平面図形(図形の基礎・三角形・四角形・多角形) 1. 直線・線分 直線 AB……直線は 2 点によって決定される。 半直線 AB……いっぽうのはしだけが決まっている。 線分 AB……両はしが決まっているので長さを測ることができる。2 点を結ぶ線では線分が最も短い。 2. 平面上の 2 直線の位置関係 (1) 平行 AB//CD (2) 交わる (3) 垂直に交わる 対頂角は等しい AB ⊥ CD 3. 角の分類と角の単位 (1) 鋭角 ∠ ABC < 90° (2) 直角 (3) 鈍角 ∠ ABC = 90° ※角の単位 ∠ R = 90° 1°= 60 1 = 60 1 90°<∠ ABC < 180° 4. 直線と平面の位置関係 (1) 平面にふくまれる (2) 交わる (3) 平行 直線上のすべての点が平面 直線 a と b とはねじれの位 上にある 置にある 直線と平面の距離 5. 平面と平面の位置関係 (1) 平行 (2) 交わる (3) 垂直に交わる P//Q 6. 平行線と角 (1) 平行な 2 直線に 1 つの直線が交わるとき, 同位角は等しい。 錯角は等しい。 (2) 平行になる条件 錯角が等しければ,2 直線は平行 同位角が等しければ,2 直線は平行 7. 三角形の辺と角 (1) 辺についての性質 三角形のどの 2 辺の長さの和も,他の 1 辺より長い。 (2) 角についての性質 3 つの内角の和は 2 ∠ R である。 三角形の 1 つの外角は,その内対角の和に等しい。 2 P⊥Q 8. 特別な形の三角形 (1) 内角の大きさによる分類 (2) 辺の長さの関係による分類 (3) 二等辺三角形の性質 二等辺三角形の 2 つの底角は等しい。 二等辺三角形の頂角の 2 等分線は,底辺を垂直に 2 等分する。 9. 四角形の角 四角形の 4 つの内角の和は 4 ∠ R である。 四角形の同じ向きにとった 4 つの外角の和は 4 ∠ R で ある。 10. 特別な形の四角形 (1) 名称と定義 ・1 組みの対辺が平行な四角形を台形という。 ・2 組みの対辺がそれぞれ平行な四角形を平行四辺形という。 ・4 つの辺が等しい四角形をひし形という。 ・内角がすべて直角である四角形を長方形という。 ・4 つの辺が等しく,4 つの角が直角である四角形を正方形という。 (2) 四角形相互の関係 3 11. 多角形の内角,外角 (1) n 角形の内角の和 2 × (n − 2) ∠ R (2) 多角形の外角の和 4 ∠ R ←何角形でも 360° (多角形の角の数に関係ない。) 12. 多角形の対角線 (1) 多角形のとなりあっていない頂点を結ぶ線分を対角線という。 n × (n − 3) (2) n 角形の対角線の総数 本 2 (3) 平行四辺形の性質 (平行四辺形の成立する条件) ※重要 (a) 2 組の対辺は,それぞれ等しい。 (b) 2 組の対角は,それぞれ等しい。 (c) 対角線は,たがいに他を 2 等分する。 (d) 2 組の対辺が平行である。 (e) 1 組の対辺は,平行かつ等しい。 13. 条件を満たす点の集合 条件にあてはまる点の集合は図形をつくる。平面上にあって, 同じ条件で点が空間 にあると考えると, (1) 定点からの距離が一定である点の集合 ⇒定点を中心とする ⇒定点を中心とする円 (または,円周) 球 (球面) (2) 定直線からの距離が一定である点 の集合 ⇒定直線を軸とする ⇒定直線に平行な直線 (2 通りある) 円柱の側面 (3) 2 つの定点からの距離が等しい点の 集合 ⇒ 2 定点についての ⇒ 2 定点を結ぶ線分の垂直 2 等分線 対称面 ※ 2 つ以上の条件がある点の集合は,それぞれの条件にあてはまる点の集合の交わりと考える。 4 14. 作図 定規とコンパスを使う基本的な作図 (1) 角の 2 等分線 (2) 線分の垂直 2 等分線 (3) 直線上の点を通る垂線 (4) 直線外の点からの垂線 5
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