1−4.男女共同参画社会の推進

第3章
分野別施策方針
第
1 節.地域の未来を共に考え行動する市民が主役のまちづくり
【参画・実践分野】
1−4.男女共同参画社会の推進
1)現況と課題
●男女共同参画社会実現への取り組み
●男女共同参画社会へ向けた意識改革
これまで珠洲市では、
「男女の意識調査」
女性と男性がともに個性と能力をいかん
や「女性団体連絡協議会活動」
、
「女性フォー
なく発揮できる社会づくりに向けて、社会活
ラム・女性大学」の開催などを推進し、男女
動のみならず、家庭生活における共同参画、
共同参画に関する啓発活動を行っています。
特に男性の家庭への参画や女性の社会進出
平成 11 年には「珠洲市男女共同参画社会推
の遅れに対する学習会を開催するなど、より
進懇話会」を設置するなど、行動計画に基づ
一層市民の意識改革を促していくことが求
き、男女共同参画社会の実現に向けて取り組
められます。
んでいます。
●性別役割分担意識が残る現状
市では、審議会などへの女性登用に努めて
いる一方で、現実には家庭や職場、社会通念
や慣習などの場面において、依然、固定的な
性別役割分担意識が根強く残っているのが
現状と言えます。
2)市民の声
昔に比べて、女性の社会進出が多く
みられるようになってきた。
〔タウンミーティング〕
行政委員などに、もっと女性の登用
をすべきである。
〔宝立地区・50 代・男性〕
みんなで、力を合わせて頑張
りたい。
〔三崎地区・30 代・男性〕
出産や子育てに対する男性
の理解が得られ難い。
〔タウンミーティング〕
3)施策の方針
女性の視点や行動力を重視し、男女の分け
を推進するとともに、審議会や職域などにお
隔てなく平等に個性と能力を発揮できる地
ける女性の参画機会の拡大を促進します。ま
域社会の形成を目指します。
た、男女がともに働きやすい環境を確保する
そのため、市内に依然として残る性別役割
分担意識の解消に向けた各種意識啓発活動
2
ため、各種制度の周知・支援や家庭生活など
での理解・協力を促します。
第3章
分野別施策方針
4)施策メニュー
【施策体系】
【主な施策の内容(事業)
】
男女共同参画の意識高揚
女性参画機会の拡大
◆家庭や職場、地域での男女平等意
識の啓発・広報
◇共同参画セミナーや講座などの
開催
⇒
◇企業・地域団体などの共同参画推
進・連携体制の強化
◇共同参画意識・実態調査の実施
◆相談窓口の開設・充実
⇒
就労・家庭生活環境の改善 ⇒
※「◆」マークは主要事業
協働体制
市民 行政
−
●
−
●
●
●
○
○
●
●
◇女性の職域の拡大
●
○
◇審議会などへの女性の登用
−
●
◇専門研修・管理職研修の実施
○
●
◆女性団体協議会などの活動充実
●
○
◇労働関係法令の周知徹底
−
●
◇家族経営協定の締結促進
○
●
◇ひとり親家庭への支援
−
●
◇職業能力研修の実施
−
●
◆育児・介護休業制度の周知と実践
●
●
計画期間
前期 後期
◆セクハラ・暴力などの防止
●
○
・協働体制:
「●」は主体となる組織、
「○」は支援・連携組織
5)基本指標
指標内容
○行政委員会などへの女性委員の登用割合
○男女共同参画に関する市民会議などの開催件数
現状値
目標値
5.4%
(H16)
20%
(H27)
−
1 回/年以上
(H27)
6)市民プロジェクト
◎男女共同参画社会の推進
・市民が主体となった共同参画を考えるセミナーなどの開催/
企業における育児・介護休業制度などの実践
など
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