【志望動機】 面接試験において『第一印象』は極めて重要です。 そして

【志望動機】
面接試験において『第一印象』は極めて重要です。
そして、
志望動機は『面接の冒頭』で聞かれる事が多く、
『あなたの第一印象を決定づける要素』となる可能性が高い。
↓そこで、
以下、志望動機をどう練り上げるか?につき
徹底的に掘り下げて考えます。
↓まず
【志望動機を語る際のポイント】は
①『己の情熱・エネルギー』をしっかり伝える。
『どうしてもこの場所(地域、省庁)で、
●●に取組みたい!』という想いを、
全てを総動員して証明する。
②『自分の物語の全体像』を面接官にしっかりイメージさせる。
↓すなわち
自分がこれまで何を考え、何をし、
将来何がしたくて、この役所を受験したのか、
その『物語』を端的に伝える。
↓そのためには
時系列に沿い、ロジカルな流れで説明することが必要。
※人物の全体像を時系列で掴めると、
面接官も混乱せず、質問がしやすい。
面接官の頭の中が混乱すると、質問内容も混乱し、
面接自体が停滞し、結果的に『受験生が損』をする。
③感じの良い喋りで『人柄』を印象付ける事も、
もちろん不可欠です。
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【志望動機の構成要素】を大別すると次の 2 点です。
(1)○○という地で(場所的要素)
(2)●●に取り組みたいから(取り組みたい業務)
(1)
『何故この場所で働きたいか?』に関しては、
以下の事情をトータルで考える。
①その地域の客観的魅力は何か?
『豊かな自然』『町並み』『人情』など、
その地域自体が魅力的である(※パンフなどに謳われている客観的な魅力)。
②職員の熱意・人柄に感銘を受けた。
※業務説明会や役所訪問時のエピソードから、
『誰の、どの考えに、どういう理由で感銘を受けたか』具体的に考えておく!
③政策・ビジョンへの共感
(例えば)
私は『子育て支援』に取組みたいと考えており、
その際重要な事は、
行政の力だけではなく、
『地域住民の協力』と思っております。
この点に関し、●●市の『△△プラン』は、
『地域住民と一体となり子育てを支援していく』という
画期的で素晴らしいプランであり、非常に共感致しました。
そうした取組みに、是非、自分も携わりたいと思い・・・。
④その地域(や住民)への愛着心は?(次ページで詳述)
↓その際、
受験先が地元や現住所であれば、
④愛着が圧倒的に強いので、面接官も疑問を抱かないが、
受験先が『縁もゆかりもないまち』だと、
『なぜ●●市なの?』への回答に、非常に苦労します。
↓そこで
上記の要素を参考に、
『何故この場所で働きたいのか?』を徹底的に考えて下さい。
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④その地域への愛着心(自己の心の問題)
・『生まれ育った地元』なので、
このまちをより良くし、
愛着あるこのまち・住民に恩返しがしたい。
・『学生生活を過ごしたまち』
↓例えば具体的なエピソードとして、
※学生時代のサークルの練習場所になっていて、
大会のときに住民が応援に来てくれたりし、
今でも交流がある。
・(特に住んだ事はないが)
『頻繁に訪れたことのある』愛着のあるまち。
↓訪れた理由としては
※祖父母が住んでるため。
※自然、公園、イベントなど、
魅力的な観光資源があるため。
(○○川の花火大会に毎年遊びにきていた、等のエピソードも考える。)
愛着心という曖昧かつ内心の領域を、
『面接官に信じてもらう』のは、確かに難しいです。
↓しかし、
市の職員に
『何故、○○市の職員になったのですか?』
と聞いた際、
↓
『100 の理屈』を述べるより、
『このまちが大好きだからだよ!』
と答えてくれる職員は、
やはり嬉しいし、信頼できると思います。
↓したがって
皆さんも、
『そのまちをいかに好きで愛着があるか』を、
ひたすら考えるようにして下さい。
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※以上の①~④以外にも、
⑤他地域に対する影響力の大きさを上げる者もいる。
↓例えば
都庁、特別区など、
比較的大規模で、メジャーな自治体の場合、
その取組みが全国的に注目されている。
↓そのため、
全国への影響力があり、
各自治体が同様のサービスを取り入れることで、
『全国のサービス水準を高める事』ができ、
大きなやりがいに繋がる。
↓但し
『全国をよくしたい』を強調し過ぎると、
『だったら国家で働けば?』
『他の自治体をよくするために、ウチを利用するということ?』
など様々な突っ込みが考えられる。
↓そのため、
あくまでも目的は『その自治体(及び住民)のため』であり、
他地域は『よりやり甲斐になる』程度にする。
↓また
最終的には、他地域との政策競争が起こることにより、
さらに『より良い施策実現』
『サービス向上』が可能となる。
※あくまで『受験する自治体に大きなメリットをもたらす』点を強調する。
※地元以外を受験した場合、
『地元に帰る気はないのか?』という質問も多いので(※特に女性)
、
『●●市に骨をうずめる決意』をしっかり示す。
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(2)取り組みたい業務(やりたい事)
ここまでで、
『この地で働きたい!』という決意が固まったら、
次は『何がしたいか?』である。
↓考え方の手順としては、
まずは『子育て支援』『高齢者支援』など、
取組みたい業務を一つ決める。
↓その上で
①何故それをやりたいのか? その根拠を徹底的に考える。
なぜ? なぜ? なぜ?と自問自答し、
自分の内面、過去に遡りながら、丁寧に掘り下げていく。
例)自分は何故、『子育て支援』がしたいのか?
↓それは
『働くママをサポート』したいから!
↓では
何故『働くママをサポート』したいのか?
↓それは
学生時代にボランティア(ex.児童館で)をした際、
『働きながら子育てをする事の苦労』を目の当たりにし、
その支援に大きなやりがいを感じたから。
↓では
何故、数あるボランティアの中で、そのボランティアを選んだのか?
それは大学のゼミで学んでたから。
↓では
何故、それをゼミで選んだのか?
それは『自分の価値観』が~~~だから。
↓では
何故、自分はそのような価値観をもったのか?・・・・
このように内面と過去を深く掘り下げた後、
最終的には、
・関心をもった『きっかけ』
・その後の『アクション』
・それらを通じて培った『自分なりの価値観・信念』
を中心に、自分の思いを整理していく。
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※『少子化問題は、◎や△などの弊害が多く、
わが国の持続性にとり深刻な問題だから』というのは、
『解決の必要性』の根拠になっても、
それだけでは『あなたがその問題に取組みたい理由』にはならない。
こうやって、
自分のやりたい事につき、
その①理由が固まったら、
↓次は、
自分はその取り組みを通じ、
どんな『まちづくり』がしたいのか、
②将来のビジョンを考える。
まずは一言でズバリ!
例)『誰もが安心して子育てと人生を楽しめるまち』
↓その上で
そのビジョンを実現するための
具体的な施策を考える。(※詳細は後述)
↓そして
その施策を実施していく上で、
職員として必要な資質・能力は何か?
↓
それを身につけるため
どのような努力をすべきか?などをしっかり考えていく。
以上まとめると
ある過去のきっかけから、
様々な活動をし、
自分の価値観を形成していく中で、
自分のやりたい事が決まり、
↓その仕事を通じて
自分の創りたい未来像を描き、
それを実現するための施策は何か?
それを実施する上で必要な能力は何か?
こうした『一貫性のあるストーリー』を語る事が志望動機のキモになります。
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【志望動機のフォーマット】
これまで志望動機の構成要素を長々と分析してきましたが、
これらを『時系列・全体像』を意識して、物語風に文章化すると、
以下のフォーマットとなります。
※もちろん『一つの参考例』であり、各自、表現の微調整は必要です。
私は、
(●●という理由から、)学生時代に〇〇に取り組んできました。
そこで培った◎◎という思いから、
『子育て支援』を通じて社会に貢献したいと考えるようになりました。
△△市は、生まれ育った地元で、
『愛着』のあるまちであり、
また、
『~~』という『常に住民目線の』素晴らしい政策、
さらには、
説明会の際にお話を伺った職員の××な姿勢にも、
大変『感銘』を受けました。
以上から、
私は、
学生時代に培った~~能力を活かし、
職員や住民の皆様と一体となって、
△△市を『××なまちにしたい』と考え、△△市を志望いたしました。
※最後は、自分がその市でやりたいことを
例えば『世界一!安心して子育てができるまち』 など、
『夢・ビジョン』の形で示し、決意・意気込みを見せる。
このような『志望動機のフレーム』をまずはしっかり構成する。
↓そして、
自分が喋る言葉の一つ一つに、
①それってどういう意味?定義は?
より具体的に説明するとどういうこと?
何かエピソードはあるの?と、ドンドン広げ、
②なぜそう思うのか?根拠は?と深めていく。
↓その上で
『要するにこういうことだ』とスパッと要約する。
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このように、
言葉をドンドン広げ、深め、
かたや縮めながら、自問自答を繰り返すことで、
『面接官の突っ込み対策』になるとともに、
『表現力』が格段にアップしていきます。
【学校事務の志望動機の例】
わたしは、学生時代における塾講師のアルバイトの経験や、
また、(自分自身の教育に対する長年の●●という思い)から、
『教師と生徒の信頼関係が確立し
教師が一人一人の生徒に向き合える学校づくり』
に携わりたいと考えています。(自分がやりたい事)
貴校は、『△△』を指導理念に掲げており、
また、
『××』という校長先生のお言葉にも非常に感銘を受けました。
(この場所を選ぶ理由)
以上から、
私は貴校において、
自分の長所である『ねばり強さ』と『◎◎』を通して、
『日本一!生徒との信頼関係が強く、きめ細やかな教育ができる学校づくり』をし、
学校事務職員として、より多くの生徒にその魅力を伝えていきたい、と思い、
貴校の学校事務職員を志望致しました。(決意表明)
※自分の発する言葉について、
①定義 (※『自分なりの定義』でもよい)を意識する。
※『世界一』などという言葉を使う以上、
・何をもって世界一となるか?(ゴールのイメージ)
・どうやって実現するか?
これらをしっかり考える事が大事!
②理由を『最低2つ』考える癖をつける
例)何故『子育て支援』に取組みたいのか?
①社会的に必要性が高い(需要がある)
②自分自身の価値観・信念
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様々な試験種の中での『自分の受験先の位置』をしっかり把握する。
※他の試験種との『業務内容などの差別化』をしっかり分析する。
あなたのやりたい仕事は
民間でも可能なのに、
なぜ民間ではなく公務員なのか?
↓そして
公務員の中でもなぜ地方なのか?あるいは国家なのか?
↓そして
地方の中でも、
なぜ県庁(広域)あるいは市役所(基礎)なのか?
↓さらに
なぜ地元ではないのか?NPOでもできるのでは?等、
他の業界、試験種との違いを徹底的に考え抜くこと!!
※可能な限り細部まで、緻密に分類・フローチャート化して考える。
※市役所を受験する場合、
その理由として『住民に身近なところで働きたいから』と言う受験生は多い。
↓例えば、
住民に身近な方が、『住民の声』をダイレクトに聞くことができ、
『住民ニーズに応じたサービス』を実現しやすい。
また、住民の声を聞く事で、より『やりがい』を感じる事ができるから。
↓但しその際
国家一般職等を併願している場合は
『矛盾してないか?』と突っ込みが入りうる。
↓対処方法としては、
私は受験先(仕事)を選ぶ基準として、
①住民との距離という点と、
②『子育て支援』という業務内容を重視しております。
↓そして
①も重要ですが、
②業務内容という観点から、
国家一般の厚生労働省も併願させて頂きました。
↓但し
国家の中でも現場の出先機関を希望しており、
できるだけ『現場の声』を大事にし、仕事をしたいと考えています。
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地元民でない方が、
東京都特別区を受験する場合、
以下の点も考えておく必要があります。
※回答の解説自体が狙いではないので、
回答は『あえてザックリ極端に』書きます。
まず
①何故都庁ではないのか?
↓これは
『住民に身近な基礎自治体がいいから』
で乗り切るとします。
↓では
②何故地元の市役所ではないのか?
地元の住民をサポートすべきじゃないの?
↓
今回は基礎自治体である以上、
『①の回答』は使えないので、
『多くの課題が集中する東京で、ダイナミックな仕事をやりたいから』
で乗り切るとします。
↓では
③何故都内の他の市役所(八王子市など)ではないのか?
↓
これは特別区と同じく『東京都内の基礎自治体』なので、
『②の回答』も使いづらいです。
↓ここで、
都内の市役所と23区の違いを、
『行政学的な知識』から解説するのではなく、
『自分の思い入れ、愛着、やりがい』など、
様々な視点から語れるようにしておく。
※23区は、区同士の連携、時には競争により、
より『先進的な取組み』ができ、やりがいを感じる。など
※国家一般職を受験する場合、
『何故 総合職にしないの?』なども聞かれるので、検討しておく。
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【裁判所職員の志望動機】
※裁判所職員の志望動機は、毎年多くの受験生が本当に苦労します。
①法学部生であれば、何故『法曹』ではないのか?
『本当はそっちじゃないの?』的な嫌がらせ。
②法学部以外だと、
『なんでまた、司法の事務なんかに興味をもったん?』的な、
『裁判』の『事務』に関心をもつ根拠を説明するのが極めて厄介。
以下、①②をわけ、ケースごとに対策を考えます。
①法学部の受験生のケース
↓
『なぜ、裁判官や検察官ではないのか?』
↓
『難しいから』は当然ダメで、
あくまで
『裁判所事務の業務に携わりたいから』
↓具体的には
裁判所事務官の使命・業務内容をしっかり調べ
①紛争を迅速に解決する事で、
その方の人生を より充実したものとしてあげたい。
②裁判官や弁護士を裏から支える。
③住民に直接応対できる。
↓こういった業務の特徴を踏まえ、
・今までの活動・経験から、どうしても携わりたい。
・性格的にも向いている(具体的に)
等々、あらゆる角度から検討しておく
※業務の性質上、あまり『リーダーシップ』はアピールしない方がよい。
※『少数派の人権を守りたい!』などの憲法論を語るのも、
止めとく方が無難。(おそらくシラ~ってされる。)
※裁判所の求める人材像をしっかり考えておくこと!
※『ロースクールに興味はないか?』
『なぜ家庭裁判所調査官ではないのか?』など、
実は裁判所事務は本命じゃないでしょ?的な質問に対しては、
『司法関連の他の業務に行く気はない!』旨を、
その根拠とともにしっかり説明すること。
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②法学部以外の受験生のケース
↓
『なぜ裁判所の事務に関わりたいのか?』は、
かなり突っ込まれる。
※どういう経緯で裁判所事務官の存在を知り、
何がきっかけで関心が強まり、
『生涯の仕事にしよう』とまで思った理由を説得的に言う。
(考え方の例)
かつて自分(身内、友人)が、紛争に巻き込まれた際、
慣れぬ裁判で不安が大きい中、
裁判所職員による丁寧な手続の説明、
労いの言葉などにより、
非常に安心でき、紛争が円滑に解決できた。
この経験から、裁判所事務に関心をもった。
↓そして
裁判を傍聴する中で、関心・やりがいが強まり、
『自分も同じような人をサポートしたい!』
※実際に裁判を傍聴し(これは本気度の証明のため必須!)、
職員に色々質問等をしておくこと!
感想や改善すべき所などを整理しておく。
※『本当は他の事がやりたそう』と思われないように、
裁判所見学ツアーなど、
裁判に関連する様々なイベントに参加しておく。
※なお『書記官になりたいか?』に対しては、
↓
『是非なりたい!何故なら、より裁判に身近な場所で~~』と、
司法業務に対する向上心を示す。
↓では
『書記官の職務内容を説明してみて』
↓
これで答えられなかったら、いい加減さ丸出しなので、
書記官の業務内容はしっかり調べておく。
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最後に、
『志望動機を練る際の心構え』を、最終確認しておきます。
志望動機は、
『あなたの情熱・エネルギー』を面接官に伝える
極めて重要なものです。
従って、
その持てる知性を総動員して、
磨きに磨いた最高のアピールをする必要があります。
例えば『ある市』を受験する場合。
まずは、
その市の地形、自然、都市、交通網、主要な施設などを
徹底的に調べ上げます。
目をつぶると『その映像が鮮明かつ詳細に再現』されるまで、
何度も何度もイメージを膨らませます。
そしてそこに、
『住民』をイメージします。
老若男女、幸せそうな人、不幸そうな人、全てです。
こうやって『空間』と『人』のイメージを膨らませたら、
そこにあなたは
企業戦士としてではなく、
『行政官』として降り立ちます。
その市をどのようなまちにしたいか、
『ビジョン』をしっかり練って下さい。
ワクワクするようなビジョンを練ります。
そして、
そのビジョンを実現するため、
どのような『政策』が必要か、
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論作文対策で磨く『論理的思考』を用い、
徹底的に思考します。
ここまで
想像力と
論理的思考を駆使し、
『未来』を創造してきました。
ここからは、
自分の『内面』を探求するため、
『過去』に旅立ちます。
まず、
先ほど考えたビジョンの中で
『自分が最も取組みたい分野』に焦点を当てます。
あなたは『何故』その分野に取組みたいのか?
そのきっかけは何か?
実際に何らかの行動を起こしたか?
何を学んできたか?
これらをしっかり時系列で整理します。
次に、
何故『その市で』やりたいのか?
何故『行政官』である必要かあるのか?
など、どんどん思考を巡らせます。
こうやって
膨らみに膨らんだイメージをもとに、
面接官の心に響く『ストーリー性』のある志望動機を
丁寧に『言語化』していきます。
箇条書きで
『私の志望理由は以下の 3 つです!
まず~~。次に~~。』
という安易な発想は止め、
『面接官の心をとらえるストーリー』を描いて下さい。
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【自己PR】
※自己PRは志望動機と並び、
『面接の冒頭』で質問される事が多い。
しかも他の『会話のキャッチボール型の質問』と異なり、
1分や2分、
『比較的長い時間、一方的に』喋らなければならない。
暇さえあれば、イメトレをし、万全の準備をしておかないと、
いきなり頭の中が『真っ白』になる可能性がある。
経験上、面接冒頭の自己 PR は、
多くの受験生は声がブルブル震え、おかしな喋り方になり、
たまに途中で泣きだす者もいる。
皆さんの想像以上に『舞い上がり』ます。
※自己PRは、『1時間語れるだけの準備』をし、
↓それを
3分程度にまとめ、
↓さらに要約すると
1分でポイントを流れよく説明できる。という感じにしておく。
『1分間』『2分間』『3分間』バージョンの準備をする。
※個人の能力(例:資格取得や卒論を計画的にやり抜いた)はあまりウケない。
↓
これらの PR ポイントは、
計画性や粘り強さにあるが、
↓
『計画力』をアピールしても
公務員の業務は多種多様であり、
『臨機応変性』や『柔軟性』を疑われる。
↓また
個人としての『忍耐力』
『粘り強さ』をアピールしても、
個人の力は、
組織が産みだす成果には敵わない。
↓従って
やはり公務員試験では
まず組織の中での『協調性』『コミュニケーション能力』、
さらには『組織をまとめる力』などをアピールした方が無難です。
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多くの受験生は、以下のパターンで自己 PR するケースが多いです。
私の自己 PR は、
①〇〇と②△△です!
まず①〇〇についてですが、
私は学生時代~~~とエピソードを語り、
次に②△△についてですが、
~~と、またまたエピソードを語り、
私はこれらの強みを活かして、
〇〇県においても~~頑張りたいと思います!
しかし『せっかくの PR の場』なので、
もっと『自由な発想』で PR した方がよいでしょう。
※採用後に『技術・知識』は教育できても、
『人格(素質)』は育成できません。
↓したがって
採用者は単なる知識等より、
『人格そのもの』を見ていると言えます。
↓具体的には
①『社会をよくしたいという志』と
②『公務員としての資質』をもっているか。
↓②資質の例としては、
・自己の能力アップに対する向上心はあるか?
・感受性は豊かか?
※国民や住民の声に関心をもち、
その思いに共感できること。
↓但しあくまで、
様々な制約要因を考慮できる冷静さも必要。
情緒と理性のバランスが大事!
・周りへの気配りができるか?
・コミュニケーション力
こういう部分を磨き、アピールする必要がある。
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【PRの突っ込み例】
※『人に喜んでもらう事が好きです』的なアピールをすると、
↓では
『公務員が住民から感謝されるのはどういう時があると思う?』
↓
回答すると、
↓
公務員は『感謝』されるより、
『クレーム』が多い。
クレーム対応は大丈夫か?
↓
バイト経験など、クレーム対応のエピソードを語ること。
※基本的に公務員試験の面接は、
『夢』『情熱』を
『理性的』に語る部分と、
『論理的』
『クレーム対応力』『ストレス耐性』などのバランスが重要。
【長所・短所】
・あなたの強みは?
↓例えば
『好奇心旺盛・向上心が強い』
↓具体的には?
私は日頃から、身の回りの『現象』や『変化』を注意深く観察し、
その上で、
何故このような現象が起こっているのか?その原因を考え、
↓そして
この現象に対して
『自分なら何ができるか?』を考えるようにしている。
↓そのようにして
様々なものに興味・関心をもち、
自分を高めるように努力をしている。
↓
具体的なエピソードとしては、~~がある。
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※自分の長所を『明るさ』と答えると
↓
『明るいってどういうこと?』
※キーワードは自分なりに定義しておく事が重要。
↓そして
面接終了の際に、
『僕には君が明るいなんて全く思えなかったけど』と
キツい捨てゼリフが来る事もある!
但し、ここでの反応の仕方が勝負!!
『本日は緊張しており、~~~』と上手い返しを!
※どんな『表情』で言うかもイメトレしてみて下さい。
・あなたの短所は?
↓これは
『長所のいき過ぎた面』を言う受験生が多い。
【例】周りに配慮し過ぎて、自分の意見を言えない時がある。
※但しあくまでも『~~な時がある。』とし、
常にそういう状態ではない事にする。
↓では
・どんな時にそれが短所だと認識した?
・短所のせいで実際に困ったことはあるか?
↓では
どうやって克服してる?
※『~~を心がけています!』的な精神論だけでなく、
なんらかの『仕組み』を用意したい。
↓これに対して
克服したのなら、
もう短所じゃないんじゃないの?
↓
『はい、確かにそうですね』と認めてしまうと、
『じゃあ、他の短所を言って』と土俵際に追い込まれる危険があるので、
↓
『人に自分の意見をはっきり言わなければならない場面で、
一度躊躇してしまう事があるので、今もなお短所だと認識している。』
などと返したい。
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