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ファーフィールドとニアフィールド
■ ニアフィールド:配光分布に、空間分布の情報もあります
■ ファーフィールド:配光分布に、空間分布の情報がありません
■ 無限遠から参照すると、ファーフィールドになります
ニアフィールド
ファーフィールド
LightToolsの光源設定で、LEDのカタログデータから読み取った
角度強度分布しか設定していない場合、ファーフィールドデータで
解析を行っている事になります!
ファーフィールドとニアフィールドの照明解析結果
上から見たイメージ
中心部のみが明るく、
端部が暗くなる
面全体が均一の明
るさになる(発光面が
均一の場合)
横から見たイメージ
照射面
ファーフィールド
(点光源)
ファーフィールドとニアフィールドで、解析結果が
異なってくる事がわかります。
ニアフィールド
(面光源)
実測(ProSource)データの内容
ProSourceは、実際の光源(LEDなど)を測定した結果です。
カタログ値と異なる要因として考えられるのは、
・レンズの形状が歪んでいる(レンズ(封止樹脂)の充填不足?)
・チップがレンズの中心に無い
・チップからの放射にムラがある
・リフレクターの形状が歪んでいる
・ワイヤーリードが遮蔽している
などが考えられます。
これらは、製造上、発生しうる事象です。
多くの製造品は、カタログ(仕様)と同等の性能を示しますが、中には
カタログとズレた性能を示すものもあります。
シミュレーションと比較するとき、実測に用いたサンプルの光源単体の
性能がカタログ値と同等か?確認することをおすすめします。
実測(ニアフィールド)データの回転分布
0°
30度入射
30°
60度入射
60
°
サンプル
0度回転
30度回転
側面方向の発光についても、
考慮されている様子がわかります。
60度回転
LEDの発光面積が大きく、
80度回転
LED近傍に光学部品を配置する場合、
側面方向の発光も精度よく解析に反映させる事が必要です。
LightToolsで行った照度分布、配光分布比較
FFP受光器での
配光分布比較
面受光器での
照度分布比較
ファーフィールドデータ
を使用した結果
利用した光源
FFP受光器
得られる照度分布の
様子が違います。
ニアフィールドデータ
を使用した結果
光源
面受光器
解析で利用した光学系