① 実験のポイント 光の性質を利用した最先端技術は身の回りにたくさん

① 実験のポイント
光の性質を利用した最先端技術は身の回りにたくさんあります。例えばイ
ンターネットも光の性質を利用した最先端の技術の一つです。
この実験では基本的な光の性質を学び、現在一般的にメガネで使われてい
るゆがみの無いレンズ(非球面レンズ)を実際に製作します。
②実験メニュー
光の屈折(光は曲がる)、光の反射、レンズの原理の学習
レンズの製作
③実験の原理
光は空気やアクリル、ガラス中での進む速さがそれぞれ違うという性質が
あります。この性質により屈折という現象が起こります。
実験ではこの屈折をプリズムやレンズを使って実際に観察します。
また、特別な光の入り方の場合、アクリルの棒にレーザビームを通すと光
が反射しながら伝わるようすが観察できます(全反射)。この現象を利用し
て光ファイバーでも音などの情報を伝える事ができます。
①プリズムにレーザ光を通過
②レンズにレーザ光を通過
④実験で使うもの
レンズ製作用機械、光実験用器材(レンズ、レーザ等)
⑤実験のやり方・方法
光の基本的性質がわかったら、いよいよレンズを作ります。
専用の回転ドリルを使ってアクリルの丸棒を削り、レンズを作ります。
この時、ドリルの刃を特定の角度をつけてセットすると、ゆがみの無いレ
ンズ(非球面レンズ)を作ることができます。
最後に、レンズの表面をみがいてレンズの完成です。
無収差レンズ
レンズの材料を削る
完成!
一般のレンズ
削ったレンズをみがきます
ひずみのない無収差レンズ
⑥みなさんへ
身の回りのモノに、光のどのような性質が使われているのか考えてみよう!
⑦当日の持ち物
特に無し
⑧当日の服装
・動きやすい服装
・運動靴(工作機械を使いますので、サンダルやブーツ等安定しない靴は避
けてください)
・髪の長い場合は結んでください。
⑨注意事項
ルールを守って安全に機械を使ってください!