仕 機 数 様 書 器 名:電位差自動滴定装置(光度滴定分析システム) 量:1 式 納入場所 :地方独立行政法人 京都市産業技術研究所 2 階 化学・物理系機器実験室 (京都市下京区中堂寺粟田町 91 番地 京都リサーチパーク 9 号館南棟) 納入期限 :平成 28 年 2 月 28 日 1.装置の概要 電位差自動滴定装置は,滴定操作において,溶液内の目的成分の濃度(活量)を作用電極と参照電 極の起電力差から測定し,当量点の決定を電極電位変化より行う電位差滴定法の自動化したものであ る。本装置では,光度,酸塩基(pH),酸化還元電位の変化を読み取ることが可能である。また,1 回の 滴下が行われた時点で外部装置へ TTL 信号を出力することができ,その時点の滴定量及び電位を RS-232C 等によりパソコンに出力し,外部装置(スぺクトロメーターSEC2000)による吸光度データ と統合し,3 次元滴定データが得られる。その結果,より高精度な当量点の検出が可能になり,高含有 成分のバラツキの少ない高精度分析が可能となる。LA/ICP 発光分析法,グロー放電発光分析法,蛍光 X 線法などの固体標準物質の成分値の相互確認に利用することできる。 <全般的な仕様> ○ 本システムは,点検,修理,交換,取り扱いが容易であり,また,人体に危険を及ぼさない,操 作を行いやすい様に配置すること。 ○ 本システムの機能が十分に働く条件とすること。当所が準備する台以外に,機器を設置する台が 必要な場合は納入業者が用意すること。 ○ 納入業者は,日本語で記載された取扱い説明書(デジタルデータ含む)を用意すること。 ○ 納入業者は,システム全体に対して,部品供給,保守点検,修理等を責任を持って対応すること。 ○ 納入業者は,装置設置に伴い他の分析機器のレイアウトの変更を伴う場合は,該当機器の移設に ついても責任を持って対応すること。 2.必要とする規格及び性能条件 1) 1回の滴下が行われた時点で既設外部装置(スぺクトロメーターSEC2000)へ TTL 信号を出力 することができ,その時点の滴定量及び電位を RS-232C 等によりパソコンに出力することがで きること。 2) 今回のシステム構成のみで,中和滴定,酸化還元滴定,光度滴定が使用可能なこと。 異なる2つの検出電位を同時に記録できること。 検出範囲は,電位差:±2000.0mV を満たすこと。pH:0.000~20.000 を満たすこと。 温度:0~100℃を満たすこと。透過率:0~100%T を満たすこと。 吸光度:0-1Abs を満たすこと。 3) ビュレットユニット(容量 20 mL )を 2 台以上導入し,本装置で利用できること。 滴定精度は「20 mL ビュレット±0.02 mL,再現性±0.01 mL,最小吐出量(20 mL ):0.001mL」 と同等もしくは同等以上。 2 台のビュレットは,それぞれ交換することなく利用できること。 4) 複合ガラス電極,温度補償電極,複合白金電極,光度センサーを導入し,本装置で利用できるこ と。光度滴定用干渉フィルターをの2種類(530nm,630nm)を導入し,本装置で利用できる こと。 5) マグネティックスターラー,ドットマトリックスプリンターを導入し,本装置で利用できること。 6) オーシャンオプティクス製苛酷環境用液浸プローブ,光路長ティップ RTP-2-10,スぺクトロメ ーターSEC2000 に使用する UV/VIS コリメーティングレンズを導入すること。 7) データ収集ソフトを導入し,附属するパソコンで利用できること。 データ収集ソフトの機能として,次の仕様を満たすこと。 ①Microsoft® Excel®のワークブック上に直接測定結果を取り込むことができること。 ②CSV 形式ファイルに保存できること。 8) データ解析用ノートパソコン,プリンター,オフィス(ワード,エクセル,パワーポインタ―)を 附属すること。 ●ノートパソコンの性能は, ○OS:Windows7 professional 以上,○CPU:インテル製 Core i-5 同等以上 ○液晶 15.6 インチ以上。○メモリ 4GB 以上。○USB ポート:3 つ以上。 ○ディスク装置:CD-R の書き込みが可能なこと。 ○SEC2000 スペクトルメーター用のソフトが利用できること。 ●プリンター,オフィス ○インクジェットカラープリンター ○マイクロソフト製ワード,エクセル,パワーポインタ―の製品版。 (Microsoft Office Home and Business 製品版[永年,2 台利用]でも可) 9) 本装置を利用する際に必要な接続ケーブル,テーブルタップ等を用意すること。 3.その他の契約条件 1)搬入・据付及び調整等 運搬,据付及び付帯工事,養生等に係る費用は納品者が負担すること。 設置は,十分な調整,動作確認を行った上で,納入すること。 納入時は,当所内の床,壁,エレベーター等の破損を防ぐこと。必要に応じて養生等を行うこと。 万一,当所の建物・設備などに損傷を与えた場合は,納品者の責任において,原状に復すること。 検収は,設置場所で関係職員の立会いのもと行うこと。 2)保証期間等 保証期間は,平成 29 年 3 月 31 日とする。 本機器の操作等に関する関係職員への研修内容,方法,期間などについては,納品者と協議の上, 決定するものとする。 4.参考機種 装置本体:京都電子製 AT-710M 電位差自動滴定装置(光度滴定仕様) 同等もしくはそれ以上
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