解体除去工事 特記仕様書 1 工事概要 工 事 名 平成25年度 旧第6保育園解体除去工事 工事場所 下諏訪町東高木 旧第6保育園 工事内容 旧第6保育園解体除去処分 イ 建物解体除却撤去 ロ 外構及び付帯設備解体撤去 ハ 動産積込運搬処分 二 雑工(設備配管閉栓等) 2 共通仕様 1)適用基準 本工事は、国土交通省基準「建築物解体工事共通仕様書平成24年版」「廃棄物の処 理及び清掃に関する法律(以下「廃棄物処理法」という。)」、「建設副産物適正処 理推進要綱(以下「推進要綱」という。)」、「建設工事公衆災害防止対策要綱建築 工事編(以下「対策要綱」という。)」、「建設工事に係る資材の再資源化等に関す る法律(以下「建設リサイクル法」という。)」、「建設廃棄物処理指針」その他関 係法令の定めにより適正に処理すること。 2)官公庁その他への届出手続等 (1) 工事上必要な官公庁への諸手続等は原則として請負者が行うこと。 (2) 諸手続等を行うにあたっては、その内容についてあらかじめ監督員へ報告すること。 3)文化財その他の埋蔵物 工事施工にあたり、文化財その他の埋蔵物を発見した場合は、直ちにその状況を係 員に報告すること。その後の措置については、監督員の指示に従うこと。 4)建築物等の解体工事について (1) 廃棄物の処理を、請負者が自ら行うときは、「廃棄物処理法」に基づき、自らが廃 棄物の収集・運搬をして、自社の処分場へ処分すること。 (2) 廃棄物の処理を委託するときは、廃棄物処理法に基づく、産業廃棄物の収集・運搬 及び処分を業として、知事の許可を取得している者に委託することとし、あらかじ め当該許可証及び委託契約書の写しを提出すること。 (3) 解体により生じるコンクリ-ト、アスファルト及び木材については、建設リサイク ル法に基づき、有資格の中間処理業者に処理を委託する等、再資源化を行うこと。 また、その他の廃棄物についても再資源化に努めること。 なお、構外に搬出すべきものは、「廃棄物処理法」、「建設リサイクル法」、その 他関係法令によるほか、「推進要綱」に従い適切に処理し、処理状況を調書により 監督員に報告すること。 (4) 解体工事にあたっては、建築物解体工事共通仕様書・同解説に従い、分別解体を行 うこと。 5)施工計画書 工事の着手に先立ち、次の内容を記載した施工計画書を作成し、監督員の承諾を得 ること。なお、実施工程表の内容を変更する必要が生じた場合は、監督員と協議す るとともに、各種工程等支障がないように適切な措置を講ずること。 (1) 施工計画 ・ 除却対象建物等の概要、範囲 ・ 除却手順、作業時間、除却工法、使用機械類及び作業人員 ・ 下請業者リスト(工種、担当者、電話番号、指定工事業者、許可・資格等の写しを 添付) ・ 現場組織図(担当者の連絡先等記載) ・ 工法及び仮設計画図(施工図、器具図等、使用機器類) (2) 安全管理計画 ・ 騒音、振動及び粉塵等の防止策 ・ 重機、車輌災害防止、墜落飛散落下防止及び防火対策 ・ 工事関係車輌運行経路計画及び工事車両等駐車計画 ・ 工事関係者車輌誘導員の配置計画 ・ 緊急連絡組織計画 (3) 解体材処理計画 ・ 搬出される解体材の種類、数量及び処理計画(再生資源利用促進計画の実施状況記 録) ・ 産業廃棄物収集運搬業の許可証及び許可車両一覧の写し(収集運搬を委託する場合) ・ 収集運搬車両の最大積載量のわかる書類(車検証写し等) ・ 建設廃棄物処理業委託契約書の写し ・ 最終処分場の許可書の写し(中間処理にあたっては中間処理施設の許可書の写し) ・ 最終処分場の案内図(中間処理にあたっては中間処理施設の案内図) (4) その他 ・ 工事経過写真撮影計画 ・ 地上及び地下(周辺範囲も含む)の既設構造物、既設配管等に対する施工方法(防護 等) ・ 設備(給排水、ガス、電気、通信等)撤去計画 6)工事の記録及び竣工書類 (1) 監督員と協議した結果について、記録を整備すること。 (2) 除却工事の全般的経過を記載した書類を作成すること。 (3) 除却工事の経過を記録した工事写真を整備すること。 ・ 解体工事着手前の現場全景及びその周辺 ・ 対象建物等の現況写真 ・ 仮設物及び安全措置状況 ・ 工程写真(除却作業状況、埋設配管等及び基礎類は入念に撮影のこと) ・ 解体材収集運搬車輌への積込み時及び積卸し時 ・ 整地後の現場全景(着手時と同一アングル) (4) 除却工事の竣工時には、次の書類を同一冊子にまとめ提出すること。 ・ 監督員の承諾を受けた施工計画書 ・ 搬出された解体材の処理状況記録 ・ 解体材の再生資源化実施状況記録(計画数量上段に実施数量( )書きしたもの) ・ 完成図(特に地下埋設部分等の配管類の状況) ・ マニフェストシステムA・B2・D・E票の写し(原本の提示を含む)及び解体材 数量集計票 ・ 解体工事実績調査表 ・ 前記(1)~(3)までの記録書類及び写真 7)工事施工条件 (1) 解体作業は午前9時から午後5時までの間とし、日曜日及び祝祭日は作業をしない こと。監督職員の承諾を受けた場合はこの限りでない。 (2) 解体工事の施工に当たっては、施工箇所及びその周辺にある地上・地下の既設構造 物、配管等について、あらかじめ十分調査し、支障をきたさないよう施工方法を定 めること。 (3) 地下構造物部等の残存物がないことを確認後、後片づけ、清掃及び整地を行うこと。 8)アスベスト対策等 (1) アスベストにおいては「建設・解体工事に伴うアスベスト廃棄物処理に関する技術 指針・同解説」に基づき適正な飛散防止処理等を行い処分すること。 (2) アスベスト含有建材については、関係法令に基づき適正に撤去等を行い、処分する こと。 (3) 廃石膏ボードは管理型最終処分場にて処分すること。 9)施工中の安全確保等 (1) 仮囲い工事は、関係法令に従い適切な構造とするものとし、支柱は、地中に十分打 ち込んだ単管等に連結すると共に、控え・筋違い等により、強風にも耐えられる構 造とすること。なお、仮囲いを施工するとともに、夜間及び休日等において、現場 内における事故が無いように管理すること。 (2) 防塵対策として、解体作業時には散水を必ず実施し、周辺から苦情が無いようにす ること。なお、散水方法として、高圧ポンプを用いて圧水し、散水員を1名以上常 任させること。 (3) 除却作業に使用する機械は低振動・低騒音型解体機種とすること。また、解体工事 に伴い発生する騒音・振動等について、関係法令を厳守のうえ低減を図るものとし、 下請けとする場合は、この旨を指示し厳守させること。 (4) 解体にあたっては、火薬類を用いた取り壊し作業を行ってはならない。 (5) 現場内では、解体材等の焼却は行ってはならない。 (6) 気象予報又は警報等について常に注意を払い災害の防止に努めること。 (7) 解体工事現場の車輌通行時においては、交通誘導員を配置すること。 10)近隣住民対応等 工事の施工に当たっての近隣等の折衝は次による。また、その経過について記録し 延滞なく監督員に報告すること。 ・ 近隣住民等と、工事の施工上必要な事前説明及び折衝を行うものとし、あらかじめそ の内容を監督員に承諾を得ること。 ・ 工事に関して、近隣住民等から説明の要求又は苦情があった場合は、直ちに誠意を持 って対応すること。 ・ 近隣家屋等には損傷を与えないように十分注意し、損傷が生じた場合は監督員と協議 するとともに、速やかに誠意を持って対応すること。 ・ 工事関係車輌通行による道路の破損には十分注意し、破損が生じた場合は道路管理者 と協議の上、請負者の責任において速やかに修復すること。 11)運搬車輌等 (1) 交通安全については万全を期するとともに、次の事項を厳守すること。 ・ 工事車両及び工事関係車両の、運行経路及び駐車場所は監督員と協議するものとす ること。 ・ 車両の積荷については、法律等を厳守すること。 ・ 車両運行に当たっては、周辺住民に迷惑をかけないよう十分注意すると共に、大型 車両が通行する時(重機・仮設資材搬入及び搬出時、発生材搬出時等)はゲ-トや 道路出入口周辺に保安要員を置き、安全に十分配慮すること。 ・ 工事車両は最徐行し、交通安全に最大の注意をはらうこと。特に、朝夕の登下校時 は児童等の通行に注意をはらうこと。 (2) 周辺道路は常に掃除をしておくこと。 12)その他 (1) 暴力団関係者による工事妨害等の被害を受けた場合は、速やかに警察に被害届けを 出すこと。 (2) 本工事について、建設副産物実態調査等、町からの調査依頼があった場合は、これ に協力すること。 (3) 別添工事内容により、工事を行うこと。 (4) 給水管、排水管の撤去等工事 ・ 施工者は、下諏訪町担当課と打合せを行い、町の基準に基づき工事を行うものとす ること。 (5) 電気施設等 ・ 引込み線等は、原則供給者が撤去するが、工事の支障にならないよう解体工事の着 手前に連絡調整を行うこと。 (6) その他 ・ 埋設物の撤去等にあたっては、傷をつけないよう注意すること。 ・ 騒音等について特に配慮すること。 ・ 給排水等の工事について特に注意すること。
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