平成 27 年度「寺院振興支援対策(過疎対策)推進計画」について 宗門における寺院振興支援対策(過疎対策)の推進は、「教区寺院振興対策委員会」と綿密な連携を図り、 「寺院規程」に定める“寺院の目的”(教義をひろめ、法要儀式を行い、所属僧侶、寺族、門徒、信徒その他 の者を教化育成し、公共の福祉に貢献する)を果たすことができるよう支援するものです。 昨年度に引き続き、以下の推進事項を各教区寺院振興対策委員会へ提案いたしております。 推進事項 寺院実態調査 独自対策策定・推進 目的・内容 参考 人口減少、地域社会の活力低下によって引き 起こ <調査方法実例> される寺院それぞれの問題、課題、対応事例等の把 ・アンケート、聞き取り調 握は、宗門の教線の維持・存続に向けた 査 対策を検 討するための基本情報です。 ・組巡回、移動教務所 各教区の「寺院振興対策委員会」では調査結果を基 <対策実例> に、地域性や教区事情など様々な事情を踏まえた具 ・組活動による法務支援 体的且つ実行力ある対策の策定と、取り組みを進め ・婚活の開催(後継者対策) るための協議を行っています。 ・法座活動の支援 ・長期減免寺院への対応 離郷門信徒のつどい ふるさとを離れて過ごす門信徒や核家族世帯の子ど <平成 26 年度開催実績> もや孫が、浄土真宗のみ教えに触れていただくため ・本願寺 の場づくりを支援しています。 ・築地本願寺 26 件 寺院での開催に限らず、大きな枠組み(教区・組) ・名古屋別院 1件 による開催や、全国各地の別院(人口集中都市)を ・津村別院 2件 会場として、より多くの離郷門信徒を対象としてい ・広島別院 1件 ただくこともご検討ください。 開催奨励、開催支援により「つどい」を増加させ、 7件 合計 37 件 (組開催 5 件、新規 9 件) 数多くの離郷門信徒やその子どもや孫、ご縁のある 寺院振興金庫 方へ浄土真宗のみ教えを伝えていただきたいと願っ 「離郷門信徒のつどい」開催のご提案 ています。 ※本願寺公式 HP『宗報』参照のこと 本堂の新築・修復、境内建物の環境整備、寺院後継 <助成金実績 H20~H26> 予定者の就学等への資金貸付や、法座活動の支援、 ・法座活動:3 教区 81 法座 寺院の合併・解散等への助成金制度による対応等を <法座活動の支援> しています。 ・開催の困難な寺院を把握 「住職が不在等の理由で法座活動が困難な寺院」に ・人的支援(派遣)に向け 対して、教区が人的支援をしていただくための体制 があります。 た教区体制づくり 寺院振興金庫のご案内 ※本願寺公式 HP『宗報』参照のこと 寺おこし事業の紹介 (対応実例紹介) 寺院活動の活性化や、寺院周辺の地域おこしを目的 <寺おこし事業例> とした「寺おこし事業」を全国の寺院に紹介します。 ※本願寺公式ホームページ 新たな寺院交流の誕生と、相互の活発な寺院活動の 「過疎対策」参照のこと 展開を願っております。 「過疎問題への対応実例」情報の収集・紹介を行っ ています。 「今後の寺院のあり方、存続の方途」につ いての検討資料として活用いただくとともに、情報 「寺おこし事業の紹介」情報収集について 相談窓口 提供にご協力ください。 ※本願寺公式 HP『宗報』参照のこと ○過疎地域に所在する寺院や、寺院の護持・運営が <相談実績>(昨年度相談ベスト 3) 困難な状況にある寺院の現状課題や、寺院の将来 1 位 離郷門信徒のつどい 展望について相談を伺っています。教区でもご相 2 位 寺院振興金庫 談をお受けいたします。 3 位 寺おこし事業 「寺院振興に向けた相談窓口」 ※本願寺公式 HP『宗報』参照のこと 各教区の寺院振興対策委員会は、平成 27 年度「教区寺院振興支援(過疎対策)推進計画」を策定し、現在、 英知を結集し、取り組みを進めております。 【別紙:平成 27 年度「教区寺院振興支援対策(過疎対策)推進計 画書」一覧(要約)に掲載】 人口減少により引き起こされる様々な問題(法要の修行、建物維持、後継者、兼業等)から、聞法道場、地 域コミュニティーの中心として、浄土真宗寺院の今後の在り方、存続の方途などを検討し、宗祖・先人・親か ら受け継いだみ教えを次の世代へ伝えられるよう、寺院振興支援(過疎対策)について取り組みを推進いたし ます。 この他、取り組みを含めご意見ご要望などございましたら、当担当までご意見をお寄せください。 寺院活動支援部<過疎地域対策担当> 〒600-8501 京都市下京区堀川通花屋町下ル 浄土真宗本願寺派宗務所内 ℡ 075-371-5181(代表) FAX 075-371-8434(直通) e-mail [email protected]
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