1 橋梁の計測

1 橋梁の計測
鋼桁橋の計測管理
鋼桁橋の計測は主に静的載荷計測、動的載荷計測、頻度計測、振動計測
の 4 項目に分類されます。静的載荷計測は試験車による静的応力の発
生状況を把握します。動的載荷計測は試験車または一般車の走行時によ
る動的応力の発生状況を把握します。頻度計測は鋼桁橋に及ぼす疲労度
を計測します。振動計測は常時微動法、起振機法、車両急停止発進法な
どの試験によって FFT 解析、およびモーダル解析などで振動モードを
把握します。
壁高欄
(プレキャスト)床板
主桁
上フランジ
スカーラップ
:1軸ひずみゲージ
:3軸ひずみゲージ
:1軸コンクリートゲージ
:2軸コンクリートゲージ
:変位計
:加速度計
フランジ
溶接
ビ-
ド
ウェブ
横桁
下フランジ
スティフナー
スティフナー
斜張橋の計測管理
プレストレストコンクリート(PC)斜張橋施工時の主な管理項目とし
ては、①主塔の傾き、②材料(コンクリート、PC グラウトなど)の品
質管理、③たわみ管理(上げ越し管理、形状管理)、④斜材の張力管理、
⑤ PC 鋼材の緊張管理などが挙げられます。施工管理の目標となる設計
値(斜材張力、部材温度、主桁たわみ、応力など)は、各施工段階ごと
にあらかじめ計算されており、施工時には計測から得られた測定値との
対比により施工管理を行います。
主塔
据置型傾斜計
主塔の傾斜測定
計測
コンサルタント
加速度計
荷重計
ケーブル緊張時荷重測定
傾斜計
橋梁の計測
主桁
センターホール荷重計
連通管式変位計
基準水槽
497
斜材
主塔
強制振動による
ケーブル張力測定
連通管式変位計
基 準 水 槽を不 動 点
として桁の垂直方向
変位量測定
鉄筋計