火葬場敷地造成工事特別仕様書

平成 27 年度
火葬場敷地造成工事特別仕様書
1.
適用の範囲
この仕様書は、嘉麻市が施工する火葬場敷地造成工事に適用し、嘉麻市を(甲)とし工事
請負人を(乙)として締結する工事請負契約書に添付するもので、両仕様書間に相違がある
場合は特別仕様書を優先する。
また、この特別仕様書に記載されていない事項は、共通仕様書によるものとする。
2.
工 事 名
火葬場敷地造成工事
3.
位
福岡県嘉麻市牛隈 1702 番地 2
4.
工期関係
置
工期は、雨天休日等を見込み着手の日から起算して(平成27年9月30
日)までとする。なお、休日等には日曜日、祝日・夏季休暇の他、作業期
間内の全工程日を含んでいる。地元区、隣接地権者等に十分周知した上で
着工すること。
5. 工 事 概 要
6.
施工面積
5,212 ㎡
整地工
1式
法面工
1式
擁壁工
1式
排水工
1式
仮設工・撤去工
1式
法令の遵守
工事の施工にあたり請負者は、建築基準法及び関係法令、条例、規則等を遵守して行なう。
なお、これらの諸法規の運用及び適用は請負者の負担と責任において行なう。
7. 諸 報 告
(1) 施工計画書
工事着手までに、施工計画書を提出すること。
(2) 安全訓練計画書等
安全訓練計画書、材料承認願い、その他の様式及び提出すべき報告事項は、監督員の指
示によるものとする。
(3) 施工、出来型、品質、管理
施工、出来型、品質等の各管理は、県の様式、規定に基づくものとし、竣工日までに作
成し、市に提出しなければならない。
(4) 工事写真
(a) 乙は工事竣工日までに、着工前及び工事中の記録写真並びに完成写真を作成し市に提
出しなければならない。
(b) 当該工事が完了後において検査することが困難、または、不可能と思われる工事の部
分、もしくはその工事自体が特殊なものに対しては、それらの工事の施工期間を通じ
て、施工方法及び出来上がりの状態が明確に認識出来るもの(カラー写真)でなければ
ならない。
(c) 撮影にあたっては、リボンテープ、ポール、箱尺等により、被写体の寸法、大きさが
識別出来るようしなければならない。
(d) 写真の大きさは、E サイズ以上とし、施工順序に従って貼り付け、工事名、場所及び
その他関連事項を記載しなければならない。
8. 官公署への手続き
工事施工のために必要な関係官公署、その他に対する手続きは、乙において迅速に処理し
た後でなければ施工してはならない。
9. 用地
(1) 乙の手配する用地
工事に必要な諸用地について、土地を使用する場合は、乙の負担において用地を調達し
なければならない。
(2) 用地の返還
乙は、使用した用地について、工事終了後土地所有者との約束を遵守し返還し、甲に迷
惑をかけてはならない。
10. 作業項目及び内容
(1) 土 工
掘削及び床掘りについては、ブルドーザ、人力併用及びバックホウ 0.60m3 で施工する
ことを標準とし、小規模機械施工に要する費用は乙の負担とし、変更の対象としない。
盛土工は、ブルドーザ及び締固め機械で施工することを標準とする。
乙は、盛土工事については、30cm 以下の厚さの層に分けて土を盛り、その層を盛る毎に
締固めること。また、その工程及び施工機械の写真を完了時に提出すること。
又、土木工事施工管理の手引き(福岡県県土整備部)に規定された試験を実施し、所定の
支持力を確認すること。
(2) 構造物の支持力確認
構造物の施工は、設計どおりの地盤の支持力があることを確認し行うこと。支持力が不
足する場合は、工事監理者と協議のうえ、必要な措置を講ずること。
(3) 擁壁工
擁壁工は建築確認申請を行っている為、承認された構造、形状及び安定性能を満足する
ものとすること。
(4) 仮設計画関係
① 現斎場を稼動しながら建設するため、市と工事内容及び作業時間について綿密な
調整を行い、会葬者の心情へ配慮するとともに、会葬者及び職員の安全を確保す
ること。
② 会葬者、職員の安全通路は、工事用通路と共有しない計画とすること。ただし、
敷地までの進入路は共有する。その際は、斎場入り口及び工事車両の出入口には、交
通整理員を配置し会葬者の車両を優先し、安全を確保すること。
(本工事における交通整理員は、下記の配置を計上している。)
安全体制を十分協議し、関係機関との調整を行い、計画を提出する。なお、当初設計
で予定している施工方法に対し著しく違う方法となった場合を除き、原則として設計
変更の対象としない。
配置場所
配置員
備考
斎場及び工事車両出入口の間
2 人/日
搬入・搬出時
③ 工事に伴う影響を最小限に抑える努力をすること。特に火葬が行なわれている間の工
事施工による騒音、振動については、関係法令を遵守し、また、現火葬場周辺におい
て作業員を配置するなどして確認を行うこと。
④ 排水への対応
本工事施工に伴う排水は、沈殿槽を設けるなど適正に処理し、特に指示のある場合を
除き近傍の公共用水路等に排水する。また、排水路は、常に適切な維持管理を行い、
従前の機能を損なわないようにする。
11. その他
(1) 工事中の会葬者等の安全対策については、万全を期するものとする。また、工事を円
滑にできるように必要な工事状況の説明及び調整を十分行なうこと。
(2) 本施工地は、火葬場建築工事が次工事として着手予定であるため、早期に着手し、早
期完了に努めること。
(3) 九電、NTT 柱の移設が必要となるが、所有者の移設計画に配慮し、施工すること。
(4) 準備及び後片付け、調査・測量、丁張り等、伐開(支障立木の伐木を含む)
、除根、除
草、整地、段切り、すり付け等の作業は、共通仮設費の率計算に含まれる。
(5)残土処分等のダンプトラック及びコンクリート打設等に伴うミキサー車等の工事車両
の出入りについて、工事関係車両が走行する時には、会葬者等の車両を優先し、砂埃を
立てないようにするとともに、騒音・振動を出さないように徐行し走行すること。また、
工事現場から出るときは、水撒き散布等し、道路を汚すことのないよう十分留意するこ
と。なお、汚れたときには、直ぐに路面清掃を行なうこと。
(6)工事施工中に建築工事業者が決定した場合、建築工事業者と工程等について協議・調
整を行なうこと。
(7)細部については、監督員と協議し承認を得ること。