境港市地域防災計画の修正概要について ≪震災・風水害対策編≫

境港市地域防災計画の修正概要について
境港市では、地域における災害に対処するために、防災関係機関、市民等の役割を定めた総合
的かつ基本的な計画である「境港市防災計画」を策定しています。
平成25年6月の災害対策基本法の一部改正をはじめとした関係法令の改正等を踏まえ、
本計画の見直しを進めており、この度、計画修正案をとりまとめました。
主な修正等は以下のとおりです。
≪震災・風水害対策編≫
<総則>
1.住民の防災活動について
ア 住民の責務、日頃の備え等を追記 (第5章第3節)
住民は、災害対策基本法により、食品、飲料水その他の生活必需物資の備蓄その他の自
ら災害に備えるための手段を講ずるとともに、防災訓練その他の自発的な防災活動参加、
過去の災害から得られた教訓の伝承その他の取組により防災に寄与するように努めなけれ
ばならないとされている。-略-
<災害予防計画>
2.防災拠点の整備について
ア 災害対策本部室、備蓄拠点を追記 (第1章第6節)
イ 市民体育館の使用について、耐震工事中にて現在使用ができないため、
「耐震工事期間中は
第二市民体育館を代替施設とする。
」を追記 (第1章第6節)
他市町村等からの応援物資等の集積拠点は、市民体育館(※耐震工事期間中は第二市民
体育館を代替施設とする。
)-略-
3.避難体制の整備について
ア 避難勧告等の発出基準一覧を追記 (第8章第3節)
ア 立退き避難型の安全確保行動(その場から移動する)
【三類型の避難勧告等一覧】-略イ 屋内退避型の安全確保行動(その場にとどまる場合を含む)-略-
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4.緊急避難所・避難所等の整備について
ア 指定緊急避難場所等、避難所の種類と指定について追記 (第9章第3節)
市は、都市公園、公民館、学校等の公共的施設等から、その管理者の同意を得た上で、
地域の人口、地形、災害に対する安全性等に応じ、災害の危険が切迫した緊急時において
安全が確保される指定緊急避難場所及び被災者が避難生活を送るための指定避難所につい
て、必要な数、規模の施設等をあらかじめ指定し、住民への周知徹底を図るものとする。
-略-
5.被害認定及び罹災証明書の発行について
ア 体制の整備を追加 (第27章第1節及び2節)
この計画は、災害時に被災した住家の被害程度(全壊、半壊等)を判定する「被害認定
(罹災証明)
」を実施し、罹災証明書が遅滞なく発行できるよう、罹災証明書の発行体制を
整備することを目的とする。-略-
<災害応急対策計画>
6.配備及び動員について
ア 配備体制及び配備の基準を修正 (第2章第2節)
イ 防災服の着用を追記
災害が発生し、又は発生するおそれがある場合における配備体制は、-略- 市長が、本部
設置後においては本部長が配備体制を決定し、配備指令を発令する。配備の基準は、
(表3
-2-1)及び(表3-2-2)のとおりとする。-略-
7.平時から職員が講じておくべき対策について
ア 市の職員の対策として、防災情報の収集・配備及び動員体制の確認・食糧及び飲料水等の
個人備蓄等を追記 (第2章第3節)
市の職員は、市の防災行政無線情報や、配備体制の基準となる気象警報・注意報等、そ
の他防災危機管理情報が配信される「あんしんトリピーメール(以下「トリピーメール」
という。
)
」に登録する。-略8.災害救助法の適用について
ア 災害救助法による救助の種類と概要を追記 (第8章第5節)
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災害救助法による救助の種類、対象、費用の限度額及び期間等は、表3-8-1及び鳥
取県災害救助法施行細則のとおりとする。-略【表3-8-1 災害救助法による救助の種類と概要】-略-
9.自衛隊災害派遣要請について
ア 自衛隊法施行令により災害派遣要請者に空港事務所長を追記 (第11章第2節)
災害派遣要請者
(1)知事
(2)海上保安庁長官、第八管区海上保安本部長
(3)空港事務所長 -略-
10.避難方法、避難所の運営等について
ア 避難の順を明記
イ 避難所の運営に際し、女性や子育て家庭対応等を追記 (第13章第9節)
-略- 市は、避難所を開設し避難住民を収容したときは、-略- 男女のニーズの違いを踏ま
え、男女両性の視点から運営状況がチェックできるよう、避難所運営における女性の参画
を推進し、男女共同による避難所運営ができるよう配慮するものとする。-略- 女性や子育
て家庭のニーズに配慮した避難所の運営に努めるものとする。-略-
11.道路管理者による通行の禁止又は制限、措置の実施について
ア 災害対策基本法に基づき緊急車両の運行を確保するために市における措置を記載
-略- 放置車両や立ち往生車両が発生している場合で、緊急通行車両の通行を
確保するた
めの緊急の必要があるときは、災害対策基本法に基づき、運転者等に対し車両の移動等の
命令を行うものとする。-略- また、-略- 道路管理者(国、県)へ要請するものとする。
12.入浴対策について
ア 「さかいポートサウナ」の使用について明記
(第27章第3節)
市は、
「さかいポートサウナ」が使用できる場合は開放するとともに、民間業者に対して、
入浴施設の開放を要請するものとする。
13.仮設住宅の建設用地の選定について
ア 学校の敷地を定める場合、教育活動に配慮することを追記
イ 県の管轄であったため「海浜公園(中野)」・「中野西公園」を削除し、新たに夕日ケ丘メモ
リアルパーク・中野東公園を追加 (第32章第3節)
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用地の選定・確保は、市が行うものとする。用地の選定にあたっては、-略- 公共用地等
から優先して選定し確保するものとする。-略- なお、学校の敷地を応急仮設住宅の用地等
として定める場合には、学校の教育活動に十分配慮するものとする。
14.文教対策について
ア 退職教員の活用について追加 (第33章第3節)
災害により教員の確保が困難で、平常授業に支障を来す場合は、退職教員を臨時に雇用
するなど対策を立てる。
15.不発弾処理について (第42章)
ア 昨年11月の事案を教訓に新たに計画を作成
<他の計画と同内容の修正等事項>
●災害対策基本法の改正による修正等
・災害の種類に「崖崩れ」
・
「土石流 」
、「地滑り」を追加
・
「災害時要援護者」を「避難行動要支援者」へ語句の修正
●漢字等用語の統一
・
「り災証明」を「罹災証明」
。
「ねずみ属」を「ねずみ族」。
「応急危険度判定」を
「被災建築物応急危険度判定」へ用語の統一
●組織改正による修正等
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≪津波災害対策編≫
<津波災害の予防>
1.避難勧告等の発出基準について
ア 津波に係る避難指示の発出基準の修正 (第2章第3節)
市は、鳥取県に津波警報等が発表された場合に、発令すべき避難指示等の基準を定める
とともに、対象地域をあらかじめ定めておくものとする。-略【津波災害の場合の「避難勧告等の発出基準」】 -略-
<津波防災地域づくりに関する法律への対応>
2.津波一時避難所の追加等
ア 市民体育館の使用については、現在、耐震工事中で使用できないため、
「耐震工事期間中は
第二市民体育館を代替施設とする。
」を追記
イ 「認定こども園 美哉幼稚園 びさい保育園」を追加認定
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≪原子力災害対策編≫
1.原子力防災の体制
ア 配備体制の強化
(第3章 緊急事態応急対策 第3節 活動体制の確立)
配備体制の区分の見直しと、それに伴う災害警戒本部設置基準の見直し。
イ 県が緊急事態対処センターを設置し、市との情報共有の強化
(第2章 原子力災害事前対策 第6節 情報の収集・連絡体制等の整備)
4 鳥取県緊急事態対処センターとの情報共有
県は、迅速な緊急対応を行うため、緊急事態対処センターを整備するものとする。緊
急事態対処センターでは、各種通信機器及び配信機能を整備し、原子力防災に関する各
種情報の収集・整備、適宜的確な指示を行い、市は緊急事態対処センターとの情報共有
に努めるものとする。
ウ 鳥取県原子力安全顧問の設置を追記
(第3章 緊急事態応急対策 第3節 活動体制の確立)
3 専門家の派遣要請等
県は、施設敷地緊急事態発生の通報がなされた場合、必要に応じ、あらかじめ定めら
れた手続きに従い、国及び関係機関に対して専門家の派遣を要請し、原子力安全顧問に
対しては、原子力応急対策・放射線管理・放射線防御等の専門分野について助言等を求
めるとともに、必要に応じて委員に対して参集を要請するものとされているが、市は必
要に応じ、県に対し専門家の派遣を要請するものとする。
2.原子力防災訓練等を通じた見直し
ア 避難退域時検査時の手順等の追加
(第3章 緊急事態応急対策 第4節 避難、屋内退避等の防護措置)
4 避難住民等に対する避難退域時検査等の実施
避難退域時検査等は、次の手順に従って行うこととし、表面汚染検査用の放射線測定
器、車両型ゲートモニター、体表面汚染モニタ等を用いて行うものとする。
①自家用車やバス等の車両を利用して避難等をする住民の検査は、乗員の検査の代用
として車両の検査を行う。
②車両がOIL4以下でない場合には、乗員の代表者に対して検査を行う。
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③乗員の代表者がOIL4以下でない場合には、乗員の全員に対して検査を行う。
また、車両に係る避難退域時検査等については、車両の動線が確保できる場所を確
保しスムーズな検査等を行う。
イ 避難住民への支援(避難支援ポイントの設置、避難途中の住民に対する情報提供等)に関
する記述を追加
(第3章 緊急事態応急対策 第4節 避難、屋内退避等の防護措置)
5 避難途中の住民に対する支援の実施
県は避難退域時検査会場の併設した避難支援ポイントを設置し、避難途中の住民へ避
難に関する情報や物資の提供等の支援を行うものとする。
3.制度等見直し等の反映
ア 防災基本計画の修正の反映(地域原子力防災協議会の設置等による、地域の原子力防災体
制の強化)
(第2章 原子力災害事前対策 第5節 迅速かつ円滑な災害応急対策、災害復旧への備え)
(1)市は、島根地域原子力防災協議会での要配慮者対策、避難先や移動手段の確保、国
の実動組織の支援、原子力事業者に協力を要請する内容等についての検討及び具体化
を通じて、市の地域防災計画・避難計画に係る具体化、充実化を行うものとする。
(2)市は、島根地域原子力防災協議会における、避難計画を含むその地域の緊急時にお
ける対応(以下「緊急時対応」という。
)が、原子力災害対策指針等に照らし、具体的
かつ合理的なものであることを確認するものとする。
(3)市は、国、県及び関係周辺市町、島根県等と協力し、島根地域原子力防災協議会に
おいて確認した緊急時対応に基づき訓練を行い、訓練結果から反省点を抽出し、その
反省点を踏まえて当該地域における緊急時対応の改善を図るために必要な措置を講
じ、継続的に地域の防災体制の充実を図るものとする。
イ 原子力災害対策指針の修正の反映(UPZ 外の防護措置等)
(第3章 緊急事態応急対策 第2節 情報の収集・連絡、緊急連絡体制及び通信の確保)
(3)島根原子力発電所から施設敷地緊急事態発生の通報があった場合
②
PAZを含む地方公共団体に対しては、施設敷地緊急事態要避難者の避難実施、施
設敷地緊急事態要避難者以外の住民の避難準備(避難先、輸送手段の確保等)を行う
よう、UPZを含む地方公共団体に対しては、屋内退避の準備を行うよう、UPZ外
の区域を管轄する地方公共団体に関しては、避難した施設敷地緊急事態要避難者の受
入れ及び施設敷地緊急事態要避難者以外の住民の避難準備(避難先、輸送手段の確保
等)に協力するよう、要請するものとされている。
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ウ 国の原子力防災体制の見直し(内閣府が専任職員を配置)
(第3章 緊急事態応急対策 第2節 情報の収集・連絡、緊急連絡体制及び通信の確保)他
(3)島根原子力発電所から施設敷地緊急事態発生の通報があった場合
②
原子力規制委員会は、通報を受けた事象について、発生の確認と原子力緊急事態宣
言を発出すべきか否かの判断を直ちに行い、事象の概要、事象の今後の進展の見通し
等事故情報等について官邸(内閣官房)、内閣府(原子力防災担当)、関係地方公共団
体、県及び島根県の警察本部及び公衆に連絡するものとされている。
エ 県の緊急時モニタリング計画策定
(第3章 緊急事態応急対策 第2節 情報の収集・連絡、緊急連絡体制及び通信の確保)
4 放射性物質又は放射線の影響の早期把握のための活動
市は、事態の進展に応じて、緊急時モニタリングの準備や実施等について、県が定め
る緊急時モニタリング計画に基づき、国や県等の関係機関に協力を行うものとする。
4.用語の修正
ア 国の名称変更に伴い、避難時における汚染検査を「スクリーニング」から「避難退域時検
査」に修正。
(第2章 原子力災害事前対策 第7節 緊急事態応急体制の整備)
7 広域的な応援協力体制の拡充・強化
市は、国、県と協力し、緊急時に必要な装備、資機材、人員、避難や避難者の避難退
域時検査(「居住者、車両、ペット、携行品等の放射線量の測定」をいう。以下同じ。)
等の場所等に関する広域的な応援体制及び必要に応じて、被災時に周辺市町村と相互に
後方支援を担える体制の整備に向けて、県の協力の下、市町村間の応援協定締結の促進
を図り、応援先・受援先の指定、応援・受援に関する連絡・要請の手順、市災害対策本
部との役割分担・連絡調整体制、応援機関の活動拠点、応援要員の集合・配置体制や資
機材等の集積・輸送体制、後方支援について必要な準備を整えるものとする。
5.その他修正
ア 避難先一覧表の整理・修正
(第2章 原子力災害事前対策 第8節 避難収容活動体制の整備)
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2 避難所等の整備
(1)避難所の整備
表2-5 避難先一覧表
イ 市の機構改革に伴い、対策本部の掌握事務の整理・修正
(第3章 緊急事態応急対策 第3節 活動体制の確立)
1 市の活動体制
表3-6 対策本部の所掌事務
ウ 関係機関の事務又は業務の整理・修正
(第1章 総則 第7節 防災関係機関の事務又は業務の大綱)
エ その他語句の修正
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≪広域住民避難計画(島根原子力発電所事故対応)≫
1.地域防災計画の修正と同内容の事項
ア 県の緊急時モニタリング計画の策定に伴う修正
(第8章第2節)
(1)県は、放射性物質が放出された後に緊急時モニタリングの結果により、検査等の必
要があると判断された場合には、避難主要経路沿いに避難退域時検査会場を設置し、
避難退域時検査及び必要に応じて簡易除染を行う。
イ 避難時における汚染検査を「スクリーニング」から「避難退域時検査」に修正
(第8章
第2節)
避難退域時検査については、被ばく医療実施の前提と位置付け、避難住民が避難所に到
着する前に行う。要請がある場合は、島根県と連携し、島根県の避難住民の避難退域時検
査も行う。
ウ 避難支援ポイントに関する記述を追加 (第5章第1節)
2 避難途中の住民に対する支援
県は、主要経路沿い等に設置した避難退域時検査会場等に併設して避難支援ポイント
を設置し、避難途中の住民へ避難に関する情報や物資の提供等の支援を行う。
避難支援ポイントにおいては、自家用車による避難を踏まえ、長時間における渋滞を
予期し、避難途中の住民に対し、支援を行う。避難に必要な情報(道路情報、避難所情
報等)
、飲料水、食料等の提供。
エ 避難先一覧表の整理・修正(第4章第2節)
表<避難先一覧表>の修正
2.避難方法等について
ア 一時集結所の「市民体育館」に耐震工事期間中の第二体育館の代替施設について追加(第
5章第2節)
2 一時集結所
(1) -略※市民体育館について、耐震工事期間中は第二市民体育館を代替施設とする。
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イ 避難に影響を及ぼすと想定する事項に、市内の渋滞予測の詳細を追記。
(第4章第6節)
(2)渋滞の発生
ア
境港市街
幸神町交差点
ウ バスの確保のため、国及び自衛隊へ要請を行うことを追記。
(第5章第2節)
1 バスの確保
県は、避難に必要となるバスについて、 -略- 、必要な台数を確保する。また、避難
住民輸送に必要なバスの確保が困難な場合は、国への要請や自衛隊に避難(輸送)の災
害派遣を要請する。
3.避難行動要支援者について
ア 避難に必要な車両等の数を見積もり、不足する場合はあらかじめ国に要請すること。
(第6
章第1節)
(2)県は、 -略- 確保しておく。また、あらかじめ避難行動要支援者を把握し、避難時
に必要となる車両、人員及び資機材等を見積もり、確保する。この際、車両が不足す
る際は、あらかじめ国に確保を要請する。
イ 長時間の移送困難者は、一旦 30~50km 圏の施設に避難し、その後医療機関等に避難する
旨の記述を追加(第6章第3節)
3 避難方法
重度及び長時間の移送困難者は、一旦 30~50km 範囲の特別養護老人ホーム・老人保
健施設へ避難させ、症状に応じ適した医療機関へ体調に合わせ順次移送する。
4.鉄道、空路、海路の避難について
ア 鉄道の運行終了時間に関する記載を追加(第5章第3節)
(1)県は、JRと臨時列車の運行等について、必要な調整を行う。特に、輸送の混乱を
回避するため西日本旅客鉄道㈱と協議のうえ、列車の回送時間を考慮した運行終了時
間を設定する。県及び市はそれを住民に周知しなければならない。
イ 空路における被搬送者に対する配慮に関する記載を追加(第5章第4節)
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2 航空機による避難
(2)入院患者等を搬送させる場合は、患者の急変等にも対応できるよう医師等の医療
従事者を同乗させるよう配慮するものとする。
ウ 空路、海路での避難退域時検査を追記(第5章第4節)
1 船舶による避難
(4)放射性物質が放出された後における避難(OILに基づく防護措置としての避難)
においては、港湾等の到着地で住民の避難退域時検査を実施する。
2 航空機による避難
(4)放射性物質が放出された後における避難(OILに基づく防護措置としての避難)
においては、空港等の到着地で住民の避難退域時検査を実施する。
5.児童・生徒等の避難について
ア 時間的余裕がある場合、学校で保護者へ引き渡す旨を追記。
(第7章第1節)
3 避難
各管理者は、時間に余裕がなく児童・生徒等を保護者に引き渡せなかった場合、県が
確保するバス等で避難先の施設へ避難し、避難先で保護者に引き渡すものとする。時間
に余裕がある場合は、児童・生徒等を学校等で保護者に引き渡すものとする。
6.その他
ア 計画の範囲に物理的範囲に関する記述を追加。
(第1章第2節)
4 計画の範囲
(2)地理的範囲
本市は島根原子力発電所から30km圏内に含まれ、市全域が緊急時防護措置を準
備する区域(以下「UPZ」という。)であることから、市全域とする。
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