「やまがた美しい森林づくり推進大会」を開催 ―山形県高度技術研究開発センタ― 去る2月 21 日(木)13:00から、「やまがた美しい森林づくり推進大会」が山形市内で 開催されました。 大会は、県内一円から林業関係者はもとより、森林・林業に関心のある人など、幅広い県民 を対象に約200名の参加者による大会となりました。 大会の内容は、大会会長の挨拶と山形県知事の祝辞があり、引き続き「表彰行事」、「基調講 演」及び「パネルディスカッション」が行われました。 (表彰行事)13:06~13:27 表彰行事は、 「平成 19 年度山形県間伐コン クール」及び「みんなが選ぶ県産木材製品コ ンテスト」の表彰状の授与と「平成 19 年度 治山・林道コンクール」の表彰状の伝達とい うことで行われました。 「平成 19 年度山形県間伐コンクール」は、 保育間伐部門と収入間伐部門に分けて行われ、 8 名の栄えある受賞者に賞状が授与されまし た。また、 「みんなが選ぶ県産木材製品コンテ スト」は、県産木材を使った新たな木製品の普及を図る目的で行われ、六つの作品が表彰され ています。さらに、「平成 19 年度治山・林道コンクール」は、財団法人日本治山治水協会及び 日本林道協会が主催するコンクールで、山形県からは 5 部門が受賞し、その表彰状の伝達がお こなわれました。 (基調講演)13:30~14:45 表彰行事に続き、鹿児島大学農学部教授(森 林政策学)農学博士遠藤日雄氏の基調講演が ありました。 演題は、 「 木づかい新時代 ―地域林業の再 生をめざして―」で、氏からは、①「木づか い新時代」を考えるために、国産材及び外材 をめぐる変化について、②つづいて、南九州 を中心とした「新生産システム」実施過程に おいて出てきた「木づかい」の変化と地域再 生について述べられました。そして、①②を踏まえて、演題のテーマに迫る話がありました。 (パネルディスカッション)14:55~16:25 遠藤日雄氏の基調講演のあと「県産木材の 利用拡大による地域の活性化に向けて」をテ ーマにパネルディスカッションが行われまし た。コーディネーターには、株式会社荘銀総 合研究所顧問の石川敬義氏が務められ、パネ リストには、木材の需給に関係の深い 4 名で、 木材の供給側から金山町森林組合長岸三郎兵 衞氏、製材業界から株式会社大和(製材部) 専務取締役栗本正幸氏、大工工務店側からは 株式会社菊池技建専務取締役菊池幸生氏、そして建築士界からは社団法人山形県建築士会長井 支部長加藤俊昭氏の4名となっております。また、基調講演をしてくださった遠藤日雄氏は、 アドバイザーとしてパネルディスカッションにも参加していただきました。 進行は、コーディネーターの主ポイントにパネリストが意見を述べるいう形で進められ、コ ーディネーターが用意した三つのポイントについて積極的かつ前向きな意見が発表されていま した。 (三つのポイント) 1 県産材の利用と課題。 2 消費者ニーズに対応した県産材を供給するためにどうしたらよいか。 3 県産木材の利用拡大による地域活性化
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