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平成27年7月24日
村上市立砂山小学校
校
長
蝉の声が聞こえ、プールからは子どもたちの元気な声が響いています。1学期の学校行事ならびに教育活
動が、子どもたちのがんばりと保護者・地域の皆様のご支援により、無事終えることができましたことを心
より感謝申し上げます。
★
自分の命を守れ
7月3日の2時間目に、今年度2回目の避難訓練を実施しました。今回は大地震が起きて、津波が来ると
いう想定でした。最初に、駐車場に一次避難し、その後津波警報の発令を受けて、校舎の3階に二次避難し
ました。
この避難訓練は、ゴーという地鳴りがスピーカーより流れるところから始まりました。子どもたちは、即
座に机の下にもぐり、机の脚を手で押さえ、地震の揺れが収まるのを待ちました。担任の指示で、定められ
た経路を通り、駐車場まで急ぎました。子どもたちは真剣な表情で、避難の心得である「お・は・し・も」
を守りました。時より、「話をしないで!」という学級担任の注意も聞こえます。駐車場で全校児童が整列
を完了すると、担任が人数を確認し、教頭へ大声で報告します。この緊迫感ある報告は、子どもたちにさら
なる真剣さをもたらします。そこへ津波の情報が入ります。東日本大震災級の津波が来ればここは危ないの
です。校舎3階に速やかに移動します。全校児童にとっては少々狭い3階廊下に整列して避難が完了しまし
た。この日の子どもたちの避難する態度は、真剣さがあって実にすばらしかったのでした。
ところで、「釜石の奇跡」をご存じでしょうか。群馬大学片田敏孝教授は、いつか起こるに違いない大地
震を想定して、釜石の小中学生に防災教育を計画的に行っていました。そこに東日本大震災が現実のものと
なり、その防災訓練が大勢の子どもたちの命を救う結果となりました。
この片田教授は、地元に伝わる「津波てんでんこ」の教えの重要性を訴えています。てんでんことは各自
てんでばらばらに、という意味です。海岸で大きな揺れを感じて津波が来そうな時は肉親にもかまわず、各
自てんでんばらばらに一刻も早く高台に逃げて、自分の命を守れ、という意味です。大切な家族を後回しに
しててんでばらばらに逃げる訳ですので、一見薄情にも思えるこの教えは、しかし、それが被害をできる限
り少なくする重要な秘訣だといいます。ひとたび災害が起こったときには、我が子は自分自身の身を守って
逃げてくれるに違いないという信頼感があるから、親も自分自身の命を守るために逃げることができるので
す。そのために、学校での避難訓練は、現実に災害が起こった時のために真面目な態度で真剣に行うもので
なければなりません。そうでなければ、信頼感は生まれません。
今回の避難訓練では、砂山小学校の子どもたちは真剣に取り組みました。その様子を保護者に見てもらえ
れば、災害時には、子どもは自分の命を守るために全力を尽くすことができるということを分かってもらえ
ると思います。
8月30日(日)に、村上
市一斉防災訓練が各地域ご
とにあります。今年度は、
平林中学校区の小中学生も
積極的に参加することにな
りました。地域に貢献でき
る子どもの育成を目指して、
ご協力をお願いいたします。
-1-
【学校保健委員会・祖父母学級】
6月23日(火)の祖父母学級に多くの皆様より来校いただき、子ど
もたちの授業の様子を参観いただきました。
授業参観の前には学校保健委員会を開催いたしました。学校医の澤田
先生、学校歯科医の櫻井先生、保健師の田中様から多くの御指導をいた
だきました。当校養護教諭から定期健康診断結果や生活調べについて、
校長、給食主任からは児童の給食や学校行事、生活の様子についての話をしました。当校児
童は、一人あたりのむし歯の本数が県平均よりも多く、女子の身長体重はほぼ全ての学年で
県平均より上回っているとのことです。睡眠時間の確保、ゲームやテレビの時間のコントロ
ールの必要性が明らかになりました。また視力低下児童の増加、食事や間食の仕方も話題に
なりました。夏休みは自分の判断でおやつを食べる機会も増えることでしょう。清涼飲料な
どの糖分、スナック、ファストフードなどの油分、塩分の摂り過ぎに気を付け、心も体も成
長する健康な夏休みを過ごしてください。
【商工会の皆様ありがとうございました】
7月5日(日)に神林商工会の皆様から奉仕作業をしていただきました。毎年、学校の環
境整備のために,休日返上で作業してくださっています。今年度は体験棟とビオトープの柵
に防腐剤を塗ってくださいました。約3時間の暑い
中での作業、本当にありがとうございました。皆様
のおかげで、子どもたちが安全で伸び伸び学べる環
境が整っています。心より感謝申し上げます。
作業いただいた皆様
野 澤
様
田 村
様
佐
板
藤
垣
様
様
田
野
村
澤
様
様
【学校評議員会】
7月8日(水)に,今年度第1回目の学校評議員会を行いまし
た。各学年の5限の授業を参観いただき、その後評議員会を開催
しました。
学校評議員の皆様から以下のご意見をいただきました。
「各学年の雰囲気がよく、落ち着いて学習に取り組んでいる。」
「縦割り班活動がよい。」
「あいさつがよい。礼儀の指導は大切である。家庭と連携した取組をしてほしい。」
「遠足やスキー教室、お幕場森林公園など自然とふれあう活動の充実を図り、暑さや寒さ、
病気に負けない、たくましい子の育成をお願いしたい。」
「金銭の使い方の指導をしてほしい。」「ゲームやテレビの時間の増加が気になる。」
「地域と連携した教育活動を,さらに進めてほしい。」
「地域の防犯パトロール(見守り隊)ができて安心である。」
等々のご意見をいただきました。いただいたご意見を今後の学校運営に生かしていきます。
学校評議員の皆様からは,今後も学校運営についての助言や、教育活動へのご支援をいた
だきます。今年度もよろしくお願いいたします。
平成27年度
遠 山
佐 藤
学校評議員の皆様
様(牛屋)
様(福田)
柏
岸
櫓
様(塩谷) 田
様(北新保)
【児童会行事・ミュージックフェスタ】
8日と9日の昼休みに児童会の情報委員会主催、ミュージ
ックフェスタが行われました。昨年度に続き2回目の開催で
した。リズムダンス、フラダンス、合奏、合唱などそれぞれ
のチームが事前に練習を重ね、発表しました。恥ずかしがら
ずに、生き生きとした表情で表現できる砂山の子どもたちの
素晴らしさを実感しました。
次回は保護者の皆様にもご案内し、多くの方に見ていただ
けるよう計画いたします。
村
様(塩谷)
【地区子ども会~
~安全で
安全で楽しい夏休
しい夏休みを
夏休みを!~
みを!~】
!~
7月13日(月)に地区子ども会を開き、1学期の登校の様子や夏休みの生活について話
し合いました。
夏休みの生活について,特に学校で力を入れていることは,
○ きまりを守り自主的・計画的な生活態度で豊かな過ごし方をさせる。
○ 健康で安全な生活を実践させ,家庭生活の一員として楽しく過ごさせる。
ことです。具体的に以下のことを指導しました。
・安全に生活する。(火遊びはしない。自転車のり、水遊び、不審者に気を付ける。)
・子ども会行事、地区行事に積極的に参加する。
・友達の家に行ったとき、マナーを守る。
(挨拶、整理整頓、9時前には遊びに行かない。
17時のサイレンを目安に帰る)
・カードやカセットをあげない、もらわない、交換しない。
・買い食い、おごりあいをしない。
37日間の長い夏休みが始まります。夏休みでなければできないこともたくさんあります。
また,家庭や地域での行事や予定もあると思います。健康で安全な楽し
い夏休みを過ごしてほしいと願っています。家庭や地域での見守りや声
かけをお願いいたします。
今後の予定
27日(月) 地区水泳大会(砂山小会場)
1日(土)~2日(日)6年生 PTA 学年行事
28日(火)地区水泳大会予備日
30日(日)村上市一斉防災訓練
16日(日)空き瓶回収(北新保・長松・赤松) 30日(日)空き瓶回収(福田)
23日(日)空き瓶回収(牛屋)
31日(月)2学期始業式
1日(月)給食開始・身体測定
11日(金)神林地区学習発表会
2日(火)5年交通安全教室
15日(火)表現朝会4年
4日(木)夏休み作品展~11日(金)
17日(木)地区陸上大会
8日(火)児童朝会
18日(金)地区陸上大会予備日
10日(木)学習参観日
平井季枝ピアノコンサート
25日(金)全校遠足
29日(火)音楽朝会