インフルエンザ予防接種のご案内今年もインフルエンザの季節がやってきました。ワクチンを受けた場合、70％の方がインフルエンザ発症を防げます。また、インフルエンザにかかったとしても重症化することを防げます。ワクチンは接種してから効果を発揮まで約 2 週間かかり、効果は約 5 ヶ月持続します。流行時期は例年 1～3 月初旬です。 ☆本年のインフルエンザワクチンは A 型 2 種類に加え、 B 型も 2 種類に効果のあるものに改良されました。 ※10 月 5 日（月）から接種開始しております。（電話予約をお願いします。）接種受付時間：14：00 ～ 16：30 ◆接種期間平成 27 年 10 月 5 日（月）～平成 28 年 2 月 29 日（月）但し、札幌市在住者高齢者対象者の助成は平成 27 年 12 月末迄です。 ◆対象者高校生以上 ◆接種回数高校生以上１回 ◆接種料金（下記料金は税込額です）対象者一般負担金高校生以上３，７８０円・札幌市在住 65 歳以上の方又は 60 歳～64 歳の１，４００円方で心臓・じん臓・呼吸機能障害・HIV 感染者 ※ (平成 2７年 12 月末迄）・上記高齢者対象者で生活保護受給世帯及び世帯全員が市民税非課税の方無料無料・上記高齢者対象者で東日本大震災による被災または福島第 1、第 2 原子力発電事故に伴う避難のため札幌市内に居留している方 ※ 心臓、じん臓若しくは呼吸器の機能又はヒト免疫不全ウィルスによる免疫の機能に障害等級１級又はそれに準ずる障がいを有する方 ◆料金の詳細については、受付窓口にてご確認下さい。平成 27 年 9 月さっぽろ駅前内科クリニック電話 011-200-2220 今まで実施されていたインフルエンザのワクチンには、A 型が 2 種類、B 型が 1 種類の合計 3 種類の抗原が含まれており、3 価ワクチンといわれていました。今年のワクチンから、B 型インフルエンザの抗原が 1 種類追加され、A 型 2 種類、B 型 2 種類の 4 価ワクチンになります。インフルエンザワクチンに使用する抗原は、ほとんどの場合、前シーズンに流行したウイルスが選ばれます。しかし、前シーズンと今シーズン流行するウイルスが全く同じという保証は何もないので、ワクチンと実際に流行するウイルスが異なる可能性は当然あるのです。ただ、A 型の場合、H1N1（新型インフルといわれていたもの）と H3N2（いわゆる A 香港型）以外が流行する可能性は一部の特殊のものを除けばほとんどありません。問題は B 型で、近年流行している B 型にはビクトリア系統と山形系統という 2 つのタイプがあり、通常、B 型インフルエンザは１シーズンにどちらか一方の系統のものしか流行らないとされていたため、流行を予測して使用する系統を決めていました。そのため、流行した系統とワクチンの系統が一致すれば効果があるのですが、外れれば、ほとんど意味のないものになっていました。最近は 2 つの系統の B 型インフルエンザが、同時流行する傾向もみられてきており、これらを解消するために、日本でも４価ワクチンを使用することとなったのです。 A/カリフォルニア/7/2009（X－179A）（H1N1)pdm09 A/スイス/9715293/2013（NIB－88）（H3N2） B/プーケット/3073/2013（山形系統） B/テキサス/2/2013（ビクトリア系統）ワクチンは重症化予防に効果的です。接種後、抗体ができるまで 2～4 週間かかりますので、流行に間に合うように、忘れずにワクチン接種を受けましょう。さっぽろ駅前内科クリニック