第3回全国まちなか広場研究会 分科会プログラム 分科会は、各会場にわかれグループ討議後、プレゼンテーションまで実施いたします。 (1)~(5)の中から、第3希望までお選びください。 全体ファシリテーター:園田 聡(公共空間の「質」研究部会・一般社団法人パブリック・プレイス・パートナーズ) 高野哲矢(公共空間の「質」研究部会・株式会社都市環境研究所) (1) 未来の広場を妄想力でデザインする-広場妄想ビジョンを可視化するサポート:根本春奈(公共空間の「質」研究部会・株式会社カンター・ジャパン) ① “こんな広場はいやだ” 「集まる人の平均年齢が 70 才以上」 、 「どこかの誰かが無秩序に占有している」、 「毎朝不法投棄が散 乱している」、 「たちの悪いナンパスポットになっている」等、最悪な広場のイメージを共有し、逆説的 に理想の広場像について考える。 ② “注文の多い広場” 老若男女、オープンで何でもできる…なんていうのは 2010 年代のハナシ。公共空間が余ってくる 2020 年代には「○○しかできない広場」のような次世代の広場が誕生する(はず)。 「出会った人に挨拶をし なければいけない」、 「金曜の晩はおしゃれをしないといけない」等ちょっと変わった禁止事項について 考える。 ③ “未来の広場イベントを企画する” 家族葬から「広場葬」へ。地元の人達に見送られる新しい葬儀のカタチ…といったこれからのトレン ドを予想した広場のイベントを企画し、その実現性について語り合うグループセッション。冠婚葬祭だ けでなく農業・選挙・外国人観光客の受け入れ等、今はありえない「未来の広場」の使い方を妄想する。 (2) 広場利用の「公共性」を考える-パブリック・マインドを醸成するサポート:山﨑正樹(公共空間の「質」研究部会・森ビル株式会社) ① “広場の使用について” ・・・日常的な使用の可能性を考える 広場の管理主体が行政の場合、公共性・公益性がないと貸せないため、借りられる団体等が限られて くる。また、使用に関する手続きが煩わしさもあり、これらの対応策について考える。 ② “広場でのイベントについて” ・・・非日常的な利用の公共性を考える 住宅街にある広場については、事前にイベントの説明には回るようにしているが、音楽等の騒音の苦 情が出てくるため、対応策について考える。 (3) 住宅地の広場の未来を考える-「ご近所さん」による活用の可能性- サポート:望月健太(公共空間の「質」研究部会・大成建設株式会社) ① ご近所広場の未来 ~いわゆる住宅地に生まれつつある空地について~ これから人口が減少していくと、住宅地でも少し空間にゆとりがうまれる(既にある?)可能性が 高い。このゆとりからうまれた空間(広場)で、近所の人たちで菜園をやってみる、ちょっと体操を するなどの活動(アクティビティ)がうまれると、ちょっと楽しい暮らしができる住宅地がうまれる かもしれません。いわゆる「まちなか」とは違った住宅地の広場の未来について、誰が?何を?どの ような形で?使いこなすのか?等について可能性を考える。 (4) 日本独自の広場空間への挑戦-日本の伝統的広場文化から再考するサポート:鈴木美央(公共空間の「質」研究部会・一般社団法人パブリック・プレイス・パートナーズ) ① “広場とお城” (姫路市開催を記念して) ヨーロッパでは教会の前等、自然と人が集まるところに広場ができ、市場が立っていますが「日本の 城下町にはそういう広場はあったのだろうか?」という観点から「広場に、人を集める仕掛けとは?」 について考える。 ② “広場の使い方” 市民としての利用者目線で、まちなか広場を自分ならどの様に活用したいかを考える。 ③ ”あって良かった!(使って良かった!)こんな備品” 運営管理者目線から、また、利用者目線から良かった備品について考える。 (5) 広場マイスターを目指して-維持・管理から運営、その先の経営へサポート:萩野正和(公共空間の「質」研究部会・株式会社デキタ) 公共空間を造るセクションと活用するセクションの連携をどう図るか。公共空間の魅力や質を高める ための管理・運営の方法をどう確立するかについて考える。 ■各テーマのポジショニング (1)未来の広場を妄想力でデザインする 〜広場妄想ビジョンを可視化する〜 (2)広場利用の(公共性)を考える 〜パブリック・マインドを醸成する〜 (3)住宅地の広場の未来を考える 〜「ご近所さん」による活用の可能性〜 (4)日本独自の広場空間への挑戦 〜日本の伝統的広場文化から再考する〜 (5)広場マイスターを目指して 〜広場の維持・管理から運営、その先の経営へ〜 つかい方・利用者目線・ソフト (2) (3) 住 宅 地 (5) (1) (4) つくり方・設置者目線・ハード 商 業 地 ・ 中 心 市 街 地
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