平成 27年度 北 海 道新 幹 線 新 函 館 開業 対 策 推進 機 構 観光 路 線 バス 充 実化 補 助 金交 付 要綱 ( 案 ) (趣旨) 第1条 平 成 27年 度 北 海 道 新幹 線 新 函 館 開 業 対 策 推 進 機 構 観 光 路 線 バ ス 充 実 化 補 助 金 ( 以 下 「 補 助 金 」 と い う 。) の 交 付 に つ い て は , こ の 要 綱 の 定 める と ころ に よ る。 (目的) 第2条 補助金は,函館市内の観光スポットを巡回する観光路線バス車 両の外装等の整備,観光支援機能を伴ったバス停の整備を行うバス事 業者に対して交付することにより,生活路線バス車両との区別化を図 り,観光路線バス車両としての視認性を高めるとともに,利用客の利 便 性 を 向上 さ せる こ と を目 的 と する 。 (定義) 第3条 この要綱において,次の各号に掲げる用語の意義は,当該各号 に 定 め ると こ ろに よ る 。 (1) 補助金 北海道新幹線新函館開業対策推進機構(以下「機構」 と い う。) が 機 構 以 外の 者 に 対し て 交 付す る 補助 金 を いう 。 (2) 補助 事 業 (3) 補助 事 業 者 補 助 金の 交 付 の対 象 とな る 事 業を い う。 補 助事 業 を 行う 者 をい う 。 ( 補 助 金 の交 付 に 関 す る 基本 的 な 考え 方 ) 第4条 補助金は,その交付に当たり公平性が確保され,その交付が補 助事業の遂行のために最も有効である等の公益性が明確に認められる 場 合 に 交付 さ れな け れ ばな ら な い。 ( 関 係 者 の責 務 ) 第5条 北海道新幹線新函館開業対策推進機構会長(以下「会長」とい う 。) は , 補 助 金 に 係 る 予 算 の 執 行 に 当 た っ て は , 補 助 金 が 幹 事 団 体 からの負担金その他の貴重な財源で賄われるものであることに鑑み, 前条の基本的な考え方にのっとって,補助金が法令または函館市が制 定 し た 条 例 も し く は 規 則 ( 次 項 に お い て 「 法 令 等 」 と い う 。) お よ び 予算で定めるところに従って公正かつ効率的に使用されるように努め な け れ ばな ら ない 。 2 補助事業者は,補助金が幹事団体からの負担金その他の貴重な財源 で賄われるものであることに留意し,法令等の定めおよび補助金の交 付の目的に従って誠実に補助事業を行うように努めなければならな い。 ( 補 助 金 に係 る 情 報 の 提 供) 第6条 会長は,補助金の交付の透明性を確保するため,補助金に係る 情 報 の 提供 に 努め な け れば な ら ない 。 ( 補 助 事 業) 第7条 補助 事 業 は , 次 のと お り とす る 。 (1) 各バス停で自由に乗降車することができ,添乗員が乗務・引率 せず,函館市内の観光スポットを巡回する観光路線バス車両の外装等 整備,および,外装等整備対象の観光路線バス車両が停車するバス停 の 整 備 事業 ( 補 助 対 象経 費 ) 第8条 補助 金 の 交 付 の 対象 と な る経 費( 以 下「 補 助 対象 経 費 」と い う。) は , 次 のと お りと す る 。 (1) 観光 路 線 バ ス 車 両の デ ザ イン 作 成に 要 す る経 費 (2) 観光 路 線 バ ス 車 両の 外 装 等整 備 に要 す る 経費 (3) 外装等整備対象の観光路線バス車両が停車するバス停のデザイ ン 作 成 に要 す る経 費 (4) 外装等整備対象の観光路線バス車両が停車するバス停の整備に 要 す る 経費 ( 補 助 金 の交 付 額 ) 第9条 補助金の交付額は,予算の範囲内において,補助対象経費の額 の 1 / 2に 相 当す る 額 とす る 。 ( 補 助 金 の交 付 の 申 請 ) 第 10条 補 助 金 の 交 付 の 申 請を し よ う と す る 者 は , 補 助 金 交 付 申 請 書 を 会 長 に 提出 し なけ れ ば なら な い 。 2 前 項 の申 請 書 に は , 次に 掲 げ る書 類 を添 付 し なけ れ ばな ら な い。 (1) 補助 事 業 の 計 画 書 (2) 補助 事 業 の 収 支 予算 書 ま たは こ れに 代 わ る書 類 (3) その 他 会 長 が 必 要と 認 め る書 類 3 会長は,前項第1号から第2号までに掲げる書類のうち必要がない と 認 め るも の につ い て は, そ の 添付 を 省 略 さ せ る こ と がで き る 。 ( 補 助 金 の交 付 の 決 定 等 ) 第 11条 会 長 は , 補 助 金 の 交付 の 申 請 が あ っ た と き は , 当 該 申 請 に 係 る 書類の審査および必要に応じて行う現地調査等により,当該申請の内 容 を 調 査し , 補助 金 の 交付 の 適 否を 決 定 す る も の と す る。 2 会 長 は,前 項 の 調 査 によ り 補助 金 を 交付 す べ き も の と 認 め た とき は , 予 算 の 範囲 内 で, 速 や かに 補 助 金の 交 付 の 決 定 を す る もの と す る。 3 会長は,補助金の交付の決定をする場合において,必要があると認 めるときは,補助金の交付の申請に係る事項について修正を加えて補 助 金 の 交付 の 決定 を す るこ と が でき る 。 4 会長は,第1項の調査により補助金を交付することが適当でないと 認めるときは,速やかに補助金の交付の申請をした者にその旨を通知 す る も のと す る。 ( 補 助 金 の交 付 の 条 件 ) 第 12条 会 長 は , 補 助 金 の 交付 の 決 定 を す る 場 合 に お い て , 補 助 金 の 交 付 の 目 的を 達 成す る た め, 次 に 掲げ る 条 件 を 付 す る も のと す る 。 (1) 補助事業の内容の変更または補助事業に要する経費の配分の変 更 を す る場 合 にお い て は, 会 長 の承 認 を 受 け る べ き こ と。 (2) 補助事業を中止し,または廃止する場合においては,会長の承 認 を 受 ける べ きこ と 。 (3) 補助事業が予定の期間内に完了しない場合または補助事業の遂 行が困難となった場合においては,速やかに会長に報告してその指示 を 受 け るべ き こと 。 2 前項各号に定めるもののほか,会長は,補助金の交付の目的を達成 す る た め必 要 と認 め る 条件 を 付 する こ と が で き る 。 ( 決 定 の 通知 ) 第 13条 会 長 は , 補 助 金 の 交付 の 決 定 を し た と き は , 速 や か に そ の 決 定 の内容およびこれに条件を付した場合にはその条件を当該補助金の交 付の申請をした者に補助金交付決定通知書により通知するものとす る。 ( 申 請 の 取下 げ ) 第 14条 補 助 金 の 交 付 の 申 請を し た 者 は , 前 条 の 規 定 に よ る 通 知 を 受 け た場合において,当該通知に係る補助金の交付の決定の内容またはこ れに付された条件に不服があるときは,文書により当該補助金の交付 の 申 請 を取 り 下げ る こ とが で き る。 2 前項の規定により申請が取り下げられたときは,当該申請に係る補 助 金 の 交付 の 決定 は , なか っ た もの と み な す 。 ( 事 情 変 更に よ る 決 定 の 取消 し 等 ) 第 15条 会 長 は , 補 助 金 の 交付 の 決 定 を し た 場 合 に お い て , そ の 後 の 事 情の変更により特別の必要が生じたときは,補助金の交付の決定の全 部もしくは一部を取り消し,またはその決定の内容もしくはこれに付 した条件を変更することができる。ただし,補助事業のうち既に経過 し た 期 間に 係 る部 分 に つい て は ,こ の 限 り で な い 。 2 会長が前項の規定により補助金の交付の決定を取り消すことができ る 場 合 は, 次 に掲 げ る 場合 に 限 るも の と す る 。 (1) 天災地変その他補助金の交付の決定後生じた事情の変更により 補 助 事 業の 全 部ま た は 一部 を 継 続す る 必 要 が な く な っ た場 合 (2) 補助事業者が補助事業を遂行するため必要な土地その他の手段 を使用することができないこと,補助事業に要する経費のうち補助金 によってまかなわれる部分以外の部分を負担することができないこと その他の理由により補助事業を遂行することができない場合(補助事 業 者 の 責め に 帰す べ き 事情 に よ る場 合 を 除 く 。) 3 第 13条 の 規 定 は , 第 1 項の 規 定 に よ る 取 消 し ま た は 変 更 を し た 場 合 に つ い て準 用 する 。 ( 補 助 金 の交 付 ) 第 16条 補 助 金 は , 第 21条 の規 定 に よ る 補 助 金 の 額 の 確 定 後 に お い て 交 付するものとする。ただし,会長は,補助事業の遂行上必要があると 認 め る とき は ,概 算 払 をす る こ とが で き る 。 ( 補 助 事 業の 遂 行 ) 第 17条 補 助 事 業 者 は , 補 助金 の 交 付 の 決 定 の 内 容 お よ び こ れ に 付 し た 条件に従い,善良な管理者の注意をもって補助事業を行わなければな らない。 ( 状 況 報 告等 ) 第 18条 会 長 は , 補 助 事 業 を円 滑 適 正 に 行 わ せ る た め 必 要 が あ る と 認 め るときは,当該補助事業の遂行の状況に関し,当該補助事業者に報告 を 求 め ,ま た は当 該 職 員に 調 査 をさ せ る こ と が で き る 。 ( 補 助 事 業の 遂 行 等 の 命 令) 第 19条 会 長 は , 前 条 の 報 告ま た は 調 査 に よ り , 補 助 事 業 が 補 助 金 の 交 付の決定の内容またはこれに付した条件に従って遂行されていないと 認めるときは,当該補助事業者に対し,これらに従って当該補助事業 を 遂 行 すべ き こと を 命 ずる こ と がで き る 。 2 会長は,補助事業者が前項の命令に違反した時は,当該補助事業者 に対し,当該補助事業の遂行を一時停止し,ならびに当該補助事業に 係る補助金の交付の決定の内容およびこれに付した条件に適合させる ための措置を会長の指定する期日までにとるべきことを命ずるものと する。 3 会長は,前項の命令をする場合においては,補助事業者が会長の指 定する期日までに補助金の交付の決定の内容およびこれに付した条件 に 適 合 さ せ る た め の 措 置 を と ら な い と き は , 第 23条 第 1 項 の 規 定 に よ り当該補助金の交付の決定の全部または一部を取り消す旨を併せて通 知 す る もの と する 。 ( 実 績 報 告) 第 20条 補 助 事 業 者 は , 補 助事 業 が 完 了 し た と き ( 補 助 事 業 の 廃 止 の 承 認 を 受 け た と き を 含 む 。) は , 補 助 事 業 実 績 報 告 書 に よ り 速 や か に 会 長 に 報 告し な けれ ば な らな い 。 2 前 項 の報 告 書 に は , 次に 掲 げ る書 類 を添 付 し なけ れ ばな ら な い。 (1) 補助 事 業 の 実 績 書 (2) 補助 事 業 の 収 支 決算 書 (3) 補助対象経費に係る支出を確認することのできる書類またはそ の写し (4) 車両 お よ び バ ス 停の 写 真 (5) その 他 会 長 が 必 要と 認 め る書 類 3 会長は,前項第1号から第4号までに掲げる書類のうち必要がない と 認 め るも の につ い て は, そ の 添付 を 省 略 さ せ る こ と がで き る 。 ( 補 助 金 の額 の 確 定 等 ) 第 21条 会 長 は , 前 条 の 補 助事 業 実 績 報 告 書 等 に よ り 報 告 を 受 け た 場 合 においては,当該報告書等の書類の審査および必要に応じて行う現地 調査等により,当該報告に係る補助事業の成果が補助金の交付の決定 の内容およびこれに付した条件に適合するものであるかどうかを調査 し , 適 合す る と認 め た とき は , 交付 す べ き 補 助 金 の 額 を確 定 す る。 2 会長は,前項の規定により補助金の額を確定したときは,その額を 補 助 事 業者 に 通知 す る もの と す る。 ( 是 正 の ため の 措 置 ) 第 22条 会 長 は , 第 20条 の 補助 事 業 実 績 報 告 書 等 に よ り 報 告 を 受 け た 場 合において,当該報告に係る補助事業の成果が補助金の交付の決定の 内容およびこれに付した条件に適合しないと認めるときは,当該補助 事業につき,これらに適合させるための措置をとるべきことを当該補 助 事 業 者に 対 して 命 ず るこ と が でき る 。 2 第 20条 の 規 定 は , 前 項 の規 定 に よ る 命 令 に 従 っ て 行 う 補 助 事 業 に つ い て 準 用す る 。 ( 決 定 の 取消 し ) 第 23条 会 長 は , 補 助 事 業 者が , 補 助 金 を 他 の 用 途 に 使 用 し , そ の 他 補 助事業に関して補助金の交付の決定の内容またはこれに付した条件そ の他この要綱またはこれに基づく会長の措置に違反したときは,補助 金 の 交 付の 決 定の 全 部 また は 一 部を 取 り 消 す こ と が で きる 。 2 前項の規定は,補助事業について交付すべき補助金の額の確定があ っ た 後 にお い ても 適 用 があ る も のと す る 。 3 第 13条 の 規 定 は , 第 1 項の 規 定 に よ る 取 消 し を し た 場 合 に つ い て 準 用する。 ( 補 助 金 の返 還 ) 第 24条 会 長 は , 補 助 金 の 交付 の 決 定 を 取 り 消 し た 場 合 に お い て , 補 助 事業の当該取消しに係る部分に関し,既に補助金が交付されていると き は , 期限 を 定め て , その 返 還 を命 ず る も の と す る 。 2 会長は,補助事業者に交付すべき補助金の額を確定した場合におい て,既にその額を超える補助金が交付されているときは,期限を定め て , そ の返 還 を命 ず る もの と す る。 (延滞金) 第 25条 補 助 事 業 者 は , 補 助金 の 返 還 を 命 ぜ ら れ , こ れ を 納 期 日 ま で に 納 付 し なか っ たと き は ,納 期 日の 翌 日 から 納 付の 日 ま での 日 数 に応 じ , その未納付額(その一部を納付した場合におけるその後の期間につい て は , 当 該 納 付 し た 金 額 を 控 除 し た 額 ) に つ き 年 10.95パ ー セ ン ト の 割 合 で 計算 し た延 滞 金 を機 構 に 納付 し な け れ ば な ら な い。 ( 理 由 の 提示 ) 第 26条 会 長 は , 補 助 金 の 交付 の 決 定 の 取 消 し , 補 助 事 業 の 遂 行 も し く は一時停止の命令または補助事業の是正のための措置の命令をすると き は , 当該 補 助事 業 者 に対 し て その 理 由 を 示 さ な け れ ばな ら な い。 ( 関 係 書 類の 備 付 け ) 第 27条 補 助 事 業 者 は , 当 該補 助 事 業 に つ い て , 帳 簿 そ の 他 の 関 係 書 類 を 備 え ,こ れ を整 理 し てお か な けれ ば な ら な い 。 2 前項の書類については,当該補助事業の完了の日の属する年度の翌 年 度 の 初日 か ら5 年 間 保存 し な けれ ば な ら な い 。 ( 財 産 の 処分 の 制 限 ) 第 28条 補 助 事 業 者 は , 補 助事 業 に よ り 取 得 し , ま た は 効 用 の 増 加 し た 財産を会長の承認を受けないで補助金の交付の目的に反して使用し, 譲 渡 し,交 換 し ,貸 し 付 け ,また は 担保 に 供 して は なら な い 。ただ し , 原則として当該補助の完了の年の翌年から起算して減価償却資産の耐 用 年 数 に 関 す る 省 令 ( 昭 和 40年 大 蔵 省 令 第 15号 ) で 定 め る 耐 用 年 数 を 経 過 し た場 合 は, こ の 限り で な い。 附 則 こ の 要 綱は , 平成 27年 月 日 か ら 施 行す る 。
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