(3)いつでも水をとどける

(3)いつでも水をとどける
川の水や水道 水をどのようにやり取りしているのでしょうか。
と
ね
●利根大ぜき
と ね が わ
利根川の水を取り入れます。
取り入れた水は水道用、農業用、工業用等の
か く ち
水として各地へ送られます。
おうらようすいろ
邑楽用水路
ぐ ん ま
群馬県(農業用)
さいたま
埼玉県(農業用)
と
ね
利根大ぜき
と
ね
が
わ
利根川
取水口から取り入れた水は
さいたま
埼玉県(水道用)
水は取水口から取
り入れられて、地
下を通って浄水場
まで運ばれます。
と ね が わ
お う ら
利 根川の下を通って、邑 楽
用水路にも流れています。
じょうすいじょう
蔵水 路
武
水道局の人の話
みぬまだい
しょうわ
昭和 30 年代まで東京都
た ま が わ
の水道は、主に多摩川の
さいたま
埼玉用水路
さいたま
埼玉県(農業用)
む さ し
見沼代用水路
さいたま
埼玉県(農業用)
さいたま
埼玉県、東京都(水道用)
武蔵水路
さいたま
東京都、埼玉県
(水道用、工業用)
水にたよっていました
む さ し
が、武 蔵水路によって、
昭 和 40 年(1965 年 )
と ね が わ
から利根川の水も取り入れるようになり
ました。
ぐ ん ま
さいたま
今では、群馬県や埼玉県の山から流れ
と ね が わ
出る利 根川の水を、東京都と群 馬県や
さいたま
埼玉県などで分け合って使っています。
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川の水は、生活で使う水道水
ぐ ん ま
だけでなく、農家の仕事や工
場のためにも使われるんだね。
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いつも安定して水を
●水道水のやり取り
あ ら か わ
い ば ら き
荒川
茨城県
さ い た ま
埼玉県
と
さいたま
あさかじょうすいじょう
おおくぼじょうすいじょう
東京都朝霞浄水場
の水を埼玉県へ
ね
が
わ
利根川
埼玉県
大久保浄水場
あさかじょうすいじょう
東京都朝霞浄水場
さいたま
た
ま
が
おお く ぼ じょうすいじょう
埼玉県大久保浄水場
の水を東京都へ
わ
多摩川
ち
かわさき
いくたじょうすいじょう
川崎市生田浄水場
の水を東京都へ
や ま な し
山梨県
ば
千葉県
東京都
かわさき
川崎市
いくたじょうすいじょう
生田浄水場
じゅすいいき
受水域
水の流れ
東京都
れんらく
ながさわじょうすいじょう
連絡か所
長沢浄水場
か
な
が
わ
神奈川県
水道局の人の話
まわりの県や市との
すいどうかん
すいどうかん
まわりの県や市の水 道管と東京都の水道管と
むす
ながさわじょうすいじょう
東京都長沢浄水場
の水を川崎市へ
じ し ん
きょうりょく
協力が、必要なんだね。
さいがい
が結 ばれていて、地震などの災 害が起きてどち
らかの水が足りなくなったときには、多いほう
から水道水を送ることになっています。
げんすい
原水のやりとり
と ね が わ
た ま が わ
れんらくしせつ
と ね が わ
利根川と多摩川の連絡施設
利根川
と ね が わ
利根川の水が多いときに
ひがしむらやまじょうすいじょう
むさしすいろ
お ご う ち
武蔵水路
小河内ダム
は、その水を東 村山浄水場
に 送 り ま す。 反 対 に 利 根
川の水が少ないときには、
た ま が わ
やまぐち ち ょ す い ち
山口貯水池
た ま が わ
多摩川の水を朝霞浄水場へ
送ることができる仕組みに
なっています。これを原水
れんらく
朝霞浄水場
多摩川
あさかじょうすいじょう
お ざ く しゅすい
あらかわ
あさかじょうすいじょう
むらやま ち ょ す い ち
ひがしむらやまじょうすいじょう
村山貯水池
東村山浄水場
小作取水せき
と
ね おお
利根大ぜき
あ き が せ しゅすい
秋ヶ瀬取水せき
は む ら しゅすい
羽村取水せき
荒川
たまがわじょうすい
げんすいれんらくかん
玉川上水
原水連絡管
連絡といいます。
◇原水…川の水
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