パイプまわりの処理 150 150 50 変成シリコーン系シーリングで処理する。 ●パイプが途切れている場合 EVA樹脂系シート ●パイプが繋がっている場合 ※周りの下地を十分乾燥させる。 ※下地と増張り、各増張りの間にシーリング材が隙間なく 充填されていること。 ※シーリング材が硬化する前に本シートの施工をする。 出来ない場合は、はみ出た接着剤の上に珪砂を 振りかける。 ※スリープを仮止めした、紐・テープは硬化後取り除く。 注意: ●シーリング材は無溶剤型でパケ状の物を使用すること。 ●シートをパイプより小さく 切り抜きを差し込む。 立上りをつくる。 防 水 ●スリープをひも・テープなどを 巻き付けて仮止めする。 ドレンまわりの処理 ●縦 型ドレン ● 横 型ドレン エバブレン ポリマーセメントペースト エバブレン ポリマーセメントペースト ■一般注意事項 下地はRC、PCa部材、ALCパネルとする。木質系や鉄板などの下地の場合は、たわみが無 いように十分補強されていることが必要。下地には汚れや油など、接着を疎外する物が付着 していてはならない。下地には、大きなひび割れ、不陸、ジャンカ、レイタンスなどがあって はならない。工事中、煙草の火や溶接火花など、また、鉄筋、工・器具、廃材などでシートを 損傷しないよう注意する。防水工事の現 場には他の職種の作業 員の立ち入りを禁止する。 PCa部 材、ALCパネルなどのパネル状下地の場合は、それぞれに適した増張りをする。気 温が5℃以下で施 工する場合は、硬化促 進 剤を 併用する。有 機 溶 剤を含んだプライマー、 接着 剤、塗料などはエバブレンシートに直接触れて使 用しない。施 工後出来るだけ早めに 保 護・仕 上げを行なう。施 工後、保 護・仕 上げ層を設ける前に他 業 種の工事を行なう場合 は、防水層を損傷しないよう十分養生してから行なう。 提携 長谷川化学株式会社 設計相談室 / 東京 : TEL.03ー3861ー1615 FAX.03ー3861ー1165 大阪 : TEL.06ー6385ー8545 FAX.06ー6337ー0192 本 社/大阪府吹田市江の木町24ー10 東京支店/東京都台東区柳橋1ー9ー10 研究所・工場/滋賀県甲賀市水口町松尾501 札幌営業所 北海道札幌市清田区清田6-2-6-9 TEL.011ー888ー7727 名古屋営業所 愛知県名古屋市名東区社台3ー106ー1 (ウィステリア社台) TEL.052ー777ー5561 仙台営業所 金沢出張所 石川県金沢市広岡2-13-23 (AGSビル) TEL.050-3530-8434 埼玉営業所 宮城県仙台市宮城野区小田原弓ノ町31(青葉ゆみのまち第2ビル) TEL.022ー291ー0877 TEL.048ー641ー4720 埼玉県さいたま市大宮区桜木町4ー263 (Y.S.T.ビル) 大阪営業所 大阪府吹田市江の木町24ー10 TEL.06ー6385ー1261 東京営業所 東京都台東区柳橋1ー9ー10 TEL.03ー3861ー1126 神戸営業所 大阪府吹田市江の木町29-12 (山一ビル) TEL.06ー6385ー2789 東京第2営業所 東京都台東区柳橋1ー9ー10 TEL.03ー3861ー1125 広島営業所 広島県広島市東区二葉ノ里1ー1ー72 (GKDビル) TEL.082ー263ー5103 横浜営業所 神奈川県横浜市中区太田町6ー84-2(三井生命横浜桜木町ビル) TEL.045ー661ー3563 福岡営業所 福岡県福岡市博多区博多駅南4ー2ー10 (南近代ビル) TEL.092ー472ー9611 EVA 樹脂系シート エバブレン防水 カタログ 2011-2012 2011 年 1 月改訂 No.2186 2011. 1 2000KO EVA樹脂系シート 用途 防 水 エバブレン防水は、EVA(エチレンと酢酸ビニルの共重合体)樹脂を主原料としたシートをポリマーセ メントペーストで下地に接着する防水システムです。EVA樹脂は、耐候性、耐薬品性に優れ、又、温度 差による変化も少なく、安定した物性を持つ樹脂です。EVA樹脂系シートの実績は昭和35年以来、止 水板・鉄道用・道路用トンネルなどに広く用いられています。 ※屋 外(屋根・ベランダなど)又は、ALCパネル下地に使 用する場合は、弊 社担 当者にご相 談 下さい。 特長 ●エバブレン防水の特長 ●エチレン酢酸ビニル樹脂【EVA】の特長 ①下地が湿っていても施工が可能です。(工期の短縮がはかれます。) 【EVA】は可塑剤などを必要としない“もともと柔軟な弾性体”です。 “伸 びが大きい” “引張・引裂き強度が大きい” “耐衝撃 性、耐ストレスクラッ キング性に優れている”などの特性を有しているほか、化学的に非常に安 定した材料です。したがって、経年での変化が少なく、硬くなったり、脆くな ったりしません。また、低温時でも物性はほとんど変わりません。 ●下地の乾燥を待たずに施工ができるので工期短縮がはかれます。 ●コンクリート打設後、養生1∼2日程度で施工が可能です。 ●雨上がり直後でもたまり水を除去すると施工が可能です。 ●型枠撤去直後でも施工が可能です。 ②ラス網なしでモルタルを直接塗ることができます。 ●ポリマーセメントペーストがシートの粗面に深く浸透し起毛を掴んで 固まるため、強い接着力が生まれます(細かい錨を無数に投げ込んだ ことと同じ効果〈錨(アンカー)効果〉) ●モルタルやコンクリートが、シートに強く接着するので、薄い保護 層でも浮 き上がったり剥離したりしない、つまり、タイル工事が簡単にできます。 ●シート端末部に押え金物が不要です。 【EVA】の特長 耐 オ ゾ ン 性 複写機用部品、電機器具用部品 ③作業に危険がありません。 耐ストレスクラッキング性 容器類 ●施工に溶剤や火気を使用しないため、換気の悪い室内での防水施工に適しています。 無 性 食品容器類 ④耐久性に優れた防水層です。 柔軟な弾性体 パッキン類 ●エバブレン防水は、EVA樹脂系を主原料に使用しているため、引張・引裂 き強度が大きく、経年での変化が少ない製品です。 物 理 的 物 質 NATM工法トンネル用防水シート、農業用フィルム 耐 耐 耐 候 薬 品 寒 毒 参考資料 水の行方 湿った下地に防水施工をしてシートで塞いだり、またポリマーセメントペーストを使用し て、シートと躯体の間に挟んでしまうため、それらの成分は何処へ行くのかという疑問が あります。この疑問は、次のセメントの性質を理解していただければ納得して頂けます。 【EVA】の使用例 性 農業用貯水池シート、ゴルフ場池用シート、散水テープなど 性 ウラン抽出用硫酸池(動・燃事業団人形峠事業所)薬品容器 性 スキー用ストックのリング・グリップ、スキー靴、冷凍庫用容器 ■セメントの水和反応 ①セメントの硬化 セメントが硬くなるのは、セメントと水が化学的に結合して硬くな ります。粘土のように水が乾燥して固まるのではありません。 ②反応する水の量 セメントと反応する水の量は、セメントに対して重量で25%の水 が強固に結合し、15%の水が弱く結合した状態で反応すると言わ れています。従って全体ではセメントの重量に対して40%までの 水が反応すると言われています。 H2Oは? 硬くなる のは? ③エバブレンを張る時のポリマーセメントペーストと水の割合 立上り部を施工する時のポリマーセメントペーストは硬目で水・セ メント比は約30%∼34%です。床面部の場合は軟らか目で水・セ メント比は約36%∼39%です。水・セメント比が40%以 上です とほとんど泥水状になりシートの接着は不可能です。(水・セメン ト比が41%のポリマーセメントペーストの硬化体の透水度は、大 理石のそれと同じと言われています。) ④湿った下地の水分の行方 本来セメントと結合していかなければならない水が蒸発してピン ホールを残します。その空隙に再び水が入るとセメントと水は再び 結合します。 エバブレンシート エバブレン防水施工法 JIS A 6008 認証品 ①プライマーの塗布 規格: 厚さ(mm) 幅(m) 長さ(m) 重量(kg/本) 1.1 1.0 30.0 32.0 清掃 YKプライマー685E:水= 1 : 2 ◎ 清 掃及び 下 地 確 認 ●ジャンカやレイタンスなどの下地の仕上り状態が思わしくな く施工に支障がある場合は、補修を依頼する。 ●下地を充分に清掃する。 起毛表面層 断面形状: プライマー 3倍液 シート本体 起毛表面層 ◎下 地 処 理 ●プライマー3倍液の塗布は2回塗りを原則とする。 (RC下地) ●役物まわり、立上り部を先に処理する。 ●ALCパネルや空隙の多い下地の場合は、3回塗布する。 ●プライマーが乾く前に降雨があった場合は、塗布し直す。 ●ドレン、パイプなどの役物まわりは、錆や汚れを取り除く。 ●貫通パイプの付け根は、接着力を上げるためサンドペーパーで荒らす。 ●プライマーの配合に注意する。 ②ポリマーセメントペーストの場合 エバブレンシートは、EVA樹脂系シートで、表面を特殊粗面加工し、 かつ細かい起毛を施し、セメント、反応型接着剤などの接着性の良 い表面に仕上げてあります。 ■ 予め5倍 液を 作っておく。 プライマー YKプライマー685E:水=1:4 5倍液 副資材 ■ 立 上り用ポリマーセメント ペースト ■ 床 面用ポリマーセメント ペースト プライマー5倍液にセメントを加え混練する。 プライマー5倍液にセメントを加え混練する。 プライマー :セメント= 5倍液 プライマー 5倍液 :セメント= 5倍液 : 5 ●成形役物やエバブレンシートと下地の間に必ずポリマーセメ ントペーストが充填されて浮きがないこと。 ●エバブレンシート相互は、100mm以上の接合をとる。 ●成形役物を使用すること。 ●状況に応じてAYシールMS-1を使用し、エバブレンシートを 張る。 (パイプ、便器まわりなど) ●接着体は、サンディング処理を行う。 エチレン酢ビエマルジョンタイプでエバブレン防水のプライマー、接着剤として使用して います。耐水性・耐アルカリ性・耐老化性に優れています。 色 乳白色 比 重 1.05 粘 度 1,000cps 溶 媒 水 固形分 45% 容 量 20kg缶 ◎プライマーの場合(配合比:重量比) 0.1kg/m 2 プライマー 3倍液 ◎ポリマーセメントの場合(配合比:重量比) YKプライマー 685E 水 床面用 : 0.22kg/m 立上り用 : 0.24kg/m 2 0.2kg/m 2 2 0.3kg/m 2 プライマー 5倍液 + 水 セメント 床面用ポリマー セメントペースト 4.0kg/m 2(目安) 0.88kg/m 2 2.9kg/m 2 0.96kg/m 2 3.3kg/m 2 床面用 :1.1kg/m 2 立上り用 :1.2kg/m 2 エバブレンシート 入隅角部役物 出隅角・入隅角部は、必ず 成形役物を使用する。 : 13 規 格 変成シリコーン 333ml/本 ●出隅役物 ●入隅役物 100 100 100 130 100 ■増張りシート ALCパネル・PCa部材のジョイント部にエバブレンシートを必要に 応じて切断し、補強増張りをします。 230 230 ●ポリマーセメントペーストを厚めに塗り、エバブレンシートを 立上り下部より上部の方向に空気を追い出しながらローラー で転圧し張り込む。 ●エバブレンシートの末端からはみ出したポリマーセメントペー ストをシートに覆い被せる。 ●ポリマーセメントペーストの配合に注意する。 100 エバブレン シート ポリマー セメントペースト ⑤床面部施工 ●検査を実施する。 ⑦保護層の設置(別途工事) ●モルタル仕上げなど必ず保護層を設けて下さい。 ※ポリマーセメントペーストは厚め (4∼5mm)に塗布し、空気と 共にしごき出す。 ※下地とシートの間にポリマーセ メントペーストが必ず充填され ていること。 100 エバブレンシート ⑥検査 100 エバブレンシート 出隅角部役物 ポリマーセメントペースト ●エバブレンシートは、ポリマーセメントペーストを用いて流し張 りとする。 ●ポリマーセメントペーストは、エバブレンシートと下地の間に 空隙なく充填されていること。 ●エアー抜きローラーで軽く押さえながら空気を抜く。 ●エバブレンシート相互の接合部は、幅100mm以上とる。 ●ALCパネル・PCa板などの下地の場合は、ジョイント部に増 し張りを行う。 ●ポリマーセメントペーストの配合に注意する。 出隅、入隅角部の増張りに使用します。 成 分 ●出隅角部 150 立上り用ポリマー セメントペースト 4.5kg/m 2(目安) ■成 形役物 ■AYシールMS-1 不定 形シーリング:パイプ まわりのシール、異種材料 と エ バ ブレンシ ート の 接 合部の接着に使用します。 1:4 ポリマー セメントペースト ●入隅角部 ④立上り部施工 1:2 5 ③役物処理 ■YKプライマー685E YKプライマー 685E 14 ポリマーセメントペースト 100 ※シート相互の接合部は、100mm以上とする。 ※位置をしっかりときめて曲がらないように張る。 ※ポリマーセメントペーストで流し張りする。
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