け ん ぽ Information 平成 27年4月より健保組合の「データヘルス計画」がスタートします。 「データヘルス」実施で何が変わるの? 少子高齢化の進んだ現代、健保組合にはより効果的・効率的な事業運営が求められています。 そこで新年度からいよいよ「データヘルス」が実施されるわけですが、 これはみなさんにとっても、たいへん身近なことなのです。 平成 29 年度までは試行期間の位置づけ 健保組合では加入者のみなさんの医療費データと健診データを分析し加入者のみなさんの健康課題に応じた事 業を計画し(Plan)、実施します(Do)。実施した事業については、そのままにせずに評価を行い(Check)、次 年度の事業の修正につなげます(Act)。このようにして、年度ごとに PDCA サイクルに沿って保健事業を実施 します。 データヘルスの第 1 期は平成 29 年度までの 3 年間です。この期間は健保組合にとって、いわば「試行錯誤を重 ねてレベルアップを図る期間」となります。 みなさんにとってのデータヘルスとは? ▶事業主と健保組合の連携が深まります ▶効果的な保健指導を実施します 被保険者の方は、長い時間を職場で過ごします。その 健診の結果や生活習慣は人それぞれですから、 ため、保健事業に参加しやすい雰囲気づくりや禁煙環境 ある人に効果的なアプローチが別の人にも効果的 の整備など、事業主にも協力してもらうことが不可欠で とは限りません。これからも、健診データに基づ す(コラボヘルス)。これからも、健保組合と事業主と いて、その方にあった効果的な保健指導を実施し の協力により保健事業を展開していきます。 ます。 【保健事業そのものに大きな変化はありません。だからこそ、これまで以上の活用を!】 このようにデータヘルス計画は、すでに健保組合が行ってきた保健事業を振り返り、課題の解決に向けて、従 来の事業をレベルアップするものです。 ですから、みなさんにはより積極的に当健保組合の保健事業をご活用いただくことが重要です。健診の受診は もちろん、保健事業を活用して健康づくりにお役立てください。 当健保組合 健康課題の抽出と対策 当健保組合においても、データ分析により明らかになった課題に対し、今までの事業を見直して 解決に向けた方向性を明確にしています。 ▶年齢階層別 1 人当たり医療費が 40 歳代から徐々に増加 対 策 若年層からの生活習慣病増加の抑制 ・引き続き 35 歳から健診・保健指導を実 施し、40 歳代の生活習慣病増加の抑制 ▶肥満・メタボリックシンドローム 対 策 ▶生活習慣病のリスクが高いのに未服薬(特定保健指導対象者を除く) 対 策 につなげる。 ・改善の見込める「生活習慣病」にスポット を当てた対応策が引き続き必要である。 6 特定保健指導の実施、健康サポートブック配付 の実施 受診勧奨通知・受診指導・健康サポートブック 配付の実施 ▶服薬しているのに生活習慣病のリスクが高い 対 策 服薬者指導の実施
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