シールドルーム不要のX線CTコアスキャナー Geotek MSCL-RXCT 堆積物・岩石コアの、二次元リニアイメージ及び三次元立体断層イメージ 多目的X線スキャナー Geotek社MSCL-RXCT X線コアイメージングシステムは、ホールコアやハーフコア或いはスラブコア のリニアデジタルX線イメージを撮ります。X線源とディテクタがコアの周りを回転することで得ら れるデータはコンピューターにより断層再映像化処理(CT)され、コア内部の三次元構造を視覚化 し記録します。このX線CTイメージは、二次サンプリングを行う場合や将来の分析のための貴重な コアの品質情報であり定量データとなります。 コアトレイのデザイン 最長155 cm、最大径15 cmのコアを扱うことができます。また欲しいイメージの品質及び対象のコ アサイズによってX線源とディテクタ位置を微調整し最適化できます。プラスティックライナーに 入った堆積物コアやむき出しの岩石コアなどは回転する線源-ディテクタユニットの中を水平移動する コアトレイの上に置きます。このコアトレイは回転させることができない性状のコアなど、どのよう な形状のコアでも置くことができます。 従ってMSCL-RXCTは標準型のMSCL-XCTでは回転させられ ない様なコア試料の観察に適しています。 キャビネットセーフ(筐体がシールド構造) この装置自体が完全にシールドされ密閉されていますのでアメリカ及びヨーロッパ連合のキャビネッ トセーフ規格に適合しています。従って普通の実験室環境での使用が可能です。本装置の電源が入っ ているときには警告灯が点灯します。またインターロック装置により、いかなる場合でもX線源にス ウィッチが入っているときはドアは開きませんし、逆にドアが開いているときはX線源に通電されな い構造となっています。 スライスする必要はありません スキャンされたホールコア及びハーフコアからソフトウェア的に補正されたディスク状のイメージが 得られますので物理的な切り分けをすることなく柱状の(または、半柱状の)コアの斑のない高品質 なイメージを得ることができます。 デジタルX線 フラットパネルディテクタからの14ビットデータは通常120ミクロンの解像度の16ビットグレイス ケールTIFFイメージとして出力されます。 このイメージは簡単にJPEG形式や他の形式の画像に変換 できます。 自動・半自動 いったんコアがセットされると、二次元或いは三次元でのコアのスキャニングは完全に自動で行われ ます。従ってユーザーは何もすることなく整列イメージを見ることができ、またリアルタイムでモニ ターされるイメージを見ながらユーザー自身でX線下のコアを前後進または回転させて詳細なイメー ジを取得することもできます。 CT変換 全てのX線CTのデータ処理はMSCL-RXCTコンピュータ上で処理されます。完全な三次元データは、 コアの長手方向に対して垂直の独立した"輪切り"TIFFイメージの重なりで構成されます。独立したそ れぞれの輪切りイメージは二次元イメージとして見たり、Geotek CTQuickViewerまたは他のCTデー タビューワーで補正を施して三次元CTイメージとして見ることができます。 図は全てのドアを開けた状態です。コア試料がコアトレイに載せられX線源とフラットパネルディ テクタからなるガントリーセクションを水平に移動します。 仕 様 ・筐体: 普通の実験室で使用可能なキャビネットセーフ構造。シールドルームは必要ありませ ん ・X線源及びディテクタ: 可変強度/極微焦点線源(最大出力130 keV)と14ビットフラットパネル型デジタル X線ディテクタ(1920 x 1536ピクセル)。 ・対象コアサイズ: 最長155 cm、最大径15 cm ・コア搬送: 完全自動。直線精度;0.01 mm、角度精度;0.01° ・イメージ出力: 分解能;100-150 ミクロン。16ビットグレイスケールTIFFイメージ及びAVI動画 ファイル。 ・イメージツールソフトウェア: 8ビットグレイスケールTIFF・BMP・JPG・PNGに変換。 ・CT出力データ: 100-150ミクロン。16ビットTIFF CTイメージ互換のGeotek CTQuickViewまたは DICOMフォーマットに変換。 ・寸法: 標準システム LxWxH(cm):506x157x198。重量;約1500Kg ・イメージ例: http://www.geotek.co.uk/products/mscl-xray/examplesをご覧ください。 有限会社 オーレック Phone ;042-566-5977 URL ;http://www.orec-ltd.com E-mail ;[email protected]
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