11 月号 の ーマ ★ 募集テ から た っ 怒 ド ー 本気で ソ ピ エ た 怒られ 怒っている人の言葉って、本音むき出し。だからこそそこに、自分を変えるためのヒントが濃縮されて いるのだなと、みなさんのお便りを読んで感じました。怒られてぶぜんとするだけなんて、もったいな いですね。 （編集部） 追い返されたことが スキルアップのきっかけに 東京都 K ･ A 40 代 地域包括の主任ケアマネです。今 怒られて知った 利用者の本音 度も電話がかかってきて、しかも長 たが私の年になれば、私のさみしさ い 」 などの悪評を聞いていたため、 が分かる」と言ったのです。 口うるさいのも、何度も電話をか 正直ドキドキものでした。 東京都 J ･ K 53 歳 担当してしばらくたったある日の けてくるのも、すべてさみしさの裏 私が勤める居宅の利用者に、気に 訪問で、次のお宅へ向かうため話を 返しだったんだと気づき、先入観で 入らないことがあるとすぐ、事業所 切り上げようとしたところ、女性が 女性を捉え、向き合えていなかった へ電話をかけて担当ケアマネの交代 「 私の話、聞いてないだろ」 と、す ことを恥じました。 その後、なるべ を求める独居の女性がいました。何 ごい剣幕で怒り出し、不平不満をぶ く時間を取って話を聞くと、若いこ 度目かの交代の末、私が担当するこ つけてきました。 でもその訴えを聞 ろの話など、これまで把握できてい とに。過去に担当したケアマネから、 いて、 はっとしました。「 私の話を なかったことが分かりました。 そし 「 服の色や柔軟剤のにおいにまでけ 聞く人なんか誰もいない。どうせ口 ちをつける」 「不定愁訴が多い 」 「何 うるさいとしか思われない 」「 あな て電話の回数も、小言も減りました。 投稿用紙のご利用（ p . 43、もしくはホームページから投稿 ）で、掲載された方には、 1, 000 円の図書カード を差し上げます。 38 月刊ケアマネジメント 2015.12 す。後日、本人の意向で担当から外 れるようになりました。 されました。 この一件以前にも、 ほかの利用 者から「 口調が強い 」「 声が大きく ｢ 頭ごなし」止めました て疲れる」 などのクレームがあって、 埼玉県 M ･ S 43 歳 から10 年以上前、居宅の新人ケア かなり落ち込みました。 ケアマネジ マネとして働いていた頃、気難しい ャーになる前、 知的障害者の支援 男性利用者に怒られました。 施設でレクの担当だったこともあり、 統括責任者を務めています。私が入 当時、制度改正で生活援助が制限 されることになったので、説明のた 居宅とデイを運営する事業所で、 高齢者との距離感がうまくつかめず 職したのは介護保険がスタートした にいました。 頃で、事業所は当時ヘルパーステー め自宅を訪問しました。 娘が同居し 悔しさと同時に、ケアマネの仕事 ションを運営していました。 働き始 ているので、男性の居室以外の掃除 をあきらめたくないという思いもあ めて1 年で、急きょ管理者を任され ができなくなることなどを説明して ったので、その日から一念発起して ることに。 まだまだ未熟でしたが、 いたとき、突然 「うるさい、だまれ！ 対人援助の技術を徹底して学びまし 責任ある立場になった以上、なめら 」 と怒り始め、あげく追い返されて た。地域のケアマネが集う勉強会に れてはいけないと思い、ミスしたス しまいました。 参加するだけではなく、職場ではベ タッフを頭ごなしに叱っていました。 後で分かったのですが、男性は理 テランの電話対応に耳を傾けて、そ 特に、2006 年の改正で生活援助 屈で説き伏せられるのが大嫌いでし れをまねしたりもしました。 学ぶほ に制限ができてからは 「 本人以外の た。 でも私には余裕がなく、「 あれ ど、相手のペースを考慮できていな 料理を作ってはだめ！ ペットの散歩も もできません。これもできません」 い、共感しようとしていないなどの だめ！ 」 などと、制度を知らずにケ と一方的に説明していたと思いま 短所を自覚でき、徐々に距離感を量 アを進めたスタッフを指導する日々。 月刊ケアマネジメント 2015.12 39
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