危険から身を守るためには、「行かない」「逃げる」「声を出す

校長室だより
2015.6.30
Discovery12
星に願いを
大好き!岩西
危険から身を守るためには、「行かない」「逃げる」「声を出す」の3つの原則があります。
「いざ!」というときに、これを実行しようとしてもなかなか難しいもの。But この時期に伝えて
おきましょう。
1人にならない。
変質者は、いつも「1人でいる子ども」を狙っています。学校への登下校、近くの公園で遊ぶなどの
場合でも、決して1人きりにならないように気をつけましょう。
危険なところに近づかない。
子どもにとって「危険な場所」とは「人のいないところ」です。夜中の暗い道はもちろんですが、昼
間でも人通りが極端に少ないところや人気のない場所には絶対に近寄らないことです。
誰かと出かけるときは、必ず親の許可を得てからが原則です。たとえ知り合いと出かけるときでも、
この原則は必ず守ります。
外見での判断は危険!
子どもたちに「『恐い人』ってどんな人?」と聞いてみると、たいてい「サングラスをして、ひげを
生やしている」とか「怪物みたいな顔している人」という答えが返ってきます。
変質者は「子どもが警戒しないでついてくるように」と紳士的な態度で言葉巧みにワナを仕掛けてき
ます。またいつもは親切な『顔見知りタイプ』の変質者もいっぱいいます。
危険を感じたら逃げる。
相手が脅してきた、身体にふれてきたという場合は、必ずその場から逃げます。相手の手の届く範囲
にはいってしまうと、身体を拘束される危険があるからです。とにかく走って走って後を振り返らず
に逃げます。この場合、まず一番に近くの住宅やお店に駆け込みます。『こども110番の家』という
旗を掲げている地域もたくさんありますが、緊急の場合は探す余裕はないはずなので、どこでもかまわ
ないから、近くの住宅やお店に逃げます。
そして、とにかく大騒ぎして、周囲の人の関心を呼ぶことが大切です。
大声をだす。
警察の人の話では、危険が迫ったとき、声がでなくなる場合も多いそうです。なぜなら人間は緊張す
ると、声帯あたりの気道が腫れて空気が通りにくくなるんだそうです。そういうときなら、一瞬でも対
象物(この場合ならコワイ人)から目をそらすと、緊張がほぐれて声がでやすくなります。
また、大声で叫ばなくても、「泣き叫ぶ」のも有効だということです。普段から防犯ブザーを携帯し
ておくのも手です。
自分の名前や年齢・住所・電番など他人に教えない。
子どもは人に名前や年齢を尋ねられると簡単に答えてしまいます。名前や年齢・住所など個人情報に
関することは、親の許可なしに誰にも教えてはいけません。
危険に遭遇したら、必ず大人に話す。
危険から逃げることができたら、次に親や信頼できる大人に「何があったのか」を報告します。「い
たずらをされた」「脅された」「いじめられた」など、さまざまな危険がありますが、必ず相談をしま
しょう。もちろん事件によっては警察に届けることも必要です。
○体罰(暴力)によらない指導法はなかったか
→体罰によらず,児童理解に立った指導法を身に付けているか。
○叱咤激励,励ましのつもり
→そう思っているのは自分だけ?! 子どもはそう理解していたか。
○指導したことができない
→手順や方法などを指導してきたか。頑張りを認めてきたか。
○何回言ってもできない
→次はできるようになる手立てを講じたか。あきらめずに指導したか。
○腹が立って,気持ちが高ぶって
→不安定な感情での指導は禁物。
○担当として何とかしたいという思いから
→一人に任せきりになっていないか。プレッシャーをかけていないか。
○体罰への認識に問題はないか
→関係ができているからとして体罰を正当化するような誤った認識はないか。
この対応で本当によかったのか…大事なことを忘れていないか。
子どもに自ら明るいあいさつをしたり,温かい言葉をかけたりしている。
子どもの学校・家庭での様子について把握している。
子どもの悩みや人間関係を把握している。
保護者の思いや願いを把握している。
孤立している子どもがいないか配慮している。
子どもの相談に乗ったり,すすんで声をかけたりしている。
互いのよさを認め合う場を設定している。
子どもへの指導や対応について,互いに相談し合っている。
今日のファミリア言葉
常に交通ルールを遵守するとともに交通事故防止に努
めること。また、飲酒運転は犯罪であることを自覚し、
絶対にしないこと。さらに、改正道路交通法の施行を機
に、自転車も自動車と同様に「車両」であることを改め
て意識し、教職員一人一人が正しい交通マナーの実践を
習慣付けていきましょう。