ビーズミルによる効率的な農薬分散

ビーズミルによる効率的な農薬分散
アイメックス株式会社
ビーズミルとは
処理液出口
ビーズが充填された粉砕
室にスラリーを供給し、
ディスクの回転で撹拌を
行い、粉体をサブミクロ
ン・ナノサイズまで微粒子
化する機械。
スリット
処理液入口
冷却水
ビーズミル
一次粒子
サブミクロン
粉
砕
処理形態
・粉砕
凝
集
体
•
•
•
•
衝撃力
せん断力
ずり応力
摩擦力
解
・解砕
砕
・・・等
ナノ分散
横型ビーズミルの優位性
NVM-15
NVMの構造
• 構造がシンプルなためメンテナ
ンス性が良好。
• 竪型よりビーズ充填率が高いた
め処理が速い。
• 大きな起動トルクが不要なため
ジルコニアビーズ使用可能。
• ピン付きディスクで低周速で効
率よく分散可能。摩耗・発熱が
少ない。
• 発熱対策として内筒材質に金属
並みに熱伝導率が高いジルコニ
ア強化アルミナ(ZTA)を採用。
• 発泡性スラリー、高粘度スラリー
に最適。
ジルコニアビーズの優位性 ①耐摩耗性
ガラスビーズより約30倍優位 • スラリー(CaCO3)処理時
Aabrasion Ratio [wt%]
3
ガラスビーズに比べて圧
倒的に優位。したがって
2.54
2.5
2
1.5
1.36
1
0.55
0.5
0
0.082
H2O
CaCO3
Φ 0.5 mm Glass
H2O
CaCO3
Φ 0.5 mm ZrO2
Comparison on Abrasion
between Glass and ZrO2 Beads
ガラスビーズとジルコニアビーズの摩耗比較
• 摩耗による処理効率低
下を防止できる。
• ビーズの交換頻度を少
なくできる。
ジルコニアビーズの優位性 ②処理効率
2
Median Particle Size [µm]
ガラスビーズに比べ
40%処理時間削減
Glass
1.8
1.6
1.4
1.2
1
使用機種 横型連続式ラボ機 RMH-03
0.8
0.6
ZrO2
0.4
0.2
0
1
2
Pass
ZrO2 6m/s D50
3
Glass 6m/s D50
Processing Efficiency Comparison
between Glass and ZrO2 Beads
ガラスビーズとジルコニアビーズの処理効率比較
・少量・高価なスラリーに
最適。
・使用可能ビーズ径
φ0.2~2.0mm
(常用φ0.3~2.0mm)
・100V電源で運転可能。
・移動も手軽で省スペー
ス設置。
ジルコニアビーズの優位性 ③コスト
両メディアの違いを比で表すと・・・・
ジルコニア
ガラス
ビーズコスト
15:1
摩耗量
1:30
処理時間
6:10
電流値
10:9
Cgm.tot:トータルのビーズコスト[¥]
Cgm:ビーズ1kgあたりの値段[¥/kg]
ΔMgm:摩耗量[kg]
Ce.tot:トータルの電気代[¥]
Ce:1kwhあたりの電気代[¥/kwh]
Em.tot:トータルのエネルギー量[kwh]
ジルコニアビーズ使用によって
ビーズ費用は約50%削減可能。
電気代は約33%削減可能。
まとめ
1、横型ビーズミルの優位性
・メンテナンス性良好
・ビーズ充填率大
・ジルコニアビーズ使用可
2、ジルコニアビーズの優位性
・耐摩耗性
・処理効率
・コスト