「遊び」について考えました

石ヶ瀬小学校だより 2015年1月27日(火)
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「遊び」について考えました
校長 冨 田 良 平
寒さに負けず、放課になると真っ先に運動場に飛び出していく子。借りていた本を抱えて図書
館に急ぐ子。担任の近くに駆け寄り話しかける子。放課は、子どもたちが楽しみにしている時間
です。屋外では今はなわとびですが、普段はサッカー、ドッジ、鬼ごっこなど様々な遊びをして
います。学校での遊びは、私たちが子どもの頃とあまり変わらないようです。子どもたちを見て
いると、学校以外ではどんな遊びをしているのだろうと気になります。一人で遊べるテレビゲー
ムやポータブルゲーム機の普及により、昔に比べると「遊び」という経験を通して学べることが
少なくなってしまったと、少し残念に思います。
自分の小学校時代の遊びはどうだったかを考えてみました。家は貧乏だ
と信じていましたから、遊び道具は小遣い程度で買える「メンコ」「ビー
玉」「テニスボール」「将棋」くらいでした。天気の良い日は「ビー玉遊
び」や「野球」や「ダブ(手打ちのテニス)」、雨の日には「メンコ」か
「将棋」時には友達が買った「漫画本」でした。一人では遊べないものば
かりです。毎日がワンパターンの遊びでしたが、丌思議と飽きません。
土曜や日曜は、友達と一緒に裏山に作った秘密基地を中心に遊びました。多くは、近くの神社
の境内で野球をしていましたが、時には学習に関係するような遊びも工夫しました。稲を干す「は
ざぐい」の棒に5cm 間隔で釘を打ち、その2本の棒を2mくらい離して地面にさします。細い
竹を両方の釘に渡して走り高跳びのバーの代わりにしました。砂場やマットはありませんから、
草むらから雑草を刈り取って来て敷き詰め、マットの代わりにしました。そこで学校では教えて
もらえない走り高跳びの「跳び込み前転」や「ベリーロール」の練習をするのですが、草の薄い
部分に落ちて背中を強く打ちつけると、息ができないほど苦しくなります。このまま死ぬのでは
ないかと心配しますが、しばらく深呼吸をしながら苦しんでいると、そのうちに息が楽になって
きます。形の良い木の枝を鉄棒代わりにして、枝が折れて落下して局部を強打したときも、同じ
ように息もできないくらいの激痛に襲われました。どんな時にどんな危険があるかを、身をもっ
て経験しました。
私は平日も休日ももっぱら友達と遊んでいましたから、親と遊んだという記憶がありません。
と言うより、友達と遊んだ方が楽しかったからです。そのせいか、自分の子育てにおいても、子
どもは子ども同士で遊んだほうが楽しいと都合良く考えて、息子や娘と一緒に遊んだ記憶があま
りありません。子育て中の私は、中学校勤務で、平日はおろか土日もほ
とんどが部活動で、あまり家にはいませんでした。たまの休みも体を休
めたいばかりで、その頃から流行しだしたテレビゲーム(ファミコン)
を買い不えて、我が子と一緒に遊ぶことから逃げていたのかもしれない
と反省しています。妻に聞くと、長男は「お父さんともっとキャッチボ
ールがしたかった」と言っていたそうですから、心が痛みます。子ども
が成人してしまった今となっては、時すでに遅しです。
保護者の皆様は、お子様の遊びについてどのようにお考えでしょう。普段お子様は、誰とどん
な遊びをしているかご存じですか。休日には、お子様と一緒に遊ぶことはありますか。中高生に
なると、親と一緒に遊ぶなんてことはありません。普段はあまり子どもと遊んでないなと心配し
ている方は、次のきらきらチャレンジウイークには、ぜひお子さんを遊びに誘って下さい。ご両
親が子どもの頃に遊んでいた遊びを教えてあげると、きっと喜ぶのではないでしょうか。
<大府市教育員会 教育表彰> 1月10日(土)
学校生活をがんばり他の模範となっている児童生徒や、体育や文化の活動で
特にがんばっている児童生徒を讃えるため、大府市役所多目的ホールで教育表
彰が行われました。本校からは、次の子どもたちが表彰を受けました。以下、
本年度の受賞の皆さんです。おめでとうございました。
5年 加藤詩央里さんの作品
6年 唐川 友希、6年 中村 文音、6年 中尾 清敏、4年 鈴田 雅季、
〈学校花壇を描いた絵コンクール愛知県知事賞〉
5年 池村 直飛、6年 大野 晃嗣、6年 長谷川尚紀、6年 鈴田 陸斗、
4年 大津 壮平、5年 加藤詩央里、5年 青山 留尉、6年 太田 光哉、5年 竹下 世莉、
4年 加藤 駿一、3年 平原
奏、6年 平原
澪、4年 青木 雪奈
<ルンルンタイムがありました> 1月16日(金)
ルンルンタイムがありました。前日が雨で実
施できるか心配されましたが、児童の皆さんの
思いが通じ、当日は雨も上がりました。大放課
になると、どの子も運動場、江端公園、多目的
グラウンドに出かけていきました。なわとびや
ドッジボールなど、インフルエンザを吹き飛ば
すほどの勢いで、思いっきり楽しんでいました。
【各種コンクール・大会でがんばりました おめでとう】
○第 45 回市長杯 小学生6・7 級以下の部 第3位 3年4組 小刀稱銀太
○第 2 回ミズノ・ワイズ杯少年野球大会Bリーグ 準優勝
5年1組 大津留一陽、5年5組 落合諒大郎、5年5組 川村 珠右、5年5組 北尾航太郎、
5年1組 窪塚
諒、5 年 2 組 後藤 良輔、5年4組 鈴木 翔太、5年3組 鈴木蒼一朗、
5年4組 竹内 裕人、5年4組 谷
一翔、5年1組 千葉 爽太、5年2組 花村
空、
5年3組 山口 裕希、5年4組 山田 夢翔、5年5組 山本 悠真
○第45回市長杯剣道大会 初心者の部 優勝 3年1組 各務 遙莉
○第 26 回読書感想画愛知県コンクール知多地区 入賞
6年4組 安達 伊吹、2年3組 石垣 和真、2年3組 飼沼 茉子
○第 49 回全知多小中卓球大会小学生高学年男子の部 2位 5年2組 岡村 賢太
○第 3 回豊川オープンバドミントン大会
中学生以下男子の部 準優勝 6年6組 太田 光哉、5年2組 池村 直飛
5 年生以下男子の部 優 勝 5年5組 青山 留尉
就学援助制度のお知らせ
大府市では、お子さんを小・中学校へ通学させるうえで、経済的にお困りの保護者の方に対し、
学用品費・学校給食費等を援助する事業を行っています。
援助を受けることができる方
次の基準のいずれかに該当する方で、生活保護に準ずる程度に困窮していると教育委員会が認
めた方
①市民税の非課税、または減免世帯
②個人事業税、または固定資産税の減免世帯
③国民年金の掛け金、または国民健康保険税の減免、もしくは徴収の猶予世帯
④児童扶養手当の受給世帯(児童手当とは異なります)
⑤生活保護法に基づく保護の停止、または廃止を受けた方
⑥世帯更生貸付を受けた方
⑦失業対策事業適格者手帳を持っている、又は職業安定所登録日雇労働者の方
⑧保護者の職業が不安定で生活状態が悪いと認められる方
※この制度についてのお問合せは各小中学校及び教育委員会学校教育課(℡46-3332)
まで