加し懇談。長岡市で東日本復興カメラ写真
展を開催。
・10月、大槌町の住民20人が、山古志の闘牛大会で虎舞演舞を披露し地域の若者と懇談。
・2月、大槌町の復興支援員等3人が、山古志地域で住民と懇談。大槌町で開催されたワー
クショップで長岡の地域復興支援員が、大槌町や釜石市などの復興支援員に長岡の復興
事例を紹介し、意見交換。
(2)被災地との市民交流
・8月3日・4日、とちお同住会が宮城県南三陸町神割崎仮設住宅自治会の16人を招待
し交流。10月、11月は、とちお同住会の12人が、南三陸町を訪問し自治会と交流。
・8月5日、石巻市で開催された復興支援員を対象とした意見交換会に川口地域の NPO
法人のメンバーがパネリストとして出席。
・9月19日、
「復興応援!女川さんままつり'15」を市民防災公園で開催(2,400人
来場。平成24年から始め3回目)。
・10月9日、脇野町小学校が交流のある岩手県陸前高田市立広田小学校の仮設住宅付近
で長岡花火を打ち上げ
(両校の交流は平成23年7月からで、
花火打ち上げは平成25、
26年に続き3回目)。
・28年1~2月、栃尾観光協会と栃尾地域の飲食店16店舗が、大槌産活ホタテフェアを
開催。6,300枚のホタテを提供。
(3)長岡市から3人の職員を被災地へ派遣
平成28年度も今年度と同じく3人を派遣(岩手県大槌町へ2人、福島県相馬市へ1人)
※震災直後からこれまでに、宮城県石巻市、福島県相馬市、岩手県大槌町などへ延べ
370人の職員を派遣。
(4)長岡へ避難されている方々への支援
避難者の健康管理や心のケアを目的に60歳以上の人がいる世帯や母子世帯を中心に見
守り訪問を実施。
※長岡市内への避難世帯は101世帯276人(平成28年2月末現在)
。
うち60歳以上がいる世帯27世帯43人、母子世帯13世帯37人。
(避難者の最大数は平成23年3月25日時点の1,061人)
4 外部との交流が地域の活力
中越大震災から10年を経過した山古志地域には、毎年、国内外から視察や観光で約10
万人が訪れています。木籠の水没家屋の保存決定や、山古志発祥の「錦鯉」のホノルル市へ
の寄贈などにより地域の魅力を高めながら、
外部との交流を通して元気になった山古志の姿
を発信し、被災地のみなさんに希望と勇気を伝えていきます。
【主な施設の年間入場者数】
・やまこし復興交流館「おらたる」………………33,000人
・交流施設(震災展示・直売所)
「郷見庵」… …40,000人
・山古志闘牛場(有料入場者)……………………20,000人
5 被災経験を次世代に伝える催し等
別紙のとおり
(問い合わせ:地域振興戦略部 電話39-2515)