制作について、ラジーゴさんに取材しました。 pdf 285kb

Name : Lazeego(ラジーゴ) 松井秀樹
Age : 27
2011 年注目のアーティスト。5 年前頃から絵を描き始め、若者が集う
クラブイベント等で多数出展。絵は人に教わったことはなく、すべて
独学。誰にも学ばないからこそ生まれてくる世界感を持ち、最近では
Facebook などを通して海外のファンも増えてきている。2010 年 Dell
デザインコンテストで応募数 2000 以上の作品の 48 作品に選ばれたこ
ともある。趣味:ブレイクダンス、バイオリン、ゴルフ
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絵のタイトルとコンセプトを教えてください
「夢くじら」 くじらが海から地上に出て自由に泳いでいるところを描きました。このくじらを見ると夢が叶うんですよ☆
くじらが空を飛んで草木に飛び込んでいく姿。絵だからこそできる表現です。
「この鯨はどこから来たのかなぁ?」
「どこへ向か
って泳いでいるのかなぁ」など、観ていると色んなことが想像できておもしろいです。
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ウィンドウギャラリーをやってみた感想をお聞かせください
とにかく「キャンパスが大きい!」と思いました。今まであまり大きな絵を描いたことがなかったので下地の段階から仕上げま
で何度も後ろや外から確認して描きました。描き始めた時は完成までどのくらいの時間がかかるのか予想がつきませんでした。
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完成までどのくらいの時間がかかりましたか?
7 時間くらいでしょうか。15 時から一人で描き始め、20時頃から今回アシストをしてくれた hiromi さんが加わり、完成した
のは夜中の 12 時でした。さすがに疲れたけど、完成した絵をみると嬉しさのあまり疲れが一気に吹き飛びました。
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キットパスを使ってみてどうでしたか?
魔法のクレヨンですね☆特にガラスなどに絵を描くには最高です!水で消えるので何度も描き直しがきくし、色も混ざるので微
妙な濃淡を表現できます。今回はキットパスを指で伸ばしていく技法を多く使いました。指の跡がくっきり残るため、それを
うまく利用しながら鯨の胴体を描いていきました。日本理化学工業さんにホント感謝です。
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今回アシストをしてくれた hiromi さんについて教えてください。
hiromi さんとは数えるほどしか会ったことがないのですが、何度かクラブイベントで一緒に出展し、彼女の絵を観てすごく惹
かれるものがあったので声をかけました。とても迫力があって、且つ繊細な絵を描くんです。彼女と描けばお互いの個性がぶつ
からない程度にそれぞれの個性がでるすばらしい作品ができる!と思いました。
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実際二人で描いてみてどうでしたか?
hiromi さんのおかげで想像していた以上のものが出来上がりました。少ししか絵について説明していないのに私の説明から
イメージを読み取って完璧に仕上げていくんですよ。天才です。私よりも技術は優れているし、描いている途中も、「ココをこ
んなイメージで、○○を付け足してほしい。」というとイメージ以上のものに仕上げてくれるんです。後半の仕上げ、私はほと
んど彼女が仕上げてくのを見ていましたよ(笑
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今回の絵に点数をつけると?
100 点です!二人で「細部まで絶対妥協はしないからね☆」と言いながら意見を出し合って修正を加えていったので、とても
満足いく作品ができあがりました。