REVSONIC グループ グリーン調達基準書

REVSONIC グループ
グリーン調達基準書
Ver. 1.0.
2015 年 10 月
REVSONIC 株式会社
改訂履歴
改訂 No.
制定・改訂内容
制定・改定日
Ver.1.0
新規制定
2015 年 10 月
2
REVSONIC グループ
グリーン調達基準書
目
1. 環
2. は
境
基
本
じ
方
め
3. 目
4. 適
次
針 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
に ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
的 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
用
範
囲 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
5. グ リ ー ン 調 達 基 準 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
6. お取引先様へのお願い事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6
7. 用
語
の
解
説 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6
付属書Ⅰ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9
付属書Ⅱ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10
付属書Ⅲ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11
付属書Ⅳ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12
添付資料 1 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13
添付資料 2 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14
添付資料 3 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15
3
環境基本方針
REVSONIC グループ (以下「REVSONIC」という)は、地球環境の保全を人類共通の重
要課題と認識し、環境と調和した企業活動を推進するため、2015 年 10 月に環境基本方針
を制定し、次の基本方針に基づいてグローバルに行動します。
1. 製品ライフサイクルにおける環境負荷の低減
REVSONIC の製品を市場に提供するにあたっては、原材料の調達から廃棄段階
に至るまでの製品の全ライフサイクルにわたって、地球環境への負荷をできるだ
け少なくするように努める。
2. 事業活動での環境負荷の削減
原材料・部品の調達から生産、物流に至る事業活動によって発生する環境負荷
を低減するよう省エネルギー、廃棄物削減、有害化学物質削減などの環境保全活
動を推進する。
3. 法規制・基準の遵守
REVSONIC が事業を行う国や地域はもとより、提供する機器が使用される国や地
域の環境規制を遵守する。また、必要に応じて自主基準を策定し、環境保護に努め
る。
4. 環境マネジメントシステムの確立と継続的改善
REVSONIC の環境保護推進体制の整備、環境目標の設定などにより環境保全活動
を推進する。また、内部監査などにより継続的な改善を図る。
5. 従業員の意識向上と社会貢献
日常業務を通じて従業員の環境保護に対する意識向上を図るとともに、従業員一
人ひとりが環境保全活動などを通じて積極的に社会貢献に努める。
6. コミュニケーションの推進
REVSONIC の環境保護への取り組みを社内外に開示し、広く社会や関係者とのコ
ミュニケーションを推進するとともに、その意見を反映して環境保全活動の継続的
な改善を図る。
4
はじめに
REVSONIC では、環境保全活動の維持、向上を図り、社会、顧客の要望に応えるため、
また、世界各国で目まぐるしく変化する環境法規制・規格への迅速な対応を図り、社会的責
任を果たすために、調達活動の指針として「REVSONIC グループグリーン調達基準書」を
作成しています。
環境に配慮した製品提供の推進は、REVSONIC だけで成しえられるものではなく、お取
引先様の、ご理解、ご協力なくして進めることは不可能です。お取引先様と共同で推進した
く、本運用が有効となるよう、社会的背景、主旨をご理解の上、環境負荷低減活動、並びに
継続的維持改善の推進を強くお願いします。
目的
環境保全活動に積極的なお取引先様とのお取引を優先し、環境負荷の少ない製品、部品、
材料を積極的に採用し、REVSONIC の事業活動に伴う環境負荷の低減を図ると共に、環境
に配慮した製品の市場拡大に貢献することを目的とします。
適用範囲
本基準書は、REVSONIC が物品を調達し、または、製造等の委託をするお取引先様 (以
下、総称して「お取引先様」といいます。) および、お取引先様が REVSONIC に販売、納
入する購入品に適用されます。
ただし、REVSONIC より、本基準書に加えて、または、別途含有化学物質に関する基準
を個別に要求する場合、個別の要求が優先します。
グリーン調達基準
(1) 調達品の評価
REVSONIC では、調達品の含有化学物質について、そのリスクに応じて、ランク
1 からランク 3 の基準を設けています。調達品には、そのランクに応じた含有化学物
質の管理をお願いいたします。
① 化学物質管理基準のランク 1
一切の含有を禁止する物質です。(付属書Ⅰに記載)
② 化学物質管理基準のランク 2
条件 (閾値、含有部位等)付で含有を制限する物質です。(付属書Ⅱに記載)
③ 化学物質管理基準のランク 3
5
含有量、含有部位が把握・管理され、その正確な情報の提供が必要とされる
物質です。原則として JAMP で定めた化学管理基準にあげられた物質です。
(付属書Ⅲに記載)
(2) お取引先様の評価
① 環境管理体制
外部認証機関による認証取得 (ISO14001 など) の有無に関わらず、環境管
理のシステムを持つか、または具体的な取得計画があるかを確認いたします。
② 工程における有害物質の不使用 (化学物質管理基準のランク 4)
工程におけるオゾン層破壊物質および有機塩素系洗浄剤 (付属書Ⅳに記載)
を使用していないことを確認します。
お取引先様へのお願い事項
(1) グリーン調達品の確認
・ランク 1 およびランク 2 の含有禁止物質を含有している調達品は購入できませ
ん。お取引先様におかれましては、取引開始にあたり事前に、ランク 1 に対応し
た「含有禁止物質不使用証明書」およびランク 2 に対応した「非含有証明書」の
提出をお願いいたします。
・個別の製品、用途により、本基準書に含まれていない内容に関する文書の提出
をお願いする場合があります。
(2) お取引先様の環境管理体制、工程中の有害物質不使用の確認
・
「グリーン調達環境活動調査書」の提出をお願いします。
・必要に応じて、環境管理体制に関する監査・調査を実施することがあります。
その際には、事前にご連絡を差し上げ、同意のもと実施させていただきます。
用語の解説
(1) JAMP
アーティクルマネジメント推進協議会 (Joint Article Management Promotionconsortium) の略。アーティクル (部品や成形品等の別称) に含有する化学物質な
どの情報を適切に管理し、サプライチェーンで円滑に開示・伝達するための具体的
な仕組みを作り普及させることを目的に活動している業界を横断した団体。
部品の含有化学物質の情報伝達シート (MSD Plus、AIS) を提案している。
6
(2) JIG
Joint Industry Guide の略。JGPSSI (グリーン調達調査共通化協議会) ・EIA・
EICTA の共同作業により発行されたグリーン調達に関連する管理物質の共通化を
目的としたガイドライン JIG の物質選定基準や報告基準は、IEC62474 に引き継
がれました。
IEC62474 は、IEC/TC111 が運用する含有化学物質開示手順及び開示化学物質
リスト・データフィールドです。
(3) SVHC
Substances of Very High Concern の略。高懸念物質と訳される。発癌性、変異
原生、生殖毒性、生物蓄積性などを示す化学物質の中から EU の化学品庁が定めた
物質で、段階的に追加されていく予定。
(4) 含有
お取引先様が製品・部品等の機能や品質を維持する目的で意図的に添加、充填、
付着させた物質をいい、成分・含有量にかかわらず含有とします。また、含有の判
断は均質材料毎に行います。ただし、半導体デバイス等を製造する為の微量添加物
のように、意図的な使用ではあるが残存量が極めて微量な場合は、含有として取扱
いません。
(5) 除外対象項目
本基準書で規定する使用禁止物質、使用制限物質および含有管理物質の対象範
囲から除かれる特定の用途、物質等を定めた項目を指します。
(6) 材料
材料は、1 つ以上の化学物質から構成されています。例えば、合金は材料である
が、合金自体は、多数の異なる化学物質から出来ています。
(7) 包装材
製品、部材、原材料の輸送や保護のために用いるもの。具体的には、段ボール、
テープ、結束バンド、袋、シート、スティック、リール、トレイ、木枠、緩衝材な
どと、これらの表示に用いるラベル、インク、塗料等、また防カビ剤等に使われる
梱包関係物質も指します。
(8) 意図的添加
「意図的添加」とは、製造工程において、製品に特定の特徴、外観または品質を
7
与えるために、故意に使用することを意味します。
なお、下記の添加は「意図的添加」とみなしません。
・半導体製造工程における不純物導入すること
・既知の不純物を含む材料を使用し、製品を製造すること
(9) 環境負荷物質
人の健康維持、環境の保全に支障を及ぼす物質、またはそのおそれのある物質。
(10) 閾値レベル
製品用部材ならびに包装用部材に含まれる化学物質の含有有無を判定する境界
値。
閾値レベルの数値は ppm および質量% (wt%) で表されます。
(11) 閾値
「閾値」とは、購入品の部位ごとに含有する化学物質の許容濃度であり、付表に
て定めた値をいう。
(12) お取引先様
お取引先様とは、弊社が部品・材料、副資材、生産補助材および包装梱包資材を
購入するお取引先様、またはお取引先様 (商社等) を介して部品・材料、副資材、
生産補助材および包装梱包資材を供給する企業・事業所様をいいます。
(13) グリーン調達
グリーン調達とは、
「環境保全に積極的なお取引先様」から「環境汚染物質の含
有量が弊社の設定した基準に適合した物品」を購入することをいいます。
8
付属書Ⅰ
化学物質管理基準のランク 1 に該当する含有物質
対応規制:化審法第 1 種特定化学物質、労安法製造禁止物質、オゾン層保護法の特定物質
但し、モントリオール議定書の付属書 C-1 を除く
化審法:化学物質の審査および製造等の規則に関する法律
労安法:労働安全衛生法
9
付属書Ⅱ
化学物質管理基準のランク 2 に該当する含有禁止物質
対応法規制:2011/65/EU (RoHS) Annex Ⅰ、Annex Ⅱ
10
付属書Ⅲ JAMP 管理対象基準
管理対象基準
記号
化学物質審査法第 1 種特定化学物質リスト
JP01
安衛法製造禁止物質リスト
JP02
毒劇法特定毒物物質リスト
JP03
2011/65/EU (RoHS 指令) 対象物質群リスト
EU01
2011/37/EU (ELV 指令) 対象物質群リスト
EU02
CLP 規則 Annex VⅠ Table 3.1 および Table 3.2 の発がん性・生殖毒性・
EU03
変異原性物質リスト
REACH Annex XVⅡ
EU04
制限対象物質
REACH 認可対象候補物資 (SVHC)
EU05
850-2004-EU (EU POPs 規則) ANNEX 1
EU06
ESIS PBT のうち、Fulfilling 部分
OT01
GADSL
IA01
IEC62474
IA02
JAMP-SN
(Substance
Number)付与物質
JAMP
SN
RoHS 指令:Restriction of Hazardous Substances 電気・電子機器に含まれる危険物質を
規定し、物質の使用を禁止する EU 指令
ELV 指令:End-of Life Vehicles Directive 使用済み自動車が環境に与える負荷を低減する
ための EU 指令
CLP 規則:Classification, Labeling and Packaging of substances and mixtures 物質及び
混合物の分類、ラベル、包装に関する EU 規則
REACH 規則:Registration, Evaluation, Authorization and Restriction of Chemicals 化
学物質とその安全な使用・取扱・用途 (Use) に関する EU 規則
POPs 規則:PCB,DDT 等の残留性有機汚染物質 Persistent Organic Pollutants に対する
国際条約に基づく規則
ESIS PBT : European chemical Substances Information System 欧州各国の環境規制を
取りまとめて公表するシステム
PBT (Persistent, Bioaccumulative, and Toxic 長期残留性、生体蓄積性および
毒性)
GADSL:GLOBAL AUTOMOTIVE DECLARABLE SUBSTANCE LIST 自動車のライフ
サイクルにおける環境低減を目指した管理物質リスト
IEC62474:IEC (国際電気標準化会議) の TC111 委員会で定められた含有化学物質開示手
順に関する国際規格
JAMP-SN:CAS 番号が付与されていない物資に対して、JAMP が定めた化学物質番号
11
付属書Ⅳ 化学物質管理基準のランク 4 に該当する物質で工程での使用を禁止する物質
(密閉された状態でのみ使用されている場合は除きます。 例:冷却装置の冷媒)
化学物質
主な法規制等
主な環境影響
主な用途
1
オゾン層破壊物質(*1)
オゾン層保護法
オゾン層破壊
洗浄剤、冷媒
2
有機塩素系洗浄剤(*2)
土壌汚染対策法
土壌汚染
洗浄剤
(*1) 工程での使用を禁止するオゾン層破壊物質は、モントリオール議定書に従います。
(*2) 工程での使用を禁止する有機塩素系洗浄剤は以下の通りです。
トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、ジクロロメタン、四塩化炭素、
1,2-ジクロロエタン、1,1-ジクロロエタン、シス-1,2 ジクロロエタン、
1,1,1-トリクロロエタン、1,1,2-トリクロロエタン、1,3-ジクロロプロペン
12
添付資料 1
年
REVSONIC 株式会社 宛
含有禁止物質不使用証明書
会社名:
住所:
代表者名:
社印
当社 (当社の子会社・関連会社を含む) が、貴社に直接または第三者を通して納入する
全ての製品または部品、原材料、梱包材、付属品等に下記に記載する化学物質が含まれて
いないこと (法規制値未満であることを含む) を証明します。
記
化学物質管理基準ランク 1
13
含有禁止物質
月
日
添付資料 2
年
月
日
REVSONIC 株式会社 宛
条件付含有禁止物質 (RoHS 指令物質) に関する
非含有証明書
会社名:
住所:
代表者名:
社印
当社 (当社の子会社・関連会社を含む) が、貴社に直接または第三者を通して納入する全ての製品・
部品・ユニット (原材料、製品に使用する梱包材、付属品を含む) について
「REVSONIC グリーン調達基準書」に定める下記物質が意図的で有るか否かに関わらず
含有していないことを証明します。
(閾値および適用除外項目については REVSONIC グリーン調達基準書付属書を参照のこと)
記
対象となる規制有害物質
1.
2.
3.
4.
鉛
水銀
カドミウム
六価クロム
5. PBB
6. PBDE
以上
14
添付資料 3
年
月
REVSONIC 株式会社 宛
グリーン調達環境活動調査書
会社名:
住所:
代表者名:
社印
当社の環境管理活動について以下のように報告します。
1. 環境管理体制について
ISO14001 を取得済である。
認証日
審査機関
認証番号
ISO14001 を取得予定である。
審査予定日
他の環境システムを構築済である。
認証日
審査機関
認証番号
他の環境システムを構築予定である。
構築システム名
構築予定日
独自システムを構築中、構築済である。
□ 環境方針及び行動計画がある。
□ 推進体制がある。
□ トップコミットメントがある。
□ 環境に関する法令を遵守している。
2. 生産工程有害物資不使用
□ 生産工程でオゾン層破壊物質および有機塩素系溶剤を使用していない。
□ 生産工程でオゾン層破壊物質および有機塩素系溶剤を使用しているが
全廃計画がある。 全廃時期
□ 当社では、生産工程はありません。
3. 情報開示
□ 製品に含有される化学物質の含有情報の開示ができる。
15
日