Lesson 4 効果のつけ方 Point A. B. アニメーション 画面切り替え A. アニメーション コンテンツの挿入と同様に,アニメーションも PowerPoint で注目される機能です.アニメーション効果 を有効に使うことで,印象に残るプレゼンテーションが可能です. (1) アニメーションを付加する図形などの上で右ボタンをクリックし「アニメーションの設定」を選択しま す (2) 「アニメーションの設定」作業ウィンドウが表示されます.ここで「効果の追加」をクリックすると,下図 ①のメニューが表示されます ① ② ③ ⑤ ④ アニメーション効果の設定画面 (a) 開始 図形が画面に表示されるときの効果を設定します.開始時の効果としては,②に示すようなもの があり,例えば,「スライドイン」はスライドの外から滑り込むように入ってくる効果,「ひし形」では図 形がひし形状に徐々に表示されていきます. (b) 強調 ③にあるように,表示された図形をスピン(回転)させたり拡大縮小させたりして,表示されてい る図形を強調します. -17- (c) 終了 表示している図形を画面から消去するときの効果を設定します.具体的には④にあるように,開 始の効果メニューとほぼ同じです.図形をそのスライドが終了するまで表示しておく場合は,この 機能を設定する必要はありません. (d) アニメーションの軌跡 図形を画面上で移動するときに使用します(⑤).例えば,「対角線(右下へ)」を選択すると,その 図形は右下に移動し,「軌跡を描く」を選択すると自分で移動経路を設定することができます. ※ 効果を付ける際,開始のタイミング,プロパティ,速さなどを変えることができます (a) 開始のタイミング • クリック時 • 直前の動作と同時 • 直前の動作の後 (b) プロパティ プロパティは選択した効果によって変わります (c) 速さ アニメーションの速度を変えることができます (3) 他の図形に対してアニメーションの設定を適用すると,下の図のように図形の左側に数字が表示 され,その順番にアニメーションが実行されます アニメーション設定画面の一例 -18- (4) 必要に応じて,「効果の修正」や「削除」,「順序」の変更を行います (a) 効果の修正 「アニメーションの設定」ウィンドウでアニメーションリストから修正したいものを選択し,「変更」メ ニューをクリックし,上記(2)と同様の手順でアニメーション効果を設定します. (b) 削除 「アニメーションの設定」ウィンドウでアニメーションリストから削除したいものを選択し,「削除」ボ タンをクリックします. (c) 順序の変更 「アニメーションの設定」ウィンドウでアニメーションリストから順序を変更したいものを選択し,マ ウスで上(順序を早める),または,下(順序を遅らす)の適当な場所にドラッグします.または,「ア ニメーション設定」ウィンドウの下のほうにある,「順序の変更」矢印で順序を変更します. B. 画面切り替え テレビのニュース番組やスポーツ番組などで,内容(シーン)が切り替わる時に,一瞬でその映像を 切り替えるのではなく,現在の映像と次の映像を徐々にミックスさせながら切り替えるといった効果をよく 見かけます.それと同様に,ここでは,スライドとスライドの画面切り替えを行うときに使用する効果につ いて説明します. (1) 画面切り替えを設定するスライド(切り替え効果で現れるスライ ド)を選択する (2) メニューバーから[スライドショー][画面切り替え]を選択する. 作業ウィンドウに「画面切り替え」ウィンドウが現れます (3) 画面切り替えの効果,例えば,「スライドイン」や「ディゾルブ」 などを選択します.また,そのときの切り替え速度「速度」や効 果音「サウンド」も設定可能です (4) 切り替えのタイミングに「クリック時」を選択すると,クリックした 時点で次のスライドに切り替わります.逆に言うと,マウスをクリ ックしないと次のスライドに移りません.「自動的に切り替え」を 選択し,切り替え時間を設定すると,指定した時間後に自動 的に次のスライドに切り替わります (5) 切り替えのテスト 「再生」ボタンや「スライドショー」ボタンを押すと,設定した効果 をすぐに確認することができます (6) 同じ設定を,現在開いている全てのスライドにも適用する場合 は,「全てのスライドに適用」ボタンを押します -19- 課題 次の 2 つの課題をひとつのファイルに作成せよ.なお,スライドの 1 枚目はタイトルと学籍番号・氏名,2 枚目は課題 1,3 枚目以降に課題 2 を作成せよ. 課題 1 第 2 回課題,2 枚目のスライド(問題 1)に対して,以下の順序で図形をアニメーションさせよ.なお,アニメ ーションを設定する前に,画面左下の男女の人物,および画面右下の家は,それぞれに使われている図 形をグループ化しておくこと. 1. マウスをクリックすると,画面左より人物が入ってくる(効果名スライドイン) 2. マウスをクリックすると,画面右上より雲が入ってくる(効果名スライドイン) 3. マウスをクリックすると,人物が右へ移動し家の前に移動する(アニメーションの軌跡) 4. マウスをクリックすると,太陽が現れる(効果名ピンウィール).その後雲が画面から消える(効果名マグニ ファイ) 5. マウスをクリックすると,人物が画面左に消える(効果名スライドアウト).その後太陽と家が同時に画面 下に消える(効果名シンク) 補足: アニメーションの効果は,メニューで選べるものの他に「その他の効果」から選ぶこともできます 注意: アニメーションは,マウスを 5 回クリックした時点ですべての工程が終わるようにしてください(正しく設定で きていれば,5 回クリックした時点で画面からすべての図形が消えてなくなります) 課題 2 適当な話を考え,それを表現するためのアニメーションを作成せよ • 作成するアニメーションは,アニメーションの全工程が終了するまでに 5 回以上マウスクリック操作を必 要とすること.また,アニメーションにはアニメーション開始のタイミングが「直前の動作と同時」と「直前 の動作の後」のものを,ともに 1 つ以上入れること • 4 枚目のスライドに,話のあらすじを書くこと(箇条書きで書く必要はない) • 5 枚目のスライドに,アニメーションの説明(効果名)を書くこと.書き方は上記課題 1 の順序説明にした がって書け なお,図形以外に写真などを使ってアニメーションを行ってもかまわない. -20-
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