「国際共同研究プロジェクト1KITEミーティング in ウィーン」と

「国際共同研究プロジェクト 1KITE ミーティング in ウィーン」と「第 7 回ドレスデ
ン昆虫系統学ミーティング in ドレスデン」に参加 & 1KITE 論文が「Web of Science
で HOT Paper と高被引用文献」にダブル認定
-菅平高原実験センター 町田龍一郎教授 研究室-
2015 年 9 月 21 日~22 日にオーストリア・ウィーンにて国際共同研究プロジェクト 昆虫「1000
種昆虫トランスクリプトーム進化プロジェクト 1K Insect Transcriptome Evolution (1KITE)」のミ
ーティングが開催され、町田龍一郎教授、研究室の大学院生および研究室出身の研究者 4 名が
参加しました。1KITE が 2014 年に Science に発表した「昆虫 100 種のトランスクリプトーム
解析論文」は、非常に反響も大きく、トムソンロイター社の Web of Science で HOT Paper と高
被引用文献にダブル認定されましたが( http://apps.webofknowledge.com/
の基本検索より、タ
イトル「Phylogenomics resolves the timing and pattern of insect evolution」で検索 )、この研究に対
してデータの再解析論文やそれに対するコメント論文なども現われ、解析データの質や解析手法
で改善すべき点も明らかになってきました。このような中、さらに信頼度の高い系統解析、系統
構築をいかに展開していくかが今回の 1KITE ミーティングの主要議題でした。熱い議論が展開
されました。
また、9 月 25 日~27 日には、ドイツ・ドレスデンで第 7 回ドレスデン昆虫系統学ミーティン
グ 7th Dresden Meeting on Insect Phylogeny が日本宮殿ドレスデン Japanisches Palais Dresden で開
催され、こちらには町田教授、研究室の大学院生および研究室出身の研究 6 名が参加しました。
ゼンケンベルグ自然史博物館ドレスデン Senckenberg Naturhistorische Sammlungen Dresden が主催
する本ミーティングは昆虫系統学の最先端の研究成果が発表される、たいへんアクティブな研究
集会です。今回、町田研究室からは、博士後期課程 3 年の藤田麻里さんおよび同研究室出身の福
井眞生子助教(愛媛大学)、富塚茂和研究員(新潟県十日町私立里山科学館)が招待講演を行い、
世界に誇る筑波大学の昆虫比較発生学の存在感を示しました。その他にポスター発表の枠も設け
られ、博士前期課程 1 年の武藤将道氏、菅平高原実験センターの真下雄太技術補佐員が発表を
行いました。
1KITE ミーティングが開催されたウィーン大学
1KITE サブグループでの熱心な討論
第 7 回ドレスデン昆虫系統学ミーティングが開催された日本宮殿
ドレスデンミーティングでの招待講演で質問に答える藤田さん
ドレスデンミーティングで説明をする武藤さん